シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2014年06月03日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 前回はトートについての話を紹介したが、そのホームページに、面白い話が載っていたので続けて紹介する。

 ★    ★    ★

不思議な神話との出会い
http://www2.tokai.or.jp/shaga/atorantis/sub10.htm

 7月初旬、2冊の本を買いました。
 1冊は、ドイツのスザンネ・フィッシャー・リチイ氏の「香りはシンフォニー」。
 もう一冊は、イギリスのクリシー・ワイルドウッドの「自然香水」

 リチイのサブタイトルは<失くした香りを探して・・自然のエレメント(火・水・風・土)に合わせてあなただけの香水を作る。>

 リチイ氏の書籍は、日本の読者には解りにくい、秘密の言葉が至る所にちりばめられています。



1 四大霊(改変)

 通常、我々が知りえる歴史という記録は、ほんの二、三千年前を照らし出しているに過ぎない。

 しかし、時間の流れに遡り、永遠という源に近づくと、我々が知りえない文字で記されたアーカーシャの記録というものがあるという。

 グノーシスや神智学では、アーカーシャ年代記と呼んでいる。

 ドイツの詩を読むと、シュタイナーの人智学が浸透していることを感じる。

 古代の哲学者(パラケルスス)は、目に見える「自然」のなかに無数の生き物が住んでいるように、目に見える「自然」と対応している目に見えない霊的な「自然」のなかにも奇妙な無数の生き物が住んでおり、それを彼は四大霊と名付けた。(後世では「自然霊」と呼んでいる。)

 「地(土)の霊」のノーム(英語読み)、「水の霊」のウンディーネ、「風の霊」のシルフ、「火の霊」のサラマンダーである。

 彼らは実在し、多くの点で人間と似た姿をしていて、それぞれの世界に住んでいる、とパラケルススは教えた。

 (地「土」とは固体で、水とは液体で、風とは気体で、火とはエネルギー(プラズマ)の意味になる。)

2 錬金術師と植物の魂(改変)

 リチイ氏の<香りはシンフォニー>のなかの植物の魂の項目で、・・・錬金術師たちの古い研究では、精油は植物の魂であり、人間の心の栄養になります。・・・精油に凝縮した力の場が人間に及び、生命力と生きる喜びを強めるのです。・・・・とあります。



 私の知っているのは、

 ルドルフ・シュタイナー(1861~1925)です。

 シュタイナーの「神智学」のなかに

 「ひとりの人間の霊はそれ自身で一つの種族である。人間の肉体がその特徴を種族(子)に遺伝するように、霊は種族として霊のなかに、つまり自分自身のなかに、その特徴を伝える。

 だから、人間の霊は、ある人生のなかで、自身の繰り返しとして、前世の諸体験の成果を担って現れる。この人生は以前の人生の繰り返しであり、霊我が前世において学び取ったものを必然的に伴っている。」



 ・・・があります。

 この訳の分からない文体は、一体どうしたものでしょう。

 これは、言葉による曼陀羅の表現形なのだそうです。

 この表現形が、心中にイメージを呼びおこし、心中で生命を得て、心中で活動し、成長するための最良の表現法なのだそうです。

3 シュタイナーの幼児教育

 植物を育てていると、成長の法則がみえることがある。君子蘭の花がそうだった。寒い冬中、君子蘭は北側のベランダの隅に置かれていた。2月頃だったと思う。

 「ああ、寒かったねえ。ごめんね。暖かいところに出してあげるね。」

 君子蘭は南側の事務所に移されることになった。

 事務所は、夏は太陽が頭上を通り過ぎるので陽は入らず、冬には低い太陽が一日中窓から入ってきた。

 突然春になった君子蘭は、ある日気がつくと、まだ茎も伸ばしていないのに葉が重なり合った隙間に、蜜柑色の花を咲かしていた。葉の間をかき分けてわずかに花の先端が見えるくらいであった。君子蘭はゆっくりと茎が伸びるまで、冬の寒さが必要だったのである。

 成長の工程を一つ飛び越えてしまうと、自然界では後戻りもやり直しも、もう出来ないようであった。

 シュタイナーは、幼児期に子供に文字を教えることの良くない理由として、次のように述べている。

 7歳までの子供に対して、知的な訓練(例えば、文字を覚えたり、算数を覚えたり)をしてはいけません。文字を覚えるエネルギーと脳細胞を発達させるエネルギーとは同じエネルギーなのです。ですから文字をたくさん覚える子供は、脳細胞を育てるエネルギーが文字を覚える方にいってしまうために、肉体的に(脳細胞を)充分成長できない方向にいってしまいます。

 7歳までの子供の体の中の肉体器官の形成において未達成に終わったものは、一生失われたままになります。

 脳に関しても、7歳までの間に形成されなかったものは、一生失われたままになります。もし、中学、高校の時に集中力のある優秀なお子さんに育てたいと思うのだったら、幼児期には、直観力や想像力に相当する部分を育てるべきであって、暗記等の知的な訓練をするべきではありません。

 直観力や想像力が変化して知力に変わっていくのです。

 幼児期にはしっかり根っこを張らなくてはなりません。

 人間の根っこは目に見えません。それに子供は文字を教えると覚えてしまいます。本来は、土台づくりに使うべき力を文字を覚えることに使ってしまうのです。

 (この意味は、例えば、受験でよくやる勉強法で、数学の問題を、解答をみて解き方を暗記するやり方があるが、確かに受験ではこのやり方は効果的なのだが、これをやると解答のわかっていない数学の問題が出されると途端に思考停止に陥るという盲点がある。

 本来の勉強法とは、解答のわかっていない問題をどのように自分流で答えるかが重要なわけで、小さい頃から暗記で済ませてしまうと、思考力が落ちてしまうことになる。本来思考力というのはわからないものをわかるようにするためにあるわけで、解答などは自分でみつけないと意味がない。

 しかし、これを逐一やっていると、一向に進んでいかないことにもなるから、社会適応できなくなる恐れもある。

 興味深い話として、天才で有名なアインシュタインは子供のときは無口だったので知恵遅れとみなされたそうである。アインシュタインにいわせると、必要もないのに話すのは意味がないと思っていたそうである。母親がはじめて聞いた言葉がスープを出したときに「スープが熱すぎる」という言葉だったという逸話がある。)

 シュタイナーは早く文字を覚えた子供は、大人になってから、精神の老化が早いと警告しています。

 (昨今の痴呆症増加と一世代前の暗記型の早期英才教育とは関係があるかもしれない。)

 シュタイナーは知的なものを覚えさせるのは、遅ければ遅いほどよい。しかしそうではあるが決してそうすべきではない。

 ・・多分大きなリスクが伴うから・・と言う意味だと私は思う。

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 次回に続く。





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Last updated  2014年06月03日 15時34分25秒
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