シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2014年11月26日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 前回紹介したシュタイナーの内人間の進化と外人間の進化の話から、医療を改めて考えてみるなら、内人間の進化のなかに永遠の生命を考えるのが、いわゆる内科学、外人間の進化のなかに永遠の生命を考えるのが外科学といえる。

 大まかにいって、内人間が霊魂で、外人間が肉体だから、内科学は霊魂の進化を扱い、外科学は肉体(感覚器)の進化を扱うことになる。

 そこで改めてこの2つの進化の流れを考えるために、シュタイナー『霊視と霊聴』(西川隆範訳、水声社)から考えてみる。

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顔の変化原因・後編「アリストテレス、シュタイナー」(抜粋改変)
http://moneyhelper.seesaa.net/article/1618800.html

 『魂のなかをみるには、かつて何千年にもわたり通用してきた霊視力を用いないとわからない。生存競争を強いられ、外界の出来事に囚われ、精神力を浪費している現代人には、そのようなことは非常に困難である。

 現代人は、(…)平静な精神統一という概念にいたることはない。(…)現代には、自我の深層(潜在)についての意識がない。(…)毎日、規則的に、短時間でも、日常生活から離れて、以前とは異なる自分の成長を見つめなおす瞑想を繰り返し行う必要がある。』(p13)

 『魂において、自分よりも進んでいる(高次な)人を、自我の成長の手本にすると、高次の霊界に通じる霊能力に目覚めるために必要な条件の一つを満たすことになる。』(p16)



 『その人物が本当に尊敬に値する人物かどうかというよりも、内面から深い尊敬の感情を込めてその人物を見上げることが重要である。尊敬という意味深い感情が、見上げる高次のものへと自分を高める。』(p18)

 『立場、職業、地位などに付随するものは、高次の生活に深く導くものではない。どんなに無意味なものでも、自主的に行うことにより、高次の生活に深く導かれる。それ以外の強制された行為などは、高次の生活には全く寄与しない。』(p25)

 『醜いもののなかに美しいものを見つけ、外界のあらゆるものに、美しさを見つけるように努める。そうすると、あらゆる事物のなかに、肯定できるものがあるのに気づく。そのように努めることで、あらゆる事物、あらゆる存在を理解するのに必要な寛大さを獲得できる。』(p26)

 『自分の主張に対して、より厳密な意味で責任を感じないといけない。』(p40)

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 以上は内人間の進化について書かれているようにみえる。主に自我の成長が説かれている。続いて、以下にシュタイナーの黙示録の話を紹介する。

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黙示録「第一の封印」にある人間進化
http://ameblo.jp/kmasaaki0911/theme2-10073135288.html

 宇宙との関係から人間の進化のイメージは「黙示録」の封印に書かれている。・・・

 第一の封印には、白い衣の人が描かれている。

1の封印.jpg



 ヨハネの「黙示録」を知る人は、このイメージによく一致する叙述があるのを思い出すだろう。ヨハネは秘儀参入者なので、この封印は、全人類の理念を描いている。

 人類の進化を遡ると、人間がまだ不完全な段階にあった時代にいたる。

 例えば、今日肩の上にある頭はまだなかった。・・・頭は次第に発達してきた、これからも益々発達していくだろう。

 今日、人体のなかには進化が終結した器官がある。このような器官は、将来もう人体のなかにはなくなるだろう。

 まだ進化していく器官もある。例えば、人間の喉頭は今日まだ進化を始めたばかりで、喉頭はいつか霊器官へと進化し、生殖器となるだろう。人間は今日、喉頭で発声し、言葉をつくっていることがわかれば、人間の将来の生殖器をイメージできる。



 このように、いまの人間が行うのは物質(鉱物)界での出産である。空気の運動は気体という物質の運動である。喉頭を通じて、人間は周囲に物質的に作用する。

 しかし、人間はこの物質(鉱物)段階から進化し、いつかエーテル(植物)的に作用できるようになるだろう。物質的な運動(振動)だけでなく、エーテル(植物)的な運動(振動)も引き起こせるようになるだろう。人間はエーテル(植物)を語りだすようになるだろう。

 更に次の進化段階では、人間はアストラル(動物)を語りだすようになるだろう。

 そして、最高の進化段階では、人間は喉頭を通して人間自身(自我)を生み出すようになるだろう。いま人間は、自分の理念(自我)の内容を言葉でしか語れないが、将来は、人間自身(自我)そのものを語り、生み出せるようになる。

 人間が将来、(いま自分自身を作り出している)自我を語り生み出すようになるのと同じく、人類の先駆者であった神々は、人間が将来手に入れる霊的生殖器によって、いま存在する事物全てを語り造り出した。神々は、人間・動物他被造物全てを語り造り出した。

 万有万物は、神々の言葉から発せられた。

 「初めに言葉があった。言葉は神のもとにあった。言葉は神であった。」

・・・ヨハネは原初の事実を述べたのである。・・・

 そして、人間の進化の終りにも言葉があるだろう。創造とは、言葉そのものを実現することである。将来、人間が生み出すものは、言葉そのものの実現である。

 (だから、嘘をつけない。嘘をつくとそのまま破壊となる。)

 そのとき、人間はもはや今日のような物質の形姿ではないだろう。かつての土星紀のような火(エネルギー)の形姿にまで人間は進化しているだろう。

 (かつての土星紀の現在「地球紀」の名残りが人間のもつ体温である。)

 そのように、宇宙進化の始まりでの神々の創造力は、宇宙進化の終わりでの人類の創造力に結び付く。

 今日、宇宙にある万有万物を語りだした神々は、人類の偉大な模範である。神々が、土星・太陽・月・地球・木星・金星を語り造り出した。

 地球紀の前半が火星紀、後半が水星紀にあたる。また、この七つの天体は、人間がどのような高みにまで進化できるかの印でもある。地球は最後に再び火(エネルギー)にかえる。人間は、その火のなかで創造的に語ることができるようになる。

 これが、第1の封印のイメージのなかの人間の口から突き出ている炎の剣の意味である。最終的には全てが火(エネルギー)にかえる。だから、人を支える両足(肉体)は火に溶けた金属(物質)・真鍮(青銅)のようになる。この第1の封印のなかに、進化の意味が見事に示されている。

 「黙示録的な現代」p175

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 以上の黙示論の話は、外人間の進化についてである。いま人間の自我は、その理念の内容しか言葉で表現できていないので、嘘もつける。

 だから、自我が肉体の感覚器から正確に外界を捉えていれば、外界と巧く関係を構築でき、自我の理念を実現でき、理念が真実となるが、外界を正確に捉えられなければ、病気に罹り、治るか死ぬかで、感覚器を作り変えていくことになる。さて、更にシュタイナーの進化の話を紹介する。

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第二・第三の封印

 今日の人間を動物と比べると、両者の相違は「動物が内に持たない自我を、人間は個人として内にもつ」ことがわかる。人間は個的な魂をもち、動物は集団的な魂(集合魂)をもつ。つまり、魂の上では、人間個人が、動物の1つの種全体に相当する。

 ・・・動物の集合魂は人間の自我に相当する。ただ、(動物の)集合魂は、物質界にまで降りてこないので、アストラル界に霊視できる。人間の自我は地上におり、各個人のなかにいる。

・・・

 人間も、昔(約3千年前以前)は集合魂をもっていた。人間は次第に、今日のような各個人で自立した存在へと発展してきた。それまでの集合魂は動物と同じくアストラル界にあったが、肉体のなかに住むために降りてきた。

 (人間も集合魂のときは動物と同じ予知能力をある程度もっていた。自我が地上の肉体に降り、個人の認識をもつとともに予知能力も予知夢となり、肉体を個人と認識するにつれ、次第に失われたという。)

 人間の古来の集合魂をアストラル界に霊視すると、四つのタイプに大別される。その四つの集合魂に人間個人は由来する。

 人類の自我の原型となった、この四つの集合魂と、今日の動物の集合魂を比較すると、「四つのうちの一つはライオンに似ている。二つ目は鷲、三つ目は牛に似ている。そして四つ目は、自我が降りる前の原始時代の人間に似ている」ことがわかる。

2の封印.jpg

 このように、第二の封印のなかに「黙示録」の獣たち、ライオン・鷲・牛・そして過去の進化段階にある人間が描かれている。地球紀に限り、高次の啓示を受け取る集合魂は、子羊のイメージで示される。

 神秘の子羊は救世主の印である。第二の封印には、この五つ目の集合魂、つまり、人類全体が属す大集合魂のまわりに人間の四つの集合魂が描かれている。

・・・まだ人間が魂をもたなかった時代もあった。人間の魂が上位のアストラル界にあった時代である。更に時代を遡ると、人間の魂が神界(天国)にあったことがわかる。

 将来、人間の魂は地上で純化されると、再びこの高次の世界(天国)に上昇するだろう。神界からアストラル界を通って物質界へ、そして再び神界へというのが、人間の長い進化の道のりである。・・・

 人間は物質的に進化してきただけでなく、霊的・アストラル的にも変化してきたのである。その変化を追求するなら、神界(天国)にまで霊視(霊聴)できなければならない。

 (天国には光しかないので、影をみることないから不可視で、聴力=観音するしかない。)

 神界で、人間は天球の音楽が聴ける。・・・この音楽を神秘学では「天使たちのラッパの音」と名付けている。

 だから、第三の封印はラッパである。神界から啓示がやってくる。その啓示は、人間が益々進化するときに、初めて明らかになる。そのとき、七つの封印をもつ書物が人間に開示される。・・・

・・・本が真ん中にあり、下に人類の四つの進化段階が描かれている。四頭の馬は、時間を経て進化していく人類の進化段階を表している。

3の封印.jpg

 「黙示録的な現代」197

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 以上のように第二・第三の封印は、内人間の進化と外人間の進化を宇宙全体から述べていることがわかる。





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Last updated  2014年11月27日 21時31分54秒
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