インキュベーションマネージャー(IM)安部博文、経営者支援のヨロコビ・オドロキ・感動の日々

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January 4, 2007
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2 柳下惠爲士師、三黜、人曰、子未可以去乎、曰、直道而事人、焉徃而不三黜、枉

柳下恵(りゅうかけい)、士師と為り、三たび黜(しりぞ)けらる。人の曰わく、子
未だ以て去るべからざるか。曰わく、道を直くして人に事(つか)うれば、焉(い
ず)くに往くとして三たび黜けられざらん。道を枉(ま)げて人に事うれば、何ぞ必
ずしも父母の邦(くに)を去らん。

柳下惠は罪人を扱う職についたが、三回も免職された。ある人が言った「あなたそれ
でも他国に行かないのですか?」 
柳下惠「信義を貫いて働こうとすれば、どこへいっても同じ事。信義をまげて働くく

Hui of Liu-hsia, being chief criminal judge, was thrice dismissed from his
office. Some one said to him, "Is it not yet time for you, sir, to leave
this?" He replied, "Serving men in an upright way, where shall I go to, and
not experience such a thrice-repeated dismissal? If I choose to serve men in
a crooked way, what necessity is there for me to leave the country of my
parents?"

【黜】しりぞける。罷免する。(解字)形声。黒+出。音符の出は、だすの意味。黒
は刑としての入れ墨の意味。罰して追いだす、しりぞけるの意味を表す。
【士師(しし)】中国古代の、刑をつかさどった官。
【dismiss】免職する。
【upright】正当な。直立した。


読み下し文は、http://www.asahi-net.or.jp/~pd9t-ktym/rongo.htmlより。
現代語訳は、http://renpei.vis.ne.jp/ron/mix/rongo-h-01.htmlをもとに編集。
英語版は、http://www.nakamura-u.ac.jp/~library/e-lib/ron/より。(現在、頁が
表示されません)
熟語と漢字の説明は、デジタル漢語林7000と広辞苑第五版より。

伊與田覺 『現代訳 仮名論語』 論語普及会、2005

●感想
 伊與田訳は「柳下恵(魯の大夫)が士師(罪人を扱う官)になり、三度その職を免
ぜられた。/ある人が『あなたは、それでも国を去ることができないのですか』と尋
ねた。/柳下恵は『正しい道を行って事えたならば、どこの国へ行っても、やはり三
度ぐらいの免職は覚悟しなければなりません。道を曲げて事えるぐらいならば、わざ
わざ母国を去る必要もないでしょう』と答えた」
 柳下恵さんは腹が据わっている。免職されてもやり抜くという気力がすごい。同じ
スタイルで働く限りクビになるのであれば、同じ職場で繰り返しクビになるほうが良
いという発想が立派。ここがダメなら別のところなら、という期待を持たないところ
が現実的。まっすぐ=頑固だと困る。まっすぐでありながら、融通無碍だと理想的。






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Last updated  January 4, 2007 11:29:57 PM


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