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10月14日 スト-ンエイジ上映会
白鳥哲監督 来姫決定
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連載コラム[2] □・--------------------------------------
『 不登校になると にんげんが見えてくる 』
バックナンバー http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000098424
● 第5回 登校してればあんしんか
こころの悩みをもつ子どもは、まわりのおとなたちにその悩みに気づ
いてもらい、救いをもとめるためのカードとしてさまざまな症状をあら
わす。カードは、子どもたちのいろいろな行動であってよいはずなのに、
なぜ「学校に行かない」ということのみがこれほどまでに効果的な切り
札となりえるのだろうか。わが国の高学歴社会構造の荒波をまともに受
けている家族力動、そしてあまりに画一的な学校教育のあり方などに内
在する複雑な問題が、登校拒否の急増に深く関与していることは疑いの
ない事実である。
(山崎 晃資)
「慎重な登校拒否議論を」<『あも』3号 より >
解 説
今回は、登校拒否体験の"収穫"を、さらに二つお話します。
第1に、学校を相対化できるようになったことです。たとえば、1年
少し前、当講座のOGの金田さんが所属している「校害TELTEL」の主催す
るシンポジウムに参加したことがありますが、そこで出された意見は、
"脱学校"や"反教育"の意味あいを込めたものばかりで、学校化社会
にどっぷりの、一般の人々(登校拒否前の私も)には、とても理解でき
そうにないものでした。しかし私は、それらの意見を何の抵抗もなく傾
聴していたのです。やはり、一度学校から離れた経験が、学校を絶対視
する価値観を変え、学校を多くの教育手段のひとつと捉えることを可能
にしていたと言えそうです。
私は、母校の教壇に立って10ヶ月になりますが、実際、現場にいます
と「現在の単線型の学校制度の"末路"が見えてくる日は近い」という
印象を拭えないのです。
第2に、いわゆる「登校拒否」と「普通」の区別なく生徒をみること
ができることです。
世間では「学校における生徒の問題─いじめとか無気力とか─と、
学校に来ない登校拒否生徒の問題とでは、後者の方が深刻だ」というこ
とが、無条件に信じ込まれているようです。「登校拒否は他の行動より
1ランク劣等」とでもいうかのように。
しかし、たとえば、学校に行かなくても、それによって心理的混乱に
陥っていなければ、心配するには及ばないし、反対に学校に行っていて
も、悪質ないじめを繰り返していれば、非常に心配なわけです。ですか
ら現在の私には、登校拒否児と他の生徒との間に、本質的な違いがある
とは、とても考えられないのです。
今回掲載した文章は、東海大学医学部の精神科教授が「登校拒否だけ
が突出した問題行動である」という常識的捉え方の深層を抉り出し、疑
問を提出した部分です。
先日「登校拒否、史上最悪」というニュースがありましたが、登校拒
否問題を「悪く」しているのは「登校拒否の増加」それ自体ではなく、
学校に行けないというだけで大騒ぎする「世間」ではないか、と私には
思えてなりません。
さて、私の"見えてきたもの"を何回かに分けてお話ししてきましたが、
ご納得いただけたでしょうか。次の機会には、他の登校拒否体験者によ
る文章をご紹介します
丸山 著
『こうざつうしん』(1991) より転載
●
〔 今補足したいこと 〕 学校のパラドックス(逆説)
不登校の原因と言えば、昔は「学校場面への不安などから起こる情緒
的混乱」という、いわゆる「神経症的な心のメカニズム」によるものが
圧倒的でした。
ところが現在では「いじめ」が最も多いというデータを見たことがあ
ります。「いじめられているため、学校に通い続けることが困難になった」
というものです。
ところが世の中というのは不思議なもので、いじめっ子は学校に通い
続けているばかりに、大して問題にされず、反対に不登校児は、常に問
題にされ騒がれて、治療や矯正の対象にされるのです。
かくして、学校はいじめっ子は通えるのに、いじめられっ子は通えな
い場所になりつつあります。
学校は「通わなければ健全に成長できない」と、多くの人が信じてい
る場所です。しかし、いじめられている子にとって学校は「通わない方
が健全に成長できる」場所だと言っても過言ではありません。
学校が、いじめられていても我慢して通い続けなければならない場所
だとしたら、学校とは何と理不尽な存在なのか、という視点を、いじめ
が原因で不登校になった子どもたちは求めていると思うのです。
(続)
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