シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2015年04月17日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 いかに良いことでも強制された時点で悪いことになる。アホのネトウヨは憲法は米国に強制されたものといいながら、その改正を強制されているのに気づいていない馬鹿である。

 前回紹介した話に、「強制された信仰心では、個人の心の中に、キリストが兄弟として生まれるのではなく、主人として生まれただろう。」とあるように、主従の縦関係のような強制された信仰ではダメで、兄弟同士の対等な横関係の個人の信仰が、人類の進化の鍵となることがわかる。

 この話から、人間の組織形態は、これまでのトップダウンの権威主義的な縦基準の組織形態を改め、個のボトムアップの平等主義的な横基準の組織形態が求められることがわかる。簡単にいえば、上下関係から対等な平等主義への変革といえる。

 また、前回までの歴史の話から、急速な成長は、かえって破壊をもたらすことを紹介した。例えば、かつての日本の経済発展は護送船団方式にあるといわれていたが、それはゆっくりとした成長といえる。ゆっくりとしたものなので、脱落者が少なかったわけで、だからこそ中流意識が芽生えた。

 しかし、投資熱のハゲタカ襲来によるバブル経済と小泉改革により、護送船団は分裂し、船頭多くして船山に上る、となり、各々の船は金儲けに夢中になり、互いに争い、利益を求めて食い合い競争し、自滅することになった。そしてきがついてみると、勝ち組と負け組にわかれ、格差社会が生まれた。

 格差社会とは端的にいえばピラミッドの主従縦関係のことだが、底辺の土台が強靱でないと砂上の楼閣となる。底辺とは僅かな賃金で人の何倍も働く労働者のことである。

 ピラミッドの頂点を高くするには底辺を拡げないといけないから、非正規雇用労働者を増やすことになるが、徐々に増やせばなんとか持ちこたえられるが、それでも限界があり、頂点を急激に高くすると、中抜けの状態になるわけで、それはつまり、頂点を高くすればするほど、自滅するということになる。

 だからここに循環論をみつけないといけない。底辺と頂点を入れ替える循環である。成長を急速にしないために、中間部を基に底辺と頂点を入れ替える必要がある。逆回転させるのである。すると急激ではなくゆっくりとした成長となる。

 陰陽五行説では、完成形はよくないために、陰と陽を逆にし、あえて未完成な形にする。「亢龍悔い有り」とならないためである。いまの米国をみているとまさしく亢龍である。つまり後は下るしかない。米国の凋落は誰の目にも明らかである。



 言論の自由を無視するアホバカには自覚不可能なので自滅するまで突っ走るしかない。自滅しないとわからないのは馬鹿であるから、馬鹿は死ななきゃ治らないといわれる。

 さて、そのような人類史からわかる奥義の話の紹介を続ける。

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 こうして第4、第5文化期の間、この世的な要素が益々発達し、世界史的規模で物質界が進歩した。物質主義のこの世的な要素と共に、万人が万人と戦う個人的な利己主義が育った。キリスト教は存在しても、真のキリスト教は極少数の人達のものだった。

 しかしこの宗教は「神の前では皆が等しい」事を第四、第五文化期の人々に教えた。これがキリストの基本原理である。しかし人類がいまだ物質主義と利己主義の虜(とりこ)になっている限り、これを完全に理解する事は出来ない。

 フランス革命はキリストのこの教えを、この世的な意味で実行した。「全ての人間は神の前では等しい」というキリスト教の精神は、フランス革命によって「万人は平等である」というこの世的な純粋な教えになった。現代はそれをより物質的なものに置きかえている。

 フランス革命以前に、女王マリー・アントワネットの侍女であるダデマール夫人の所に、ある人物が現れ、革命の重要な場面すべてを予言し、警告した。その人物はサン・ジェルマン伯爵であり、前世で薔薇十字会を設立した者である。

 彼は当時、「人間はこの世の(物質)文化から、真の(霊的な)キリスト教の文化へとゆっくりと導かれるべきである」という考えを主張した。

 この世的な力は、しかし、自由を、暴力的に、しかも物質的な方法で獲得しようとした。サン・ジェルマン伯爵は、革命を必然的な結果と見ながらも、それについての警告を発した。

 クリスティアン・ローゼンクロイツは、18世紀に受肉した時に、青銅の海と聖なる黄金の三角形という秘密の奥義の守護者として、「人類はゆっくりと進歩すべきである」と警告した。彼は、これから何が生じるかを見抜いていた。

人類の未来=青銅の海と聖なる黄金の三角形



 (ソロモンの神殿とは、個人の自由のことである。その住処とは、人間の自我のことである。この自我はいまは利己主義で低次だが、愛により高次の霊我にする必要がある。)

 しかし、最後の仕上げに必要なものはまだ隠されていなければならない。秘儀参入者ヒラムだけがそれを仕上げる事が出来たが、彼は誤解され、裏切られて、殺されてしまった。

 この秘密はまだ明かす事が出来ない。それはいまもキリスト教の数人の秘儀参入者のなかでの秘密となっている。青銅の海の鋳造と聖なる三角形の中に隠されたままである。それはキリストの誕生以前に、高次の世界の体に受肉し、次のような重要な言葉を発したローゼンクロイツの魂の秘密に他ならない。

 (後にローゼンクロイツの魂となったのは前世でゾロアスター、そしてイエスだったようである。)

 ローゼンクロイツがフランス革命の前に、この言葉を再びどの様に口にしたか、もう少し述べる。

風を蒔いて、つむじ風を刈り取る 」と言った。

 この言葉をホセアが言い、記録される前に既にローゼンクロイツがこの言葉を口にしていた。これはローゼンクロイツの言葉なのである。

 「風を蒔いて、つむじ風を刈り取る」という言葉は、ポストアトランティス時代の第四、第五文化期の標語であり、

 「あなた(ルシファー-カインの人類)は、人類を自由にするだろう。受肉したブッディ(生命霊)が、あなたの自由と結び付き、神の前で人間を同等にするだろう。しかし霊【風は霊=ルアク Ruachを意味する】は、はじめは嵐となるだろう【万人の万人に対する戦い】」

 という意味をもつ。

 (この言葉の意味は、ルシファーから出たカインの人類の知性は、人類を自由にするだろう。そして、ヤハウエから出たアベルの人類の敬虔さが、カインの人類の自由と結びつき、人類を個人にして同等にするだろう。しかし、個人となった人類は、はじめは欲から利己的になり競争し、戦いをはじめるだろう、ということ。)

 キリスト教ははじめ十字架のキリスト教になった。十字架のキリスト教が、完全にこの世的な、つまり物質界の中で発展する必要があった。十字架のキリストがはじめからキリスト教のシンボルだった訳ではない。しかしキリスト教が次第に急速に政治的になっていった結果、この世の体(肉体)を十字架にかけられ、苦しむ神の子がシンボルになっていった。

 (自我が競争によりストレスや苦悩の餌食になっている象徴である。つまり、いまのキリスト教の十字架の象徴は悪魔に苦しめられている神の子キリストを描いている。つまりニセモノということで、やがてホンモノのキリスト教が現れる。)

 この(ニセモノの)シンボルは表面上は第四のギリシア・ラテン文化期の途中から第五のゲルマン文化期の終わりまで続く。

 キリスト教ははじめは、第四、第五の文化期の完全に物質的な文化と結び付いているが、その間に、未来に向かう真の(霊的な)キリスト教が生じる。青銅の海と黄金の三角形の秘密を知るキリスト教である。この真のキリスト教のシンボルは、もはや十字架にかけられた神の子ではなく、薔薇が巻き付いた十字架である。

 このシンボルが第六文化期の新しいキリスト教のシンボルになるだろう。薔薇十字同胞団の秘儀から生じるこの第六文化期のキリスト教は、青銅の海と黄金の三角形を知るからである。

 ヒラムは、第四、第五文化期のカインの末裔の秘儀参入者の代表である。

 シバの女王とは-女性は秘教ではいつも魂を意味し、それは、この世のものではない清らかさをもつ敬虔さ(ソロモン)と、欲望を克服することでこの世と結び付いた現実的な叡智(ヒラム)との間で、物事を決定できる人間の魂を意味する。

 またシバの女王はヒラムとソロモンの真ん中に立つ、真実の人間の魂の代表であり、第四、第五文化期においてはヒラムと結ばれる。と言うのは、ヒラムは今も神殿を建てているからである。

 (個人の自由を構築中ということ。)

 青銅の海は、水(液体)が青銅(固体)と適度に混ぜ合わされた時、鋳造される。三人の職人は、それを邪魔し、青銅は壊れる。しかしトバル・カインに火(エネルギー)の秘儀を明かされ、ヒラムは水と火を正しい形で結び付け、青銅の海は完成する。それが薔薇十字会の秘密である。

 (ちなみに人類の進化を邪魔する三人の職人とはルシファー、アーリマン、アスラと考えられる。ルシファーは熱狂の自我、アーリマンは利己的で争い好きな自我、アスラは自己分裂する自虐的な自我のことである。)

 これが、静かな叡智の水が、アストラル空間の火、激情の火と結び付く時に生じる秘密である。

 これに、黄金の三角形、アートマ、ブッディ、マナスの秘密が、更に付け加わる時、次の時代にもたらされる「青銅(固体)」の堅い結びつき(結婚)が成就するに違いない。この三角形とそれに付随する全てが、ともに第六のロシア文化期の新たなキリスト教の教えとなるだろう。

 (マナスはルシファーを克服する敬虔さ、ブッディはアーリマンを克服する無欲や愛、アートマはアスラを克服する赦しや融合、調和の一元性の「我は我あるなり」と考えられる。つまり、悪の三位一体と善の三位一体がある。それぞれ逆三角形と正三角形で表現される。青銅の海と黄金の三角形とは、物質と霊の結婚である。)

 新たなキリスト教は、薔薇十字会によって準備される。その時、青銅の海として象徴化されている真実が、輪廻転生やカルマの認識との結婚に導くだろう。これはいまのキリスト教に付け加えられる新しい秘教の教えである。

 アートマ・ブッディ・マナスの高次の自我の秘密は、第六文化期に、人類がそれを受けるに相応しく進化した時に明かされるだろう。その時、ローゼンクロイツはもはや人類に警笛を鳴らず立場に立つ必要がなくなり、物質界での戦い全てがなくなり、青銅の海と聖なる黄金の三角形によって、調和を見いだす平和の使者となるだろう。

 これが未来へと続く世界史の歩みである。ローゼンクロイツが同胞団を通して世界にもたらした神殿伝説は、薔薇十字会の主題だった。

 すなわち、信仰上の敬虔さだけでなく、外界に向かう科学を人類に教え、しかし外界を知るだけでなく、霊能力も熟知し、外界と人間の内面の両面から第六のロシア文化期に突き進むのを人類の課題としたのである。

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 人類は永遠の生命を得るために絶え間なくゆっくりと確実に進化しなければならない。それは人類の一部のためでなく、人類全体の、誰もが迷うことなく、着実に進むためである。ピラミッドは中心を回転軸として球のように循環していかねばならない。

 つまり、ピラミッドとは、地球の元の姿なのである。陰と陽のピラミッドが合わさり永遠の循環となる。それがイシス=オシリス=ホルスの目である。





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Last updated  2015年04月18日 01時30分46秒
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