シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年11月08日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 前回はYAP配列から、男系継承と女系継承を考え、妄想のような推測から、老子につなげた。以前YAP配列を紹介した際は、以下のサイトから、遺伝学的に紹介したような記憶がある。

遺伝メカニズムの考察
http://www.k2.dion.ne.jp/~yohane/00000dna5.htm

 上記のサイトにも記述されているが、オカルトからみると、現代科学は大きな錯誤に至っていることがわかる。それは、ウィルソンのミトコンドリア・イブのことで、「あらゆる人の”母方”は1人の女性に行き着く」という確率論のことである。

ミトコンドリア・イブ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%96

 上記のウイキにも書かれているが、オカルトからもわかるように、人類は、1人の女性から生まれたのではない。このことは、冒頭に紹介した上述のサイトにもみられる。

 同じく、ドリールの「カバラの真義」から、アダムも1人ではなく、セム系の男系集団であることは、前回書いた。

 こちらの錯誤は、Y染色体アダムとして有名である。

Y染色体アダム
http://ja.wikipedia.org/wiki/Y%E6%9F%93%E8%89%B2%E4%BD%93%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%A0

 そして、問題のYAP配列とは、Y染色体ハプログループのなかの話で、配列変異を基本とし、確率統計論で割り出しているので、多数を基準にし、1つの源流から地図をつくるので、1人のイブや1人のアダムというような錯誤に陥ってしまう。1つの表現型とするほうがまだマシだろう。神がいかに人類をつくったかが伺える。

Y染色体ハプログループ
http://ja.wikipedia.org/wiki/Y%E6%9F%93%E8%89%B2%E4%BD%93%E3%83%8F%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97

 これらは、簡単にいえば、塩基配列の変異によりグルーピング(集団化)し、視覚化したもので、同じような変異をもつ表現型が同じ集団に属する、という意味をもつ。Y染色体で、図式化したのが、Y染色体アダムで、ミトコンドリアのゲノムから図式化したのが、ミトコンドリアイブである。

 さて、前回に続いて妄想を進めると、重要なのは、塩基配列の変異であり、更には、ミトコンドリアの変異は、男女問わず遺伝され、Y染色体の変異は、男系のみに遺伝されるので、確率論でいうなら、Y染色体の変異の遺伝の可能性が、母系遺伝のミトコンドリアよりも低いにも関わらず、古く(初期)にできたと考えられる変異がいまも残っている、というのは、逆説的にいえば、確率の低いことが生じていることなので、神の?作為が働いていると考えることもできる。

 少なくとも、男系継承社会でなければ、論理的に、Y染色体の初期にできた変異を後世に残すことはできないはずである。

 Y染色体遺伝と比較して考えれば、ミトコンドリアに生じた変異などは、確率論からいえば、人類全体に伝わるのは時間の問題ともいえる。実際、ミトコンドリアの変異は継承しやすいそうである。

 このような理屈から考えると、Y染色体の変異は伝わりにくいはずなので、例えば、放射線により生じたY染色体変異などの遺伝を阻止するには、ミトコンドリアの母系継承社会にすれば、理論的に伝わらないはずである。このようなことなどは、放射線を浴びると、女子が生まれやすい、という噂の根拠になっているかもしれない。

 話をYAP配列に戻して、YAP配列は、Y染色体ハプログループのD,Eの変異型にみられるものらしい。

 冒頭の上述のサイトから再度、抜粋する。



 Y染色体の遺伝子は、(ミトコンドリアのDNAよりも)もっと単純なメカニズムによって父系遺伝する。約1/2の確率でXYに結合した受精卵は、Y染色体上のSry(スライ)遺伝子の情報により、身体が男性になる命令が行われると考えられている。核DNAの塩基数は約60億個で46本の染色体に収められている。(ミトコンドリアDNAの塩基数の約40万倍)

 このうち、Y染色体のDNAは6000万塩基であり、目印となるYAP配列はそのうちのわずか300塩基の配列部分である。X染色体に比べ、Y染色体DNAのなかで、機能を持つ遺伝子は極めて少ない。

 当然、Y染色体の調査対象は男性のみであり、男性は、いわゆる”縄文系”、”弥生系”の区別が可能で、女性は(Y染色体をもたないので)区別できない。(cf.ミトコンドリアは男性も女性も持ち、男性由来のミトコンドリアは受精卵において破壊されるので、母系遺伝する。)ただし、Y染色体の遺伝子は、しばしばDNAが欠落し正確に伝わらないことがある。 

00000dna03.jpg

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 日本は、チベットと同じ D型の割合が高く、その他の地域には、ほとんどない。驚くべきことに、このD型は、アジア人種よりもアフリカ発祥の A、B型に近く、地中海沿岸やアフリカ大陸に広く分布するE型と、古い時代(初期段階)に分岐したものと考えられる。(日本:D2のみ 40-50%、 チベット:D1 16% +D2 33%、その他の地域では D1、D2共非常に少ない。)

  ☆  ☆  ☆

 以上の抜粋をまとめると、変異のみられない配列(R;Y染色体アダム)を、中心にして、いわば「変異の集い」といえるようなサークルを形づくるようなグルーピング(集合化)として、視覚化できることがわかる。

 そのなかの、D,EグループにYAP配列がみられ、Dグループは、アンダマン諸島、チベット、日本で多く、Eグループは、アフリカで多く、中東、ヨーロッパでも多少は見られる。

 面白いのは、ナポレオン1世と、ヒトラーの親族から、E1b1b(先頭EがEグループの意味)が検出されていることから、ユダヤ民族とのつながりが議論されている。オカルトでは、ヒトラーはロスチャイルドの落胤だといわれている。しかし、ユダヤ民族は母系継承なので、ユダヤ人というのは人種的には非常に曖昧な定義とならざるを得ない(聖書が曖昧なことを記載するはずはない)。

 以上の話と、前回との関係などにおいて、老子は、第39章で、興味深い教えを説いているので、例の如く紹介する。

  ☆  ☆  ☆

第39章 貴きは賤しきを以って本と為す

原文
 昔之得一者、天得一以清、地得一以寧、神得一以靈、谷得一以盈、萬物得一以生、侯王得一以爲天下貞。其致之一也。天無以清、將恐裂。地無以寧、將恐廢。神無以靈、將恐歇。谷無以盈、將恐竭。萬物無以生、將恐滅。侯王無以貞、將恐蹷。故貴以賤爲本、高以下爲基。是以侯王自謂孤寡不轂、此非以賤爲本耶、非乎。故致數譽無譽。不欲琭琭如玉、珞珞如石。

書き下し文
 昔の一(いつ)を得る者、天は一を得て以(も)って清く、地は一を得て以って寧(やす)く、神は一を得て以って霊に、谷は一を得て以って盈(み)ち、万物は一を得て以って生じ、侯王(こうおう)は一を得て以って天下の貞(てい)と為(な)る。そのこれを致すは一なり。天は以って清きこと無くんば、将(は)た恐らくは裂けん。地は以って寧きこと無くんば、将た恐らくは発(くず)れん。神は以って霊なること無くんば、将た恐らくは歇(や)まん。谷は以って盈つること無くんば、将た恐らくは竭(つ)きん。万物は以って生ずること無くんば、将た恐らくは滅びん。侯王は以って貞なること無くんば、将た恐らくは蹶(たお)れん。故に貴(たっと)きは賤(いや)しきを以って本と為し、高きは下(ひく)きを以って基と為す。ここを以って侯王は自ら孤(こ)・寡(か)・不穀(ふこく)と謂(い)う。これ賤しきを以って本となすに非(あら)ざるや、非ざるか。故に誉(よ)を数うるを致せば誉(ほまれ)なし。琭琭(ろくろく)として玉の如(ごと)く、珞珞(らくらく)として石の如きを欲せず。

現代語訳
 全ての始まりである「一」を得たものたち。天は一を得て清く澄み渡り、地は一を得て安定していて、神々は一を得て霊妙であり、谷川は一を得て水で満たされ、万物は一を得て生まれ、諸国の王は一を得て統治の資格を得た。全てこの様に「一」を得てその本質を得ているのだ。天がもし清くなければ裂けてしまうだろう。地がもし安定していなければ崩れ落ちてしまうだろう。神がもし霊妙でなければ誰も敬いはしないだろう。谷川がもし水で満ちていなければ枯れてしまうだろう。万物がもし生じる事なければ絶滅してしまうだろう。諸国の王に統治の資格がなければ王朝は滅ぶだろう。この様に貴いものは常に賤しいものが根本にあり、高いという事は常に低いものが根本にあるのだ。それだから諸国の王達は自分の事を「孤(みなしご)」とか「寡(ひとりもの)」とか「不穀(ろくでなし)」などと呼ぶのだ。これは賤しいものをこそ根本と考えているからなのではないだろうか。その事を忘れて名誉を求めようとすると帰って不名誉を受ける事になる。美しい宝石も路傍の小石もわざわざ選り分ける様な事をせず、ただ「一」だけを守っておれば良いのだ。

 Translated by へいはちろう

 (続いて、「タオの法則」から抜粋する。)



 その中心点はタオ

 この中心なるゼロ点から

 すべての幸せと、悦びと、美は生まれる


 円を描くには、まず中心の一点を決める。その一点によって大きな円も小さな円も描ける。中心とは、広がりがわずかでもあったらブレが生じ、中心とは言えない。中心とは、幅的、存在的には無でなければならない。この無なるタオゆえに、すべては生み出される。 

 私たちの世界は、太陽系も、原子も、ことごとく回転し、回転と無縁な存在は1つとしてなく、その全てに中心がある。

 この無なる中心につながる状態を、私たちは悦びと感じ、快と感じ、楽しく明るいと感じる。それはちょうど、中心の太陽からの光につながるのと同じである。そこからはずれる警告を、私たちは不快と感じ、気持ち悪いと感じる。

 だから、中心につながるためには、気持ち悪い、不快と感じる物事からは勇気をもって離れなければならない。

 芸道の極みも、この原理から生まれる。人間のあらゆる創造は、自然界と同じく、このゼロなる一点につながることから生まれる。一芸に秀でる者は諸芸に通じるのも、この理である。

  ☆  ☆  ☆

 1なる神からはじまり、1なる神にかえる。総てはつながっている。 





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Last updated  2012年11月09日 10時53分07秒
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