シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2014年06月03日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 前回紹介したふやけた連中は悪魔の奴隷となるだけで始末におえないのでさておいて、人間は誰もが神の子であるから、神という意識を開発するために、その前から紹介してきた神話を続ける。

 与えられた意識を開発することなくふやけさせる連中は悪魔の闇の藻屑となるだけである。

 起きているべきときに寝ている者は永遠に起きることはないであろう。やがて死でさえも起こすことができなくなる。

 では続ける。

 ★    ★    ★

アトランティスの祭祀王トート(改変)
http://www2.tokai.or.jp/shaga/atorantis/sub17.htm

 トートは、今日も寝ころんで星空を見ていた。

 手を伸ばせば届きそうなほどの満天の星空だ。すると、全天で一番明るい大犬座の主星シリウス付近から、サーッと1つの流れ星が流れてきた。この流れ星はトートの真上を通過し、長い尾を引いて消えていった。トートは行方を見定めると、翌朝流れ星の消えたあたりを探し回った。なぜか、この流れ星が気になった。



 ある夜のこと。またいつものように寝ころんで星空を眺めていると、「シリウスの剣」に月の光が射して、剣先から光がキラリとトートを貫いた。「あっ」と思うと、一瞬美しい乙女の姿が浮かんだ。

 トートはそれから深い物思いに沈むようになった。剣を眺めていると、自分と共鳴しているような気がする。自分の心臓の鼓動と、見も知らぬ美しい乙女の鼓動が共振しているように思えてならなかった。思いは想像から確信に変わっていった。

 トートはアメンティー(異次元世界)の『住者』から、古い時代に禁止されていた上位サイクル(高次元世界)へ行って帰ってこなかった光の娘がいたことを知った。この娘は相当高いところまで向上した魂だったが、好奇心から宇宙サイクルの壁を越えようとして、アルルの主に捕らえられているという。

 トートは、深く埋もれてしまった古代の秘密を学んだ。そして、トートの魂の他方と感じられる娘を救いにいこうと決心した。

 トートは、いまより遥か太古にウンダル島の大都市ケオルに生まれた。

 アトランティスの偉大なる聖者らは、今の世の凡人の如くに生まれ、死んだのではなかった。 彼らは永遠に流れる生命の川のあるアメンティー(異次元世界)のホールで、自己の生命を永劫より永劫にと新生させていた。

 「偉大なる聖者ら」と呼ばれているのはアトランティスのアデプト(大聖者)らで、その数は一三名だった。トートの父のトートメはこの一三名の首長だった。

 トートはこのアメンティーのホールへの出入りを許されていた。

 ある日トートは肉体を抜け、時間を遡って過去に向かった。宇宙の法則を破った者を救い出すことは、霊界の神々でも出来ないことだった。この世に生を受けた人間を通してのみ、他の諸界との道が開かれ得るのである。これは秘密中の秘密でもある。

 トートは長い間、人々の知られていない智恵と知識とを求め、遙かなる過去の時間が始まった空間にまで旅をした。しかし、分かったことは、より深い智恵は未来にある、ということだった。

 トートはアメンティーのホールで「すべてのものの根源はどこにあるのですか?」とたずねた。



 その時、トートは大きな力に捕らえられ、いまだかって見たこともない諸空間を通って大深淵へと投げ出された。
漆黒の闇だった。これ以上ないというほどの闇だった。

 トートは、闇と混沌を通して秩序(言葉)が造られるのを見た。秩序(言葉)より発せられる光を見、光の声を聞いた。そして、秩序と光を発出している大深淵の炎を見た。混乱(雑音)より秩序(言葉)が発せられ、光が生命を発していた。

 その時、トートは主の声を聞いた。

 「トートよ、聞いて理解せよ。この炎は万物万有をその潜在力として含み、万物万有の根源なり。光を送り出せる秩序は言葉であり、言葉より生命が生まれ、万物万有が生じる。」



 トートは、深く主の言葉を聞いた。「聖なる言葉」はネガティヴ(悪)とともに使ってはいけない。宇宙法則は両刃の剣で善にも悪にも応用できるが、善のみにしか通用できないものもある。「聖」は、善としか調和しない。

 「トートよ、万有万物は、法則(秩序)性をもつが故に存在できる。トートよ法則を知れ。そうすれば汝は自由となり、決して夜の暗黒に縛られることもない。」

 神秘とは、人に知られない知識であるが故に神秘であり、あらゆる神秘の中心深くまで理解したときはじめて知識と智恵とは自分のものになる。

 神秘は奇跡でも超自然でもない。ただ、その法則を知らないだけである。

 「もとめよ。時間は神秘なることを学べ。その理解により汝はこの空間より解脱を得るだろう」

 ある日、トートはアルルの門の前に立った。

 トートは礼を守って、蛇状のドラムを使い、紫と金色の衣を着、銀の冠を頭に置いた姿だった。そして、トートは体のまわりを辰砂の円で囲んだ。

 トートは両腕をあげ、境界を越えた世界への道を開く祈願を叫んだ。

 「二水辺線の主たちよ、三重の門の看守者たちよ、王座にのぼりて己が宝を納める星の如く、一人は右に一人は左に立ちたまえ。しかり、御身アルルの暗黒王子よ。ほの暗く隠れし諸門を開きたまえ。御身が幽閉せし彼女を解き放ちたまえ。」

 時間だけが過ぎていった。

 「御身よ聞きたまえ。御身よ聞きたまえ。暗黒の主よ。輝ける者よ。その名を我が知りとなえ得る御身たちが秘密の名によりて、聞きてわが意図に従いたまえ」

 トートはアルルの主たちの秘密の名に命じた。主たちの秘密の名によってアルルの諸力は屈した。

 それからトートは、 辰砂の円を炎でともし、超越界の空間諸界にいる彼女に呼びかけた。

 「光の娘よ、アルルより帰れ。七回また、七回私は火のなかを通過した。わたしは、食物をとらず、水も飲まなかった。私は汝をアルルより、エケルシェガルの王国より呼び出す。光の婦人よ」

 トートは断食をして、何回も何回もこの行法を繰り返した。

 やがて、トートの前にほの暗い姿が浮かび上がった。アルルの主たちだった。

 そして、アルルの主たちの姿がトートの前から消えたとき、あたりが光で包まれた。

 光の娘が現れたのだ。

 ジーン・ウールは、今や夜の主たちから解放され、霊ではなく肉体をもって生きることが出来るようになった。トートとジーン・ウールが見つめ合う時間は、永遠に続くかと思われた。

 ★    ★    ★

 以上は、エメラルドタブレットを書いたトートの話である。 





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Last updated  2014年06月03日 16時12分28秒
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