隊長さんの山ある記

隊長さんの山ある記

May 24, 2026
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カテゴリ: 登山・ハイキング
先月の下旬に近郊の花沢山を歩いた際に、偶然見つけた未踏のコースを歩いてみたくて出かけたウィンク
問題のコースは、花沢の里の水車小屋から花沢山登山口に入ってわずかに登りきると、稜線に出る。そこまではいつも歩いている登山道。その稜線は、T字形の分岐になっており、花沢山へは、左折して急な擬木階段の登りがはじまり、右折すれば旧かんぽの宿に達する。過日、そこで、休憩中に稜線の反対側に赤テープを見つけたのである。なんども来ていたが、初めて目にした。よく見れば「大崩」方向を示す手書きの標識もあり、日付も2025年4月27日となっている。少し下ってみたが見た限り山道は案外はっきりしているので大げさかも知れないが冒険心に火がついて歩いてみようと思った。

花沢の里臨時駐車場(標高40m)を例の如く遅くに出発、外気温23℃。やや暑いかな。ウィンク


昔懐かしい山村集落、花沢の里を歩く。木陰に入れば涼しくもあり快適だ。
満車だった駐車場から歩き出したハイカーの姿はもうこの時間では見ることもなくただ静かだ~





美しい模様のイシガケチョウがヒラヒラと一頭、目の前に舞い降りてアピール





つい先日まで咲いていたウツギは終わり、代わってテイカカズラ(キョウチクトウ科)が咲き出している





水車小屋を右折し、農道をしばらく歩き、じきに花沢山登山口へ。そこから登山道が始まる。






さて、問題の気になるところへやってきた。花沢山と旧かんぽの宿を繋ぐ稜線に出た~ぺろり
大崩海岸方向への登山道らしき踏み跡を追って下りだす





赤布の他に、このようなプレートもある。1年前だから、さほど山道も荒れてはいないだろうと見当をつけて先に進む。国土地理院の2.5万図でみると、やや広めの谷の底部をたどって行けば県道に出られそうだ





直に現れる廃屋のあたりから、登山道は消える、持参した赤テープを目印に間違いのないように、付けながら、絶えず底部を意識し、キープしつつ、ひたすら下る





かってはこの辺りで何らかの作業が行われていたのか、貯水槽やまたも現れる廃屋を右手に見ながら
下った





きっちりと組まれた石垣も随所に見るので、このあたりも生活の場だったのかも知れないクール





登山道は、消えたり現れたり、その後、まだ新しいトラロープが張ってあり、マーキングのテープも見られる









小さな沢を渡り返して間もなく、錆びたドラム缶が現れて、、





県道416号に躍り出た





この県道は、旧150号線で、かっては、静岡市の石部(せきべ)と焼津市の浜当目(はまとうめ)を結ぶ重要な道路だった。しかも、断崖絶壁を背後に、広大な駿河湾を前にして絶景が望めるという最高の景勝地だったのだ。当時は、観光バスもよく往来し、多くの観光客が目にしていた時代があったのである。ところが地盤が弱いために、度重なる起きる崩落事故によって、天下の景勝地を迂回する形で、トンネルが完成。その後、いちばん素晴らしい区間が通行止めとなって久しい。この県道もさびれて今は通る車両もまばら、寂しい県道に変わり果ててしまった。

ウィンク







店名は変わったかもしれないが、昔からの建物はまだ健在だった~





途中、桑の実が道路にびっしりと散乱、食べたら大変甘くておいしかった





旨そうなビワの実がなっているんだけど手が届かない号泣





海からのそよ風を受けながら





トンネルを出た先の海上橋から、大崩海岸方向を眺める。遠く御前崎まで見えている筈だ
この橋の海側に張り出したところから、夜釣りを楽しんだこともあったなあ~釣果はなかったけど、、
今では、怖くて足がすくみそう~





崩落によって、洞門が潰れ、たまたま通りかかった車両が犠牲になったこともあった~





半世紀以上経った今でも、鎮魂の碑が風に吹かれて建っているびっくり







沖合を行くのはレジャーボートだろうか





その後、石部の信号を左折し、、





すぐの東海道本線の踏切を渡る。
たまたま、下り電車が通過していった





そして、この先の二股を指導標識に従って左に折れたところで、遅まきながらの軽い昼食休憩をとる。


登山口を指す案内標識は多く、農道を緩やかに登る。
真下を走るのは、東海道新幹線、彼方に静岡市駿河区の街並みを見る




農道が緩くカーブした地点で、、
さああ~いよいよ本日の勝負どころ、花沢山東尾根登山口が現れる
本音を云えばもうここで終わりにしたかったが、乗ってきたクルマを置いた駐車場に戻るにはここを登るしか手はないのだ。ここで、気合を入れてがんばるしかないのだよとわが身にムチを打つ





このコースもなんどか歩いているので不安はないが疲労の色は隠せない号泣




この指標が恨めしい~山頂までの行程はやっと半分だガンバレィ




おお~ここまで来たか。あとはさした登りもなくわずか





三等三角点標識のある花沢山(449.5m)に到着
午後3時では、むろん、誰もいるわけがない。
周囲を林に囲まれた山頂からの展望はない。ただ、ベンチの周りに4ケ所あるコンクリートの礎石が、かって航空灯台があったことを物語っているだけだ。昭和初期の時代は有視界飛行であり特に夜間時、航空灯台が果たした役目は大きい。その後、無線飛行に変わったことで、ここの灯台も役目を終えて撤去された。ボクらが少年時代には、花沢山とは云わず、航空灯台という呼び名で通っていたものである。ウィンク






水分補給しただけで、早々に下山。日本坂峠に下った
途中、北側の少し開けた箇所から、望む静岡市街~





はるか先に満観峰や丸子富士を見る






ありきたりの写真だが、駿河湾と焼津方面を俯瞰する






万葉の古道、日本坂峠(標高310m)に降り立った後、左折して法華寺へ~
途中、いったん、車道に降り横切って、さらに下り続ける

ここで、捕虫網を持った若者がいたので、昆虫の採集かと聞いたら、トカゲだと聞いてびっくり
変わった趣味を持つ人もいるものだと感心するやら、驚くやらであった





このあたりに多く咲くトキワツユクサ(ツユクサ科)の白い花。暗っぽい林の中で、小さいがよく目立つ花である 雑草のようなこの花は、南米より観賞用として渡来したものが。野生化してざらに見られるようになっている。生命力が強いので、日本の在来種の生息場所を占領してしまう恐れがあるとして
問題になっている花ではあるが、見るほどに美しい




法華寺手前の小沢で元気に動き回るサワガニくん





法華寺を横目に花沢の里に降り立った





ほぼ満車だった駐車場もこの時間では数える程度だった~
今日は、我ながら久しぶりに良く歩いた満足度120%かなウィンク





今日歩いた周回コースを、国土地理院の2.5万図で追ってみましたウィンク



気になっていた宿題を済ませて、これで気が済んだ
帰りがけに好きなバーボンウイスキーを買い、程よく酔いしれたウィンク

<参考コースタイム>
花沢の里駐車場10:30~10:45水車小屋~11:05花沢山登山口~11:30花沢山と旧かんぽの宿を結ぶ稜線11:40~12:30県道416号線(大崩海岸)~12:50石部・海上橋~信号~13:45花沢山東尾根登山口~15:00花沢山15:10~15:40日本坂峠~16:15法華寺~16:17水車小屋~16:25花沢の里駐車場

歩数計→20560歩  2.5万図 焼津





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Last updated  May 27, 2026 09:30:22 PMコメント(0) | コメントを書く


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