後藤英彦の作文教室

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ごっちゃん815

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June 5, 2005
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86.ミスターK――フェアレデイーZを世界一のスポーツカーにした男


もうひとつ。ミスターで思い出すのは日産自動車の片山豊さんです。アメリカでフェアレデイーZ(アメリカでの呼び名はダットサン240Z)を売りまくってミスターZと呼ばれました。
ピューリッツアー賞作家ハルバースタムの「覇者の驕り」にも登場する人物です。1909年の生まれですから今年で96歳です。

日産で総務部長兼広告課長をしていた片山さんは1960年、アメリカ転勤を命じられます。アメリカ車に比べて日本車の性能が著しく劣っていたころのことです。

主流外にあった技術者グループと組んでフェアレデイーZを創造してアメリカに投入、1970年から96年にかけて140万台を売りさばきました。単一車種スポーツカーの売り上げで文句なしの世界記録です。

スポーツカーファンの買える値段に設定しました。欧米の高級スポーツカーの三分の一という安さです。性能も日本車の悪いイメージを払拭するほどの出来栄えでした。

フェアレデイーZを買えた人々は片山さんの功績をたたえてミスターKと呼び、「Zカークラブ」まで結成しました。

片山さんは1960年から二十年近くアメリカの日産社長として務めました。

70年代後半に社命でロサンゼルス特派員となったわたしには、超高級住宅地のパロスバーデスの片山さんの自宅に招かれて午後の半日、太平洋を一望できる高台の広大な庭で凧揚げをした思い出があります。



当時70代の片山さんの握力は大変なものでした。30代前半のわたしがどう握り直しても力負けしました。柔和な顔の表情とは裏腹に、不屈の精神がずっしり宿っているようでした。

アメリカ人は握手で人を判断すると言います。片山さんの握力と大きな手に、アメリカ人の大きな信頼が寄せられたのだと思います。

アメリカの自動車殿堂に日本人として名を連ねているのはホンダの本田宗一郎さんとこの片山さんの二人だけです

フェアレデイーZはアメリカではダットサン240Zと呼ばれていました。ところが1980年に変革が起こります。日産はダットサンの車名をニッサンに変更したのです。
ダットサンファンは悲しみました。寄る辺(べ)を失ったダットサン240Zは、幻の車となったのです。

ダットサン240Zには根強い人気があります。友人の息子は、父親の愛用していた車をわざわざ高い改造費をかけて新品同様に仕上げ、いまだに乗り回しています。


前置きが長くなりました。レトリックに話題を引き戻せば、片山さんのミスターKは換喩です。片山さんの言動を代弁する記号です。

ダットサンとかニッサンとかの呼び名は正式に言えば、車名というより商標なのだと思います。この商標も会社を代弁する記号と考えていいと思います。

「日本は輸出の国」と表現したとします。この場合の「輸出」も換喩的表現で、日本の国情を代弁する記号の役目を果たしています。

赤頭巾や山高帽のようなかぶりもの、人の作品を表すベートーベンやトルストイ、国や土地の産物を表すボルドー、ブラジル、宇治は換喩によるレトリックとなります。

レトリックとしての換喩をざっと定義付ければ、原因で結果を表すもの、容器で内容を表すもの、部分で全体を現すもの、のことだそうです。







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Last updated  June 6, 2005 12:20:43 AM
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どぴゅ@ みんなホントにオナ鑑だけなの? 相互オナって約束だったけど、いざとなる…
ボーボー侍@ 脇コキって言うねんな(爆笑) 前に言うてた奥さんな、オレのズボン脱が…

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