シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2014年04月22日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 前回は、人体の恒常性と重要なバランスの話を紹介したが、精神が、肉体のバランスを司っていることがわかる。

 精神のバランスが崩れると、肉体のバランスの破れとして現れる。だから古代ギリシアでは「健全な精神に健全な肉体が宿る」といわれていた。この格言をローマ時代になると人は馬鹿になって、「健全な精神は健全な肉体に宿る」と曲解したようである。

 ではそもそもこの恒常性は何に由来するのだろうか?

 それはおそらく物質界と霊界との陰陽の鏡の関係にあると考えられる。つまり輪廻転生の法則である。

 輪廻転生の法則とは逆転の法則でもある。例えば、男に生まれた次は女に生まれるというのもその一つである。

 だから逆転しても変わらないものをみつけることが重要といえる。古代医術では、この逆転しても変わらない生命の法則をどうやらホムンクルスと呼んだようである。そこでそのシュタイナーの話を再掲する。

 ★  ★  ★

 これまでの内容から宇宙全体の環境のなかで人間がどのように継続的に存立しているがわかる。人間が自然のなかに存立する意味を見つけるには自然のなかの地の力(例えば重力)に対して、植物のような形で直接抵抗する力と、人間を成立させている構造との関係を調べてみればよい。

 植物は地の力に対して直接抵抗している。植物は花や種子を形成するために、地の力に対して抵抗することで、地球外からの力を受け確保する。食用の植物の基礎をなす力は特定の地の力に抵抗することに基づいている。



 つまり、植物は知覚を求める。ただし植物は知覚器官を持たないので植物のままで人間の眼のような感覚器官を発達させようとするが、植物は眼のようなものを発達させることができない。植物は人間もしくは動物の体をもたず、植物の体しかないからである。

 上述した植物などは、例えば、ベラドンナ、アトロパ・ベラドンナのような植物である。このベラドンナのような植物が形成する過程(プロセス)を、以前、大まかに描写した。

ベラドンナ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%8A

 ベラドンナのような植物は最終的に黒い液果としての果実を実らせるように導く力が根のなかに存在するようになり、この植物は人体の次のような作用と親和性をもつ。

 「本来感覚(アストラル)領域で働く機能が物質的な形態形成で働くようになり、つまり感覚(アストラル)の領域から人体の組織化の領域に意識を浸透させる」作用と親和性をもつ。

 人体内で希釈され極微量となるようにベラドンナを服用する場合に生じる作用は非常に興味深く、夢から覚める(潜在意識から覚醒意識への移行)過程に非常によく似ている。夢から覚める過程はベラドンナによる作用が正常化された形で起こる。

 目覚めてすぐのときはまだあまり外界への知覚が行われず、夢を見ている内的な(潜在)意識を外界への知覚に浸透させる特性は、このようなベラドンナの作用の一つである。従って、ベラドンナによる中毒というのは、通常の寝起き時のまだ夢をみているのと同じ状態が、ベラドンナの毒により引き起こされ、その同じ状態が継続し、外界への知覚による(覚醒)意識を受け取ることなく、夢をみている(潜在意識)状態が持続する。

 中毒を引き起こすような作用でも、適切な形で人体内に引き起こされるなら、人体機能の一部となることがわかるのは非常に興味深い。

 以前特徴を述べたように、ベラドンナのような植物化は、植物の気違いじみた人間化への努力ともいえる。だから、人間は、寝起きの際に、自らのなかにもつベラドンナの特性を発揮するが、ただし、この特性が和らげられ、節度ある形で起こり、しかも寝起きの瞬間だけに限定されている。



 ベラドンナを服用することで人体からアルブミン(タンパク質)化のような物質的な負荷を除き、霊魂(精神)を優位にできる。このようなベラドンナの働きは、現代人には確かに混乱や幻影を生じさせるが、以前述べたように通常の肉眼でも確認できる作用である。

 寝ている人を小突いて起こそうとしても、起きずに覚醒状態へと移行せず、夢をみている潜在意識のままにとどまれば、その人は肉体から外界の情報を得ることができずに死んでしまう。

 だから、人間は常に寝起きの際に生命の危険に曝されている。ただ、この生命の危険を克服するように、夢をみているだけの状態が継続しないように、素早く夢から覚め、起きているだけなのである。このような潜在意識から覚醒意識への移行が、適度に、瞬時に起これば正常に、限界を超えれば異常となる、というような興味深い関係がある。

 この興味深い関係から生じる寝起き時の意識の移行は、古代の医師たちが継続的に探求していた主題である。だから、古代の医師たちが、ホムンクルスの製造法について語るのは、根本的に言って、まだ残っていた霊視力で、アンチモンから生じるファントム(幽体)を見ていた、ということなのである。

ホムンクルス
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%82%B9

 古代の医師たちが、実験室で外(物質)的に実行していた生命の製造法とは、アンチモンが、その霊力を展開する間に、自分の思考を、その霊力に投射し、アルブミン化の物質力として現わすことで、このアンチモンの霊力に対抗し、アンチモンによる霊力とアルブミン化による物質力に均衡を与える方法のことである。

 アンチモンが様々な霊的な形態をとっていく間に、まだ残っていた霊視力から思考を投影することで、アルブミン化の力との均衡の基に現われてくるホムンクルス(霊力)を古代の医師たちはみた。この均衡において出現する霊(再生)力を、古代の医師たちはホムンクルスと呼んだのである。

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 非常にオカルト的内容なので、理解できない人が大半だろうが、まぁ、ホメオスタシス(恒常性)のことである。





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Last updated  2014年04月23日 13時49分00秒
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