シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2013年12月18日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 八切史観が痛快なのは、日本史の大まかな流れや人間のもつ裏話がわかるだけでなく、有名な本能寺の変の理由や家康の正体などもわかるからである。

 例えば、昨今巷に流れる家康影武者説などは、この八切史観の家康と元康別人説から明らかになる。そこで、以下に抜粋紹介する。

 ☆  ☆  ☆

史擬 徳川家康
http://www2.odn.ne.jp/~caj52560/ieyasu.htm

 【紹介者・注】

 この一連の徳川物は、以前歴史会議室で議論されたものを、加筆訂正してここに改めてUPするものである。重複する箇所も多いが何卒御容赦願いたい。

 現代、家康を尊敬している人間は非常に多く、彼の生き方を経営戦略の手引きとしている本もある。しかし、ここに敢えて水を差すような一文を書いたのは、事、日本史に関しては相当の碩学といえども、 既成概念が強く、なかなか文部省歴史から脱却できない 、という現実が在るからである。



 以下に書かれている内容に驚かれ、反発されるも御自由です。しかし、人類の生活が大きく変わろうとしている今、この国の現状はどうでしょう。

 今こそ新しい、高い目線で「新史観」が必要ではないでしょうか。それには勿論隣国の韓国や、中国との歴史の「スリアワセ」は不可欠す。さすれば日本は何時までも過去の呪縛から脱却出来ないでいる、「自己悪逆史観」や「お詫び史観」から脱却できると想うからです。さて、 家康は天下を平定するまで随分と邪魔者を殺しております 。

 しかし時は、人肉を食べるまでに追い詰められた悲惨な時代でした。古今の英雄で「殺し」という行為を成さなかった人物は少ないでしょう。弱肉強食の中世にあっては、致し方もなかった事でしょう。父親に去られ、母親に売られた幼い家康は辛酸をなめました。

 戦乱で百姓も疲弊し、庶民も貧困のどん底の状況を見て育った家康は、徒手空拳の一介の土民の身から革命を志し、「おりゃあ、偉くなったる。世直しせなあかんぎゃあ」と、同じ虐げられた仲間を糾合して、ついには徳川政権を作りました。

 そして 家康は同族(部落民)を解放し差別の撤廃を断行しました 。これは立派な事です。これは秀忠の時代まで続きます。〔現代で言えば、お上から搾取され続け、ただ黙々と体毛を剃られるため、働き続ける羊のような従順なサラリーマンを団結させ、政権を奪還するようなものでしょう〕

 しかし、三代将軍家光の時から家康の意志は踏みにじられ、これが幕末まで続く事になる訳です。即ち、 現代にま尾を引く差別問題です 。〔以下から、どうぞこのイントロ部分を頭の片隅に置いて読んで下さい〕

徳川家康について、明治三十五年四月十八日、村岡素一郎が『史疑徳川家康』を東京の民友社から出しました。八切説でも「家康二人説」ですが、明治史学界は『松平記』を出してこの説を封じ込んだ 。



 「東照公は幕府の烈祖三百年の基業を開く。世にその事蹟を云うる者粉飾避諱なき能はず。仮に豊臣氏の子孫歴世絶たざりしならば、則ちその太閤微賤の時を伝ふる、未だ必ずしも今日の史上の如くならざりしならん。流離関関、変故百出、而も功業を意料の外に成す。古今の大豪傑皆かくの如し。何ぞ独り東照公を怪しまんや」

 といっています。さらに

 「もし豊臣秀吉の子孫が現存し公爵にでもなっていたならば、やはり秀吉の卑賤な素性を糊塗し、先祖を藤原氏か源氏に持っていったであろう。だから家康もそのような工作を試みなかったとは言い切れぬ」

 と述べています。

 また南条範夫著「三百年のベール」によれば、重野博士は村岡説に対して、



 と批評し、村岡が「史実として成立し得るとお考えですか」という質問に対しては、「いやそこまでは断定できない。今君の挙げた全資料を自分は同じくらいの反対資料で片端から反駁できる」と答えた。

 しかし、「自分の出来る限りの反論の方が正しいか、君の立場の方が正しいか、それは今のところ何ともいえない。徳川幕府は二百七十年続いたのだ。開祖家康についての不利な資料は悉くこれを破却し湮滅させた。公的、半公的な徳川氏の歴史は粉飾の極を尽くしたに相違ないし、又民間の史的述作も徳川氏に極力おもねってきたであろうことは疑いない。してみれば、君の立場もその粉飾され阿諛されつくした歴史に対する爆弾的宣言として大いに意義がある」

 ともいったという。ここまで理解していて尚かつ「松平記」を正史としているのですから、一体明治の歴史家と称する人達はどうなっているのでしょう。

 〔この辺は鹿島史観の「国史大儀」では「明治のボンクラ学者」と痛烈に批判してます〕

 何といっても、 明治史学会は華族会がスポンサー でしたから、致し方も無かったのでしょう。「学者の良心という概念」もこの頃には未だ無かったのでしょう。と、同情します。

 まあ考えて見れば、 彼らは明治政府の親衛隊的存在の側面がありますから、重野博士の言っていることを良く解釈すれば、天皇家周辺の権力者に極力おもねった歴史を作った事実を、自嘲しているようにも思えます 。

【家康二人説】(1)

 さて、この資料は公開されたのだろうか? また、いわゆる歴史家との討論はなぜなされていないのだろうか? 不思議なところである。八切先生は亡くなる二年ほど前、ご自分の史資料をファンに限定販売や無料贈呈しました。

 明治三十七年、名古屋市役所編纂の「名古屋史要」は古書価格で百三十万。現在残存一部といわれる、小谷圭一郎の「ジンギスカン義経」の種本の明治刊の内田弥八著「義経再興記」や、本物の「松平記」「手書き兵法雄鑑」等の珍奇本、赤穂義人纂書、1、2、3、巻、幕末確定史資料大成、徳川合戦史資料集大成、日本歴史史料集大成明治史学会雑誌などなど。これらは古書相場十万から八十万です。先生は三十年間に約二億円位かけて、二万点余の史資料を集めています。

 嫌みったらしく値段を書いたのには訳が在ります。史資料は、真実探求の飽くなき情熱があり、足を使い、金を惜しまなければある、と言うことを、いいたかったのです。勿論、活字本になっているものも沢山在ります。

 現物でなくとも写本だってまだまだ在ります。東大歴史編纂所には、豊富な史資料が在るので、研究する気が在れば出来るのです。しかし 現在のような、記紀金科玉条主義、足利史観、徳川史観、皇国史観その儘の学会からでは無理でしょう 。むしろ、唯物史観の連中の方がよく勉強しています。

 だから八切史観にも反論出来ず無視を決め込んでいます。酷い人間は「とんでも本」と侮辱しています。日本はまさに巨大な「 偽史シンジケート 」が牛耳っているのです。以前、和歌森太郎、梅原猛、八切止夫の三氏の週間読売で座談会がありました。

 その時和歌森氏が梅原氏をつかまえて「俺はリースの直系の孫弟子にあたるぞ」と言ったら、梅原氏が畳に手を突いて最敬礼したといいます。 ルードウイッヒ・リースは日本の学校歴史を作った最高権威者で、その直系門下は虎の威をかる狐なのです 。

 八切氏は面前なので冗談かおふざけかと思ったら、

 「いや、愕くなかれ二人とも真面目で本気なんです。故和歌森太郎が言いたかったのはリースの直系だと毛並みと言うか、その誇りなんですね。リースの直系の弟子というのが小川銀次郎、それから三上参次、その教え子が直系の弟子なんです。そして又その教え子の和歌森太郎はその孫弟子になる。 サラブレットの血統書なみ・・・」と言っています 。


 (血統の類をひけらかすのは腐った連中である。このような輩になっては人間おしまいである。真実探求に血統は関係ない。このような学問は死んだも同然である。)

 医学界も白い巨塔ですが、こんな徒弟制度では、師と全く違う新説など出しようがないでしょう。 だから私学や民間の研究者の方が大胆な仮説をどんどん出していますが、反論もせずこれらは無視です。そして重箱の隅を突っつくようなことばかりやっています。

 何しろ師は就職や昇進、儲けの大きい教科書編修員の斡旋など、強大な権力を握っているので、大概の人間はナエてしまいます。何と言っても「生きる」ということは大変ですから。大学全般に言われていることですが、制度改革が急務です。余談ですが以前、官学理系の助教授と話していたら「○○さん、大学は解体しなければダメです」と過激な発言です。

 「君たちが内部改革できないのか」と聞けば「やりたいが、やればクビが飛んで食えなくなる、それに危機意識なんか無い奴が多い」と言います。現在、日本的システムの世界化が急務ですが、21世紀を見据えた、大学改革も含めたゼロベースでの大改革が必要です。中でも教育、特に世界史に合わせた日本史の見直しが大切です。

 (数学や理論物理系は権威主義や徒弟制度のようなものは比較的みられないが、国の予算が絡む実験系や文系、特に医学系などはヒエラルキーがはっきりしている。理論物理系では、教授といえど、間違ったことを言ったら、院生が馬鹿呼ばわりしている光景をよくみたほど、権威というものがなく自由だった。しかし、ある意味、自由なほど大変なのだか…。

 後に他の分野の研究室をみる機会があったが、体育会系かと思うほどヒエラルキーがある。特に医学系では教授は人事権ももつので、神様のような感じでもある。法律や政治系はみたことないが、史学系から類推すると似たようなものなのだろう。しかし、どの分野にも天皇みたいな最高権威者はいるようである。)

 ☆  ☆  ☆

 次回に続く。





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Last updated  2013年12月18日 15時15分06秒
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