シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2020年02月28日
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カテゴリ: 神秘体験空間
忙しいなか、ようやく休息ができたので、また書きます。

巷はコロナウイルスで大騒ぎだが、広大な視点から現状を眺める意味で、オカルトから現代を考えてみる。

知識とは誰彼を通じて与えられた情報にすぎない。だから、それは嘘が何パーセントか混じったものであり、完全なものではない。

オカルトとは、神秘の知識といわれるが、本来の意味は自己の体験などを通じて獲得された情報で、人間は神の子なので、神に成長するために、自ら学びとらねばならない情報のことである。

オカルトでは、神になるために必要な情報を、叡智と呼んで知識と区別している。

誘惑に負け、神とは真逆の悪魔に堕落してしまう危険があるので、叡智は当人の成長度合いによって獲得されるように、配慮されているので、俗に秘教、いわゆる「隠された情報」の意味で、オカルト(隠された知識)と呼ばれるのである。

とどのつまり、人間が神に近づけば近づくほど叡智を獲得していくように配慮されている。道徳を身に着ける精神の成長度合いによって、宇宙空間から与えられる。

宇宙空間に張り巡らされた叡智を「アカシャ」と呼んでいる。

このように叡智と知識は異なるので、人工知能が人類の知識量を上回れても、神の叡智に到達することはない。人間の知識の上に依存するほかはない。体験などができないからである。それは地上を同道巡りするだけの、机上の空論にすぎない。



そこで、オカルトの叡智を得るのに必要なシュタイナーの人智学やドーリルの神智学から、現代の現状を考えてみる。

シュタイナーの人智学では、ウイルス感染は、ウイルスよりも、それを繁殖させる土壌の環境、つまり、肉体の状態に言及している。

例え話として、肥えた牛と飼育環境を挙げている。

牛が肥えるのは、飼育者の餌付けと飼育環境の反映であって、牛だけみていても、問題は解決しない。

また、牛をハエに代えて例えると、ハエが集るのは、ゴミを放置するからで、だらしない人間の問題でもある。

環境への配慮に欠けた「ゴミを放置するのがなぜ悪いのか」の不健全な発想が、ハエに伝播し、「ゴミが好きなんだから漁ってなぜ悪い」で集らせているのである。

不健全な発想が不道徳な行為を生んでいる。寄生の原因を生んでいるのは不健全な発想である。

つまり、ウイルスだけに責任を負わせるのは、事実の断片以下しかみていないから、根本的な解決に到達できないのである。

このような知識を断片的にいくら集めても、本質の叡智には到達できない。

このようなことが、哲学の父といわれるソクラテスが説いた「無知の知」の真意である。

いくら対応しても、問題の解決には至らない。



そこで、まず、シュタイナーの「白魔術と黒魔術」を抜粋し要約する。

魔術とは何か

「魔術」という言葉が安易に使われるが、その真意を考えてみる。通俗的な「魔術」は何か怪しき手品やトリックの技術のように思われている。そして、その前提で、「魔術を利己的に用いてはならない。」と戒律のように唱えている。

利己主義

「無私の精神でこの世界に貢献したい。」という人は、人間のなかに複雑な心境が隠れていることを知らない。確かにそれは美しい理想だが、その理想の背後にある心を追求していくと、無私であろうとする自分に虜になり、他者を見下そうとする自惚れがあるのに気づかさせる。



人間は利己心を通じて活動する現実を知るべきである。

オカルトでは、人間に利己心があるのは、この世界に生起するものに対して、その防御力となるから、とわかっている。

人間を邪悪な力から守るのは、この利己心なのである。

黒魔術師は、残酷な手法で弟子を教えるが、その弟子になりえないのは、利己心が、恐怖感を生じさせるからである。

もし人間に利己心がなかったら、この世を邪悪なもので満ち溢れさせていたことだろう。利己心が恐怖を生じさせていなければ、この世界を破壊しまくり、安易に地獄界に堕ちていっただろう。利己心があるから、安易に霊界に入れず、地獄に堕ちていかないのである。

失業について

現代では個人が強欲に社会秩序のなかにあるものをかき集めようとしている。そのなかで、「無私」は人々を幻想の渦で巻きこむが、自分がその幻想に巻き込まれているとは考えもしない。

社会改革が唱えられ続けているが、それらは机上の空論でしかない。それら唱えられた理論を、現実に適応させるように、検証してみれば間違いに気づく。

例えば、失業対策が唱えられる。失業は飢餓をもたらすため、仕事を提供しないといけないことがわかるが、生産的か否かを区別しない限り、かえって危険を拡大させることになる。

極端な場合を挙げる。新しい機械が発明されると、多くの人が失業することになる。失業者を食べさせるために、廃棄物を生産させる仕事を提供したら、かえって、貧困問題を複雑化させ、拡大させるだけである。

「貧しい人に仕事を与える」という正当な名目でも、その仕事が非生産的では、かえって社会を混乱に陥れ、貧困を拡大させることに気づかないのは誠に愚かしいことである。

改革思想を説く前に労働者となって、現状の労働体制を熟知しないといけない。現実と現状を知るという努力なしに、なんらの忍耐力なしに、社会変革など絵に描いた餅で幻想にすぎない。幻想に踊らされているのに気づかないのが現代人の特徴である。

叡智参画、霊視、魔術

叡智に達するために古代の秘教学院では三分野が準備され教えられていたが、魔術は、そのうちの一分野にあたる。

端的にいえば、叡智参画とは、この世の体験や知識から、霊界の法則や秩序を獲得する分野で、霊視とは、霊的な修行を通じて霊界を体験する分野で、その2分野が共同して、叡智を探求していたが、14世紀から、利己心が次第に強くなり、互いの分野を尊重できなくなり、区別もなくなった。

魔術師

魔術とは、霊界の法則や秩序を用いて、この世を創りかえることである。魔術師になるには長期間修行しないとけないので、現代ではほとんど無理である。

白魔術霊団

叡智に達するには、惑星進化計画の地球進化計画を理解し、地球紀から次の木星紀への進化計画に沿った霊的な作用を洞察する必要がある。地球は白魔術霊団に指導されている。

その計画に沿って行動することが人類の進化にとっては有益であり、実際、次の木星計画が、地球上では、電子などの素粒子として書き込まれている。つまりDNAに生命計画が記録されているように、電子などの素粒子に地球の進化計画が記録されているのである。

以上のシュタイナーの話が長くなったので、ドーリルの話は次回に譲る。





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Last updated  2020年02月28日 15時11分16秒
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