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先日、ヤフーオークションで検索しておりましたら
大昔、 木更津の町で売り歩いていた 懐かしいジュークボックスの画像を見つけました
日本ビクター社製「JB3200」、現金販売価格660000円
大体、ひと月に3~5台を売りますと歩合込みで給料が15万円~25万円くらい
当時、大学の新卒の初任給が10万円くらい、あの牛丼の吉野家さんが
初任給15万円で話題になっていたような記憶があります
大変な仕事ではありましたが、結構楽しい仕事でもありました
契約を決めたあとは、その時々の流行の歌のレコードを
自分で好き勝手に選んで入れることが出来たのです
シングルレコードのドーナッツ盤、表裏で2曲
50枚のレコードが入りましたから全部で100曲が収納できました
ま~100曲とは言っても、A面(表側)には良い曲が入っていましたが
B面(裏側)にはどうでも良い曲が入っていましたから
実質聴ける曲というのは50曲にも満たなかったわけですね
あの伝説的な大ヒット曲 「およげたいやきくん」 にもずいぶんと儲けさせていただきました
B面にはあの下町評論家 「なぎら健壱」 の 「いっぽんでもにんじん」 という曲が…
たしかこの曲の契約は、なぎら健壱さんは2~3万円だったそうですから
一晩の酒代に、あっという間に消えてしまったそうです
つくづく一枚いくらの歩合制にしておけば大儲けできたと悔やんでましたね(笑)
何とも懐かしい平和な良い時代でした

このジュークボックス、結構優れものでして本体脇にマイクを繋いで
当時、流行りだした「カラオケ」なるもののレコードをいれますと
唄が歌える機能があったものですから大きなセールスポイントになったわけです
ただその直後には本格的なカラオケブームが始まりましたから
やがてこの機械式のジュークボックスは消えて行く運命にあったわけです