きょう3月19日は「聖ヨセフ」の祭日。聖務日課はあっちこっちと飛ぶので、始める前にページの確認をしないとならない。厄介難解です。
「前晩の祈り」の「答唱」で「私達は神の もの
、その民はその牧場の羊」とあります。この「もの」はどう漢字で書くのだろうか。神の者?神の物?古い聖書を見ると「神の属 (
モノ )
」とありました。
きのうのミサと一日は、いろいろな意味で良かったです。
3時からハンセン病療養所の中にありますカトリック教会で、大司教様司式で四旬節第5主日のミサでした。
四旬節第五主日の聖福音はヨハネ 12:20-33 。一粒の麦。福音朗読も良かった。僕の理想とする朗読でした。「聖書と典礼」のパンフレットを見るでなしに目をつむり耳から朗読が入った。目の不自由な患者さんも耳から聞く朗読をよく理解していた。
大司教様のオメニアが感動的だった。
ここ、ハンセン病療養所の教会は今回で二回目だという。一回目は関西で神学生だった約40年前のこと。召命へのゆれる神学生の時期にこの教会で聞いた典礼聖歌が大きな力となったとのこと。
音楽の力を改めて認識する心を、新たにできたひと時だった。
五人の神学生の中から一人の司祭をうみ、司教に、そして大司教となってこの教会に戻ってきた。
僕が作った朗読と音楽「私の生きた恵みの分かち合い」。ハンセン病の両親から生まれた子がシスターとなった話を、音楽を織り込んだ上演のDVDを大司教様に手渡す事が出来た。
いま入所しておられる信者さんは24人とのこと。実際に教かにこかれる信者さんは僅か数名、ほとんどが要介護の年齢ですもの。
十数年前になるのでしょうか、裁判の前は東京都下にハンセン病の療養所があるなんて知らなかったでしょう。知っていても、偏見意識しかなかった時代です。さすがに高い塀はなかったが、近寄る事も入る事も考えられなかった時代には、信徒は熱心にお勤めを果たしていたのですから。いまは、あまりにも歳を重ね過ぎました。それだけに大司教様が来られミサを上げて下さった事は、入所者信者にとっては嬉しい出来事だったようです。
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