シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2014年08月27日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 先日ある番組でタイムマシンの話をしていたが、滑稽なのは唯物論でその可能性を理論的にああだこうだといっていることにある。

 物質のテレポーテーション(瞬間移動)を唯物論のエネルギー保存則を破らずに行うことは、唯物論自体の破綻を意味することがわかっていないからである。

 仮想粒子や素粒子のようなほぼ質量ゼロに近いものでない限り、物質が瞬間移動した時点でエネルギー保存則、つまり唯物論が破綻するからである。少なくとも理論的には時間が止まらないといけないが、唯物論の時間の概念は運動を基準にしているから、論理破綻する。

 唯物論が成立するには、タイムマシンができてはいけないのである。

 なんでこういう自己矛盾に陥るかというと、アインシュタインの相対論を拡大解釈しているせいで、光速度が問題となるミクロやマクロの世界に限られる話で、少なくとも日常生活に関わる話ではないのを、SFチックに適応してしまうからである。

 こういうとGPS機能を持ち出すお決まりの学者がいるが、GPSは衛星と地上間のマクロの話と、光通信というミクロの話のなかで光速度が時計の精度と関係するから相対論が通用するわけで、それを日常生活のレベルで語るのは拡大解釈である。

 自然法則には適応範囲がある。素粒子論や宇宙論の範囲を日常生活に持ち込むのは馬鹿である。例えば、電子は個性をもたないので、どの軌道をとるかで区別するしかないから、一時期超能力で話題になった中国の壁抜け双生児の姉妹みたいに、壁抜けしたかどうかが姉妹の違いを区別できるかどうかにかかってくるわけで、電子は皆双生児のように同じで、区別できないため、電子が存在できる領域にエネルギーさえ伝わればすぐに電子が生まれてしまうから理論上、瞬間移動も可能と考えられるのである。

 そのため、波動論が生まれる。物理学では波動だと恰好が悪いので、調和振動子などと呼んでいる。この調和振動子は、唯物論のくせに真空でもエネルギーをもつので、真空エネルギーとしてSFではドラえもんの四次元ポケットのように重宝されている。真空エネルギーは唯物論では捉えられないエネルギーと考えればよい。

 ちょっと前置きが長くなったが、タイムマシンは物質的には不可能なんである。そもそも過去に行って何度もやり直しができたり、未来にいって現在の顛末を知ってしまえば、現在生きる意味をなくしてしまう。なんのために現在人間は齷齪して生きているのだろうか? 



 シュタイナーのカルマの話からいえば、霊魂こそがタイムマシンであることがわかる。つまり過去の失敗を取り返すために未来がある。だから、わざわざ、過去に行く必要がない。いま失敗から学び未来をつくればいいだけである。

 失敗を成功に変えることが少しでも神に近づく方法である。では、シュタイナーのカルマの話を続ける。

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 また、「痛み」を伴わない病気もあり、そのほうがむしろ重病な場合が多い。

 では、「痛み」を伴わない病気はどのようにとらえたらいいのか?

 前回、現在の地球紀とその前の月紀を比較したが、月紀より更に遡り、人間がまだ肉体とエーテル体しかもたなかった進化段階を考えてみる必要がある。現在でも、睡眠中の人間は、アストラル体と自我が離れ、肉体とエーテル体になっているが、この睡眠中の意識と同じ「暗い意識」を考えてみればわかる。

 さて、前世での様々な体験の結果、前回述べた痛みを伴う病のようにアストラル体を肉体やエーテル体のなかに深く沈みこませ、強く結びつけてしまうと、エーテル体と肉体の関係も、通常よりも遥かに強く結びつくことがあり、エーテル体も肉体のなかにも深く入り込み、異常な覚醒状態になることがある。

 その際、その強い結びつきに、アストラル体が関わることができないと、痛みを感じることなく、アストラル体の覚醒状態よりも更に深い「暗い意識」の状態になる。というのも、痛みを感じ取れるアストラルの意識よりも更に暗い意識なので、痛みを感じ取れないからである。(P126-127)

 この「暗い意識」を考えるには人類の進化を振り返る必要がある。月紀には、アストラル体をエーテル体と肉体に組み入れたが、その前の太陽紀では人間は肉体とエーテル体だけの存在だった。当時のこの「暗い意識」は、今日の夢をみている状態の意識の明るさにも達しない。

 睡眠中の人間が意識をもたないという現代の見解は大きな間違いである。睡眠中も人間は意識をもっているが、自我がその状態を記憶できないほど暗い。

 さて、エーテル体が覚醒状態となる「暗い意識」は、「暗い意識」といっても、全く行動できない無意識の状態ではなく、例えば、夢遊病者のように「体験を伴わない」意識が働いている。



 エーテル体が肉体の中に深く入り込み、自我では認識できない深い意識が生じる際、日常生活でも訳も分からず闇雲に行動することがある。体験することなく、いわば無意識に行動する。

 前世での行為の結果、死から転生までの間にエーテル体が肉体の中に深く入り込む傾向を生じさせ、新しい人生を始めるとき、その人は深刻な病気を生じさせるような外的な病因などを探し求める。

 日常の自我の覚醒意識では、このことが理解できない。この通常の意識から、そのような行動をすることが全くないからである。通常の意識がわざわざ、バクテリアがウヨウヨいるような場所に行け、と命令することは全くない。

 しかし、暗い意識が、病因が必要と思うとき、この意識が病気を外に求め、病因を見つけ出し、病気を生じさせる。(p128-129)

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Last updated  2014年08月28日 09時25分06秒
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