シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2024年11月07日
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カテゴリ: 神秘体験空間
巷はアメリカ大統領選挙で、アメリカが内乱で分断するなどの大騒ぎだが、「強いアメリカを取り戻す」というトランプのフレーズは、この国では、どこかで聞いたような、お馴染みのCMのようなフレーズで、「強い国をとり戻す、美しい国ニッポン」で死んでいった某総理の弔いでもないだろうが、また懲りずに、トリクルダウンのトランプノミクスなどでもやるのかな、とか思いながら、昭和の、♪夏が来れば思いだす、遥かな空、赤尾敏♪の街宣車運動の、どこか懐かしくけたたましい犬の遠吠えのように聴こえてしまう、のは私だけだろうか?

そんな風に、空風が吹きはじめる、秋の米国大統領選挙をみていると、私には、米国が日本にしたことの繰り返しのようにもみえるわけなんである。性懲りもなく悪魔のやる事は古今東西代わり映えのないものなんだろう。エックスジアンがこの地球を支配したときから、それは何度も独裁者となった悪魔の僕により繰り返されてきたダメ押しの芸当で、現に何度も千日手で繰り返されているなかで、何も学べない学ばない人たちにより、何万回となく永遠に繰り返された憎しみの連鎖なのであろう。

まるでハロウィンの笑いを忘れた米大統領選挙だった。選挙そのものが醜悪なハロウィンという人もいるだろうが、最後に笑う者の笑いが最上なのを肝に銘じることである。ハロウィンというよりも、悪魔そのものを選ぶ日だったようにもみえる。果たして誰が笑えるだろうか?プーチンやネタニヤフなどの独裁者が笑っているかもしれない。

さて、あえて高次の宇宙人の視点に立ってみれば、人間という生き物は失敗から学ばずに、直接経験し、努力しないとわからない生き物なのだろうか?とも思うわけでもある。エメラルドタブレットで、トートは、宇宙の重要な法則の一つが、人間が生きる全ての行為はその人間が全責任を負う、ことだと戒めている。

だから自分のしたことは必ず自分で贖い償わないといけないわけで、誰かを虐げれば、必ず誰かから虐げられ、ハンムラビ法典にも、「目には目を歯には歯を」と書かれているわけで、キリストは、だから「目を失った人には目となってあげなさい。歯を失った人には、歯となってあげなさい」と、憎しみではなく、愛で物事を解決する、愛の学びを説いたわけなんである。

米大統領選挙をみていると、アメリカも無秩序な混沌としたカオスの海に堕ちていくようである。いまでは幻影ともいわれている、かつてのカオスの英国病と、非常に似通った状態になっているのは、いまの日本が英国病に倣って日本病と呼ばれているのと同じだろう。英国病をググると、その背景には、経済の停滞があげられる。そして、無責任な奴ほど、自分たちを棚に上げて、他者を見下し批判するのが、巷での賑わいで、その賑わいに乗じて興味深いので、英国病を例にして紹介する。

英国病 - Wikipedia

『国際競争力の低下
1960年代になると、国有化などの産業保護政策はイギリス資本による国内製造業への設備投資を減退させることとなり、(セカンダリー・バンキングで)資本は海外へ流出し、技術開発に後れを取るようになっていった。また、国有企業は経営改善努力をしなくなっていき、製品の品質が劣化していった。これらの結果、イギリスは国際競争力を失っていき、輸出が減少し、輸入が増加して、国際収支は悪化していった。
特に多くの労働者を抱えていた自動車産業は、ストライキの慢性化と日本車の輸出が活発化した時期(1970年代)が重なったことで壊滅的な状況となり、2000年代には外国メーカーのブランド名としてのみ名前が残っている。』

この英国病の一因に、「国有化などの産業保護政策が、国内製造業の設備投資を減退させ、労働意欲を削いで、経営改善努力をしなくなり、製品の品質が劣化し、国際競争力を失わせた」とあるように、保護策で経営者を甘やかしたツケで、国全体が病気になったわけで、人体も自我を甘やかすことで、肥満体質になって、運動しなくなり、疾患に罹りやすくなるのと同じ道理なのがわかる。つまり、人智学で読み解けば、企業経営者という自我を甘やかしたせいで、社会全体が病気に罹ったわけなんである。



それはドラマ水戸黄門の悪代官と悪徳商人の馴れあい故の年貢徴収の村民虐めのパワハラ構図となんら変わりがないのである。政治家と経営者で「お主も悪よのう」と、悪を競い合っている搾取の構図なのである。

この構図を、人体に譬えれば、血液を頭部に集めすぎて、手足などの末梢や末端部に届かなくなり、手足から腐りかけてきて、生命力を失い、固体化し、その血栓が、心臓を通じて脳に流れて、脳梗塞状態に陥っているわけで、私見では、これは旧大蔵省の現財務省の責任にあるとみられるわけなんである。

企業献金などは政治家の権力の自己保身にのみ役立つもので、社会の成長や発展には全く何の役にもたたない、既得権益確保だけの無用で無能の長物だからである。だからモラルで禁じられているわけなんである。自分たちだけ得をしようという生き方は、まわりまわって、憎しみを増加させ、宇宙の法則では、自分だけ成長が止まり、置いてけぼりをくらい、自分たちの霊魂を退化させてしまうからである。

今生きているのは、自分の霊魂を成長させ、発展させるためである。だから、自分の生の行い全ては自分の全責任となるわけなんである。死んでも罪は消えない、次の生へとその罪が持ち越されるだけである。

つまり英国病は、英国資本で経営者を無能な働き者にしてしまったせいであり、しかも、その英国病を日本に金融ビッグバンで輸出し、金融ウイルス感染で日本病にしてしまい、日本の経営者を無能な働き者にしたせいで、日本の経営者は無能な金融資本ウイルスの感染者というべきかもしれない。なんだか媚びっと感染と似たような、また「欧米化」とタカトシの漫才でツッコんでほしいくらいでもある。

経営者が無能だと、競争力を失うのは当たり前の論理である。以前、ゼークトの組織論を紹介したが、組織において最も危険な奴が、無能な働き者で、無能の働き者の経営者が、この論理で、無駄な仕事を増やしてしまうので、馬鹿らしくなって誰も働かなくなり、労働意欲がなくなるのは当たり前で、しかもいくら働いても、階級制度のせいで、世襲制度で決まってしまうような官僚社会体制では、共産主義の失敗の繰り返しで、共産主義体制から移行した独裁体制から、独裁者をつくりあげて戦争を誘発し、起こしてきた失敗の繰り返しなわけなんである。

日本病 - Wikipedia

ゼークトの組織論とは|無能な働き者の特徴、 4 分類についてわかりやすく解説 | オンラ イン研修・人材育成 - Schoo (スクー)法人・企業向けサービス


このように英国資本が、英国病を日本に感染させたというわけで、同じように米国病として感染しているのは、米国の格差社会からも明らかで、このような階層社会では、強い権力者を求める幻想論が跋扈し、英国病が鉄の女と呼ばれたサッチャーで益々悪化したように、そのような人物が権力についても、恐らく、ハーメルンの笛吹きのように、大事なものを奪われた町民となるのが運命だろう。

ハーメルンの笛吹き男 - Wikipedia


その後、英国は北海油田で英国病を脱したといわれているが、近年のGDPの成長率をみても、日本よりは遥かにマシだが、前年比マイナス成長もあり、低迷と言ってよい状態である。同じことを言っているトランプがアベノミクスの安倍にならないように、米国民は、経営者を甘やかしてしまった日本国民の経験から学ぶべきだろう。

安易なコストカットに走った無能な日本の経営者がいま人手不足に悩まされるのは過去のツケがまわってきたせいで、自業自得というほかはないだろう。カルロスゴーンなどの経営者が話題になったときに日本経済の日本病がはじまっていたのである。いま思えば、金融バブルは、ウイルスに感染された患者がバブル熱に浮かれすぎて踊り明かした感染舞踏病だったわけである。

イギリスの成長率見通し、 G20 で最低に= IMF - BBC ニュース

世界銀行が「アベノミクスは成果あげていない」と日本経済の成長率を下方修正=アメリカやイギリスの4分の1の低成長がアベノミクス3年目の結果で今後の見通しも同様 | editor

GDP は? 株価は? 意外と知らないイギリス経済 - MonJa 〈もんじゃ〉お金と暮らしの情報サイト


無責任に政治に期待しても、自分のしたことは自分に返ってくるわけで、無能な働き者は、本人を無能にたらしめるだけなのである。というのも、経営者が、金銭勘定に夢中になり、かえって労働者に憎しみを増加させ、労働者に愛を与えるのを怠ったせいである。労働者に愛情を注がない経営者などは無用で無能の働き者でしかないからである。無能であるのなら、経営の資格、権力を行使できる能力がないのだから、一介の労働者として働くべきである。巷で偉そうに説教や講釈を垂れ流す経営者は、その前に、現場で働くべきである。トランプでさえも一日だけだがマクドナルドの現場で一介の労働者として働いている。

権力にふんぞり返り、胡坐をかいて憎しみを買うよりも、現場に出て愛を注ぐべきである。現場こそカオスの縁で生き物だからである。米大統領選挙の流れで、経済成長の話になってしまったが、そもそも生き物がなんで生きるのかを解き明かさない限りは、経済成長の話をしても絵に描いた餅で、無意味となるだろう。



だから、経営者というのは、誰よりも、この愛の意識を太陽神経叢に蓄える必要があり、誰よりも愛を学ぶ必要がある。それが経営者の責任である。ただし、ここでいう愛とは、恋の欲望ではないので、色欲と錯覚しないでもらいたい。愛というと日本人のほとんどは色欲と捉えがちなんで、仏教の慈悲である。

愛を色欲に捉え、走るのも、日本社会の間違った男尊女卑教育のせいで、男らしく、女らしく生きようとして、性バランスを失わせ、かえって異性を求めるようになってしまい、精神的なバランスを欠いてしまうためともいえる。本来は、男女差別のない、人間らしく生きるバランスの道徳教育が重要である。時と場合において、男性らしく、女性らしく使い分けられるのが生命の本来の発情である。

というのも、憎しみを中和できるのが愛だからである。欲望は憎しみを増すばかりで、愛ではない。愛が無ければ人間の生命は成長しないのは、子育てでもわかる。だから経営者が愛人をつくったり、不倫などをするなどはもってのほかで、ドラマの世界だけで十分である。そういう経営者は組織をダメにするだけだから、江戸時代は穀潰しと呼ばれた。家族という最小単位の組織すらも破壊しているから、穀潰しなんで、穀潰しを脱し、日本のGDPを向上させたいのなら、経営者の意識改革が急務なのがわかるが、以下の記事などがそれを物語っている。

日本は、「無能な経営者」から改革するべきだ アトキンソン氏「働き方改革よりも急務」 | 国内経済 | 東洋経済オンライン


さて、前回は、1つしか脳をもたない脳科学者が、9つの脳をもつタコを越えられるか、超弦理論のトーラス構造から紹介してみたが、生命がバランスを現象化させることからもわかるように、脳は、愛の太陽神経叢と対極をなしているのがわかる。心臓が、愛のエネルギーを、時間を通じて送り、脳が、愛のエネルギーを、空間を通じて送っていると考えれば、太陽神経叢は、愛のエネルギーを宇宙から集めて貯める、時空ポテンシャルなのである。

エメラルドタブレットによれば、宇宙から愛のエネルギーを貯めるための入口は、頭頂部の大泉門だという。愛のエネルギーの次元、つまり意識の次元は、9つあるという。タコの脳の数と同じである。我々の宇宙は、8次元の壁によって仕切られているらしいので、9次元の愛の意識には到達できないという。我々の愛の意識は、9次元の壁により押し返されて反射され戻ってくるらしい。そして、我々の意識は、上から8番目の愛の意識で、上に7つの意識と、下に1つの意識があり、この上の7つの意識を、七福神でも有名な7つの神意識と呼んでいるらしい。



人間も睡眠中に人体の再生を行っているので、4次元以上の潜在意識をみているはずなのだが、そのままでは3次元では分解できないので、起きたときに覚醒意識の記憶を用いて、この世の経験から、空間や時空を数学的に力学で割り当てて、夢のように解釈するしかない。非線形現象を、線形解釈し、線形思考を身に着けるしかできないわけである。そのために数学を構築したわけである。しかし、あくまで解釈できるのはカオスの縁までの線形思考だけである。

つまり、早い話、4次元以下の愛の意識しか感受できないので、自分勝手な個人の推測の、欲望に囚われてしまうわけなんである。そのかわり、経験と努力で、4次元以下の肉体には移り変われる。動物は自我の霊魂をもたないので、数学もなく、肉体から生まれる個性もないが、愛を直接感じ取れるので、家畜を除いて、個体的な欲望はない。

だから、人間が動物に生まれ変わる事もなく、動物が人間になることもない。もしそれが可能ならば、サルが人間に生まれ変わり、動物が人間に生まれ変わる、のもあり得るわけである。ダーウィンの、サルからの進化説は厳密には誤りで、サルと人間の共通の祖先から分かれたというよりも、人間の霊魂が、地上に暮らすのに適した肉体を選んで転生してきたといえるだろう。

このようにエメラルドタブレットにかかれた宇宙論によれば、9次元の愛の光の意識が集約した、宇宙微粒子コスミックダストが、オカルトで有名な不老不死のエーテルであるようである。だから、超弦理論は、エーテルを表現する数式なのかもしれない。つまり、タコの姿を超弦理論で再現すると、エーテルの実像が再現されるかもしれない。

タコの吸盤が丸くて引っ付くのは、愛の証なのかもしれない。そういえば、フーテンの寅さんには、有名なタコ社長が出ていたなぁ。貧しい生活でも愛情溢れる世界が演じられていたドラマだった。

♪今日も涙の日が落ちる。日が落ちる。自由には愛がつきものなんだよなぁ。寅さんは恋に破れ、家族の愛に救われるんだよねぇ。





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Last updated  2024年11月07日 16時41分20秒
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