愛ことば･心の散歩路

< 新しい記事

新着記事一覧(全6149件)

過去の記事 >

2007/09/15

^-^◆　＜営業＞話の切り出し法……[8]

(6)

テーマ：自分らしい生き方・お仕事(37582)

カテゴリ：営業感覚

　　　　　切り出し法……[8]

片地　「『木戸に立ち掛けせし

　　　　　衣食住』……四番目の、

　　　　『タ』は旅の『タ』……

　　　　ですか、旅行ですね……。

　　　　……旅行か……。

　　　　結構好きな方多いんでしょうね。海外旅行とか……」

阿武　「そうですね。……この話題は好きな方に絞って

　　　　出した方が効果的かな……？

　　　　旅行に興味のない人は、殆んど乗ってきませんから…」

片地　「うーん、……と言われましても、……ですね。

　　　　お客様が、旅に興味をお持ちかどうか？

　　　　……ちょっと、分かりませんよぅ………」

阿武　「そうですねぇ……確かにねぇ……(-_-)

　　　　……と言ってしまえば、それ迄ですね。(；一_一)

　　　　片地さん、片地さんは営業のプロなんだから、

　　　　そこが工夫のしどころでしょう……」

片地　「…………来たーーーー(>_<)・・・・・」

まっ黄色.jpg

阿武　「ははははっ……、まぁ、社内旅行みたいな話題から

　　　　解きほぐしていきますかね」

片地　「…………！

　　　　……なるほど自分の会社でもいいし、お客様の場合でも

　　　　差し障りの少ない話材になりますね。

　　　　……メチャクチャ羽目を外した話題とか…………」

阿武　「はははははっ……、それも、程々が良いでしょうね。

　　　　テレビの旅番組みたいなものから誘導して、興味の

　　　　度合いを計るってのも、良いかもしれません………」

片地　「………旅番組って……？……水戸黄門とか…？」

阿武　「ははははっ、片地さん……ははははっ……ユーモア

　　　　ありますね。その調子なら大丈夫でしょう………。

　　　　確かに『水戸黄門』って……旅番組でもありますね」

片地　「……でしょう……？」

阿武　「昔はですね『水戸黄門漫遊記』ともいって、まさに、

　　　　旅物映画だったんですよ……」

片地　「へぇーー、そうなんですか？

　　　　阿武さん……海外旅行って、けっこう自慢話に近くなる

　　　　場合が多いんでしょうね………。

　　　　まぁ、黙って聞いていれば楽ですけど…………」

阿武　「そうですねぇ……。人によりますが……、自慢したく

　　　　なる人が多いでしょうね。そんなに、しょっちゅう

　　　　行く所でもないし、……ある意味、夢が叶ったような

　　　　面もありますからね……」

片地　「……使うお金だって、半端じゃありませんし……」

阿武　「特に、年配の方はね…………。でも、片地さん、

　　　　黙って聞いてちゃいけませんよ。羨ましそうに、

　　　　自分も行きたいなぁっていう気になって………。

　　　　聞かなくちゃー…………。素直に……。そうすりゃー、

　　　　顔もそんな顔になってきます……。自慢する方も

　　　　満足です……。羨ましがられたいんだから……」

片地　「私……海外旅行に……あんまり魅力感じ無くて……。

　　　　まぁ……スイスとかだったら、マジにそんな顔に

　　　　なりそうですけど………ふふふっ……」

阿武　「はははっ……そうですか。まっ、この話題は

　　　　わざわざ用意して持っていくというよりは、

　　　　その場の雰囲気に応じて出す、という様な事

　　　　でしょうかね……」

赤青玄関.jpg

片地　「……でも、土産なんかは、準備が必要ですよね……」

阿武　「……なるほど、なるほど、そうですね。旅と土産は、

　　　　縁深いものですもんね。しかし、これも深く考えると、

　　　　悩ましくなります」

片地　「……やっぱ、小物が無難ですか？」

阿武　「ウーン…………、接待費等使ってない、見るからに、

　　　　プライベートに買ってきたというレベルが、貰う方も

　　　　受け取り易いですね。ちょっと、気の利いた、

　　　　お洒落感覚の小物でしょう…………」

片地　「…………千円前後ですか……？」

阿武　「金額はこだわりませんが……まぁ、そんな所でしょう。

　　　　あくまで、プライベート感覚で渡すんですから……」

片地　「……珍しい物とかが良いでしょうね」

阿武　「そうね、物理的価値よりも、情報的価値とでも言い

　　　　ますかね……。俗に言うウンチクのあるものとかね。

　　　　……心理的には、旅先で自分の事を思い出してくれた

　　　　という事だけでも相当に嬉しいものですからね……」

片地　「……違和感無く渡せるようになるには、それなり

　　　　のおつき合いが必要ですね……」

阿武　「それは言えます。……だから、ちょっとしたお礼気分

　　　　を絡めると良いですよ。いつも無理に時間を空けて

　　　　貰っているとか……、約束の時間に遅れた事が

　　　　あるとかだったら、お詫びを一言添えて渡すと、

　　　　『いいよ、いいよ……』と言いながら受け取り易い

　　　　ですね。………ちゃんとわきまえてるなという、

　　　　認識も持って貰えます」

片地　「……営業って、何でも材料として活かせるんですね。

　　　　たとえ、失敗でも…………」

阿武　「……営業……究極は…………人情ですから」

片地　「うーん。……人情……<`～´>……か」

ボケ花

阿武　「……では『チ』に進みましょう。『チ』はね、

　　　　知人のチです……」

片地　「知人ですか…………？」

阿武　「そう、お互いに共通の知人なんかあると、気持が

　　　　ほぐれますよね……場合によっては話も弾みます」

片地　「ウーン……逆もありますね……。その共通の知人と、

　　　　相手の方との間柄が悪い場合は大変でしょう……」

阿武　「そうそう、それはそうです。十分気をつけなければ

　　　　いけませんね………。相手の方との関係の善し悪しを

　　　　見極めてからにしないとね……危ないです」

片地　「しかし……難しいですよね……そこのところが……」

阿武　「うーん……、話題の主がお互いの会社以外の方

　　　　だったら、危ないと思った瞬間、ちょっと知ってる

　　　　程度で、詳しくは分かりませんということで、

　　　　話を切ってしまえば良いのですが………。問題は

　　　　訪問している会社の人の場合ですね」

片地　「…………です」

阿武　「……相手の方より位が上の人だからと思って話題にした

　　　　瞬間白けるといったケースは少なくありません……」

片地　「……諸刃の剣とは、この事ですね」

阿武　「だから、こっちから切り出すのには、難易度の高い

　　　　話材ですね。相手の方との関係が分かってからにする

　　　　のが無難でしょう…………。」

片地　「………私なんかは不器用だから、あまり切り出さない

　　　　方が良いみたい………」

阿武　「そんなに、ビビる必要はないですよ。ただ、準備が

　　　　必要なことは確かです」

片地　「……準備ですか……」

阿武　「でもね、準備が必要なもの程、努力が必要ですから、

　　　　効果も期待できるという面も見逃せませんよ……」

片地　「準備って言われましてもね………」

阿武　「他からの情報の収集ですよ」

片地　「他っていいますと？」

阿武　「……ウン、差し支えのない範囲で、他の企業の上層部の

　　　　方と接触のある時に、話題を出してみるんですよ……」

　　　　　　　　　　　　＜続＞

==========================================================================
◆◆ホームページランキング(暮らし・生活--ライフスタイル)に参加しています。

　　一票お願いします。ランキング表を見に来て下さ～い
◆◆クリックして～～ ( ^-^)