シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2015年04月24日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 前々回は、あるサイトの、現代医学からわかる「がん細胞」の紹介と、その意味を考えたが、更にオカルトで考えてみるために、シュタイナーのガンの話を紹介する。

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 最初に、特に三つの事実を順に取り上げ、唯物的な方向に偏っている医学を、人智学的な方向へと導いていきたい。例えば、腫瘍の形成の理解に必要とされる霊的観察力があれば、腫瘍の治療も可能となるだろう。

 更に、いわゆる精神病と呼ばれる疾患を合理的に理解するのに、そして、物質的な治療法を適用するのに、例えば軟膏などを塗ったり擦り込んだりする際に必要となる知見などが、霊的観察力から明らかになるだろう。

 現代行われている通常の物質的な検査では-少なくとも人智学的な見解から、ある程度、霊的な方向性が与えられないと-癌を頂点とする腫瘍の形成といった疾患にアプローチするのはほとんど不可能である。

 現代の精神医学がかくも悲惨な状態なのは、人間の意識内部へと橋を架けること-外界の自然に対しては様々な分野に架け橋が見つかるが-つまり今日の医学、例えば病理学、治療学のために、橋を架けることができていないためである。

 それで、この現状を打破する人智学的な考察が浸透するのは、ひょっとすると、この病理学と、治療学の両分野が一番早いのではないかと思うわけである。特に必須となるのは人智学が語る事実全てを考慮することである。今日私(シュタイナー)の著書に少し注意を払うだけで、この霊的な方向から既に多くの事実が語られていることがわかるはずである。

 つまり、 人体には、エーテル体が完全に介入している 、という事実に注意を払っていくべきである。



 人体でのエーテル体の活動について知るには、何も絶対に霊視が必要というわけではない。というのも、まさにエーテル体の活動とは反対に位置づけられる非常に多くの物質的経過において、エーテル体の働きが異常、少なくとも正常に働いていない、という事実が観察できるからである。

 (物質側から補完してみれば、非物質側の働きがわかる。)

 だから、医学において有効な判断ができるためには、炎症に関連し、炎症から派生する疾患と、腫瘍に関連し、腫瘍の形成に端を発し、人体を破壊する疾患に、一度注目することが必要だろう。

 腫瘍の形成の場合、正当な理念に基づき、腫瘍ができても、外科医のメス無しで済ますように絶え間なく要求する努力が実際に正しいことがわかるだろう。ただ今日の社会状況、この状況こそを人智学の浸透と共に同時に変えなければならないが、このアロパシーの駆除的な考えが浸透している状況では、まだ実現不可能である。

 (ガン細胞は除くべきであるという固定観念を持った社会では外科医が尊重される。)

 だから、重要なのは、外科医のメスができることとできないことの区別-外科医の手に及ばない疾患ーを補完することである。今日では、単純にも、他の治療法がみつからないという理由から、外科医のメスを支持している多くの人々はそれ故に、他の治療法が提案されさえすれば、すぐに外科医のメスとは反対の方へと転向し始めるだろう。

 さてここで炎症の経過全体を、異なる様々な器官に応じて、形態上の特徴を一々述べる必要はないだろう。器官ごとの炎症の特徴などは実際、現代の医学でもよく知られているが、いわば炎症の総合統一的な経過、つまりあらゆる器官組織の炎症の経過として浮かんでくる病像についてはほとんど知られていない。

 この統一的な経過の特徴については、次のように説明できる。つまり、炎症の大小に関わらず、炎症が根底にあって腫瘍などの形成に至る場合、人智学的な探究から、エーテル体の全体の作用に注目することである。

 すなわち、このような場合、エーテルの全体の作用の一部が、ある特定の方向に集中しているために、全体として不活発になっているのを、正しい方向に戻して、全体が正常に働くようにするのが期待できる。

 エーテル体の正常な活動は本来、人体のあらゆる方向に拡がっていく必要があるが、このように特定の方向にエーテル体の活動が導かれているのがこの炎症の原因である。

 結局、次のような結論に至る。



 腫瘍の場合は事情は異なる。この場合、重要なのは、物質体のある働きが、エーテル体の活動に直接反抗し、物質体のその反抗部位でエーテルが活動できなくなるのが原因となる。

 とはいえ、エーテル体は多大な再生力をもち、人智学的観点から、次のようなこともわかる。

 物質体の反抗によるエーテルの障害を改善できれば、つまり物質体の反抗となっている元凶を克服できれば、腫瘍の形成にも対処できる。

 従って、腫瘍の場合、大切なことは、いわば自然治癒力により、エーテル体に対抗している物質体の活動を克服し、結果として、エーテル体が活動できなかった部位に再び活動できるようにすることである。

 このような観点は、癌の治療に大きな意味をもつ。癌腫が呈示する事実を、霊的に観察すれば、癌腫の多様な形態にも関わらず、エーテルの力に対する、ある物質力の反抗を表している、ということにある。



 従って、この両者を正しく研究すれば、つまり、 炎症や潰瘍などは、腫瘍の形成や癌化と完全な対極をなしている 、という見解にいたるだろう。まさにこの両者は対極に置かれている。

 この対極の概念を「両手で掴める」とも表現できるが、実際に、「両手で掴む」ような経験で、この概念を捉えてほしい。例えば、(外界と接する)表面近くに癌腫ができる場合、この対極の概念がないと、偽潰瘍と混同しやすいからである。

 だから特に、こういう両極性をより厳密に探究するまで研究を拡張する必要がある。

 さて、以上の研究の妨げになるのは、古くからの、いわば中世でつけられた病名ではない。中世でつけられた病名ではなく、現代でつけられた昔(中世)風の病名が妨げになる。つまり、腫瘍を「新生物」[Neubildung]と呼ぶのは、間違いである。

 新生物と呼ぶのは、腫瘍が以前には存在しなかった、という通説的な意味でつけられたのだが、皮膚に覆われた人体を基盤に生じるという意味では、全く新生物ではなく、つまり、物質体のある働きが、エーテル体に強く対抗することで、物質体が外界の、つまり人間と対抗する自然に従属することになり、そして、腫瘍の形成から、あらゆる可能な外からの影響に対してアプローチを許すことになる。

 (この構図は、現代の日本が米国の属国である構図とよくにている。つまりアホ政権らが腫瘍なので、米国のあらゆる外圧を招いている。)

 ここで大切なのは、これら外からくる全ての影響に対して、反対の対極を研究することである。

 人間の外にある自然のなかに、人体とは反対の対極をみつけることである。例えば、まず、ヤドリギの研究を提案したい。まず、ヤドリギ類が、どのように他の植物上で成長するのか、などに目を向ける必要がある。けれども、ヤドリギの寄生的な成長からは治療についての本質は得られない。

 確かに植物学にとって重要なのはヤドリギの寄生的性質である。けれども、外の自然のなかにある人間との関係を研究するのに根本的に重要なのは、ヤドリギが他の植物の樹々の上に生えることで、通常の一年生植物とは異なる短期間のうちに余儀なく成長する事実にある。

 つまり、例えば、寄生している樹が春に葉をつくり始める前に、ヤドリギは既に花を咲かせ、冬期だけの植物となっている性質や、また同時に、寄生している樹の葉により太陽光の強い影響や特に夏の光の作用から護られ、外に曝されていない性質などである。

このヤドリギというのは、人間なら、貴族的に振る舞う、とでも言いたい植物なのである 。

 (このことから、貴族は社会では腫瘍という意味になる。)

 ヤドリギが他の植物に付着し、成長し、繁茂する方法全般は特に重要で、その方法から、ヤドリギは特別の成長力を獲得している。ヤドリギが獲得した成長力は例えば、次のように示せる。

 ヤドリギは、この成長力により、直線的に成長する組織力を超える。ここで次のような図から理解が明白になるだろう。

med1-20.gif

 上図のように(上図参照)、物質(肉)体のなかのエーテルへの抵抗力により、エーテルの全体の作用を拒む部位が現れると、エーテルは、その部位で堰き止められ、停滞し、新たな形成のように見える腫瘍が出現する。そして、この部位にできた、この袋状の腫瘍に対抗する作用をもつのがヤドリギである。ヤドリギは、エーテルが入り込めない処にエーテルを再び引き寄せる性質をもつ。

 これは何らかの方法で実験により確かめられる。ヤドリギの直線的な組織化とは逆の組織化を、次のような事実から、つまり、胎盤の排出へのヤドリギの作用を観察すればよく研究できる。

 ヤドリギは胎盤を人体のなかに留める。すなわちヤドリギは、直線的な組織化の働きと逆の働きをする。胎盤のような組織を留めるように働く、つまり通常の組織化の働きを止めるのがまさしくヤドリギの本質的な働きの1つである。

 胎盤を留める、といったような働きが、エーテルから働くのは遥かに少ないのは勿論だが、ヤドリギの働き全般を考えれば、直線的な組織化の傾向に対抗するヤドリギの作用が、この働きを強くするイメージが得られる。

胎盤停滞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%8E%E7%9B%A4%E5%81%9C%E6%BB%9E

 例えば、エーテル体が物質体を適切に制御しない傾向に対して、このヤドリギのもつ反作用を考慮し、ヤドリギを適用すると、今度はエーテル体があまりに強く物質体に浸透し、痙攣などの発作が起こることがある。

 また別の場合には、自分は始終ひっくり返るのではないか、という独特の感情が生じることもある。これはまた、ヤドリギのもつ基本的な遺精促進作用にも関係する働きである。

遺精
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%BA%E7%B2%BE

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 次回に続く。





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Last updated  2015年04月28日 12時03分38秒
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