シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2014年05月29日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 前回の続き。

 ★    ★    ★

 地底の国は、以前訪れたときと同じように金色の光で包まれていた。ジーン・ウールは、小さな部屋に通された。

 ジーン・ウールが部屋の中にはいると、部屋の中に小さな暖炉があり、オレンジ色の炎がチロチロと燃えていた。部屋の中には薪の燃える良い香りが漂っていた。

 暖炉のそばには、月桂樹の小枝が束ねられ、良い香りがした。月桂樹の葉を燃やすと、良い香りでいっぱいになる。

「ジーン・ウール、蛇頭人がアラート王の側近になったんだよ。それ以来アラート王の治世がおかしくなりはじめた。」とサトが言った。

「そうではないかと思っていました。」とジーン・ウールは頷いた。

「エクセルシア后を、巫女の祭壇に捧げようとしている」

「なんですって。。エクセルシアさまはお后ではありませんか!」



「それで巫女の祭壇なのですか?・・アラート王が?・・信じられません・・」

「アラート王は変わられました。もうすでにご自分を蛇頭人に奪われているかも知れない・・しかし、まだ間に合うかも知れない」

「ジーン・ウール、あなたにしか出来ない仕事です。アラート王の面前で側近の正体を暴いて下さい」

「私に出来ることなら何でもするわ。でも、一体どうしたらいいんでしょう。」

「蛇頭人の発音出来ない言葉があるのです」

「・・・・」

「その言葉は『キニニゲン』」

「キニニゲン?・・どうしてこの言葉が言えないの?」

「彼らは爬虫類なので表情筋が発達していないので、この言葉を発音する事が出来ないんだ。」

「するとどうなるの?」

「もう人間の姿でいることが出来なくなるんだ。この方法でしか正体を暴くことは出来ない。」



 これから作戦会議である。そして、作戦は入念に立てられた。失敗は許されない。

 遠い古代の遙かな昔、蛇人らがいた。この蛇人は太陽系第10番目惑星に住んでいた住人と人間との間に生まれた人たちだと言う伝説がある。

 それは信じられないほど古い伝説である。

 彼らは秘密に国の支配者を殺し、その支配者の姿になって彼らと彼らを呼んだ人間がその国の支配を引き継いでいった。しかし彼らには発音出来ない語が一つだけあった。この語の秘密が聖師たちにより人間に教えられた。それ以後公職についている者はすべて各太陰月毎に人々の前でこの語を発音しなくてはならない規則となった。

 もし発音に失敗すると殺された。こうして蛇人が人々の間から消えていった。やがて儀式そのものも人々の記憶から消えていった。



 現代人が通常知ることが出来る歴史的記録は多くてわずが2、3千年前を明らかにしているにすぎない(正しいとも限らない)。しかし、時間の流れを遡り、永遠という源に近づくと、霊視能力を失った現代人が知ることの出来ない文字で記されたアーカーシャの記録というものがあるという。

 グノーシスや神智学では、アーカーシャ年代記と呼んでいる。このアーカーシャの記録を読めた人はこれまでわずか数人しかいないという。遠くは「ヨハネの黙示録」を書いたヨハネ、中世ではスウェデンボルグ、最近ではルドルフ・シュタイナーだという。

 そしてそのアーカーシャの記録を管理している方がアガシャーと呼ばれた9次元界の存在だった。そのアガシャーの名前にちなんでアーカーシャの記録と言われている。

 アトランティスという名前は、ポセイドンの双子の長男アトラスの名前にちなんだという説が有力だが、「輝ける黄金のシャチ」という別の意味も持っている。

 アトランティス文明は、今から1万2千年前にエメラルド・タブレットを書いたトートという指導者を得て最盛期を迎えた。トートは後代にトート神ともトス神とも呼ばれた。

 アトランティス人は出現順に7大亜族に分かれている。アトランティスの先の時代はレムリアと言われ、このレムリア民族の一亜族がルモアハルス族と呼ばれる。このルモアハルス族を筆頭に、トラヴァトリ族、先トルテカ族、初期トゥラン族、原セム族、先アッカド族、先モンゴル族の七亜族である。

 アトランティス時代の黄金期といえるのは、先トルテカ族の時代だった。当時の人類は超能力に恵まれ、首都を「黄金の門の都」に定め聖賢者が帝王の位についた。この先トルテカ族支配の黄金時代には、人口も20億を数えたそうである。

 第1亜族のルモアハルス人の言葉は力を持っていた。ルモアハルス人が言葉を発すると、その言葉が示す意味がそのまま実現した。そのため、言葉は治癒力を持ち、植物の生育を早め、動物の凶暴性を静めた。例えば、日本の童話のサルカニ合戦の「早く芽を出せ、柿の種。出さんとはさみでちょんぎるぞ」と言えば、みるみる柿の木の芽が伸びてきた、と言うような感じである。

 第2亜族のトラヴァトリ族には、ルモアハルス族が知らなかった資質、つまり個人の価値「名誉心」が芽生えるようになった。そして名誉心を重んじる人間が社会集団を作っていった。

 やがて第3亜族の先トルテカ族が初めてアトランティスの統一大帝国を築いた。超能力と科学技術によって自然法則の解明が進んでいく一方で、アトランティス人の自然を制する力はやがて個人の利己主義の望むままにされていった。

 そして自然の理法に従う「正法」派と利己主義な「邪法」派の2つに分裂していった。その後、初期トゥラン(トラン)族が出現し、原セム族、先アッカド族が出現した。これらの時代に力を持っていたのは邪法王朝だった。

 一方、正法の理想を守る王や聖職者も少数ながら絶えることはなかった。

 今から1万4百年くらい前、アトランティスの首都ポンティスには代々王族が住んでいた。

 この王族の名前はアマンダ族といった。このアマンダ族にアモンという王子が生まれた。

 アモンが生まれたアトランティスの首都ポンティスは人口七〇万人位の都市だった。

 第三亜族の先トルテカ族は、善悪の大決戦を何度か繰り返した末に、邪法派に押し切られ北方に敗退していた。地球は悪の想念を嫌い、アトランティスは大洪水に見舞われ、邪法派の率いる黒帝は2度と立ち上がることはなかった。しかし正法を守る先トルテカ族が再び政権の座に着くこともなかった。

 代わって小さく縮小していったアトランティス大陸を支配していったのが、好戦的な第5亜族の原セム族だった。この新興のセム族は、黒魔術師を王とする邪法王朝だった。時を経て再び洪水がアトランティスを襲った。アトランティス大陸はまた小さく縮小していった。

 そして、原セム族と海と陸で大戦争を繰り返していた第五亜族の先アッカド族が勝利し、アトランティスの新しい支配者となった。

 その後も地球は何度かネガティブな生存者を拒否した。

 第3の洪水のあとのアトランティスは、ポセイドニス時代とよばれていた。

 プラトンのアトランティスに相当する、このポセイドニス時代には、先トルテカ族と他民族の混血が進んで、もはや一民族の単独王朝が成立することはなかった。

 アトランティス大陸は2つの王国と1つの共和国に分割され、王は世襲制で代々正法を守り、共和国の指導者は人民選挙で選ばれた。

 アマンダ族の王子だったアモンは、24才の時に王位につき名前をアガシャーとかえた。

 アガシャー大王は、政治家であり宗教家でもあった。アガシャーの王宮の中には、高さ30mもある金色に輝くピラミッドの神殿があった。

 アトランティスの最初の宗教は、ルモアハルス族の原始宗教だった。次のトラヴァトリ族から地球上で最初の太陽信仰が始まった。当初は太陽の恵みを感謝し敬う素朴な原始宗教にすぎなかったが、先トルテカ族の時代に太陽は宇宙の本質を表す霊的シンボルとして、太陽信仰の神殿が次々に建立された。

 アガシャーはこのピラミッド型の金色の神殿で神事を行った。そして毎月一度広場に人々を集め説法をした。

 「神の本質は愛であること。主なる神を愛し、神の分身である隣人を愛し、神の下僕である自分を愛せよ。1日1一回は静かに祈り、自分の守護指導霊と話をせよ。人間の偉さはその人が施した愛の量ではなく、愛の質ではかられる。汝の愛の質を高めよ」、と説いた。

 アガシャーはポンティスの人々から深く尊敬されていたが、大陸の大多数の人々は科学万能信仰に陥っていた。彼らは目に見えぬ守護指導霊を信じることが出来ず、科学的合理的なものこそを重視していた。

 彼らは、アガシャーの非科学的非合理的な教えが我慢ならずに、ついにクーデターをおこした。黒魔術師の王に従う彼らは、アガシャーや王族を捕えられた。そしてアガシャーが説法をしていた広場で、生き埋めにする、という暴挙に出た。

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 次回に続く。





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Last updated  2014年05月30日 14時06分21秒
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