シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2015年04月28日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 ちょっと医療の話に偏ってしまっているので、再び、歴史の話も続ける。なんでも今年は「徳川家康公薨去四百年」ということなんで、家康の実像に迫っていると思われるお馴染みの八切史観の家康の話を紹介する。

 なにしろ家康ぐらい出鱈目が罷り通っている人物はいないからである。家康が言ったとされる有名な「人生は重い荷物を背負って歩くようなものである。」という言葉は、勝海舟の作り話だそうで、徳川家存続のために、多くの話がでっちあげられたらしい。

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史擬 徳川家康
http://www2.odn.ne.jp/~caj52560/ieyasu.htm

 【紹介者・注】

 この一連の徳川物は、以前歴史会議室で議論されたものを、加筆訂正して、ここに改めてUPするものである。重複する箇所も多いが何卒御容赦願いたい。



 以下に書かれている内容に驚かれ、反発されるも御自由です。しかし、人類の生活が大きく変わろうとしている今、この国の現状はどうでしょう。

 今こそ新しい、高い目線で”新史観”が必要ではないでしょうか。それには勿論隣国の韓国や、中国との歴史の「スリアワセ」は不可欠です。さすれば日本は何時までも過去の呪縛から脱却出来ないでいる、「自己悪逆史観」や「お詫び史観」から脱却できる、と想うからです。

 さて、 家康は天下を平定するまで随分と邪魔者を殺しております 。

 しかし時は、人肉を食べるまでに追い詰められた悲惨な時代でした。古今の英雄で「殺し」という行為を成さなかった人物は少ないでしょう。弱肉強食の中世にあっては、致し方もなかった事でしょう。

 父親に去られ、母親に売られた幼い家康は辛酸をなめました。戦乱で百姓も疲弊し、庶民も貧困のどん底の状況を見て育った家康は、徒手空拳の一介の 土民の身から革命を志し 、「おりゃあ、偉くなったる。世直しせなあかんぎゃあ」と、同じ虐げられた仲間を糾合して、ついには徳川政権を作りました。

 そして 家康は同族を解放し差別の撤廃を断行しました 。これは立派な事です。これは秀忠の時代まで続きます。現代で言えば、お上から搾取され続け、ただ黙々と体毛を剃られるため、働き続ける羊のような従順なサラリーマンを団結させ、政権を奪還するようなものでしょう。

 しかし、 三代将軍家光の時から家康の意志は踏みにじられ、これが幕末まで続く事になる訳です 。即ち、現代にまで尾を引く差別問題です。以下から、どうぞこのイントロ部分を頭の片隅に置いて読んで下さい。



 時の内閣修史局編修官東京帝国大学教授、重野安繹博士がそれである。博士は『史疑徳川家康事蹟』の刊行に際して序文を書き、

 「東照公は幕府の烈祖三百年の基業を開く。世にその事蹟を云うる者粉飾避諱なき能はず。仮に豊臣氏の子孫歴世絶たざりしならば、則ちその太閤微賤の時を伝ふる、未だ必ずしも今日の史上の如くならざりしならん。流離関関、変故百出、而も功業を意料の外に成す。古今の大豪傑皆かくの如し。何ぞ独り東照公を怪しまんや」といっています。

 さらに「もし豊臣秀吉の子孫が現存し公爵にでもなっていたならば、やはり秀吉の卑賤な素性を糊塗し、先祖を藤原氏か源氏に持っていったであろう。だから家康もそのような工作を試みなかったとは言い切れぬ」と述べています。

 また南条範夫著「三百年のベール」によれば、重野博士は村岡説に対して、「自分も徳川氏の出自が新田源氏だなどということは全く出鱈目だと思っていた。しかし家康自身がササラ者の倅だとは夢にも考えていなかった。全く驚くべき新説である」と批評し、村岡が「史実として成立し得るとお考えですか」という質問に対しては、「いやそこまでは断定できない。今君の挙げた全資料を自分は同じくらいの反対資料で片端から反駁できる」と答えた。

 しかし、「自分の出来る限りの反論の方が正しいか、君の立場の方が正しいか、それは今のところ何ともいえない。徳川幕府は二百七十年続いたのだ。開祖家康についての不利な資料は悉くこれを破却し湮滅させた。公的、半公的な徳川氏の歴史は粉飾の極を尽くしたに相違ないし、又民間の史的述作も徳川氏に極力おもねってきたであろうことは疑いない。してみれば、君の立場もその粉飾され阿諛されつくした歴史に対する爆弾的宣言として大いに意義がある」ともいったという。



 この辺は鹿島史観の「国史大儀」では「明治のボンクラ学者」と痛烈に批判してます。何といっても、 明治史学会は華族会がスポンサーでしたから、致し方も無かったのでしょう 。「学者の良心という概念」もこの頃には未だ無かったのでしょう。と、同情します。

 まあ考えて見れば、彼らは明治政府の親衛隊的存在の側面がありますから、重野博士の言っていることを良く解釈すれば、天皇家周辺の権力者に極力おもねった歴史を作った事実を、自嘲しているようにも思えます。

【家康二人説】(1)

 さて、この資料は公開されたのだろうか? また、いわゆる歴史家との討論はなぜなされていないのだろうか? 不思議なところである。

 八切先生は亡くなる二年ほど前、ご自分の史資料をフアンに限定販売や無料贈呈しました。明治三十七年、名古屋市役所編纂の「名古屋史要」は古書価格で百三十万。現在残存一部といわれる、小谷圭一郎の「ジンギスカン義経」の種本の明治刊の内田弥八著「義経再興記」や、本物の「松平記」「手書き兵法雄鑑」等の珍奇本、赤穂義人纂書、1、2、3、巻、幕末確定史資料大成、徳川合戦史資料集大成、日本歴史史料集大成明治史学会雑誌などなど。

 これらは古書相場十万から八十万です。先生は三十年間に約二億円位かけて、二万点余の史資料を集めています。

 嫌みったらしく値段を書いたのには訳が在ります。史資料は、真実探求の飽くなき情熱があり、足を使い、金を惜しまなければある、と言うことを、いいたかったのです。勿論、活字本になっているものも沢山在ります。

 現物でなくとも写本だってまだまだ在ります。東大歴史編纂所には、豊富な史資料が在るので、研究する気が在れば出来るのです。しかし現在のような、記紀金科玉条主義、足利史観、徳川史観、皇国史観その儘の学会からでは無理でしょう。むしろ、唯物史観の連中の方がよく勉強しています。

 だから八切史観にも反論出来ず無視を決め込んでいます。酷い人間は「とんでも本」と侮辱しています。日本はまさに巨大な”偽史シンジケート”が牛耳っているのです。以前、和歌森太郎、梅原猛、八切止夫の三氏の週間読売で座談会がありました。

 その時和歌森氏が梅原氏をつかまえて「俺はリースの直系の孫弟子にあたるぞ」と言ったら、梅原氏が畳に手を突いて最敬礼したといいます。ルドウイッヒ・リースは日本の学校歴史を作った最高権威者で、その直系門下は虎の威をかる狐なのです。

 八切氏は面前なので冗談かおフザケかと思ったら、「いや、愕くなかれ二人とも真面目で本気なんです。故和歌森太郎が言いたかったのはリースの直系だと毛並みと言うか、その誇りなんですね。

 リースの直系の弟子というのが小川銀次郎、それから三上参次、その教え子が直系の弟子なんです。そして又その教え子の和歌森太郎はその孫弟子になる。サラブレットの血統書なみ・・・」と言っています。

 医学界も白い巨塔ですが、こんな徒弟制度では、師と全く違う新説など出しようがないでしょう。だから私学や民間の研究者の方が大胆な仮説をどんどん出していますが、反論もせずこれらは無視です。そして重箱の隅を突っつくようなことばかりやっています。

 何しろ師は就職や昇進、儲けの大きい教科書編修員の斡旋など、強大な権力を握っているので、大概の人間はナエてしまいます。何と言っても”生きる”ということは大変ですから。大学全般に言われていることですが、制度改革が急務です。余談ですが以前、官学理系の助教授と話していたら「○○さん、大学は解体しなければダメです」と過激な発言です。

 「君たちが内部改革できないのか」と聞けば「やりたいが、やればクビが飛んで食えなくなる、それに危機意識なんか無い奴が多い」と言います。現在、日本的システムの世界化が急務ですが、21世紀を見据えた、大学改革も含めたゼロベースでの大改革が必要です。中でも教育、特に世界史に合わせた日本史の見直しが大切です。

 前半が神話で後半が歴史だという記紀が根本史料では日本史は霧の彼方です。さて、あらゆる史書は政治的です。が、その内容は同質ではありません。何を以って史書となすべきかと言えば、日本側はさんざん改竄、偽造したけれど巧く偽造しきれなかった文書-国家的な偽造でない<上記><宮下文書><秀真伝>等に史料価値があります。

 拙劣な偽造と言う意味では<旧事紀大成経>や<東日流三郡誌>もあります。朝鮮側では形式化しすぎた嫌いはあるけれど<桓壇古記>系の一連の史書が在ります。その他<契丹文書>も在ります。これらを総合すれば日本史の復元は可能です。 しかしこれをやっても儲からないから誰もやりません。民間の鹿島昇氏、佐治芳彦氏、八切止夫氏ら極少数です 。

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 このように明治以降の日本史は出鱈目というわけで、特に現代では、大河ドラマの出鱈目の弊害が大きいようである。TVドラマの水戸黄門の土下座が、現在日本人の最上級の謝罪となっているように、出鱈目が罷り通っていてもそれに気づかないのは愚かという他ない。次回に続く。





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Last updated  2015年04月28日 16時08分31秒
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