シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2019年03月18日
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カテゴリ: 神秘体験空間
以前このブログで披露したのだが、再掲する。

もはや恒例行事か、冬の風物詩か、巷を賑わすインフルエンザが猛威を振るっているらしい。現代科学では、なぜ冬に流行るのかの原因を、ウイルスの感染力に帰しているが、ではなぜ冬に感染力が高くなるのか、言及はほとんどないばかりか、ただ気温が低いと、免疫が弱くなる、としている。

 冬に免疫が弱くなる原因も未解明なのである。

 予防法といっても、ホルマリンなどで弱毒無害化させた特定のウイルスがもつ抗原を与え、指名手配書を配って、免疫の警察力を高めるしか、つまり流行りそうなウイルスのワクチンを打つしか手立てがないのである。それもウイルスの種類は数百にわたり、ワクチンを量産するにはせいぜい4種類の過去流行したウイルスしか選べないのでは、来年の天気を予想するのとほとんど同じである。

 天気が移り変わりやすいのと同じで、ウイルスは怪人二十面相のように姿を変えていくので、出回った手配書はすぐに役に立たなくなる。全てのウイルスの手配書をつくるわけにはいかないので、ほとんどお手上げなのが、アホ総理とバカ大統領と同じ両国の現状なんである。

 しかしまぁ、インフルエンザに罹っても、2、3日寝てればほとんどが自然治癒力で免疫が回復するので、それほど大騒ぎする必要はないのだが、毎年ブームなのに、ほとんど役に立たないワクチンを売りまくる詐欺に近い商売しかできないのでは、人類の無能さを象徴する現象といえる。

 さて、人智学では、感染の原因を既に解明している。唯物論者には信じ難い事だろうが、規則正しい呼吸のリズムと、規則正しい睡眠と起床、つまり規則正しい生活が乱れると、眼に見えない横隔膜が破れて、横隔膜が保っていた肺と心臓の活動リズムが乱れて、感染しやすい体質になる事がわかっている。

 人智学では感染症をウイルスや細菌のせいにするのではなく、それらはあくまで副次的な病因で、本質は、体内のリズム活動が乱れた体質にあるとしている。

 では、なぜ冬に流行るのかというと、これまた唯物論者には信じ難いだろうが、冬の星位にある。地球から見て、冬の太陽が、火星、木星、土星に近いために、これらの惑星を通じて強い影響を、地球の特定の地域に与えるからである。



 だからとにかく、呼吸リズムを規則正しくする為に、規則正しい生活を心掛けるのが、ワクチンよりも無料でなしえる予防法なんである。子供が感染しやすいのは、まだ、眼に見えない横隔膜が未完成なためで、子供には生活の規則正しいリズムが必要なのがわかるだろう。

 ちなみにシュタイナーは、子供の思考力は肉体づくりに使われるので、あまりに早くから(約7歳まで)記憶を酷使させるような暗記教育をすると、肉体づくりの妨害になるので、晩年に肉体の柔軟性が失われ、肉体や脳の硬化が進み、関節炎や認知症になると述べている。

 だから、昨今の高齢者の関節炎や認知症は、子供のときの暗記教育の弊害にあると思われる。

 さて話を戻して、冬や夏は生活が乱れやすいので、免疫が弱い体質となり、感染症や食中毒に罹り易くなる、というわけなんである。

 感染症や食中毒に罹ると2、3日寝て休み、呼吸のリズムと、生活のリズムを整えて、眼に見えない横隔膜を回復し、肺と心臓の活動を分けないといけないわけで、乱れたリズムを元に戻す事になるので、理に叶っている。

 つまり、体質を改善すれば、細菌やウイルスが蔓延る余地はなく、逃げ出していくのである。

 規則正しい生活が健康の基本である事がわかる。だから、規則正しい生活のために、夏と冬に行事として長期休みがあるわけである。しかし、現代には、生活を乱す誘惑が数多くあるので、要注意なんである。

 本来の休息は健康の為に、つまり規則正しいリズム(神様)をつくる(祈る)為にある。休息の大切さを知らない現代人は、偽宗教の金儲けの神社や寺に行って、邪な願いをしてかえって金銭や名誉に生命を振り回され、流感に罹る地獄の奴隷となっているわけだから始末が悪いというか自業自得である。

 また、人智学では、人体のリズムを、脾臓が調節しているのがわかっているが、脾臓は非常に霊的な臓器で、なくしても、容易にエーテル体が役割を代替するので、それほど問題がない事がわかっているが、現代医学では、脾臓を摘出すると、感染症に罹り易い事がいわれている。

 それは恐らく、脾臓の摘出というよりも、人体のリズムが調節できないほど乱れているのに問題があると考えられる。脾臓を摘出してもエーテル体がリズムをある程度調節しているので、脾臓摘出が感染症の病因ではなく、調節を越えるリズムの乱れが問題なのである。

 まず人体のリズムを調節するには、呼吸のリズムと、睡眠と起床のリズムを規則正しくする必要がある。



ヨガへのいざない。

 昨今のヨガブームに便乗して、自称オカルト研究家からヨガをオカルト解説してみたく思ったので、少しばかりの間お付き合い願えれば物怪の幸いである。皆さんは、ヨガという言葉から何を連想するだろうか? 

インドの怪しい修行僧か、スターウォーズのヨーダか、セクシーなタイツで男を魅了する漫画キャッツアイの泥棒三姉妹か、はたまた神秘的な北欧の聖天使の瞑想姿か?

昨今はテラピスなどが流行っているから、このようなイメージはもはや年代モノの化石かもしれない。

心理テストのような問いを一発かましてみましたが、いかがでしたか?
ヨガと聞いて連想するイメージによって思考の癖というか、趣向が露わになるのが面白いでしょう。



 さて、人や物流が合流する用賀のように、ヨガとは、宇宙にみなぎる生命エネルギーを人体に合流させる受信法なのである。全てを物質的に捉える唯物論では、ヨガは理解困難だろうが、宇宙から人間が生まれている事実は否定できないだろう。

宇宙から人間や生命体が生まれては死んでいく現象を真剣に考えていくのが、オカルトの使命でもある。巷に溢れている都市伝説として拡がる偽オカルト話は、面白おかしく大河ドラマのように脚色し盛っているので、いかにも怪しくみえるが、それはなんでも物質で解釈しようとする傲慢さに無理がある。

人類史のなかでごく最近の19世紀に始まった唯物論の代表が、物理学で、その還元的性質が進行して、全てを素粒子で解釈しようとするのが素粒子論だが、もはやいきづまって、超弦理論という、超弦とよばれる空間からなる弦を考案しているが、宇宙空間がバイオリンの弦のように振動している、と考えればなにやらオカルトめいた天空の音楽が響き渡ってくるようでもある。

だから堅物な古老物理屋さんたちは、超弦理論を認めないので、代わりに数学分野で、超弦理論の提唱者のウイッテンが、アポーペンのピコ太郎のように、盛んに持て囃されもした。

 しかし、最近になって、人体がネットワークになっている事がようやくというか、ネットワークって弦の一種だよねぇ、皆つながってるの、そう宇宙はつながってるの、君の名は?てな感じで、ブームになりつつある。

では、ネットワークのエネルギーはどこからくるのだろうか?

はてエネルギーを説明するのは些か難儀だが、例えば、電気エネルギーが、電子の流れから生じているのをみれば、プラスとマイナスの二極性から生じるのがわかる。宇宙には、ポジティヴとネガティヴの大きな2つの流れがあり、男女が出会い、もしかすると惹かれあった挙句に、最後は罵倒し傷つけあってしまう昨今の芸能界の不倫騒動と同じく、その流れが合流するところに大きな過ち、いやエネルギーが生じるのが、オフホワイトだが、限りなくダークでもブラックではなく、誘惑に敗れ去った人にも、きっとわかってしまうに違いない。

宇宙、宇宙と、あまりに宇宙を言いすぎると、宇宙の果てはあるのかどうかといった質問好きアリジゴクの格好の餌食になってしまっては適わないので、アニメ一休さんに「どちて」を繰り放ち質問攻撃してくるどちて坊やがいたが、そんな輩は「自分で考えろよ」防御でかわして、できるだけありきたりいったりきたりの日常生活レベルで語るために、宇宙から地上の話に、はしよってワープしよう。

とりあえず、大きな2つの流れがある、というのだけ覚えておきましょう。

ヨガは、この2つの流れ、それは地球上では、地球の力と、宇宙の力の2つになっちゃうのだが、この2つを、人体にどう取り入れていくのかが問題なんである。電子の流れを蓄積すれば電池になるように、エネルギーを蓄積するには、川口探検隊が行かない前人未到の奥地にも、満遍なく流れる力を集める必要がある。

取るに足らない政治に無知な連中を集めてきてチルドレンにして主流派を形成し、古参政治家を政界から追い出した自称改革者がいたが、どんなものでも集めてくるのが重要で、エネルギーとはとにかく集める事からはじまる。エネルギーはコレクターである。

だから、ヨガの基本は呼吸法になる。どんな呼吸をすれば、人体に宇宙のエネルギーが合流し、健康となるのか、がヨガの初歩となる。唯物論でも、呼吸によって酸素を集め、人体にある炭素を燃焼して、エネルギーを取り出し、二酸化炭素を排出するのがわかっている。

人間は主に、鼻の2つの孔と口を使って、肺で呼吸しているが、酸素だけを取り入れているのではなく、宇宙に満遍なく流れている、プラーナ、もしくはエーテルと呼ばれているエネルギーも吸収している、というから、唯物論に染まりん子ちゃんにはおったまげだろう。

この眼に見えずに、物質でもないエネルギーは、3次元の物質界ではみえない、まるで異星人のように、4次元からやってくる、というのである。スピルバーグの未知との遭遇トワイライトゾーンか、ある意味、リングの貞子である。きっとくる、いやいつもきている。4次元からね。しかし、あなたにはみえない。

唯物論の申し子の、超弦理論でも、宇宙は10次元以上からなるといわれているが、物質界しか考えられない人には、想像できない世界である。数学を学べば、物質界以上も考えられるが、物質界の虜になって、金銭の奴隷になっている守銭奴俗物地球人には、ヨガは火星人による滑稽なダンスや体操のようにみえるだけだろう。

ともかくも、ヨガの呼吸法では、左右の鼻の孔から同時に呼吸するのを「二重呼吸」といい推奨している。なんでもスーパーサイヤ人になれるらしいというのは勿論嘘だが、サイヤ人に目覚めていない地球人は皆、左右どちらか片方で、大体1時間交代で、呼吸するしかできないのである。悲しきかな地球人。

そこでヨガの達人をヨギというが、ヨギは左右の鼻の孔や口を自由自在に操って、様々に呼吸法を駆使するというのだから、とにかくスーパー海王様なんである。二重呼吸を試みるのもいいが、ヨギは達人なので、ムヤミヤタラに真似せずに、真似して地獄に堕ちても、当方は責任を負いかねますので、自己責任でおこなってください。

そこでなぜ、二重呼吸が重要なのかといえば、驚くべき事に、如何わしさ満載なのだが、人体には脊柱に沿って、4次元の3つの管が脳橋から下半身までのびていて、その3つが、尾骶骨の下で「山」の字のように合流している、というから、バブルの女王も、しもしも、おったまげーである。

そんでもってそれぞれ名前までついとるというじゃ、ヨガ用語で、左側をイダ、右側をピンガラ、中央をスシュムナ、そんでもって3つの管がつながるところを、カンダと呼び、山手線と中央線が繋がる処も神田だよねぇ、と連想しつつ山手線ゲームをやってもよいが脱線すること請け合いである。

で、左右の管イダとピンガラは左右の鼻の孔につながっていて、片方の呼吸だけだと、一方が弱く、片方に「∪」のように流れるだけで、タンタン狸の金玉は風もないのにぶぅらぶぅらと同じで、左右に揺れ動くだけなんである。

しかし、左右の呼吸が二重呼吸で両方がなんとカンダで平衡に至るとはじめて合流し、吸収したエーテルエネルギーが、おめでたく開通した中央のスシュムナに流れ上っていき、それにつられてカンダの下で眠っていた潜在エネルギーのクンダリーニが、「なんやら外が騒がしおますな、まろも加えておじゃれ」とまじ卍で解き放たれる、というのである。。鯉の滝登りや龍の昇天で伝説化しておるそうじゃ。

書いていて気がついたが、この話は、まるで古事記の岩戸開きのようでもある。外のダンスにつられて、隠れていたアマテラスが招き出された話である。クンダリーニはアマテラスなのかもね。

クンダリーニとは、3回半のとぐろを巻いた蛇で象徴化されている生命エネルギーの事で、医学の紋章のカドケウスの杖のイメージにもつながっている。医学の紋章になっているのは、恐らく旧約聖書のモーセがカドケウスの杖を使って悪霊を撃退した話にちなんでいるのだろうが、それはモーセが呼吸法を駆使して病気を治した、のを意味している。

カドケウスの杖の話を続けると紙面はつきないので、ここでやめるが、ユダヤ人のカバラで有名な生命の樹を源流としている。生命の樹は古代人の言語体系を意味すると謎めいた事を最後にいっておこう。

 さて、サハジヨガに、アーユルヴェーダというのがある。恐らくお馴染みのアーユルヴェーダは、生命科学という意味で、知られているものだと思う。しかし、それは単なる看板にすぎない。本当は人体のある処を表していて、勿体ぶらずにいえば、脳内の松果体の上で、オカルトでは第3の眼と呼ばれているところである。キリストが神殿と呼ぶときは、この第3の眼の事を指す。だから神殿は誰にもあり、閉じた眼の洞窟になっている。

古代人を三つ目で表すのは、この眼が開けていたからで、仏像もそれにならっているのは、仏陀となって開眼すると、この第3の眼が青白く光輝くからである。万物を見通す目ともいわれ、生命の樹では無限光のアインソフアインと呼ばれる。神殿が御開帳で、失われたアークが取り戻される。

フリーメーソンで有名なピラミッドの眼の図は、松果体と第三の眼を表し、通俗的には、イルミネーションと呼ばれている。ちなみにメーソンの階級は33位階あるが、これは脊柱骨の33個を表し、頂上に達すると、イルミネーションの第3の眼に達するから、これになぞらえてアダムハンスヴァウフトがイルミナティという悪魔組織をつくっているのは謀略論でお馴染みである。悪魔は神を語り神の偽物をつくる。

いずれにしても、アインソフアインを開眼させるのが人類の地球進化紀の課題である。

第3の眼は旧約聖書でモーセが、神に出合った時に神を何とお呼びすればよろしいですか?と尋ねたときに、エヘイエアシェルエヘイエと答えたのと同じで、誤訳では「我は我在る者なり」となっているが、本当は、無限光の、宇宙に満ちた1なる実在という意味らしい。

唯一無二の存在というか、もう全部の存在というか、全きお方で言葉では表現できないんである。

そういう創造神の事で、1つの存在だから、性でいえば両性具有で、サハジヨガでは、第三の眼を開くやり方を説いているのだが、人間もいまや男女に分かれているが、かつては両性具有で、そもそも霊魂は両性具有で、肉体に宿ると男女に分かれてしまい。創造力を失ってしまうので、失われたアークならぬ第三の眼が閉じた、という状況になるわけである。

物質界で執着心を洗うはずだが、異性を求めるうちに物欲に目覚めてしまい、極まってドロドロとなっていきづまり、生と死を繰り返すうちにまたその物欲を失っていく教育カルキュラムにはなっている。

物質界に生まれても、物欲に囚われるな、ということなんである。物質界で全てを失う死が必要な霊魂は性懲りもなく何度も生まれてくるだろう。死んでも失わないものを探すために。

だから、第三の眼は、肉体を駆使しても、どうにもこうにも開かないのだが、失われた創造力を求めて、男は女を、女は男を求めてしまう、というわけなんである。肉体的に男女が結びついても、子供は生まれるが、本物の創造力は、霊的な結婚でないとダメなんである。

霊的な結婚を説いたのが、ローゼンクロイツの薔薇十字の会というわけで、随分長くなったので、第三の眼が開く前に、お開きとする。

以下に、昔、枯れ草病と呼ばれた花粉症との関係についても人智学から紹介したい。

他サイトからの転載なので、文面が読みづらい。そのうちわかりやすく改変したい。

 ★    ★    ★

1922年12月27日にドルナッハ
ルドルフ・シュタイナー

 ゲーテアヌム労働者に、
「私たちはなぜ病気になるのか――インフルエンザ、花粉症、精神障害」

「外的な症状とは内(精神)的な苦痛の最終的な結果にすぎない」

「病気が一つの器官しか犯さなくても、人智学的治療法は、肉体機構全体における、その器官の根本を治療する。」

「喉が渇いたり、空腹を感じるときは、実際に、少々病気で、飲んだり、食べたりすることで、自身を治療することになる。」

だから「飲食一つ一つの行為が、実は、治療行為となっている。」

(医食同源)

「人体の絶えまない活動も考慮に入れなければならない。たとえ体内に何も入れなくても、例えば5時間、体内に何も入らなくても、その活動は止まない。」

人智学は、この活動をアストラル体と呼んでいる。

「アストラル体は決して怠けることはない。食物を破壊し、溶解し、活動を維持できるなら、内的快適さに満たされる。 そのとき、アストラル体は内的幸福感を持つ。しかしもし、食物を取り入れなければ、そのときアストラル体は満足しない。この不満は空腹感で表出される。空腹感は我々の内で安らいでいるものではない。それは活動である。静めることのできない霊魂の活動である。

 この内的活動は食物と恋愛関係にあるといえる。だから、もし、この内的活動が、食物を受け止めることができないなら、アストラル体は、捨てられた恋人のように、満たされぬ思いがする。この不満が空腹感である。」

 「アストラル体の活動は、食物を分解することで成り立つ。役に立つものは血管に運ばれ、残りは糞尿を通して除去される。」

 「ここで次のように想像する。ある人が生まれつき、座りがちになる体質を持っている。長い時間たらたらと座り込んでいることは、その人の間抜けな頭を、いや、その人の間抜けな自我を、喜ばせる。

 さて、もしその人がたらたら座り込んでいる体質を持っているなら、ところがアストラル体は歩き回る体質を持っているから、その人のアストラル体も間抜けになる。」

 「アストラル体はもはや、食物を適切に仕分けすることも、適切な器官に運搬することもしなくなる。」

 「栄養物質は体に必要なものなので、糞尿などで体外に排泄されることはない。となると、本来必要のない器官に栄養物質が運ばれて、そこに溜まることになる。」

 「例えば、喉頭に向かう栄養が体内の別の処にあることを想像する。アストラル体が正常に働かないので、『喉頭の栄養物』は、体内の至る処で分泌される。」

 最初に生じることは、喉頭が弱くなるということである。喉頭器官が十分な維持を受けられないため、喉頭が弱くなり、苦しむ。しかし、それはそれとして、体内には喉頭の栄養物が含まれ、至る処に広がっている。人体の90パーセントは、水なので、喉頭の栄養物は、この液体組織全体に溶ける。

 人間が、体内に必要としている純粋で活性化された液体が、汚染される。この生体水の汚染は、体内で非常によく起こる。体内のある特定の器官に向けられた栄養物が、体内の液体組織に溶け、汚染するのである。」

 「喉頭の栄養物が、体内中に溶け、それが胃と何らかのつながりを持ったとする。その栄養物が、胃で破壊を引き起こすことはない。なぜなら、胃は必要なものを保持し、何も奪われていないからである。

 しかし体液は人間有機体の至る処を流れ、喉頭の領域にも浸透している。そして、喉頭は既に弱っている。喉頭は、この汚染された液体を受け取る。喉頭の栄養物が溶けている、この水を受け取る。正しく、このために、喉頭器官は病気になる。喉頭栄養物は他の器官に影響を及ぼさないが、弱った喉頭が病気になる原因となる。」

人間は、他の誰かが話すのを聞くとき、ただ聞いているだけではない。非常に弱められた形で、人間の喉頭は、その話を模倣、再創造している。だから、インフルエンザに罹った人に会って、その人の話を聞くとき、たとえ、こちらが同情していなくても、内的には「その人の話を模倣し、お気の毒にと感じているので、その人への感受性が高まっている。」

「人間が、体内にインフルエンザの廃物(汚物)があるとき、上級の玉ねぎとニンニクを生産するために、土壌に添加するのと、同じ物質[硫黄とリン]が、液体組織に溶けている。そして、やがて、その病人は、先の植物と同じような臭いを放ち始める。」

「インフルエンザに罹った人から出る臭いのため、頭は鈍くなる。なぜなら、頭部のある器官、すなわち「感覚器」が必要とする物質が、適切に供給されていないからである。人体中に、インフルエンザ廃物が入る結果として、頭部の器官が適切な供給を受けなくなる。この臭いは必ず玉ねぎとかニンニクに似ていて、繊細な鼻の持主には探知できる。

金切り声やかすれ声を、調子を合わせて模倣するように、病人が発散する調子に、自ら合わせる。その結果、自身のアストラル体、自身の活動が、乱れる。このアストラル体の混乱が、化学的基盤を引き起こし、インフルエンザに罹患させる。玉ねぎとニンニクに相応しい土壌を作るようなものである。だから、最初、病気は細菌とは無関係で、人と人との関係だけがある。」

「なぜ人が病気になるのか」という問いには、シュタイナーの考えは次のようなものである。

「人間を何かが害するとき。精神病ですら、何かが害する。例えば、本来の目的にない、汚染された液体には、本来の場所で消化されるべき物質が溶けこんでいる。この本来の目的にない汚染液が、害をなす。」

インフルエンザから花粉症に目を転じると、花粉症の発生は、空気中の花粉よりも、季節によると、シュタイナーはいう。花粉症に罹り易くなる最大の原因として、「アストラル体が適切に物質の排出を行なっていない」ことを挙げる。

春が近づき、あらゆるものが水中で成長をはじめるとき、人間の液体組織もまた敏感になる。そういうとき、この液体組織、すなわち「水人間」=エーテル体に様々な物質が溶け込み易くなる。そうすると、人体の液体組織が通常よりも、少し薄く広がることになる。

「花粉症に罹り易い人の液体組織は常に幾分大きすぎる。液体は液体内に溶解するものによって、四方八方に押しやられる。このように液体組織が乱されると、人間は、春に出現する全てに敏感に反応するようになる。特に、植物から放たれる花粉は格別刺激が強い。」

だから花粉が花粉症を発生させるのではない。花粉は花粉症を悪化させる。

人智学の洞察から作られた花粉症予防薬の効能へと話が移る。膨張した液体組織を1つにして、少し濁らせて、最初に溶け込んだ不適切な物質を外へと排出させ、その薬を注射した後で少し汗をかくようにすればよい。

ここから興味深い事実が明らかになる。発汗作用は、このようなアストラル体の調整に役立つということである。

もし寝汗をかくことがあれば、まして夜尿症に悩むことがあれば、明らかにアストラル体の問題を指し示している。子供の場合にも、細心の注意を払う必要がある。恐らく、少年犯罪者の生い立ちを調べれば、このような考え方の正当性とは言わないまでも、少なくとも、方向性の正しさは立証可能だろう。

また、だからといって、性急に、人智学の花粉症薬を求める人を諌めるよう、シュタイナーは言う。医者は患者が便秘でないかどうかを、まず確認すべきである。便秘の人は液体組織が更に濃縮されて益々外へ出づらくなるからである。「便秘の人は花粉症薬の注射と一緒に、通じをよくする薬も投与しなければならない。」

「真に効果のある治療をする場合、医師は、どの薬がどんな病気を治すのかを知るだけでなく、患者にどのような質問をすべきかをも知ることが大切である。偉大なる医術は正しい質問を行うことと、患者をよく知ることにある。この事は非常に重要である。

なのに、おかしなことに、患者に年齢さえ尋ねない医師によく出会う。年齢を尋ねることは非常に意味がある。同じ治療方法を用いるにしても、医師は、例えば五十歳の人と四十歳の人とでは、全く異なった方法で治療する必要がある。治療では、(年齢等体質を考慮せずに)図式的に「この薬は、この病気に効く」としてはいけない。」

例えば、犬と猫という身近な例を挙げる。犬は便秘がちで、猫は下痢気味である。だから犬と猫に薬を与えて、作用の仕方の違いを観察するとよいと思う。

「人間は『物質人間』だけでなく『水人間』であり、更に、…『空気人間』でもある。『空気人間』は一瞬ごとにその形を変える。この瞬間には空気は外にあり、次の瞬間には内にある。」

既に不要になった固体物質が身体の液体組織に溶け込むように、「体内の水自体も、絶えず蒸発している。」「土壌の水が蒸発すると、大気の中へと立ち上るが、水人間の中で、水が絶えず微量ずつ蒸発すると、吸い込む空気(大気)の中に侵入する。」

「特に、肺がおかしいという人には気を付けるべきである。というのも、その人の中では何か、先に述べたようなプロセスが起こったからである。この人は、恐らく肺病になるが、もし水人間の中に不当に沈殿した物質により生じた肺病なら治療できる。

しかし、いまは肺病が、表面(徴候)に現れるほど悪化していないものと仮定する。何と言っても、人間の身体器官とは敏感である。肺が炎症を起こすほど強く犯される状態にまで至らなくても、少しばかり具合が悪くなる。人間は、このような軽い病気には耐えられるが、実際、肺に浸透すべき物質が、液体組織に入り込んでしまう。この場合、肺の中の液体は不適当な物質を溶かし持つことになる。そして、このような汚染物質は、特に肺がすっかり健康とはいえない場合、蒸発する。」

不適当な(汚染)物質が水組織に溶け込むだけでなく、蒸発して、吸い込んだ酸素と混じり合うようになると、神経組織に害を及ぼす。神経組織は健全な酸素を必要とするのに、水人間の汚染された液体が蒸発し、汚染した酸素が入り込むからである。肺において、このような蒸発が生じると、肉体的な疾患にならなくても、いわゆる精神病になってしまうと、シュタイナーは言う。

「いわゆる精神病は、実際には、字面通りの精神病などではない。なぜなら、精神、或いは霊は病気にはならないからである。精神病は、体液が不適当に酸素の中に蒸発して、神経組織に分配されることにある。」

だから「自分の液体の中には、何も不適当な汚染が広がらないよう、更には液体が不適当に蒸発しないように、人は絶えず物質を正しく管理、処理しなければならない。しかし、日常の生活でさえ、水を不適当に蒸発させることがある。そして、喉が渇いたときに、この事に気付く。」

このように興味深い特徴づけが行える。喉の渇きは精神疾患への傾向であり、空腹は肉体の病気への傾向であると、シュタイナーは言う。それから、非常に実践的な提案をする。

「状況によって、渇きをうまく癒せない場合を探知するのが困難なときがある。特に乳児期である。乳児期には、飢えと渇きを明確に識別できない。両方ともミルクで満たされるからである。だから、もし母親や乳母の乳を通して有害なものが組織に入ったなら、ずっと後になって、液体組織が不当な蒸発をしたとき、いわゆる精神病を導く原因になることもある。

また次のような場合もある。ある人が間違った接種を受け。牛のリンパや病気の人のリンパのなんらかのものを間違った選択をして接種すると、たとえ、水組織自体が直接病気にならなくても、水組織に作用する諸器官が苦しめられる。不適切な接種の結果、蒸発過程(プロセス)が正しい機能を果せず、やがて何らかのいわゆる精神病に罹り易くなる。」

「今日非常に多くの人々が早発性痴呆症…に悩まされているということに、既に気付いている人もいるだろう。この病気は、若い時期に、いわゆる精神が崩壊し始めるのだが、その大部分は乳幼児期の間違った食事の類に起源している。赤子のミルクを化学的に調査するだけでは十分ではない。全く異なる側面を吟味すべきである。現代になって人々は食事に関心を払うのを止めてしまったので、この病気が恐ろしい勢いで発生している。」

「今まで述べたことから、この病気には、この治療がよいと知るように医者を訓練するだけでは十分でないと、気付くだろう。生の総体を、健全にするように努めなければならない。そのためにはまず、健全な生に関連する全てを発見しなければならない。人智学は、この理解を与えることができる。人智学は、衛生分野でも有効であることを目的としている。人智学は健康の諸問題の正しい把握を望んでいる。」

 ★    ★    ★

人体内の固化と液化の関係は、腫瘍と花粉症の関係に似ている。





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Last updated  2019年03月18日 20時29分01秒
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