「環太平洋戦略的経済連携協定」と言うのが日本名のようです。
これまでもFTAとかEPAとか、貿易に関して関税を撤廃するとか自由にすると言った協定があちこちの国と結ばれています。
オーストラリアとのFTAが問題になったのはまだ記憶にあるでしょうか?FTA/EPAだと「お米は日本の大事な主食で産業だからこれは除いてね。」「大豆や小麦・乳製品もダメ。」
...と言ったことが可能なんですが、TPPってのは全ての物やサービスについて自由化するのです。
だから農業関係者は強く反対しています。安い農産物が入ってきたら、外食産業や加工食品などがどんどん国産から置き換えられ日本の農業・水産業は壊滅的です。
そればかりではありません。
口蹄疫:宮崎県で畜産がストップしたときに運送業・農業機械や施設の会社、JAや倉庫・加工業など関連産業にも打撃を与え、今もそれを引きずっていることを考えて下さい。
第1次産業はそれだけで成り立つわけではないのです。
そして、TPPはあらゆる分野に押し寄せてくるのです。アメリカが近隣諸国との間に北米のTPPみたいな協定を持っていますが、労働力も金融もあらゆるサービス業が自由に行き来します。
メキシコで数年前主食のトウモロコシが高騰したときにアメリカからドサッと輸入し安くなりました。それで自国のトウモロコシ農家はつぶれてしまい、今ではほとんどがアメリカ産で価格設定もアメリカの自由になったので、今はどんどん値をつり上げているそうです。
今でさえ、就職難=失業者が多いというのに安い労働力がどんどん入ってくるようになります。一時的に輸入品が安く手に入り物価が下がるようですが、実は日本人は仕事もなく購買力もなくなってしまうのではないですか?
輸入品ってなんでも安ければいい・・もんじゃないですよね。
日本にはなくて良い物だったらちょっと頑張って買いますよ。
調味料とかチョコレートとか・・・。素敵な財布も・・・
日本の製品の良い物はやっぱり買ってもらえると思うんですよ。
ふだん使いの物や食料・日常生活はできるだけ近くの物が安心でお互いの暮らしのためなんですよね。それが地産地消です。食べ物だけじゃなくて生活に関わるいろんな物が国産だったら、仕事もたくさんありますよね。
効率や、安さばかり追ってると生活基盤失っちゃいますよね。
TPPでトクするのは本当にごく一部の人じゃないですか?
大企業で働くあなたもいつの日か、低賃金でよく働く東南アジアの人に取って代わられているんじゃないかしら?
と、いうわけで私はTPPに参加することに反対します。
PR
Category
Freepage List
Keyword Search
Comments