ちゃむのバレエとオペラと海外TVドラマの日々

ちゃむのバレエとオペラと海外TVドラマの日々

2013.01.24
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カテゴリ: 13オペラな日
「今日しか行けないから絶対行く!」と強い意思を持って仕事を切り上げ、東劇へ向かいました。
同様にそういう悲惨な(?)決意のもとにやってきた知人を発見。「明け方4時まで仕事だったんだよ」なんて言いながらやってくる情熱がすごい。



METアイーダ



アイーダ:Liudmyla Monastryrska(リュドミラ・モナスティルスカ)
アムネリス: Olga Borodina(オルガ・ボロディナ)
ラダメス:Roberto Alagna(ロベルト・アラーニャ)
アモナズロ: George Gagnidze (ジョージ・ギャグニッザ)
ラムフィス:Štefan Kocan (ステファン・コーツァン)
エジプト国王:Miklos Sebestyen(ミクロス・セバスチャン)

指揮:ファビオ・ルイージ




今回は、前回よりさらに一段と歌手の顔ぶれが豪華になりました。
タイトルロールがMET初登場以外の新星だということ以外は。

そのモナスティルスカは前評判にたがわぬ歌唱で、どの音域でもキレイに出てきます。
METが抜擢するだけのことはあります。
まだ英語が達者でないのか、幕間にインタビューには通訳が付いていました。


アラーニャ、ボロディナはさすが。


特にアラーニャには「METで歌って大丈夫なの?」と事前に不安があっただけに、まだまだ健在の喉を聞かせてもらってすごくうれしかった。最近の新進のテノールには存在として華のある人が少ないし、声が出ても(大きければいいというものではない)声そのものに魅力が乏しい人が多くて、まだまだアラーニャを凌駕する人は少ないと思うのです。

アラーニャは、たとえ歴戦の勇士であろうと愛に生きる繊細さを歌い上げていました。
ラダメスって性格付けは希薄な役柄なので、声がすごくても無表情に歌われると「あの男のどこがいいの?」という気持ちになる(笑)。アラーニャのラダメスには、彼の中での国への忠誠と愛のバランスの取り方に、涙が出そうになります。
とはいえ、彼も低音~中音の声に‘クセ’が感じられるようになったのが、ちょっと残念です。


ボロディナもアムネリスの心の動きをよく歌い上げていました。

ライバルへの牽制とか、愛する人を(公的に)獲得できたという喜び、手に入らなかった愛への復讐心とか、それでも最後まで彼を助けたいと願う女心。
ヴェルディが絶妙な音楽を用意しているのはもちろんですが、ここも‘権高い王女様’としてしか歌わない歌手は好きではないのでした。
生身の女性に一番近いこの役をあんなふうに歌えることが、ボロディナの強みだと思います。

(件の知人は「愛しているなら、自分に振りむいてもらえなくても助命嘆願すべきなのでは!?」と息巻いていましたが、リューじゃあるまいし、愛に関する心情はリアリティが必要ですよね・・・。)


あと、アモナズロのジョージ・ギャグニッザもいい味を出していました。





今回おもしろかったのは、舞台監督の仕事の紹介があったこと。
何百もの「Q」を出すし、カーテンコールの仕切りもするんですね。
機械化できない重要な仕事の1つを認識できました。







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Last updated  2013.01.27 11:53:52
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