インキュベーションマネージャー(IM)安部博文、経営者支援のヨロコビ・オドロキ・感動の日々

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December 27, 2007
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孫子 虚實第六その4


故形人而我無形、則我專而敵分。我專爲一、敵分爲十、是以十攻其一也。
則我衆敵寡、能以衆撃寡、則吾之所與戰者約矣。

故に人を形せしめて我れに形無ければ、則ち我れは専(あつ)まりて敵は分かる。
我れは専まりて一と為り敵は分かれて十と為らば、是れ十を以て其の一を攻むるなり。

則ち我れは衆にして敵は寡なり。
能く衆を以て寡を撃てば、則ち吾が与(とも)に戦う所の者は約なり。

Therefore, if we can make the enemy show his position while we are formless,

If our army is at full force and the enemy is divided, then we will attack
him at ten times his strength.
Therefore, we are many and the enemy few.
If we attack our many against his few, the enemy will be in dire straits.

◆コメント
▼「だから,味方の軍の態勢ができていないように敵に見せれば,敵が(攻撃のために)兵力を分けるので,その時に全軍全力を投じるのだ。
味方の軍の態勢が万全で,敵軍が分散しているような場合,敵軍の強みとする部隊を徹底的に繰り返し攻撃する。なぜなら,味方の軍は多勢で,敵軍の勢力は小さいからだ。
多勢で少数を攻めれば,敵は絶体絶命だ」とう意味。
▼ここで英訳に出てくるdire straits(ダイアー・ストレイツ)はイギリスのロックバンドの名前と同じで親しみが湧く。多勢に無勢という言葉もある。これは「少人数で多勢に向かって,とても敵しがたいこと」の意味(広辞苑)。数が多ければ有利だし,普通は勝つわ,という話。だから多勢の敵は分散して少数にして戦い,敵が少数でこちらが多数のときはどしどし攻めよ,という話になる。原文は難解。ていうか,言ってることが当たり前。こういうときは解釈が助けになるの。しかし,言っていることの本意は,攻めるときは,こちらが有利で強いときであり,しかも,敵が不利で弱いときだ,という話だ。んなこと分かっとるわい。だが,基本というのは,そういう分かりきった当たり前のことを地道にやり続けることができるか,ということだ。

◆出典
白文の出典: http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/lt/cl/koten/sonshi/

英文の出典:.http://www.sonshi.com/learn.html
 SUN-TZU: THE PRINCIPLES OF WARFARE "THE ART OF WAR"
和文の出典: http://maneuver.s16.xrea.com/cn/sonshi1.html
 ISHIHARA Mitsumasa 石原光将
参考: 金谷治 (2001) 『孫子』 岩波書店.

 Thomas Cleary (1988) "The ART of WAR SUN TZU" SHAMBHALA






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Last updated  December 28, 2007 01:23:26 AM


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