シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2014年06月27日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 人間に知性が宿るのは、人間が神々という知性の本体の子供だからだ、というようなことをキリストは2千年前に言った。知性の本体が、末端の知性に解き明かしたのである。末端の知性に、原点、源流に戻りなさい、再起しなさいということなのである。

 それがキリストの再来なのだ!

 「迷える知性の子羊たちよ! 元来た知性の群れ、つまり叡智に戻りなさい。」ということだ!!

 さて、人体、つまり肉体は、知性を基にして機能していることはいうまでもない。あらゆる機能は、知性の賜物である。しかし、この知性とは仏教でいう分別知ではなく、つまり差別したり、区別したりするものではなく、融和するものである。分離し、再び結びつけるものである。

 再び結びつける、という意味をもつ言葉が、RE(再び)LIGION(結びつける。ラテン語のligare)でreligion(宗教)となったという。つまり、末端の知性を、知性の本体の叡智に結びつけることが、本当の宗教であり、哲学なんである。

 だから、日本語に訳すなら、宗教は、本当は知性の本体への再帰化、叡智化というべきだろう。生命を調べていくと、必ず、この知性の再帰化に出くわす。例えば、宇宙は拡大した後収縮するという説やパイを伸ばして折り畳むというパイコネ変換などは、知性の再帰化のプロセスとよく似ている。

 このような観点から生命をみていくために、シュタイナーの話を紹介する。

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シュタイナー語録88(その11)
http://blog.goo.ne.jp/steineranthroposophy/e/d965ff174016d6f8b4fd3668eaec0085

人智学的医術や精神の体現(改変)

81 人体の3系統(改変)

 人体を考察するには、次の三つの系統に分類するとよい。

 第1系統については、主に頭部に位置する神経-感覚系と呼ぶべきだろう。

 第2系統は呼吸・血液循環を包括する律動系である。また、律動的な消化活動なども含む。

 第3系統は、互いに関連しあう運動-四肢-新陳代謝系であり、手足の動きによって新陳代謝が促進され、また、手足は人体内へと向けられ、常に有機的に新陳代謝器官と関係している。

 律動系は、第1、第3の中間にあって、神経-感覚系と四肢-新陳代謝系との対極的な活動の間に均衡をつくりだしている。

 以上のように、人体は三つの系統から分類できる。特に頭部に集約されている神経-感覚系、特に胸部に集約されている律動系、四肢と新陳代謝器官に集約されている四肢-新陳代謝系の三つである。

 神経・感覚器官に働きかけるか、または律動系、もしくは四肢-新陳代謝系に、どのような方法で働きかけ、治療したらよいかを知ることが基本になる。

 薬を、口から飲んで胃に入れれば、新陳代謝系に働きかけ、新陳代謝系から他の系に働きかけることになる。



 薬を、湯に入れ浸かったり、塗ったり、マッサージすれば、外的な形で、神経-感覚系に働きかける。

 自然から取り出された薬は、健康や病気の人体に作用するだけでなく、心魂(精神)にもいかに作用するかが重要である。精神-心理に作用させ、治療することもできる。

 精神病は、(精神の病気と考え)精神的な方法で治せる、と思いがちであるが、精神病には、精神的な方法ではほとんど効果がない。いわゆる精神病の場合、外界からの印象(情報)に対して、つまり人体について、心魂が閉じている(無反応な)状態にある。だから、精神病のほとんどは、肉体的な病気が隠れている。

 だから、精神病は、肉体的器官を治療することで、有益な効果が期待できる。

 逆に、肉体的な病気の場合、精神-心理的な方法から、薬などによる治療を支援することができる。

人智学(霊視)を基にした進化学(改変)

82 病気の種類(改変)

 自我に関係する病気、自我の肉体への表現の基本となる血液に関係する病気は、基本的に慢性病になる。慢性病は遺伝する。だから、その治療の際に、患者が周囲からどんな直接的-間接的影響を受けているかなどを明らかにする必要がある。

 周囲からの影響を明らかにすることから、例えば、患者を今とは違った環境のなかに移したほうがよいことに気づくこともある。もしくは仕事を変えたほうがよいなどと忠告したほうがよいということが分かることもある。

 次に、アストラル体の不規則性に原因のある病気を考える。そのような病気は、神経系の不能として現われる。急性疾患の多くは、アストラル体の不規則性に関係している。

 このような病気の場合、第一に食生活を改善する必要がある。消化の仕方を変える必要がある。周囲に巡る大宇宙と、人体内という小宇宙は照応している。どの食べものも、人体内の器官と関係している。

 半ば慢性で、半ば急性という病気がある。そのような病気はエーテル体、もしくはエーテル体の表現となる腺組織に関係している。そのような病気は、遺伝とはほとんど関係がなく、民族-種族-人種と関係する場合が多い。

 (ここで述べている「遺伝」とは、霊魂的な遺伝のことである。)

 人智学では、人体の各臓器が天体と結び付けられている。

 心臓-太陽

 脳-月

 脾臓-土星

 肝臓-木星

 胆嚢-火星

 腎臓-金星

 肺-水星

 自我に原因のある病気の場合、心理的な方法が最も効果がある。

 アストラル体の不規則性を通して発生した病気を考える場合、心理的な方法は、適応可能ではあるが、それほど大きな効果はない。

 エーテル体に原因のある病気には、薬などによって治癒に誘導することが好ましい。

 自我、アストラル体、エーテル体の次の四番目に、物質体に原因のある病気がある。それが伝染病である。

 そして、五番目の病気と呼ばれる、人間のカルマに由来する病気がある。

カルマを知る(改変)

83 ルシファーとアーリマンと病気

 地球進化のある時期に、ルシファー的な力が人間の進化のなかに入ってきた。この出来事を通じて、人間の自我がアストラル体に適切な形で働きかける前に、ルシファー的な存在から流れ出たもの(情熱)が植え付けられた。そのため、ルシファー的存在の影響は、特に人間のアストラル体に作用するようになった。

 ルシファーの影響がなかった場合よりも、人間は(冷静さを失いやすくなり)激情や情念や欲情から行動するようになった。この影響の結果、人間は、その影響がなかった場合よりも深く欲望の世界に没頭するようになった。

ルシファーの影響がなかった場合よりも深く肉体のなかに進入し、自分を肉体と同一視するようになった。

 こうして、地上世界へと向けられた人間の意識は(情熱を持った分だけ)濁り、外界からの印象(イメージ)にアーリマンの影響が混入するようになった。このような影響をとおしてのみ、アーリマンは人間に介入でき、外界を幻影化することに成功した。

 ルシファーは情念と激情をとおして人間のアストラル体に働きかけ、アーリマンは外界についての錯誤・誤謬をとおして、外から官能的に人間に侵入する。

 生まれてから死ぬまでの人生で、道徳、もしくは理性に従った判断全てが地上に残り、当人の霊魂が死後に欲界期に赴いた後、来世に対して人体を構築するために働き、人体の生命力のなかに刻印され、その生命力が物質体、エーテル体、アストラル体を作り上げる。

 唯物主義への傾向などのアーリマンへの帰依から発する誤謬は、外からエーテル体を通して人間に感染し、病気の素因となる。逆に、道徳的判断に委ねられるような人生の問題、もしくはイデオロギーとして逸脱する思考などは、むしろアストラル体から働きかけるルシファー的な病因となる。

 通常よりも深くアストラル体が物質体やエーテル体のなかに入り込むと、自我が、朝目覚めるために、物質体とエーテル体のなかに入りこむのと同様に、アストラル体も(目覚めるために)入り込むようになる。

 病気とは、アストラル体が物質体内で異常に目覚めている(起きている)状態である。同様に、エーテル体もあまりに深く物質体のなかに入り込むと、異常な状態で目覚めることになる。

 異常な覚醒を生じないために、ルシファーに敵対するキリストの力が、ルシファーの影響下に生じた誤謬(錯誤)に苦痛を(その信号として)付け加える。ルシファーの影響の際、苦痛が、その対抗力となるのと同様に、アーリマンの影響に対抗する力が現われる。つまり、破壊が生じるのである。器官の破壊は、実は、善の力により引き起こされているのである。

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 従来の医学では、苦痛は悪とされているが、苦痛は実はキリストの力であり、そのことは聖書にも、創造に付随する痛みであると記されている。

 つまり、人体を構成している自我、アストラル体、エーテル体、肉体にはそれぞれ領分(領域)があって、お互いが協調性を保って、分をわきまえている間は健康だが、そのうちのどれかが突出したり、他の領域を侵すと、苦痛という警告が発せられ、破壊が生じるようになっているという。

 例えば、ガン細胞にならないために生じる、アポトーシスなどの自発的な細胞死などは、この典型な例といえる。





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Last updated  2014年06月27日 16時58分20秒
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