シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2013年11月14日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 さて、地球外の力と地球の力に人間が依存する事実と関連し、以前述べた事実と、これまで補足してきた時間的な生成過程を総括すれば、次のような結論に至る。この結論は、自我の闘いで述べたような熱曲線の観察などの探求を更に追求する途上の助けとなるだろう。

 「人間には絶えず様々な力が行使されている。これらの力は、人間の物質体やエーテル体を観察すれば、第一に、地球外の力と、その力に対して反対に作用する地球の力であり、それはつまり火星、木星、土星を起源とする力と、実際、既に地球の力として転化させられている金星、水星、月を起源とする力(下図参照)である。」

med1-10.gif

 地球と月との関係もまた実際に生じている事実について安易な思い違いがなされている。現代人は、安易に、「月は、地球の上方にあり、月は上方から影響を及ぼしている。(下図参照)」と考える。

 しかし、月の影響を、上方から考えるだけでは、完全ではない。月は、地球の周りを回転する地球の衛星であるだけでなく、月の内部から地球に作用する力と同じ力が、本質的に、地球の内部にも含まれている。

 地球のなかから外へと作用する、(転化された潜在的な)月の力も、地球は持っている(下図参照)。

med1-11.gif

 物質現象でいう、潮の干満他の多くの現象、また例えば月経の周期で示されるような事象全般は、実際は地球の作用ではなく、月の作用なのだが、最近(1920年)の理論の主張のように上方の月の影響により起こるのではなく、地球のなかにある(転化し潜在化した)月の力により起こる。

 従って、月経周期で示されるような事象は、確かに外(物質)的にも対応してはいるが、少なくとも直接、時間的に関係するわけではない。

 (天の月の周期とは、若干のズレがある。)



 ただし重要なことは、地球外の惑星の影響は、霊魂(機能)的に働きかけることである。例えば、月の場合、次のようになる。

 「月は地球にむかって、ある種の幻想力を投げかける。この事実は、人間のファンタジー(幻想)を生み出すような創作活動を、月が高めることで示せる。月は、人間の魂にファンタジーを生み出すように多大な影響を及ぼす。」

 上記のような惑星の霊魂的な働きも研究すべきである。

 唯物主義の時代では確かに、上記のような惑星の霊魂的な働きは、ほとんど考慮されていない。しかしながら、惑星の霊魂的な働きは明らかに存在する。月は、人間の霊魂のファンタジーの創出に関連し、非常に強い影響力を持つ。

 ( 偉大なる月
http://www.moonsystem.to/moon.htm

 「新月・満月には重大事故が多く、上弦下弦の半月にはうっかり事故が起りやすい」ともいわれている。また「満月には犯罪が増加する」などともいわれている。)

 霊的な影響とは反対の物質的な影響、つまり人体の器官への月の影響は、地球のなかの月から発せられ、人体に作用する。この地球のなかの月の作用を是非考慮すべきである。この作用は、例えば、月よりも(地球から)外にある、太陽の下位(天動説)の惑星(水星、金星)にも当てはまる。

 (「太陽より内」とか、「外」とかの呼び方は、天動説に基づいている。地動説からみれば、地球から、月、金星、水星、太陽へと進む場合が、「太陽より内」、または「下位の惑星」となり、地球から、火星、木星、土星と、太陽系の外に進む場合が、「太陽より外」、または「上位の惑星」となる。

 端的にいえば、天動説は、銀河の中心を基点に、太陽がそれを追いかけ、太陽を他の惑星が追いかける描像である。天体の運動の違いが、天空の音楽、つまりシンフォニーとして、高次の霊能力を獲得すると聞こえるそうである。つまり、それが天使の歌声である。天動説は、物質界でなかったときの名残である。)

 以上のように、人間には様々な形で、つまり地球に集約された(太陽より下位の惑星の)力、いわゆる地球の力と、また地球の外から地球に集約された(太陽よりも上位の惑星の)力が働きかけている事実がわかる。



 さて、惑星の力を研究するには、惑星の力が共同作用した全体的な結果を、人間のなかに見る必要がある。

 人間のなかの全体性を見るのであって、何処か1部を見るのではない。惑星の力が共同作用した全体的結果に最も乏しいのは細胞である。細胞は、共同作用の結果に最も乏しいことに注意を払うべきである。

 では、一体細胞とは何なのか?

 細胞とは、人間に対し、本質的に、独特の成長や独特の生命を、利己的(ワガママ)に通用させようとする生命体である。

 そして、人間という全体の生命形態において、人間を、地球の作用と地球外の作用の複合体とみなし、細胞を観察するなら、細胞とは、地球の作用のなかに密かに入り込み、地球外の作用を妨害する存在である。



 細胞の生命力とは対照的に、人間は宇宙全体と関わり、部分的な細胞本来の利己(ワガママ)性に対して、常に闘う全体なのである。細胞とは、根本的に、人体を構築するのではなく、絶えず妨害する存在なのである。

 細胞の病理学や生理学の基本的見解が、一般の思考全般に入り込めば、人間や生物全般に関して、本末転倒した考察に行き着くのも全く不思議ではない。

 以上のように、いわゆる人間の全体の形成過程(全体形成)と、細胞過程(部分形成)として、2つの対立する力が、人間のなかで複合体として現われてくる。

 人体の様々な器官は、2つの対立する力の中間に位置し、どちらかが優勢かによって、肝臓だったり、心臓だったりする。器官は終始、2つの対立する力の間の複合体として均衡をとっている。

 (人体の器官は動的平衡状態にある。)

 ある器官は、細胞への傾向を多くもった後に、この細胞への傾向が、宇宙の力により克服されて現われる。また或いは、個々の器官の特徴のなかには、後に述べるが、宇宙(全体)の力が優勢で、細胞(部分)の力が後退しているようなものもある。

 生殖-排泄の通路と心臓との間に本質的に位置する全器官を、対立する2つの作用からなる複合体という観点から考察することは、非常に興味深い真実を語るだろう。

 心臓より下の器官では、大抵、本質的に、細胞が目指す独特の生命力との類似が存在する。全身を通過しながら、器官の構成要素を全て観察すれば、大凡、人間の目指す全体的な生命力に特色づけられた器官群と、細胞が目指す独特の(部分的な)生命力に類似する器官群に大別できる。

 しかし、全体の機能に彩られた群と、細胞独特の機能に染まった群に大別できた結果、次のような疑問が生じる。

 それでは、細胞自体は、一体どのような状態なのか? という疑問が生じる。

 細胞はいわば状態をいささか極端にするために、独特の生命力を利己的(ワガママ)に展開する。細胞は、独自の生命力を展開する。細胞が、逐一展開する、いわば利己的(ワガママ)な生命に対抗し、絶えず別の、つまり外から反対の(全体の)作用が及ぼされる。

 そして、外から、この反対の作用が及ぼされることで、細胞独自の形成力から、利己的(ワガママ)な生命力を奪い、細胞にいわゆる水滴の形状を与える(細胞を液化させる)。

 細胞から、いわば独自の生命力を吸い取り、細胞を水滴(液)状にする。

 地球上の水滴(液)の形態をもつ存在は全て、人体の内外を問わず、そのなかに2つの力の合力、つまり、独特の生命を目指す力と、独特の生命を吸い取る力との合力が働いている、という事実を、実際に知るべきである。

 (このことを古代人は「水銀」と称した。だから、人体器官は全て、水銀からなる。)

 さて、興味深いことに、古代の医学では、「水銀」をどのように考えていたのか、追求すると、「水銀」とは、生命を奪われ、水滴の形状が与えられている存在であるという結論に辿り着く。

 つまり、「水銀」のなかには、利己的(ワガママ)な細胞になろうとする力が働いているが、水星の逆の力により、細胞になることが妨げられ、いわゆる細胞の死骸の、つまり「水銀(物質)」のような小滴となったという経緯を読み取ることができる。

 (アポトーシスという細胞死と関わっている。つまり、細胞自体がガン化する可能性をもっているが、ガン化を阻止するアポトーシスという細胞死を人体が、水星の力により誘導していることがわかる。それに関わる遺伝子がp53であることは分子生物学からわかっている。)

 「水銀」のなかに観察できるのは、「塩」と「燐」との中間状態であると同時に、地球上に現われる存在のなかで、惑星(天体)の作用がどのように影響しているのかを洞察するのに必要な実際複雑に入り組んだ経過(経緯)であることがわかる。

 水星という惑星が存在しなければ、「水銀」の水滴はどれも細胞のままに生きるはずである。そして、上記に述べた生殖-排泄の通路と心臓との間に位置する全器官のなかで、概ね細胞になろうとするものは、水星という惑星の作用に曝されることを想定している。

 (水星は、調停「和解」者とも呼ばれ、仏陀も水星人と呼ばれている。次の地球の時代は、水瓶座で、水星の時代である。つまり調停、和解の時代である。)

 つまり、排泄器官と心臓との間に位置する下腹部の器官は特に、その器官特有の傾向、すなわち、利己の細胞性を保持する傾向が妨げられずに、かといって独特の生命力によって全体が覆い尽くされるほどには至らないように、適度に、生命力が麻痺させられ、死滅させられるように、水星に曝される状態を保つことに依存している。

 この中間(水星)状態に維持されないと、下腹部の器官活動は、すぐに増長してしまう。

 (十分に水星に曝されないと、大腸癌などになる。)





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Last updated  2013年11月14日 15時50分44秒
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