シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2013年06月25日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 いま述べたいことは、次のようなことである。

 特に比較的若い人に勧めるが、種別による腸全体の形態変化、言うなれば、魚類から両生類、爬虫類を経て鳥類に至る変化、とりわけ両生類と爬虫類の腸の形態の相違からくる関係性は究めて興味深く、また哺乳類、そして人間にまで至る腸の形態変化について、比較研究するなら、次のような事実に気づく。

 「次第に器官に特殊な形態変化が起こり、例えば、盲腸ができてくる。」

 人間では、後に盲腸が現れ、下等な哺乳動物や鳥類の組織から、何らかの器官が欠落し、盲腸の原基が現われる。いわば完全な秩序へと向かう進化の上昇を通じて、魚類には全く存在しない大腸(魚には、大腸はない)から、盲腸が複数生じ、人間には、盲腸が1つあるが、他の動物には盲腸を複数持つ種類もいる、というように、発生についての進化全体のなかに、独特の相互関係を見つけることができる。

 このような比較研究から、厳密に、本質的な相互関係を指摘すべきである。単純に外見(物質)的に考えると、実際、次のような疑問が生じる。

 「一体何のために、人間は、盲腸のような、外に向かって閉じた(消化)器官をもつのか」という疑問である。

 上記のような疑問をよく質問されるが、このような質問は、通常、次のような事実を考慮しない。

 実際、人間は二元性(陰陽)[Dualitaet]により自己を開示している、という事実である。

 つまり、人体下部で形成される器官は、常に上部で形成される器官と平行器官[das Parallel organ]の関係にあり、下部において平行器官の関係にある器官が発達できなければ、上部の器官も発達できない、という事実を注視しない。



 動物の進化系列において、前脳が発達した形態を取るほど、例えば、人間の場合、後に発達させるが、前脳の発達に比例して、腸が食物を蓄積する方向へと形成される。腸の形成と脳の形成の間には密接な関係があり、動物の進化系列において、大腸、盲腸が出現しなかったら、その結果として、物質の原則から、人間は思考できなかっただろう。

 なぜなら、人間が、脳という思考器官を持てるのは、全くもって、腸が物質的負担を担う、お陰だからである。腸は脳の忠実な裏面(ネガ;陰)である。つまり、思考のために、脳から物質的活動が免除され、大腸や膀胱を形成することで、代わりに腸に、物質的活動の負担を担わせなければならない。

 (この事実から、腸の発達が弱い人は、思考能力に欠けるものと考えられる。現代人は腸の発達がよくないのかもしれない。)

 以上のように、物質界に現れている、人間の最高の霊魂的活動は、完全な脳の形成と結びつくのと同時に、腸の形成とも結びついている。この関係は極めて重要であり、自然の創造全体に途方もなく多大な光を投げかける。

腸の不思議な話
http://www.nyu-sankin.net/intestinal/010400.html

 さて、幾分逆説的に聞こえるにしても、人間には、なぜ盲腸があるのか、という疑問に対しての回答、すなわち、「相応しい形で、人間が思考できるためにある。」と答えることができる。なぜなら、盲腸を形成することで、その平行器官として対置される脳を持てるからである。

 一方にあるものは全て、他方にもあり、共に対応している。

 (ひふみ神示というのがあるが、そこには、「天にあるもの地にも必ずあるのだぞ、天地合せ鏡と聞かしてあろうがな、天に太陽様ある様に地にも太陽様(おひさま)あるのだぞ」というのがあるが、まさしく、人間の脳と腸の関係にも、通じている。

 ニュートンが訳したエメラルドタブレットの内容にも、「上にあるものは下にもある。下にあるものは、上にもある。」とあった。 )

 以上のような事実を、新しい認識方法で再び獲得しなければならない。勿論、遺伝的な霊能力に立脚していた古代の医師たちの治療方法を、今日そのまま模倣することはできない。模倣では得るところがほとんどないからである。



 唯物論的教育では、陽電子と電子は全く同じで、両方とも電子に変わりない、と考えるのと同じ誤謬を犯している事実に、気づいていない。陽電子と(陰)電子の間には、互いに均衡を求める緊張が生じるのと全く同じように、人体のなかでも上部と下部の間に絶えず緊張(均衡)が生じるからこそ、この誤謬に気づくことが、重要となる。

 (宇宙では、負のエネルギーと正のエネルギーの均衡が働いている。オカルトでいえば、物質の概念で捉えられないから、負のエネルギーとは、精神世界のことで、霊界になる。ゼロとは、3次元と4次元の境界と考えられる。数学的にいえば、4次元以上の世界。)

 医学分野において優先的に探究すべきことは、この緊張(均衡)の本質的な制御にある。今回は、この緊張(均衡)を暗示するだけだが、以後の考察で更に詳しく述べていく松果腺と、粘液腺の2つの器官に集中する作用のなかに、この緊張(均衡)が現れる。

松果腺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%9E%9C%E4%BD%93

粘液腺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%98%E6%B6%B2%E8%85%BA

 松果腺において、上部全体の作用が現れ、下部に影響する粘液腺の作用や、脳下垂体[Hypophysis cerebri]の作用に対して緊張(均衡)関係を成す。この2つの器官のなかに、真の緊張(均衡)関係が成立する。この緊張(均衡)関係に関して、人体の全状態から(包括的に)見解を打ち立てるなら、治療に対する非常に良い基本原理が得られる。

 この関係については次回から、もう少し述べていく。質問にも立ち入っていくつもりだが、既に述べたように、質問への回答のための基礎を作り上げなければならない。





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Last updated  2013年06月25日 10時53分05秒
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