誉田 哲也
さん
警察小説短編集
で、 練馬署強行犯係り
に
【送料無料】ドルチェ
所属
する 魚住 久江
を主人公とした シリーズ
もの!
誰かの 死の謎 を解き明かすことより、誰かが 生きていてくれる ことに 喜び を感じる。一課復帰の打診を 断り 続け、所轄の 強行犯係り を渡り歩く 魚住 久江、42歳・独身デカ長!
「袋の金魚」 ・・・ 久江 が 前夜の事件の書類 を仕上げて、早めだが 昼 をと思い出かけようとしたところ、 警視庁捜査一課の金本 と出くわした。 10年以上前、 池袋署の強行犯係り のときに知り合い、 同じ頃に捜査一課に取り立てられた ことから <池袋から来た金本と魚住>縮めて<袋の金魚> と呼ばれた懐かしい顔 だ。もっとも、 久江が捜査一課にいたのはたった 二年間 で、その後 10年間 は、 昇進に伴う移動をきっかけに、 いろんな署の強行犯係り を渡り歩いていた 。一方、 金本はずっと捜査一課で、今は三係りにいる と言う。そして 、一課復帰の打診を 拒み続けて いる久江に、 一課に戻ってくるよう に言ってきた・・・それから 三日後、 妙な事件 が起きた。 一歳の子供が溺死。母親は行方不明。通報者は父親。事故か、事件か・・・
「ドルチェ」 ・・・定時 で勤務を追え、 明日は非番 だからと、 久江が新たなビール に手を伸ばしたとき、 携帯 が・・・ 電話 してきたのは、 恫喝 にしか聞こえない濁声。同じ強行犯係りの里谷巡査部長 だった。 ものすっごく、やな予感・・・ 案の定、 里谷 は、 わざわざ久江が明日 非番であることを確認 したうえで、 入院中の若い女性被害者の事情聴取 に行くよう 要請 してきた・・・ 被害者は女子大生で、昨夜アルバイト後に自宅アパートに戻るところを 暴漢に襲われ、左わき腹をナイフのようなもので刺されたという・・・
「バスストップ」 ・・・ 久しぶりに 高校時代の友人とランチ を楽しんだ 久江 は、 まだ恋愛感情と友情の境界線が曖昧だった頃のこと を思い出していた。 あの、自由だった感覚を。 その 翌日の夜、 バスを降りて帰宅しようとしていた女子大生が、何者かに抱きつかれるという事件 が発生 。次の朝、 若い女性が被害者 だというだけで、 事情聴取のお鉢が回ってきた久江 が、 被害女性と、 最寄の 交番 の峰岸巡査長に話を聴く ことに。 三十そこそこの峰岸はどうやら 刑事希望 らしく、現場の確保や、鑑識に足痕を採らせたりしていたし、 なんでもするから、この捜査に加えて欲しい と頼んできた。 「自分、魚住さんみたいな刑事になりたいんです」 ・・・悪い気はしない・・・
「 誰かのために」 ・・・ まだ四十二歳。気持ちは三十代。でも、夏がつらい・・・ 隣にいる峰岸巡査長 30代前半 。思わず 年かな・・ と泣き言を言うと、 「何いってるんですか。全然若いですよ・・・可愛いし」 え? 可愛い??若い? あの、そこんとこ、もうちょっと詳しく・・・ などと思っていたら 携帯 が・・・ 金本だった。もうじき久恵の誕生日だから飯でもどうだという誘い だったが、その日は 当番ということもあり、適当にあしらう ことに。そして 誕生日の夜 。ほかの係員が席をはずしたデカ部屋に、 小さな箱を持った峰岸 が入ってきた。 久江の大好きなバナナタルト だ。ついこの間、 正式に刑事になった峰岸 は、どうやら自分に 好意を持って くれているらしい・・・ 若い男と一緒においしいケーキを堪能 していると、天井のスピーカーがやかましく鳴った・・・ 刑事の現実 なんてこんなものだ・・・ おきた事件は印刷工場での傷害事件。犯人は、そこの元従業員で・・・
「ブルードパラサイト」 ・・・暇 だったため、 久江は週刊誌をめくり ながら、最近 世間をにぎわしている芸能人の薬物依存と己の喫煙癖 を比べ、 自分に禁煙は無理だ ろうなどと考えていた。と、 電話 が鳴った。 救急車で病院に運ばれた男が、 女房に刺された と言っているらしい。 早速 最近 コンビ扱い されている峰岸と共に病院に向かうが、どうも被害者の話は要領を得ない。 帰宅したら、いきなり妻が殴りかかってきた挙句に、包丁を持ち出してきて刺された というのだが・・・ 生後半年の子供がいるらしいから、育児ストレスか?
「愛したのが百年目」 ・・・二日前、横転したトレーラーにトラックと乗用車が衝突、その他にも車七台が接触すると 大事故 が起きたた ため、 交通捜査係りは出ずっぱり 。そのため、 他の部署に皺寄せ が。 当直勤務についていた久江 は、眠気覚ましのフリスクをくれた 峰岸 に、 学生時代の事 を聞かれた。 十歳も年上の女の学生時代に、なぜ急に興味を? それでも、 東洋哲学 を専攻していたことを話し、 峰岸の学生時代に話 をふった。 経済を専攻 したという彼は、 体育会系のサークル に入っていたらしい。それも、 総合格闘技! と、そこに 入電のアナウンス が。 住宅街で 乗用車と通行人の接触事故発生 。 交捜はいない 。仕方なく現場へと向かった久江たちは、 被害者と加害者は大学時代からの長年の友人だということを知るが・・・
玲子ちゃんのシリーズ に比べて、 軽い感じ はするものの、 事件の大きい・小さいに関わらず、 当事者たちはみなそれぞれにいろんな問題 を抱えて います。そして、 アラフォー刑事の久江ちゃんは、常に真摯に事件に向き合い、当事者たちに手を差し伸べます 。その 細やかな心配りや、思慮深い対応 は、 読んでる者さえもほっとさせてくれます 。もちろん 女性ゆえ、トキメクことも・・・ 。峰岸君とのことも気になるので、続編が欲しいんですが、誉田さん、そこんとこ、どうなんでしょう?
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