シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2013年02月08日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 前回までは、男女の陰陽の違いを、あるサイトを抜粋紹介することで、心の境界をみつけることを考えてきた。

 心の境界といってきたが、心の融合でもあるし、均衡点、平衡点ともいえる。

 人は自分にないものを求めているが、かといって、自分を失いたくはないわけで、つまり、自分を失わずして、自分にないものを得ることを模索する。

 しかし、物質世界は必然的に陰陽からなっているわけで、陰でなければ陽にならざるを得ない。例えば、肉体的に、男でなければ女であるし、女でなければ男となる。3次元世界というのは眼に見える分、明確な境界がある。

 「君子は和して同せず」というように、老子は、3次元物質世界ではなく、高次の世界、精神の世界を語っている。愛情に境界はないのだから、肉体が男であっても、女の精神をもつこともでき、女の身体でも、男の感情をもてる。

 つまり、愛情に境界をつくっているのは、当人の物質志向にある。

 「心の境界」と呼んできたが、心に境界などないから、いわば精神的な限界を意味する。俗にいう思考の限界ともいえる。

 この世に生きている限り、物質世界を基にした感覚で、精神的な限界をつくっているわけで、その精神的な限界を乗り越えるには、物質世界の感覚を体験し、その体験を克服しないといけない。

 さて、「我思う故に我在り」と哲学では有名な格言があるが、この格言を逆説的に捉えると、物質世界に根ざした感覚でいる限り、物質的存在を免れない、という意味にもとれる。



 領土問題などは、この典型で、堂々巡りに至るのが明白だが、男性脳の物質志向の特性から、そこに論理や上下関係を持ち込み、闘争へと発展してしまう。

 物質世界に根ざした感覚は、物質のように、眼に見えるような安定を求めるが、物質世界は、高次の世界からなりたつので、物質も絶えず変化しており、一時的な安定にすぎない。

 物質を求める限り、不安定な世界の存在とならざるをえない。だから、「我思う故に我在り」という格言は、「人は求めるものにより、存在を制限される」ということでもある。

 だから、オカルトでは、「人は神を求めよ、さすれば人を超えられる」というようなことがいわれる。ニーチェの超人も同じである。

 そこで、「求めるものにより、存在を制限される」の一例として、「求める感覚により、脳がつくられる」ことを示す話を紹介したい。

 それは、文系脳と理系脳のことである。以下のサイトには、文系脳と理系脳の解説が出ているので、一部抜粋して紹介する。

 ☆  ☆  ☆

理系脳と文系脳の作られ方
http://d.hatena.ne.jp/thinkdifferent/20120309/1331304852

 ●ポイント

 ・理系と文系の違いは、学問分野の違いで、性格の分類では本来ない



 ・文系とは、人間を対象と観察し、記憶を中心とした勉強を行う

 ・よって、この理系・文系の学問の特性と勉強法の違いが、性格に表れる可能性がある

 ☆  ☆  ☆

 理系脳と文系脳というよりは、理系感覚と文系感覚という意味だろう。理系感覚は、前回まで紹介してきた男性脳の性質に近く、文系感覚は、女性脳の性質に近い。

 理系感覚と男性脳の性質の共通したところは、男性器の形状や機能をイメージすればわかるが、事象を要約し、論理的に要点を絞り、要点を基に、主張を拡げていくところにある。



 つまり、男性脳の性質が現われやすいのは、「自然を対象と観察し、理論立てた勉強を行う」理系感覚にあるからで、実際、理系男子の数が多いことが、端的に、そのことを示している。

 対照的に、女性脳の性質が現われやすいのは、「人間を対象と観察し、記憶を中心とした勉強を行う」文系感覚にあるからで、理系男子と同様に、文系女子の比率も多数を占める。

 最近は、中性化の傾向にあるので、文系男子、理系女子の数も増えてきた。

 前回まで紹介してきたサイトの内容を隈なく読めば、男性脳と女性脳の以下のような大きな違いがわかる。

 男性脳は、上下の縦の関係のヒエラルキーを基本として狭く深い関係を求め、女性脳は、前後左右の横の自由で柔軟な関係を基本として広く浅い関係を求める傾向にある。

 例えば、男性と女性の派閥をみれば、男性の派閥は縦の上下関係がはっきりしており、対して女性の派閥は曖昧で、臨機応変にTPOに応じて柔軟な入れ替わりの多い横の関係である。

 女性が男性の派閥を出たり入ったりするのは、派閥感覚が異なるからである。対して、男性には、女性の派閥がTPOに応じて変わるので、どの女性が、どの派閥なのかがわからない。女性の派閥は派閥というよりも、柔軟な利益享受グループというべきで、それは女性が、表面上断れない性質からきているようである。

 女性脳の方が、男性脳よりも、感性が細やかであるから、比較的安定し、変化のない物質的存在よりも、環境により日々変化し続ける生命体や人間関係に関心がむき、細やかな変化、微妙な変化を重要視する傾向がある。小さな変化に気づくことが女性の美学である。

 対して男性脳は、些細な特徴を無視し、黒犬も、白犬も、論理的に、犬である性質にはかわりないと要点を絞り、必要のない情報を捨て、大要を掴むことを重要視する傾向がある。論理的な男性は「要するに」を口癖にし、結論をすぐに求める。

 このような傾向が、男性脳の理系感覚、女性脳の文系感覚をつくりあげる。

 オカルトでは、「行動が人間をつくる」、といわれているが、男性脳の理系感覚と女性脳の文系感覚からわかるように、「感覚が脳をつくる」ことがわかる。

 例えば、男性脳は、「自然を対象と観察し、理論立てた勉強を行う」ことで、理系感覚をもち、男性脳の特徴の上下の縦のヒエラルキー関係を確認しているともいえ、女性脳は、「人間を対象と観察し、記憶を中心とした勉強を行う」ことで、文系感覚をもち、女性脳の特徴の前後左右の横の自由で柔軟な関係を確認しているともいえる。

 見方を変えれば、男性脳がヒエラルキーの上下関係をもちこむのは、その関係でしか安定して生きられないからで、また、女性脳が横の関係を拡大しようとするのは、同じくその関係でしか生きられないからである。

 逆に、例えば、女性脳に上下関係を持ち込めば、恐らく、争いが始まるだろう。これは嫁姑関係を見れば一目瞭然である。女性脳は、文系感覚でわかるように、「記憶を中心とした勉強」が得意なので、具体的に細かい点にまで、独自のやりかたをもっているので、他者のやり方を押し付けられるのを極端に嫌い、恐れるからである。

 他者の記憶は他者のものなので、自分なりの経験やノウハウに達していないので、同じ事をどちらがやるかだけで揉め事になってしまう。つまり、独自の記憶からなるやりかたを優先する。

 男性脳にとっては「どっちがやろうが問題ない」ということが女性脳にとっては大きな問題となる。更には男性脳が考える論理や秩序からの合理性は、記憶や経験を基にしている女性脳にはない。女性はモノを記憶や経験で捉えるので、モノを捨てられなかったり、関係を切りたかったり、忘れたいためにモノを捨てる。

 幕末の話だが、勝海舟が、篤姫と和宮を家に招いて会食をするときに、どちらが御飯をよそうかで、篤姫も和宮も自分がやるといってきかなく、一種の揉め事になった、という話がある。勝は機転をきかせて、篤姫の御飯は、和宮がもり、和宮の御飯は、篤姫がもることで収まったという逸話がある。男性脳の場合、このようなイザコザはほとんどない。

 また、例えば、男性脳に横の関係を持ち込めば、侮辱されたと思い、同じく争いが始まるだろう。男性が女性に丁寧に話しかけた後に、女性の返答がなれなれしく、タメ口などされると、男性の多くは馬鹿にされたように思うはずである。男性の身分が、女性より上ならば、尚更であろう。

 しかし、女性脳には、悪気はなく、男性脳のような上下関係はほとんどなく、女性脳は、人間関係を距離感で捉えるようで、会話を愛情表現と考えるからである。だから、女性脳には、嘘でもいいから、「愛している」ということが重要である。ついでに、愛するために、自分をどれだけ犠牲にしたか、を語れば完璧との噂である。女性脳にとっては言霊の威力は抜群らしい。

 つまり、男性はヒエラルキー、つまり秩序だった論理を優先するので、自然と、相手にも上下関係を求め、女性は、自分の記憶や経験を優先するので、これまた自然と、相手にも自分の記憶や経験を共有させようと、自分が出くわした出来事を事細かく話をし、聞く事を求めようとするのである。 

 女性脳が「ねぇ、聞いて」といったら、男性脳は、とにかく、肯定的な言葉をいって、聞いている振りだけでもしないとカップルの関係は成立しないだろう。男性は、女性の話を、部下の報告と思って聞くだけでよい。アドバイスは必要ない、それは上下関係を強要することになるからだ。

 それよりも、心の底では女性を部下と思いながら、女性が家事などをやってくれていることに日々感謝する言葉として、「愛している」といい、自分をどれだけ犠牲にしているかをベットのなかでも語ればいい。男性は、家庭に上下関係を求めるが、女性は、横関係を求めるからである。

 以上のように、理系感覚と文系感覚から、感覚が脳をつくることがよくわかる。そして、感覚を共有することで、脳が融合し、心の境界が現われ、心が結びつくこともわかる





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Last updated  2013年02月08日 14時00分57秒
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