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“マーラーズ・パーラー” by Panta 1976
僕と同じ学年のパンタが72歳になった。
頭脳警察を大学時代に、文字通り目の当たりにしたのが昨日のことのように思い出される。
それは’72年(だったよね?)の秋、学園祭の夜で、比較的大きくない階段教室だったか。あるいは教壇のある大きめの普通の教室だったか。いずれにせよ、最前列で友人数人と見上げるようにして二人のステージを堪能した。
渋谷のジャンジャンの前を通るたびに頭脳警察の名前は目にしていたし、一部の学生の間ではその名は十分知られていたけれど、ちゃんとライブを見たのはこの時が初めてだった。
第一印象は、生ギターとボンゴで歌うスタイルが「ティラノザウルス・レックスがロックをやっているぞ」って、多分その頃誰も思いつく者はいなかったであろう感慨であった。
そしてもう一つ、想像とは全く違うパンタの声に驚いた。シャウトしても割れない、ソフトなのに枯れているような不思議な魅力があった。
『銃をとれ』や『ふざけるんじゃねえよ』は文句なくカッコよかったなぁ。後から振り返ってみると、頭脳警察はパンク (Punk) の先取りだった。
その後頭脳警察が解散して、それぞれソロ活動をするようになり、パンタは幾多の変遷を経て今日に至るわけだが (随分端折ってしまった)、彼のやることは一々納得がゆくので、その辺はたまたま同世代を生きてきた者ならわかって然るべきかと。
改めて『マーラーズ・パーラー』聴いてみた。あの頃は若かったのか。もう若くなかったのか。どっちだろう。
“マーラーズ・パーラー” by Panta 1976
イントロと間奏のハーモニカはあのウィーピング・ハープ・セノオこと、妹尾隆一郎でっせ。
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リビングの時計が何度も止まってしまうので、寝室のやつと取り替えたら、どちらも元気に動いています。やはり柱時計は生活に欠かせません。実はもう一つ二階にあるのですが。
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2月5日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。
1 . 悲しき北風 (カスケーズ)2 . 北風 (Chick Lewis)3 . 恋のダイヤモンドリング (ゲイリー・ルイスとプレイボーイズ) 4 . Let It Be Me (ポプ・ディラン) 5 . マーラーズ・パーラー (Panta) 6.Speak to the Sky (リック・スプリングフィールド)7 . 悲しき少年兵 (ジョニー・ディアフィールド) 8. プリンセス・プリンセス (ジョニー・ティロットソン) 9. I Apoligise (ヘレン・シャピロ)
リクエスト曲は、6.ウィンカー・ダッソーネさん。7.酋長Kobaさん。以上、ありがとうございました。
上記以外は穴沢選曲。1.&2.は今年もついに冬らしく寒い日が続いたので。3.&4.はアル・クーパーの誕生日(1944.2.5生,78歳)で。3.は作曲に4.はバックの演奏に、それぞれ関わっていました。5.はこの日がパンタの誕生日(1950.2.5生,72歳)で。8.は7.同様本国ではヒットぜず、日本でヒットした曲。9.はこのところあまり体調が良くなくて、お聞き苦しい点が多々あったと思うので、ヘレン・シャピロの『ごめんなさい』を最後に聴いていただきました。
以上です。では、次回もよろしく。
核兵器禁止条約批准しない国 2022.07.01