私の根幹を支えて頂いた11人の恩人 0
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 上司と部下のコミュニケーション【下】新潮「うーん、それがですねぇ……。 部長は……ですね……ちょっと……」阿武「えっ? ちょっと……何ですか?」新潮「はい、ウチの部長の癖と言えば癖なんですけどね。 こんな風に腕を組んで、目をつむって……、 話を聞かれるんですよ……結構難しい顔で……。 ………それも無言でね」阿武「それは真剣に聞いてもらってるって事じゃないの……? ニヤッと冷やかすみたいな顔じゃ、 逆に腹が立つでしょう?」 新潮「うん、そりゃーもちろん、 真剣に聞いて頂いているんですけど……、 阿武さん……これは……やっぱり恐いですよ。 その、無言の雰囲気って…………。 一対一で相対しているんですから……。 相づちくらい、打って欲しいじゃないですか……」阿武「うん……確かに……それも分かります。 部長さん、それなりに威厳あるしねぇ……。 世の中には、黙って最後まで聞いておいて、 『何が言いたいのか分からない』って言うタイプの人が いますね。 話した方は相手が目上の人であればあるほど、 劣等感を抱きますね。 相手に威圧を与えるひとつの話法でもある訳ですが、 地位の離れた部下が、意見具申に来たときは避けるべき 態度でしょうね。 ホントに、本気で内容を聞きたいんならね……」 新潮「こっちとしてはですよ。 折角、意を決して話してるんですから、 なにか反応が欲しいじゃないですか……。 とても、気を使って、意識しますし……、 徐々に、消極的にもなりますよ……」阿武「うん……そうでしようね。 『なるほど』とか『それは面白い』とか 『待てよ、この点はどうだったかな』なんて、 反応してくれると、説明も弾みますよね」新潮「ええ、そうなんです。 我々平社員のワガママなんでしょうか?」阿武「新潮さん、あなたは、今日とても大切な事を 話してくれました。 これは、上下どっちがワガママとか、良いとか悪いとか いう事ではなくて、コミュニケーションを活発化する為に 相互に、意識し、努力しなければならない事なんです……」 新潮「そうですか……。 相談して良かった。 周囲の多くの人たちが思ってる事ですし…………」阿武「ちょっと、堅い表現になりますが……、 それぞれの人間が持っている、入力機構の『弾力性』を 問われる事なんです。 例えば、聞いて納得するという能力は、 一概に上層部の人の方が強いとも言い切れませんから、 下からの上手な働きかけも必要でしょうね……」新潮「あっ、仰っていることと合致するかどうかは、 分かりませんが、相撲でいうところの『仕切り』の様な 間があっても良いのかな……と、思う事があります。 いきなり、せっついて話に入るのではなくて……」 阿武「うんそうそう、そういう事も『受け止め側の弾力性』を、 高めることになる場合がありますね。 どうしても上の人は、忙しいと思うあまり、 せっかちになりがちですからね。 ひとつの、アイデアじゃないですか? 『ネクタイを褒めるとか』『ゴルフの調子を聞くとか』 ほんの、数分の事ですが効果はありますよ」新潮「…………ですよね。 少し、真剣に考えてみます。 阿武さん、また、相談に乗って下さい……」 <完> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/11/16
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 上司と部下のコミュニケーション【上】阿武「活き活きとした職場は気持ち良いものですね。 そういう職場にしようと、考えるときに、 欠く事のできない要素は、相互の『コミュニケーション』 ですよね。……上下・左右のね……」新潮「ハイ……まさに……」阿武「組織の形がどうであるかという事と直接関係なく、 職場の活性化は、とても重要なことですね……。 新潮さん、御社の状況はどうですか……?」新潮「ウチはフラットに近い組織です。 コミュニケーションはわりと良い方じゃ、 ないでしょうかねぇ……」 阿武「それは結構……。 良いコミュニケーションが取り交わされている職場は、 カラ元気、カラ威張り等が無くて本当に活気に満ち、 生き生きしているもんです」新潮「阿武さん、さきほど言われましたが、 『コミュニケーション』と一口に言いましても、 上下……横……と様々ですよね…………」阿武「そうです……そうです。(^-^) コミュニケーションの活発化を考えるとき、 下から上への流れがスムーズであるかどうかが、 大きなポイントになります。 企業の上層部の方は、外部のコンサルタントあたりから コミュニケーションが悪いと指摘を受けると、 ここぞとばかり、上から下へ情報を流す事ばかりに、 精を出す傾向がありますが、得策ではありませんね……」 新潮「下から、上ですか…………。 けっこう……難しいですね」阿武「『部下からスピーディに情報が入って来ない』……と、 こぼすトップは結構多いものですよ。 私もこういう仕事柄、会議に同席させてもらう事が 多々ありますが、 『オレは聞いていない』とか 『なぜ、それを早く言わん……』とかの発言が 結構多いですよ。 どっちもどっちなんでしょうがね……(^。^)」新潮「うーん……。いやーー。難しい面がありますよ。 せっかく耳に入れておこうと、情報をもっていっても 『今、忙しい』 『そんな事までいちいちオレに報告するな』って、 ピシャッと言われたりして、 すごく傷つく事が多いんですよ………」 阿武「なるほど……。 まぁ……忙しいというのも本当でしょうけどね。 それで……、その後どうするんですか……?」新潮「ご存じのウチの津沖君みたいに、 私は強気の人間じゃないですから、 そんな事の後は、どうしても消極的になりますね……」阿武「ありゃー……、それは、いけませんね。 つなぐべき大切な事もあるんじゃないですか? ……あるから報告に行ったんでしょう……?」新潮「ええ……でも、重要度は自分じゃ判断つきませんから、 黙っていた方が無難だと思うんですよ。 嫌いな部長じゃないし、 あんまり叱られたくないですもんね……。 第一、格好悪いし……この歳で叱られるのは……」 阿武「うーん、でもそれじゃ、結局は、その部長さんが 困る事になるんじゃありませんか? その後、色々と情報不足になって………」新潮「そうですねぇ……。 『何かあったら遠慮無く言ってこいよ。 君たちの発想を生かしたいから』 『思い付きで良いからドンドンつないでくれよ』 とは言われるんですけどね……」阿武「それは、そうでしょう。それが当然です。 特にお宅の会社はね……。 まさに、成長盛りだから……」新潮「ええ、そうですよねぇ。 だから実際には私だって勇気を出して、 その後も何度か部長の所に飛び込みましたよ」阿武「なんだ、やるべき事はやってる訳だ……。 それで、良いじゃないですか……」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/11/15
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 説得しなきゃ仕事は出来ぬ [下] 人は、例えそれが正しいと分かっていたとしても、嫌いな人の発言なら反対したりしますね。……反対しないまでも……同意を渋ったりします。 上司だって人です…………理不尽な反対もあります。 過去の私の観察によりますと……、力の無い人間で、適当に頭の良い人は……、ずっと上の権力をうまく利用することによって、自分の意志を通す方法を取ってきたように見えます。いつも、上司の存在を仄めかしながら、議論を避けるやり方です。「上司の命令だ!!」……などと。 しかし、それは「虎の威を借りた」だけですから、当然本人の実力にはなっていません。いつの間にか、……周りもそれを知っているのです。……当然のことです。 説得とは、相手の意思を変えさせて、自分の意見に賛成させる事ですから、とてもじゃないけど……なま優しいことではありません。 まして上司に対する説得作業となりますと、困難極まりない事です。(もっとも、営業担当の人間は、毎日毎日、 こんな訓練をしているわけですが…………) そして……説得作業の成果は「結果」のみです。どんなに、自分の意見が正しかったか?どんなに、自分が努力して働きかけたか?どんなに、苦労したか?……などは、一切、どうでも良いことなのです。 結果として「説得できたかどうか?」だけが、極めて重要になります。「思うようにならないことが多い」と、いつも発言していた時代……、きっと、そのような説得の力が足りなかった時代でしょう。だから、修行が必要でした。……必須でした。相手が悪いのではなく、自分の力が足りないというのが……答えです。相手が悪いと思っている間は、何の力もつかず、落ちていくのが、オチでしょう……。(ー_ー)!! 説得力は、ビジネスだけに留まらず、人生を充実させる為にも極めて重要なことです……。家族間でも、恋人同士、友人同士でも……重要です。 私の尊敬する今は亡きH先輩は不思議な方でした。H先輩から説得されたという意識を、全く持つことなく同意していました。 別れた後で、いつも気付くのですが、自然に、無理なく、先輩に同意している自分がそこに居るのです。まるで、自分の意見であったかのように……。究極の説得力かもしれませんね。素直に、正直に、誠意をもって、対象と、真剣に向き合おう………………と思います。 <完> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/09/06
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 説得しなきゃ仕事は出来ぬ [上] 年齢や経験に左右されず、様々な人が素晴らしい考えを持っているものです。 若い頃……、私のアイデアを、力のある上司・先輩が取り上げてくれたことが、何度かありました……。そしてそれが良い結果を生んだりしますと……、「お前は、若いが中々しっかりしたヤツだ」等と、誉められたりもしました。 アイデアは、地位やキャリアに関係なく誰でも持っている事を実感しました。 しかし……時が経ち、自分が中堅的な立場になりますと、今度は「実行する力」が問われ「結果」を期待されます。「実行する力」を示すことは容易ではありません。企業の中では大きな課題が存在します。それは「権限」の問題です。 実務に近いポジションですから、責任は非常に大きい反面、権限は部長以上の層に集中していて、自分の思ったように物事を決めることが出来ないということです。 近年では、自分の意見を通そう等と言う考えそのものを、面倒くさいとして、上長の言う事だけを実行するという、そんな風潮が見えますが……、我々の若い頃は「意欲」こそが宝という時代でした。 やる気のある中堅社員が、自分の意見を通そうとすれば必ず、上長を説得しなければならない……という、厄介な難事業が存在するのです。 じつは、この「説得作業」が曲者なんですよ。(^-^) 論理、情、意志、志、 方向性、熱意、損得、 好き嫌い、人望、貫禄、 恐怖、駆け引き、貸し借り……等など。雑多なものがドロドロと絡んでくるんです。 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/09/05
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 新入社員を育てる<5・完> ※ 随分、久しぶりです。 【前回】新入社員を育てる<4>「はい、3っ目のポイントは、 『的確なフィードバックを行う』……です」「うん、これは大切な視点だ……分かる」「以前述べました『2つの感』を感じさせる為には、 タイミング・内容共に、的確なフィードバックが、 極めて大切です」「うん……。 よし、ここで彼らが求める『2つの感』のおさらいをしよう。 これは、『貢献感』と『成長実感』だったな?」「はい、『貢献感』は、自分の行動が誰かの役に立ち、 その結果、『ありがとう』『助かりました』 『あなたのおかげです』といった、感謝のメッセージ を受け取ることで得られる感覚です」 「……だな……。そして『成長実感』は、 『できなかったことが、できるようになった』 『精神的に強くなった』……といった、 仕事を通じて自らの専門性や人間性が高まったと 認識することで強化される感覚だよな……よし」「これらの『2つの感』を、感じさせるために、 的を得た、フィードバックを行います」「うん、……大切だと思う。大切なフォローだよ。 その為には……、日ごろから彼らを、 きめ細かく観察しておく必要があるな……」「はい、相手のリアルな言葉とか行動の事実をつかんで、 フィードバックをしなければなりません」 「しかし……これは、こちら側の負担も大きいなー。 ……時間的にも……」「はい、人を育てるという事はそういう事だと思います。 子供の教育だって、無意識のうちに、 きめ細かく観察しているものです」「フム……、……ナルホド……」「ここで、気を付けなければならないことがあります」「フィードバックに関してか……?」「はい、フィードバックには、 ポジティブフィードバック(ポジ)と ネガティブフィードバック(ネガ)の2種類がありますから、 両者を的確に使い分ける必要があります。 これは、極めて大切です」 「ポジとネガの使い分けか?面倒だなーー。 例えば?」「そうですね。 貢献感を感じさせるためには、ポジが効果的でしょうね」「うん……例えば、 『今日、お客様から君に対する感謝のことばをもらったよ』 ってな具合か?」「そうそう、そんな感じですね……。 一方、成長実感を高めるためには、 ポジとネガの両方を使うほうが、効果が上がります」「ポジとネガの両方を使う??おだてと脅しか?ふふふっ」「ふふっ、極端な表現ですね。例えばですね、 『プレゼン資料のまとめ方がすごく分りやすくなってきたね』 ……これは、『ポジ』ですね。それから、 『DXの専門家を目指すなら、もっと勉強しないといけないよ』 ……これが『ネガ』です」 「ナルホド……。しかし『ネガ』は気を付けないと、 相手が、落ち込むんじゃないか……すぐに……」「そう思われるでしょう?……ところがですね、 最近の若者たちは、 自分の成長のためなら耳の痛いことも言って貰いたいという 願望をもっているんです。したがって、ポジばかりでなく、 時にはネガも言ってくれる上司のもとで、 彼ら新入社員の成長実感が高まることになります」「そうなのか……。 どうも、最近の若者を先入観と言うか、上辺だけで、 観ていたようだな……」「先輩、今日はありがとうございます」「何言ってんだ、礼をいうのは、こっちの方だろう。 眼から鱗の話もあったよ」 「いえ、今日久々に先輩にお会いして、 お話をさせていただきましたが、 自分自身とても良いおさらいになりました。 現代の若者の特徴や新入社員の傾向を分析して、 その効果的な指導法を述べさせて頂きましたが、 お役に立ちましたでしょうか?」「まあ、この頭だからな……理解するには時間がかかるが……、 良い刺激になったよ。 経営環境も、コロコロ変わるし、問題点も、 ややこしくなる一方の、時世だからな。 現場を預かっている俺たち管理職の責任たるや、 ますます、負担が高まっているのさ」「私も仕事柄、マネジメント研修などの場で、管理職の方がたの 発言に耳を傾けることがありますが、さまざまな問題を 抱えておられることがわかります。 なかでも、部下との関わり方、特に新入社員の指導育成に 悩みを抱えている方が非常に多いという事に気づかされます」 「うん……組織の要である我々管理職が、 新入社員の指導育成に思い悩み、無力感・徒労感を感じて、 その他のマネジメント業務に身が入らないということは 組織全体として看過できない大きな問題だ」「先輩、最後に理解していただきたいのは、 時代が変わっても人間の本性は変らないということです。 つまり、 人は誰かの役に立ちたいという願望をもつと同時に、 自らを成長させたいという欲求をもっておりますから、 そのことを本気で支援してくれる人に対して 心を開くということです。 こうした人間の本性を信じたうえで、 愛情をもって新入社員に向き合っていくならば、 上司-部下の関係性が深まり、人材育成の精度も 高まっていくでしょう」「おいおい、いよいよもってお前が、的場先生に見えてきたよ。 ははははっ……、良い事だ。頑張っている証拠だな。 今日は、アリガトよ」「こちらこそ、ありがとうございました。(^-^)」 <完> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/08/28
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 新入社員を育てる<4> ※ 随分、久しぶりです。 【前回】新入社員を育てる<3>「まさにそうです。彼らに対する指導の仕方が、ポイントになります。 考えてみれば、いつの世もそうですね。 (^-^) では、『新人の、効果的な指導法』という、 今日の話のポイントに、話を展開することにしましょうね」「うん、対策の前に『対象の分析』を十分にやってくれたから、 いよいよ、対策としての本論に入ってくれ」「そうですね。最近の若者の特徴や新入社員の傾向について、 今まで述べてきました。大切なのは、 実際の指導にあたっては、どうすればいいのか?……です」 「ふふふふっ……焦らすねぇ。 さてさて、本論を、性根を据えて聞こうかな……。(^○^)」「最近の若者に効果的な指導法には、 3つのポイントがあります。 今から、そのポイントをご説明します」「ほぅ……、3つのポイントか?」「ハイ、3つです。まずひとつ目はですね。 『視座・視野・視点の転換を図るような問いを投げかける』 ということです」「何々??『視座・視野・視点』だって……。 舌を噛みそうやな。……なんか又、ややこしそうやなーー」 「まあ、聞いて下さい。 人の持つ想像力を鍛えるといいますか……、 膨らませる上で効果的な方法なんです……」「シザ・シヤ・シテン ……がか?」「はい、ものごとを異なった視座・視野・視点から とらえることで、想像力が膨らみます。そのためには、 次のように問いを投げかけることが有効です」「分かり易く頼むぞ……」「はい。(^-^) まずですね。 『視座』を高める問いですが……、 『君がもし課長だったら、 今回のクレームにどのように対応するかね?』 ……例えば、こういう風に問います」 「なるほど、立場を変えて考えせるわけか……」「……ですね。 次に『視野』を広げる問いですが……、 『君自身の仕事の質が高まると、関連するほかの部署に どのような影響を与えていくだろうかね?』 という風に、問うと、自然と視野が広がりますね」「フムフム……なるほど」「そして……『視点』を変える問いですが……」「ちょっと、待て……、こっちが答えよう。『視点』だな? 『この提案をお客さんはどのように、 受け止めていると思うか?』……で、どうだ?」 「はい、そういう感覚だと思います。 こちらからばかり考えるのではなくて、 『視点』を変えさせるわけですね。(^-^)」「そういう事だな……。指導とか教えるとかに固執せず、 問いを投げかけるか…………面白い。うん、これは良い」「人の成長は、ものの見方・考え方と相関しています。 したがって、上司は質問を通じて、 新入社員の視野がより広がるように、 成長を支援し続ける必要があるんです」「なるほど。 『視座・視野・視点の転換を図るような問いを投げかける』 ということだな…………なるほど。分かった。 よし、2つ目のポイントは、何だ?」「はい、2つ目は、『仕事の意味を伝える、対話をする』です」 「うんうん、それはよく分かる。」 相手を『納得』させるんだな。 決して『説得』では無く……な……?」「ハイ、相手が『納得』して動く様に仕向けます。 その為には、 仕事の意味や目的を明確に、説明する必要がありますね。 What(何を)やHow(どのように)だけでなく、 Why(なぜ)を上司が自分のことばで語るのです……」「あくまでも、自分の言葉で……だな……ウン」「そして、大事なことはですね、 一方的に伝えるだけでなく、相手の思いや考え方も聴くという 双方向型のコミュニケーションを実践することが重要です」「未熟ゆえの……つまらんことを言ったりするだろうからな」「そこです。例え、ネガティブな意見を言ったとしても、 決して否定してはいけませんよ。 その真意を受容しながら、さらに対話を重ねることこそが、 相手の納得度を高めることにつながります」 「ウーン……、そう優しくはなさそうだが……、 目的が成長を促すという事だから心して取り組まねばな。 大分、分かってきたぞ。よし! 3つ目のポイントにいって貰おうか?」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/08/10
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 部下の事知ってる …… つもり [下] <Renewal>「だって……お前。 重要な部署の責任を信頼できる部下に 任せなきゃならんじゃないか? ……大きな組織なんだろう?……お前の所」「……」「人間性を真から理解していない部下に任せられるのか? ええっ?……な!」「……」「意志の疎通を図ってないと、そりゃー、危ないだろう……?」「……」 「もしかして逃げるヤツだったら大変な事になるぜ……えっ?」「………………( ̄ー ̄)」「……えっ?」「……………………(一_一)」「何だ……?……分かってるのか?」「……」「……えっ?」「……」 「なんだ……そんな事か……。 もう……心配させやがって……」「……」「逆説……だったか?……。 ……みんな分かってんのか……。 叩きたくなるなぁ……もう……その頭」「…………」「まあ……いいが………………。 俺も色々と偉そうに言ってはみたものの たいした男じゃない。 ……しかし、なぁ、お前、どうやって相手の気持ちの内面 みたいなものを把握するんだ……?」「……」「やっぱり……あれか……? いつもお前が言ってるヤツか?」「……」 「しっかしなぁぁぁ……、飲み屋のカウンターって言ったって 限界があるぞ……。金もかかるし……」「……」「……あっ、そうか? そういう事か……?何十人が相手って訳じゃないもんな。 自分の、右腕、左腕的なヤツだけで良いんだ…………。 そうか……そうだな……」「……(^-^)」「しかし、時間かかるだろうな……。 ……えっ?ひとり50回以上……? ……ふぅー、気の長い話だぜ。そんなにしてまでも必要か?」「……」「……任せるって、大変だなぁ。 仕事だけじゃなく、部下の事も任せる事になるからな………。 えっ、何だって……。 そうか、自分も先輩からそうやって育てられたか?」「…」 「確かに、優秀な選手タイプは一杯居ても、 監督・コーチ的なタイプの社員は少ないよなぁ……」「……」「考えてみたら、子供の育成と一緒だな。 『知らない』じゃ、済まないもんなぁ…………。 逃げるわけにいかん…………」「……」「しかし、理解しようとして突っ込みすぎると、 プライバシーってヤツがあるから、 ややこしいんじゃないか……?」「……(゜_゜>)」「……そうか、分かった分かった、そんな顔するな。 それを、怖れたら何も出来ないか…………。 そうだな……」「……(-_-)」 「しかし……、『しかし……』ばっかり言ってすまないが、 みんなうまくいくとは限らないだろう……なっ。 えっ?……そうか。 ……2勝8敗……か。 ええっ……?(゜_゜ ) そんなもんか……」「……」「それでもやるか……。 部下を理解しようと努めるか……。 懸命に……?」「……」「『武士(モノノフ)は己を知る者の為に死す』って、 聞いた事あるが………、真に理解するって事は、 本物を見つけ出すってことかも…………な」「……(^-^)」「そう考えると、50回位話し込んだって足りない……かもな。 人って、複雑で立体的な『知・情・意』『心・技・体』を、 持ってるからな…………」「……(-_-)」「……最後は、『信』のテーマになるんだな……。 そうか……、信ずるために知りたい……か。 分かった、浅はかだったよ。 まっ……長い付き合いだ……許せ……(^。^)」「…………(^。^)」 <完> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/08/08
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 部下の事知ってる …… つもり [上] <Renewal>私は、彼が……、「夫婦と子供2人の4人家族」だという事を知っている。 ……しかし、彼が……「家族をどのように想っているか」 については知らない……。私は、彼が……、「居酒屋が好きで、良く通う事」を 知っている。……しかし、 彼が「何故、スナックより居酒屋が好きなのか」は、 知らない。私は、彼が……、「よく部下を庇う事」を知っている。……しかし、 彼が「部下にどんな指導をしているか」は、 具体的に知らない。私は、彼が……、「会社の悪口を言った事が無い事」を知っている。……しかし、 彼が「会社をどのように愛しているか」については、 知らない。 私は、彼が……、「私にとって従順な部下である事」を知っている。……しかし、 彼が「私を信頼しているかどうか」については知らない。私は、彼が……、「頼まれた事は全てやりこなす事」を知っている。……しかし、 彼が「どんな仕事をしたいと思っているか」について、 知らない。私は、彼が……、「仕事に没頭したらブレーキが利かない事」を知っている。 ……しかし、 彼が「何故、夢中で仕事にはまり込むか」について、 知らない。 私は、彼が……、「不相応に、服装に金をかける事」を知っている。……しかし、 彼が「衣服にこだわっている真意について」は、 何も知らない。私は、彼が……、「よく、夢を語る事」を知っている。……しかし、 彼が「どんな夢にこだわっているか」は知らない。……結局、私は彼の景色(観たまま)を鵜呑みしているだけで、彼の『思い……』について何も知らない……。 彼に対しての感想を持っているだけで、彼の本質について何も知らない。……でも、知っているつもりになってしまう。どうなってるんだろう…………。(;一_一) 「おい、さっきから聞いてりゃ、 部下の事知らない知らないって……、 お前なぁ……冗談じゃないぞ。 担当者じゃあるまいし、事業の指揮官だろうが……! なんだ、もう……」「…………(-_-)」「ロボット相手に仕事してる訳じゃあるまいし……、 攻めの仕事ができないだろう…………? そんなんじゃ……」「……(一_一)」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/08/07
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 【実録】若い人の戸惑いへのアドバイス [6・完] <Renewal> 【前回】【実録】若い人の戸惑いへのアドバイス [5] ある時は君の冒険心が満たされて喜ぶ、満面の笑顔。又ある時は失敗の屈辱を味わって落ち込んだり反省したり……。そんな事の繰り返しの中で、厳しく鍛えられていく君の姿が眼に浮かびます。 そしてそれらの体験の中から培われてくる、君の自主独創性を私は確認したいと思っています。近い将来、君が今よりもっと適切なチャンスに、恵まれる事を願うからです。 我々先輩は、そういった手助けを少しはする事ができます。そういう意味で、我々が、君に対する興味を持ち続ける事はとても大切な事です。興味深く且つ継続的に見続けていないと、適切な助力・助言はできないと思っています。 煩わしいと感じる面もあるかもしれないけど、私達が、じっと見ているという事を忘れずに、君からも何がしかのメッセージを発信して下さい。 君に、どういう風に育ってもらいたい等と言うのは、大きなお世話かもしれませんが、チームの一員として、かくあって欲しいという要望を言えるようになりたいとは思います。 しかし、それも君の精神的な自立を見てからの事になりますが………………。多分、そんなに時間はかからないでしょう。そう信じたいと思います…………。 ただ、これは私の勘ですが、ひとつ心配があります。それは、君が今、本当の意味で、自分と向き合っていないような気がすることです。文面の随所にそれを感じます。 自分を「評価・判定」しようとしていませんか?それも、周りと比べるという方法で…………。まだまだ、未熟な段階にもかかわらず……。 無駄な事は止めましょう。ストレスを生むだけですよ。自分と向き合い、自分らしさや可能性を考える事より、他人の事が気になっているようですが…………。外れていますか? 今の段階で、それがどんなに意味の無い事であるか、君もそろそろ気付かなくては…………。 バッターボックスに立って、スコアボードに目が行ったり、チームメイトの事を考えていたりしちゃボールは見えません。打てるはずが無い。 多くの事の基本として、マイペースで集中する事が、どんなに重要であるかということも、近々分かってくるでしょう………。分かって欲しい……。 「任務」とか、「志」とかいう事の真の意味にも、きっと気づくでしょう。待っています。根気強く…………。待つ事が…………………………………………。先輩としての今の私の……………………。重要な任務ですから…………。………………待ちます………………。(「ことばの散歩道」で、返事をくれという、 君の要望に応えました。 気に障る表現があったら……バネにして下さい) (^-^) <完> ご愛読ありがとうございました。(^。^) 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/08/01
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 【実録】若い人の戸惑いへのアドバイス [5] <Renewal> 【前回】【実録】若い人の戸惑いへのアドバイス [4] 我々は、言わば「ITビジネス」というグラウンドで、プレイしている選手ですが、それに見合った気力とそれに適合できる体力が無いと、競技を続けていく事はできません。当然の事ですよね。それは最近君も感じ始めているようですね。 基礎体力の弱い人を競技に出すと、それは本人の人生を左右すると言っても過言ではない、とても危険な事になります。そして、結果的には、周りにも多大の迷惑をかける事になりかねません………。個人にとっても、団体にとっても大きな問題です。 この業種で生きていくには、必要最小限度の気力・体力を、しっかりと持つ事が重要でありベースであります。それは必須の能力なのです。 我々の様な業界では大袈裟にいえば……、第三者が真に他人を育てることはまず無理でしょう。本人が懸命に伸びようとしている時に、手伝ってやるという事は出来るかもしれない。知識とか、ものの考え方とかを伝える事は出来るでしょう。又、愛情あふれる動機づけを行なう事も出来ます。 しかし……、それで順調に育つかどうかは、全く本人の「心・技・体」「知・情・意」「適性」の、水準次第です。 まぁ、当たり前の事といえば、その通りですが………。こういった職種の企業では、互いが肝に銘じておかなければならない、重要なポイントだと考えています。 僕は思います……。君は今、社会に出て初めて「本格的」に、鍛えられているのではないか……?……多分そうでしょう。いや、きっとそうでしょう……。今回の君のメール文が、それを如実に物語っています。このメールを書いたこと、そして第三者である私に伝えた、今回の君の行為の中に強くそれを感じます。 君自身どうですか?その自覚はありますか…………?弱音は、ただ、ただ、精神を消耗させるだけですよ。 又、君は今、上司や仕事の依頼側と近しいポジションに居る様ですね。判断材料にしたい色々な情報を、欲しいと思えば、いくらでもとれる立場・環境にある様です。 実にラッキーな事で、君くらいの職場キャリアにおいては、極めて希な事といえるでしょう。 それをどう生かすか。いや、その前に大切な事は生かそうと考えているか?どうだろう…………? 担当業務や自己の技術の、2年後、3年後、5年後の姿に、大いなる興味と関心を持っていますか? 知りたいと願っていますか……? 君は今、20代の半ばを過ぎた年ですね。昔、明治維新を成し遂げた志士たちの大半とほぼ同年齢です。まあ、天下国家の事はさて置くとしても、自己の可能性を求め、青雲の志を持って、冒険心と、勇猛心を奮い立たせて事に挑む年齢だと思います。まさか、あくびしてないだろうね…………?……えっ!! <`ヘ´> <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/07/31
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 【実録】若い人の戸惑いへのアドバイス [4] <Renewal> 【前回】【実録】若い人の戸惑いへのアドバイス [3] どうもいささか堅苦しくなって申し訳ない……(^_^;)易しく柔らかい言葉を使おうと心がけていますが…………、少し堅苦しい言葉でしか、伝えることの出来ないものが、存在するのも、又、……事実です。 そういえば私の世代に橋幸夫という歌手がいますが、彼の『若いやつ』という歌の一節に「二度と帰らぬ青春を思った通りに行こうじゃないか…………」というのがあったなぁ…………。(^。^) 決して周りに振り回されることなく、自分自身にとって重要と思うものを、キチンと自分で取捨選択していく歩き方は側から見ても頼もしいもんです。 少しは道を間違うかもしれないし、遠回りになるかもしれないけれども、自分の人生にとって大事な局面、譲れないテーマに臨んだときに、特に大切にしなければならない「姿勢」だと思います。 少しは思い当たるところがありますか? ……眠いかな? 自分の周りには多くの人たちがいます。……もし、その人達が自分に対してなんらかの応援をしてくれるとしたら……、それは大変有難い事であり自分の成長にとっても大きな影響をもたらすものです。 只、この事で勘違いして欲しくないのは、みんなが自分にしてくれるのは、あくまでも「応援」だということです。あたかも競技場の中に入ってきて、一緒にプレイするといったそういう類のものでは決してありません…………。当たり前のことですよね……。(^-^) 心のモーターが自分の力で回っている人に対しては、周りから色々な応援の手が差し伸べ易い……。……そういう面があります。 逆に、大半、他人の力を借りて回っている心のモーターは、意志の方向性が見えにくく、いつ止まるかも読みにくいし、回り方も一貫性に乏しいので、協力・支援が難しくなります。 支援という行為にとって、非常に大切な、「計画的支援」あるいは「一貫性ある支援」ということが極めて難しくなるのです。 仮に「アドバイス」と称して、色々な人が無理に接触すると、本人がバラバラになってしまう可能性すらあります。あれこれ言われ過ぎて、どうしたら良いか分からなくなってしまうわけです。 ……さて、今まで話してきた事をベースにしながら、君が今回、私に投げてきた悩みについて考えてみました。率直に言いますが、君が「心のモーター」という面で現在どういうレベルの人間なのか……、私にはまだ何も分かっていません。 ただ、君の言葉の、ひとつひとつを噛しめてみると、職場における君が、現在、非常に重要な局面にさし掛かっているという事は分かります。 しかし、君に、自分の道を自ら切り開いて行こうとする、「強い意志」が有るのか無いのか……。 自分と周りとの関係を、受動的に捉えるのではなく、自分が動く事によって、周りを動かしていこうという感覚を持っているのかどうか…………。(………あくまで、成功するかどうかとは別ですよ。 「意志」を持っているかどうかです)残念ながら全くわかりません。………見えないのです。 こういった、「能動性」とか「自主性」とか「主体性」といったようなものは、他人から、あれこれと教えてもらって、どうこうするといった様なものでも無く、自ら自覚する事でしか掴めないものであるだけに、第三者の私には、なかなか読みきれません。 君に、自家製の発電機が無いか……、まぁ、無いというような失礼な事はないだろうから、極めて出力が弱いという事が確認できれば、私は必ず君に声をかけます。 君と会って、進路変更も視野に入れた、君のこれからの事について、真剣に話し合った方が良いと思うからです。 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/07/25
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 【実録】若い人の戸惑いへのアドバイス [3] <Renewal> 【前回】【実録】若い人の戸惑いへのアドバイス [2] 職場の仕事を通じて、人の能力が向上していく面がある……というのは理解できるよね。その為には……、色々な要素が必要になります。 基本的には、やはり何と言っても本人の努力次第、……というのがあるでしょうね。一番大きな要素かもしれませんよ。 また一方で担当している仕事と、本人の能力やポテンシャルとの整合性の問題があります。俗に言うところの『向き不向き』です。 そして……、いま一つ……見逃す事が出来ないのが、担当業務に対する、本人の『好き嫌い』の問題です。 これは、必ずしも向き不向きと一体のものでもありません。つまり、客観的には向いている仕事なのに、嫌いということもありましょうし、又、その逆もあります。 それに加えて、当該職場が企業の組織の一部であり、共通目的を持つ団体戦である事から、極めて重要になってくる、『指導者の質』の問題があります。 本人に対して適切な知識の伝達、考え方の指導、様々な能力向上の為の動機づけが為されているかどうか……、ということ……これは極めて大切な事です。 一般的には、今まで述べたような要素が良い方向で整っていれば若手の能力はテンポの差こそあれ、確実に向上していくものです。 しかし………、ここで、今一つ、必要なものがあります。それは……、本人の士気というか……、意気込みのようなものです。 ここで、「心のモーター」の話をしましょう。 我々は自分自身の精神の中に、自分を動かすエネルギーが必要ですが、そのエネルギーを生み出すモーターの原動力が『自家発電』である事が極めて大事だと私は常々考えています。あたり前の事の様ですが、……意外に「他力依存」のモーターの人が多いものです。 私はこの事を、俗にいう頭が良いとか……、物事の理解が早いとか……、頭の回転が速いとか……、記憶力が優れているとか……いう事に先行する大事な資質だと考えています。 どんな場合でも、自分で判断して、しかる後に自主的に事にあたり、そして、「自分の眼」で見て、「自分の耳」で聞いて、それから、じっくり自分で考えて物事に対処していく姿勢が、とても重要ではないでしょか。重要というより「地に足のついた生き方」とでもいいましょうか…………。 それは、他人から見て「信念」とも映り、「気骨」とも言われ、一方では「我」と、とられるかもしれない。そんな、その人の性格の中軸を形作るものであり、その人の匂いとでも言って良いようなものでしょう。 それこそが、とても大事だと思うのです。今流行の「スマート」とは、縁遠いものかもしれませんが、「個性」とは……フィットします。……そして、それは煎じ詰めれば、自分自身の「生き方」を真剣に考える姿勢から出てくるものじゃないでしょうか……。どうですか? <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/07/24
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 【実録】若い人の戸惑いへのアドバイス [2] <Renewal> 【前回】【実録】若い人の戸惑いへのアドバイス [1] IT関連の業務を進めていく時、実際に体験してみないと分からないのが、スケジュール調整の難しさと……よく云われます。 たとえば、設備の建設業務等の様に、対象物が目に見えるわけではないし、ソフトであるが故に、前行程や後工程との関係も絡めて設計仕様も、変動の多いものになってしまうのが常です。 仕事を引き受けた段階で、その開発・設計・製作業務に必要とされる、専門技術やノウハウの質と量をキッチリと予測しなければなりません。そして、それに投入する要員のスキルを明確に把握して、紐付けしていく仕事は極めて不確実にして難度の高い技と、言えるでしょう。おまけに、恒常的な要員不足という現実が、一層この仕事を難しくするわけです。 プロジェクトリーダー達が、前詰めに前詰めに、仕事を進めたくなるのは至極当然のことでもあります。そして一層、若手の育成に関わる時間など消えていくのです。 そして、この事は一見妥当な事のようにも見えます。目の前の当面の責任を乗り切っていく為には、仕方の無い事の様にも見えるんですが……。将来に思いを致すとき、どうも…………、仕方無いと諦める訳にはいかない面も含んでいることは、皆……分かっているのです。 「鉄は熱いうちに打て」といいます。将来を担う大切な若手層に対し、その自主的な判断能力に磨きをかける事は、とても大切な事なんです。 その為には………、道草の様に見えるかもしれないけれども………、少々時間をかけた激論の応酬も必要かもしれませんね。 なにしろ、撫でるのではなく、熱いうちに「打たなければ………」ならないのですからね……………。 ( ̄^ ̄) しかし…………ねぇ、…………さわさりながらぁー、明らかに実務の現場は厳しい。超多忙!!…………が現実。一時期は、3K職場呼ばわりされた程です。 …………理屈だけでは、到底解決できるものではありません。………その上、若手がそれぞれ持っている専門知識・技術や、素質、センス等によっても育成の負荷に大きな差が出てきて、とかく、リーダー達は悩んだりもするのです。 しかし………、だからと言って、ここで君達若手層が、これを指導者側のみの問題として片付けて、じっと待っているようでは、問題は一層深刻になります。自分の問題………、つまり君達一人一人の将来にとって大切な課題だからです………。 君の文で一番気になったのがここの所です。自身の成長に関して………、既に、自主性が弱い………!!他人事じゃないんですよ。自分の事なんです………。自分のビジネス人生です。さて、………では、一体どう考えていけば良いのでしょう。 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/07/19
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 【実録】若い人の戸惑いへのアドバイス [1] <Renewal> 君からのメールの文……、確かにしっかり読みましたよ。(^<^) 一行、一行、その真剣な言葉には、心打たれるものがありました。私の意見が参考になるかどうか……、それは分かりません。 ……しかし、君の文章の行間にちらつく、私への期待を感じて……、辛口の意見も欲しいんやなーー……と。(^。^) そういう事なら私も本音で書き綴りたいと思っています。きっと耳の痛いこともあるかもしれないし……、少々長くなるかもしれないけれど……最後まで読んで下さい。 現在、君が選んでいる道は、IT関連技術の専門家として生きていく道ですね。君は、まだまだ未熟な段階ですが頑張っていますね。(^-^) 現在はお客様の会社に対して、ITサービスや商品や、成果物を提供したり、また、時にはアドバイスしたり、ご指導をするといった仕事にも携わっているようですね。 言うまでもなく、かなり専門性の高い仕事です……。そして、君達の専門家としての成長の度合いが、君の会社の将来の命運を左右すると言っても、けっして過言ではないでしょう。 仕事の質は高く、先進性もあり、創造力も豊かなものが要求されます……。又、お客様にとっても、かなりの投資を必要とされるケースが多いですね。当然、お客様の方も必死のはずです。……ですから、営業担当者と一体となってお客様との深い信頼関係を作ることもとても重要になってきます。 仕事をスムーズに、且つ低コストで、又効果的に進める為に、君たちには数々の資質が求められます。専門知識・技術力はもちろんのこと、広い見識、実務経験、はたまた、折衝力・推理力・指導力・先見性等々と数え上げれば切りがありません。 しかし、私が昨今、やや見過ごされている様に感じる、そんな資質があります。「自主独創性」という資質です。とりわけ君たち若いエンジニアに自主性が乏しいと、感じていて将来に不安は募るばかりです。 いみじくも君が指摘しているように、上の者が、全く形通りの指揮をし、下の者がほとんど疑問なくそれに従う……。そういった構図が延々と繰り返されている様に見えます。これでは何時まで経っても若い人の独り立ちというか、成長は望めそうもありませんよね。 少なくとも君は不満を抱いている。 ではなぜ、そうなっているのか……?もちろん上に立っている仕事のベテランやリーダー達には、それなりの言い分があります……。 彼らも若手の育成の大切さは十分承知しているのです。しかし彼らは、顧客に直結する仕事に携わっている場合が多いのも事実です。お客様から要求される品質を納期通りに、そして、目標コストを厳守して達成しなければならないという、目の前の厳しい現実にさらされています。超多忙です。 とても、若手の育成までは手が回らないというのが、その言い分でしょう。 要するに……、厳しい品質保証は当然の事として、仕事の生産性を上げる事を意識し、納期を厳守することの大切さを思えば……、とても若手に気は回らない。……気にはなっていても。 若手の自主性や独創性開発の為に、意識的に時間的余裕を作ってやることが、極めて難しいということでしょう……。そして……それが現場の実態でしょう。 ……従って、時間的に贅沢を言える業態じゃないから、若手はそれぞれ自覚して自分でちゃんと努力しなさい!!というのが、上の者の現実の本音かもしれませんね……。 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/07/18
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 職場の管理者と部下との心地良い連携とは?[4・完] <Renewal>「うっ…………。(^_^;) ふふふふっ…………。 しかし、上の者も下の者も、互いに自分の内に、 閉じこもるんじゃなくて、君が言っている様な 『共同の課題』とやらにしていくにはどうすればよいのかな?」「意外と難しいようで……、実は簡単なことなんですよ……」「いやいやいや、……そう簡単ではないぞ……」「ふふふふっ……。 まず第一に『言葉に出して相談・依頼する』ことが大事です。 『個人の課題』を『共同の課題』にするためには、 はっきり言葉に出して相談・依頼をしなければなりません」「まっ、それはそうなんだろうが…………」 「黙っている限りいかなる課題も『共同の課題』とは なりえません」「うん、そう言う意味では言葉のコミュニケーションが、 下手なんだよな……みんな。 変な意地とか恐怖心で…………」「……ですね。もっと言えば、 『共同の課題にするかどうかを話し合う』事も大切なんです」「うん、それは基本だな。……話し合いだな。 要するに話し合いによる意思疎通が大切な感じだな。 最近は、メールで済ませてしまっている……」「言われる通りですね。 誰かが『これを共同の課題にしてください』 と言ったからといって、その課題が『共同の課題』として 取りあげられるとはかぎりませんよね」 「それはそうだ…………全く」「『それは、あなた個人の課題だから独力で解決して下さい』 などと断られるかもしれませんものね。 まず、『共同の課題』として取りあげるかどうかの 話し合いが必要ですね……(^-^)」「うん……理屈はそうなんだが……、 やっぱり現実は億劫になるかなぁ……」「上司も若手もそういう風潮が強いですね。 元々手紙は、会話を補完する道具であったものが、 実際に話し合える環境の中で、メールのやり取りを しています。愚かしいですね……」「……確かにな。 顔色とか、語気の強さとか、目の鋭さとか、 言葉の間合い……なんかは、重要なメッセージだもんな」 「はい……そうですね。 良い職場の環境を保ちつつ、その中で若手を育てていく ためには、話し合いはとても、大切な事です。 ……さっきおっしゃったように、 まさに家庭でも……似たような事かもしれませんね。(^-^)」「うん…………逆に家庭で出来ていないから、 若手も公共の場でやりずらくなっているのかもしれん……。 家庭は様々な基礎訓練の場でもあるからな……」「そうですね。……では、本論に戻りましょう。 そのようにして、一旦『共同の課題』として取りあげたら、 後は、お互いに協力して解決策を探すことがポイントですね。 それを解決するのは関係者全員の責任です。 関係者で協力して解決策を考えていかなければなりません」 「確かに、そうなんだが……。強いリーダーシップや、 虚心坦懐な姿勢……等が必要だな……」「そうですね。広い心が必要ですね。 先ほどあなたが話されたケースでは、 若手のニーズがないのに仕事を手伝っていることになります。 つまりは『自分の課題』でも『共同の課題』でもない訳です。 『お礼や挨拶がない』といって腹を立てるのは、 筋違いということになります。(^-^)」「うんうん、良く分かったよ……そういうことだ。(^-^;」「あなたは、こうやって気づかれたから良いですね。 今後は相談や依頼のあったときだけ手を貸してあげるように することが大切ですね。 基本“ニーズないところにサプライなし”です」 「なんか……こう……殺伐としてくる感じもするなぁ……。 しかし、ビジネスだからな……。 その辺のケジメと、協力が大切だな。 日本人は下手そうだ……」「基本、組織というか会社に所属するそれぞれの人が、 もてる能力を最大限に発揮して成長していくためには、 課題をきちんと分離して、自分自身の課題は自分自身で 解決していくというプロセスが大切になりますね」「…………だな。己の責任を果たさなくっちゃな」「このプロセスがうまく回ることで、若手の自主性も育まれ、 会社全体のパフォーマンスも向上していくと思いますよ」 「会社全体……だよな。うーーーーん…………。(-_-) ただ……なんだよなーー。 社内間の仕事の場合と、お客様相手の仕事の場合は、 区別して判断しなきゃいかん面もあるなぁ…………。 育てるために見守っていて、お客さんに迷惑をかけたんじゃ、 会社にとっても大変だ……」「おっしゃる通りですね。 原則論と実践論は、その場その場の判断で 対応を変えなければなりませんね……。 でもそれほど大きな影響も出ず、且つ近しいお客様であれば お客様に教育の手伝いをして頂くのも良いかもしれませんね。 はははっ……(^-^)」「ははははっ……(^-^) 今日は、考えさせられる話をアリガトな。 もっと、よく考えてみるよ。 『夫々の課題』と『共同の課題』……か……(ー_ー)」 <完> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/07/11
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 職場の管理者と部下との心地良い連携とは?[3] <Renewal>「一方で、直属の関係でない若手から、 具体的な迷惑をこうむるというのは……ちょっと、 考えにくいですか……」「うーん……、ちょっと思いつかんなぁ……」「例えばですね…………。 よその部門の一人の若手が、顧客の情報をこちらの部署に 知らせなかったというようなことがあったとします。 そのためにこちらの部署がプレゼンテーションに失敗したと いうことになれば、直属の関係でない若手から具体的に 迷惑をこうむった事になりますね……」「あっ、なるほど。 ……うんうん、確かに…………」====================================「逆のこともありえますよね……。 つまり、自分の部下が他部署の管理職に、情報をつながず、 迷惑をかけるということも起こりうるわけですよね。 可能性として……」「あってほしくない事だが、 実際には起こりうることだな。まっ、起こった時は、 若手教育のチャンスと捉えなきゃな……」「まさにそうですね……。(^。^) そんなことが起こったときは、即座に上下の 『共同の課題』つまり責任として取りあげて、 若手と一緒になって行動しますが、この場合、 原因の追究を急いではいけないんです」「なになに……ん? どういうことだ?」「原因ではなくですね、その行動の目的と、 今後どうするのかを話し合う必要があります……。 重要なことです」 「なるほど、鋭いなぁ。……うん。 原因追求優先ではないんだな……。 目的……つまりその情報をつなぐ事の意味について、 話し合う訳だな。……重要性について……な。 それが理解されれば次からは改善されていく。 しかし『なぜつながなかったのか』と攻める姿勢に なりがちだよな……勢い」「そこを冷静に、自らの責任と考えて、 自分と『共同の課題』にするわけです……(^-^)」「うん、うん……分かるよ。 上司自身の問題にもするわけだ……な」 「次のケースはですね……。 元々、上司や管理職の課題であるものを、 『若手との共同の課題』にする場合についての 話ですが……」「実際にはあんまり無い事例かな……?」「いえいえあります、あります。 上司や管理職が若手に指示を与えて仕事を依頼した場合が これに相当します」「…………!」 「この場合大切な事があります。 大雑把な指示ではなくて、 全体像が見える形で指示しなければなりません」「『5W2H』ってヤツかな?」「そうそう、そうです。 <WHAT>つまり何をするのか <WHO>自分だけか誰かとするか <WHERE>どこで <WHEN>いつまでに <WHY>何のために <HOW>どのように <HOW MUCH(MANY)>いくら・どのくらい を、網羅して依頼することが大切です。 特に<WHY>何のために……が抜けないような、 そんな注意が必要です」 「うん、まさしくそうだな。……これは極めて重要だ。 また、言うが……、子供に対しても似たようなもんだぜ」「ふふふふっ……。(^-^) つぎに、上司や管理職が行った事の結果として、 若手が具体的な迷惑をこうむった場合の話に移りましょう」「……若い頃は、ヘボな係長が居て迷惑したもんだよ……」「そうですね。 上司の不手際によって若手が迷惑をこうむった場合が これに相当するんですが……。 この場合、難しいことかもしれませんが、 上司や管理職に求められるのは…………」 「うん……?求められるのは?」「素直に謝り再発防止策を提案して、 話し合うことが求められます……」「理想はそうだが……。 謝って貰ったことはなかったなぁ……」「現在、管理職である貴方は……どうですか? (^。^)」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/07/10
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 職場の管理者と部下との心地良い連携とは?[2] <Renewal>「まずですね……。 若手が自らの力で仕事を完結させる力が備わりません。 結果的には自信を失うことにもなりかねないんです。 次に、当然と言えば当然のことですが、 若手の依存心が高まり、 上司や管理職の指示を待つ様になってしまいます」「フム……」「その上に、自分が失敗したときは、 責任を上司や管理職に押しつけようとする動きに、 なりがちなんです……」「そんなもんかねぇ…………うーーん(-_-)」「それだけではありませんよ……。 仮に上司や管理職がですね、 若手の意に反するような指示を与えたりしますと、 若手は反抗し、上司や管理職に逆らい、 両者の間に緊張が生まれる可能性が大きくなります」 「反抗……? 企業の中ではそんなことは、 抑えればいいだけのことだろう?」「あれっ? ちょっと待って下さい。 最初は助けてやろう、若手を育てようとして、 手を出されたんじゃなかったんですか……ね。 ふふふっ……(^。^)」「へへへへっ……。……まあね……(^_^;) 君の話を聞いてると、 家庭の中での親子の関係にも、通じる感もするなぁ……」「……なるほど……。年長者が若手を育てるという意味では、 よく似たテーマかもしれませんね。(^-^)」「……だな……」「本来、若手の責任の仕事であり、本当は若手ができるのに、 好意やお節介で、上司や管理職が肩代わりすると、 だんだん、絶えず指示をしなければならなくなって、 上司や管理職は、とてつもなく忙しくなってしまいます」「うーーん、ややこしいなぁ……。 それじゃー私はどのようにすれば良かったのかなぁ……。 ……というか、今後同じような課題に対して、 どんな風に対応すればいいんだろうか……(_ _;)」「『共同の課題』という考え方をお話ししようと思います」 「共同の課題……?」「今回の事例でですね。 『誰の課題か』ということを考えるとき、 基本的には『相手(若手)』か『自分(上司や管理職)』 かになりますね。 アドラー心理学では両者間の『共同の課題』 という考え方を提唱しているんです……」「アドラー心理学……?なにそれ? (゜.゜)」「それについては次回、ゆっくり説明させて頂きます。 今日は、ひとつの考え方として受け止めて頂けますか……」「うん、分かった……まずは考えを聞いてみよう」「『共同の課題』はどんな場合に成立するかを、 例に沿ってお話ししましょう。 先ず最初は、本来は『若手の課題』であるものが、 『共同の課題』になる場合ですが…………」「…………フムフム……」「ひとつは、若手が上司や管理職に自分の課題について 相談したり、依頼したりしてきた場合です……」 「……なるほど。向こうから接触してきたときだな……。 あくまでも向こう独自の判断によって……だな」「はい、そうです。 たとえば、若手が『誰に根回ししたらいいのか』 分からなくて悩んでいたとします。 しかしながらこれは若手の課題であって、 原則、上司や管理職が口を出すことではありません」「フムフム……なるほど……そうだな」「しかし、しかしですよ。 もし若手が『○○さんに根回ししようと思うんですけど、 間違ってないでしょうか?』とか、 『誰に根回ししたらいいのか教えていただけますか?』と 相談してきた場合には、 『共同の課題』として相談に乗ることができるわけです」 「そうそうそうだよ。(^^♪ なんかさー、さっきから難しく言っているけど、 それって当たり前の事じゃないか……」「……かもしれません。 でももう少し、聞いて頂けますか?」「うん、分かった…………それで?」「この場合ですね。 例え、共同の課題になったからといって、 どこまでも若手の課題に口出しをしていいということでは ないんです。……ここが、気をつけるべきところなんです」「…………?(゜-゜ )」「若手が持ち掛けてきた相談の範囲内でのみ援助することが できるだけなんです。それを越えてはいけません」 「うん……理屈はそうだろうな。……しかし……しかしだな」 「まあ、もう少し聞いて頂けますか。 例えば『○○さんに根回ししようと思うんですけど、 間違ってないでしょうか?』と言ってきた若手に対して、 上司や管理職が間違っていないと思えば「いいと思うよ」と 答えればいいだけで、『いいと思うよ。あの人は否定的なこと ばかり言うので、わたしとロールプレイしてみようか』と 相談されたこと以上のことを言ったりしてはいけないと いうことなんです」「フムフム……、そういう事が言いたいのか……。しかし、 こっちから事前に口を利いてやったりしがちだなぁ……」「……ですよね。 でも、本当に育てようと思ったら、 相談されたこと以上の事をしない方が良いのです」「うん、そうかもしれんなぁ……なるほど」「……では、別のケースをあげましょう。 若手が行った行為の結果で、その上司や管理職が 具体的な迷惑をこうむる場合がありますね。 直属の関係であれば、こういうことはよくあることです」「まあ、それは当然のことだな。上の責任者なんだから……」 「一方で、直属の関係でない若手から、 具体的な迷惑をこうむるというのは……ちょっと、 考えにくいですか……」「うーん……、ちょっと思いつかんなぁ……」「例えばですね…………。 よその部門の一人の若手が、顧客の情報をこちらの部署に 知らせなかったというようなことがあったとします。 そのためにこちらの部署がプレゼンテーションに失敗したと いうことになれば、直属の関係でない若手から具体的に 迷惑をこうむった事になりますね……」「あっ、なるほど。 ……うんうん、確かに…………」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/07/04
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 職場の管理者と部下との心地良い連携とは?[1] <Renewal>「最近の若い奴は礼儀も何もあったもんじゃない……<`ヘ´>」「えっ!どうしたんですか?そんなに怒って……」「いえね、それが……先日のことなんだけどね。 関係先の若手が仕事で悩んでいる様子だったのよ……」「ほう…………」「……で、周辺に話をつないでやったりして、 仕事がやり易いように気を使ってやったわけ……」「……なるほど……(-_-) ……で? (゜_゜ )」 「うん、その結果……仕事がうまく完了したわけなんだ。 それなのに、彼からはお礼の言葉どころか挨拶すらない……。 ホントに礼儀知らずな奴だ。 頭にくるというか……呆れてものも言えんよ……」「あなた、十分、ものを言われていますけどね……ふふふっ」「ははははっ……違いない。 (^_^;) まあ、向こうから頼まれたわけではなかったんだけど……さ。 自分の仕事でもないことを親切で、やってあげたのに……。 ねぇ……どう思う?」「うーーん、これは微妙ですよ…………微妙……。 特に昨今の若者に対しては…………かなり微妙だなぁ」 「ええっ!何が……? 昨今の若者? 違うの?」「あなたは、頼まれもしないのにその若手の仕事に 口出しをしたというか、手助けをしてあげたんですね。 そのことによって、彼の問題が解決したわけですね……」「そうそう、先輩として褒められてもいい事じゃないかね? ねぇ、そうだろう?」「うーん……これって諸刃の剣でしてね。良し悪しなんですよ。 そういう行為が両者のトラブルの原因になったり、 或いは、若手の依存心を高める原因になることも、 昨今は多いんですよ……」「ぇえーー、なにそれ……堪らないねぇ……(@_@;)」「はい、自分が通った道や経験したことについては、 その先がどうなるかという予想がつきますから、 誰しもつい手を出したくなりますよね……」 「うん、それが先輩というもんじゃないかねぇ……」「ええ……確かに。 しかし、昨今はですね……。 手を出す前にちょっと立ち止まらないといけないんです」「…………(*_*) 立ち止まる……?」「はい、立ち止まって、 若手が抱えている仕事や問題を分析する事が大切なんです」「ええっ……分析? ややこしいなぁ。どうしろって言うの?」「そうそう……ややこしいのです。 つまりですね……。 『これは一体誰の課題なのか?』と考えてみる事が大切です。 考えて『あなたの課題』と『若手の課題』に分けてみる事で、 お互いが心地よく仕事を進められるようになるわけです……」 「課題? 責任みたいな意味かな……。 ……どうも、今一分からないねぇ……。 どうしてそんなややこしいことをしなければならないんだよ。 第一、自分の課題か、若手の課題かなんて、 どうやって判定するんだよ」「……それは、そんなにややこしいことではありません。 若手の行為の結果が最終的にはあなた自身にふりかかり、 若手へはふりかからないとき、それは『あなたの課題』です」「うん?……なるほど……。最終責任か……」「逆に若手の行為の結果が最終的に若手にふりかかるとき、 それは『若手の課題』ということになります」「うん、それはそうだろうな…………」 「原則として『若手の課題』にあなたが頼まれもせずに、 口を出すことはよくないと考えられます。 また逆に『あなたの課題』に若手が口を出すのも、 よくないことなんです」「なんだか助け合っちゃいけないって……聞こえるな。 そんな世の中になったみたいだな……。 もう少し、具体的に話してよ」「分かりました。では解説しましょう……。 『若手の課題』に頼まれもしないのに、 上司や管理職が手を出すと色々な弊害があります……」「フムフム……どんな弊害かなぁ……」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/07/03
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 組織の壊し方(先の大戦時のアメリカの謀略)[4・完] <Renewal>「さて、では次に進もうかな。 七つ目も似たようなものだがな……。 『重要でないものの完璧な仕上がり』に拘るということだ」「細かな事を針小棒大に騒いで、時間を掛けさせるという訳か」「そういうことだ。 戦時中には、決定しなければならないものが たくさんあるよな。 そして、それぞれに重要度が違うし、 実行の優先順位も違う」「重要なもの急ぐものが先……という考えを、 混乱させるんだな」 「まあな……。 『堤防決壊も蟻の一穴から』とか『小事侮るなかれ』とか 『急がば回れ』とかいって、 事細かくこだわる訳だ……」「うーーん、なるほど……。誘導するわけか……」「中途半端を『悪』として絶対に許さず、 何事も完璧に仕上げる様に誘導するのさ。 もう徹底的にな…………。 チェック・検査もくどい位にやるように仕向ける……」「うんうん、なるほど、分かる分かる……。 しかし、今まで聞いた事は、それ自体をとってみると、 いずれも悪い事ではないが、 組織の仕事の効率は確実に下がるな。 (^。^)ふふふふっ。 ……で、八つ目は?」 「うん、八つ目はな……、 重要な業務があっても必ず会議を実施する……ということ」「……確かに、会社でも会議の時間は生産性が低いよ……」「いわゆる定例会議を沢山作って、セッティングするわけだ。 会議名称は『幹部……』『戦略……』『最高……』など等、 大げさにした方が良いな……」「それは堪らんね。目の前に重要な仕事があっても、 会議と言われるとサボりにくいもんな……」「会議に参加している人間の実務の生産性は必ず落ちるわけだ」 「そう言えば日本にも昔、 五箇条の御誓文にそんなのがあったぜ……。 『広ク会議ヲ興シ 万機公論ニ決スベシ』ははははっ(^-^)」「ふふふっ……、あれはちょっと違うかもしれんな。 封建社会から脱皮した直後だったから『政治は世論に従え』 という意味だったんじゃないかな……。 真の脱皮が必要だったからな……」「……かな……。 このサボり方ガイドは、逆説的に現代社会でも使えるぜ。 それで……、話題になっているんだな……。 うーーん……。 よし、次に行こう」「相手国の様々な生産性を落とす任務を担う、 潜入スパイ達への教育の秘密資料、 九つ目は『なるべくペーパーワークを増やす』 十個目は『業務の承認手続きをなるべく複雑にする』 1人で承認できる事項でも3人の承認を必須にする。 十一個目は『全ての規則を厳格に適用する』 ……まっ、こんな感じだ」「なるほど、そんな感じだろうな……。 大きな組織ほど……本当に非効率になるぜ……」 「いやー、長い時間付き合ってくれてありがとう。(^。^) いままでずっと話してきたものが、CIAの前身組織が、 『敵国の組織をダメにするために実行すべき』と定めた マニュアルの一部だよ。 つまり、スパイが敵国組織に紛れ込んで、 いわゆる「大企業病」にしようという工作指示書なんだ。 君はどのように感じたかな……」「うん、面白かったよ……(^。^)」「もしかしたら、君の会社の中にCIAのスパイが、 潜んでいないだろうかね……(^-^) ははははっ……。 逆に君自身がスパイになっていないかな……」「おいおい、人聞きの悪い……。(^_^;)うん、しかし……。 確かに、自戒を込めて非常に興味深く聞かせてもらったよ。 ありがとう。ホントにスパイがいるかもしれん……(-_-) 今日聞いた11項目、つまり…………、 1.組織の構成メンバーに対して『注意深さを促す』こと。 2.あらゆる案件は可能な限り『委員会』で検討する事に して、その委員会はなるべく大きくすること。 3.何事も指揮命令系統を厳格に守る。意思決定を早める ための『抜け道』を決して許さないこと。 4.組織とか事業体内での組織的位置付けに徹底的に こだわるように、誘導すること。 5.会議で結論が出かかった時に、「前回の会議で 決まったこと」を蒸し返して再討議を促す。 6.文書について、こと細かに言葉尻にこだわる。 7.重要でないものの完璧な仕上がりにこだわる。 8.重要な業務があっても必ず会議を実施する。 9.なるべくペーパーワークを増やす。 10.業務の承認手続きをなるべく複雑にする。 1人で承認できる事項でも3人の承認を必須にする。 11.全ての規則を厳格に適用する。 これらについて、真逆とはいかないまでも、 反対方向に物を考える習慣を付ければ、 仕事の効率が良くなるわけだ。 なっ……(^-^)」「ふふふっ、はははっ (^。^) 読めたな…………終わり……(-_-)」 <完> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/06/27
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 組織の壊し方(先の大戦時のアメリカの謀略)[3] <Renewal>「相手国の様々な生産性を落とすために、どのようにすれば よいかを記した、スパイ達教育の秘密資料、 その五番目だが…………、 会議で結論が出かかった時に、アクションを起こす!!」「えっ? どんな……?」「前回の会議で決まったことを蒸し返して再討議を促すわけだ。 過去の事とはいっても一度は決まったことだから、 それなりの説得力はある」「『今回、このように決めたんだからそれで良いんじゃないか』 なんて、強引に言われたらどうする?」 「簡単さ……『前回だって、このメンバーが真剣に考えて 決めたわけでしょう。変えるにしても、その辺りを 納得できるレベルに整理しておかないと、 一致団結した実行にはならないんじゃないか』なんて、 言うのさ。確実に、時間を延長できるし、 場合によっては結論が変わって、 喧々諤々の議論が続くかもしれない……」「なるほど……、議論の為の議論が好きな人も結構居るからな」「とにかく、結論が出ないように……、 会議が長引くように、誘導するわけだ……」「田中角栄みたいな人がいて『即決即断だ!』等と叫んだら?」「責任を大げさに問うのさ。『全責任を取れますか?』 『議論も尽くさないで決めるのなら会議は要らない』 『連帯責任にして協力を強めるためにも議論を尽くすべき』 などと反論して、その人が軽薄であるような印象を作る……」「フーーーム……、凄いなぁ……」 「ふふふふっ……。凄いだろう? さて、 六番目に行こうかな……。 文書についての事なんだがね……」「うん?文書か……。 確かに重要な意思伝達は文書で行われることが多いな。 特に戦時下なんかの『命令書』なんかはそうだ。 口頭だと危ないからな……」「うん……文書についてだな……。 こと細かに言葉尻に拘るように、この資料は指導している。 スパイに対しての指導……だがな。ふふふふっ……」「うん、これは分かりやすい。 場合によっては延々とした議論になって、 なかなか文書が完成しない……」「確かに……、公式文書は難しい。 誤解を受ける様な表現は撲滅しなければならないし、 何時、何処で、誰が、何を、どのように、何故……と いったことが、どこまで明確に決定されたかも、 やや曖昧な場合もある。 色々と突っ込めば、大いに時間が稼げるわけだ……」 「外務省の友達に聞いたんだが、 相手国との共同声明文作成の時なんかは、 たったひとつの単語の表現で、2日も3日も議論することが あるらしい……」「この方法は、仕事をより論理的な方向に誘導するから、 高学歴で自分が優秀だと自認している様な人ははまり易いぞ。 言葉尻への拘りは、超々理論的になりがちだからな……」「ははははっ……なるほど。 けっこう理屈好きな、優秀層って多いからな……。 効果抜群だろう!」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/06/26
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 組織の壊し方(先の大戦時のアメリカの謀略)[2] <Renewal>「この秘密書類は、 敵国に潜入するスパイ達に対する教えなんだが、 相手国の様々な生産性を落とすことが目的で、 そのために、どのようにすればよいかも、 記されているんだ」「なるほどな……、で、具体的には?」 「あらゆる案件は、 可能な限り『委員会』で検討する事にしていくべし。 そして、その委員会はなるべく大きくする事。 最低でも5人以上にすべし……と言うんだよ……」 「フムフム……。なるほどなるほど、 会議を増やすわけだな。それも大規模な会議をな……。 大規模な会議になればなる程、結論が出にくい」「そうそう、そういう事だよ」「議論を徹底的に尽くさせ……、 可能な限り、結論を遅らせる訳か……なるほど」「つまり議論の為の議論を延々とさせて、 なかなか実行に移らないように、仕向けていく訳だ……」「……うーん、ちょっと待てよ。 それって最近の国会中継でも官僚の答弁で、 『より議論を尽くし、検討致しましてお答えします』 なんて、よく聞くぜ……。 おいおい、今もスパイが入ってるんじゃないか。 ははははっ……」 「ははははっ……(^。^)……かもな。 そして、三つ目はな……。 何事も指揮命令系統を厳格に守る……という事を貫く。 意思決定を早めるための『抜け道』を決して許さない事だ。 そういう風になるように、誘導するんだ……」「おいおい、それって一昔前の伝統的な大企業が、 厳格にやっていた事じゃないか。 ……ああ、それで、フットワークの良いオーナー企業に 抜かれていったりしたんだな……。 これって戦争に限らず、産業スパイも同じことを、 やってたんじゃないか……まさか……(^_^;)」「うーーん、国も企業も似たようなところがあるから、 そうかもしれないぞ。ははははっ……(^。^)」「いやいや、冗談抜きでありそうな話だぞ……(-_-)」 「よし、4つ目に行こうかな。四つ目も似たようなものだがな。 組織とか事業体内での組織的位置付けに 徹底的にこだわるように、誘導することだ」「組織的位置づけ……つまり、義務や権限についてのことか?」「そうそう、これからしようとすることが、 本当に自分の組織の権限内なのか? 他の部署の権限を侵していないか? また、より上層部の決断を仰がなくてよいのか? といった疑問点を常に指摘する……ということだ」「うーーん、これも以前、我国の大企業では、 日常的だった歴史があるぞ。 『越権行為による失敗』という言葉をよく聞いたことがある」「うん、官庁なんかでは現在も非常に大切なことだよな。 ……だから、そういう越権行為をすると処分されかねないから、 その辺りを、慎重にチェックし、 判断して動いた方が賢明だよ……等と、 口うるさくアドバイスするわけだ」 「うーーーん……、一応、筋は通っている話だから、 違和感は無いよな……アドバイスされても……」「そういうことだ。効率の良い組織を、非効率というか、 機能遂行が、極めて緩慢な組織に誘導する訳だ……」「なるほど、なるほど……。分かるよ」「以前、『厳しい企業間競争に耐えられる組織の活性化』 というテーマに取り組んだことがあるが、 『四角い重箱に丸い蓋をするようなもんだ』と発言して、 人々を驚かせたことがあるよ。 曖昧な部分を作る事によって自由裁量の巾を広げ、 判断力を鍛え、スピーディな仕事の進行を促すわけだ」「なるほど……、じゃー、この四つ目の指導は、全くその逆で、 組織の権限をより厳密に運用するように促すことで、 動きを鈍くするわけだな。 ふふふふっ……、的を得ているよ。 みんなが、野球のサードとショートの間に守備権限の線を、 引こうと懸命に考え始める……」「ははははっ……、面白い例えだな」「だんだん、興味が高まって来たよ。 その教えの逆をやれば良いのだからな…………」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/06/20
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 組織の壊し方(先の大戦時のアメリカの謀略)[1] <Renewal>「少し前の事になるが、 一部で『サボり方ガイド』が話題になっていたらしい……」「『サボり方ガイド』……? なにそれ……。 (゜_゜>) 冗談は止めてよ!…………もう」「ふふふっ……そう思うだろう。(^~^) 作成したのは第二次世界大戦の時の CIA(米中央情報局)らしいよ。 ……と言えば、それらしいだろう?…………な」「うん、少しはな…………。 でも、分からんよ ( ̄~ ̄) 何で……サボリ方なんだ?」 「……うん、もっともな疑問である。(^-^)ははははっ……」「もう……。勿体ぶらずに話してよ……」「CIAにはな……敵の国内にスパイとして入っている局員が、 居るわけだ……。それは分かるよな……?」「うん、そりゃ当然居るだろうな。 日本でも戦国時代に隠密がやってた仕事だな……」「まぁな……。 そのスパイ達に対して、相手国の様々な生産性を 落とすために、どのようにすればよいかを記した 秘密資料なんだってさ。 (正確には、CIAの前身組織である Office of Strategic Servicesが作成。 2008年に公開された……らしい)」 「えっ? そこまでやるか普通……スパイが……」「うん、スパイ活動というのはな、 相手国の組織を破壊したり、機能を著しく低下させることも 重要な任務の一つなんだ」「なっ、なるほど…………」「そのサボタージュ任務のシンプルなマニュアルが 「Simple Sabotage Field Manual」なんだってさ……。 日付を見ると1944年1月17日となっているんで……、 まさに第二次世界大戦の真っ只中に作成されたものと 分かるわけよ……」 「ホント……リアルな話なんだな……。(゜_゜>) ……で、具体的にはどんな方法を指導しているんだ? その本は……。 なんだか興味が湧いてきたよ………」「ほう……、珍しく積極的だな?」「だってよ、それらが功を奏したのなら、その逆をやれば、 組織機能を向上させることが出来る訳だもんな」「うん確かにな……君も流石だな。 じゃー今から紐解いていく事にしよう。 その方法というのは沢山あってな……。 主に11項目にまとめられているらしい」「ほう……けっこう複雑なんだな……」 「うん……まぁな。 まず第一は、組織の構成メンバーに対して、 『注意深さを促す』……ということだ」「えっ? それって別に悪い事ではないだろう? 慎重……ってことだろう?」「決断が早くて効率の良い組織になることを阻害するわけだ。 必要以上に慎重になることを薦める訳さ」「ほぅ……フムフム……必要以上にか……」「その為に……、『スピーディーに物事を進めては危険だ』 『そんな事をすると、先々問題が発生するので慎重に賢明な 判断をすべきだ』と、とても”道理をわきまえた人”の 振りをすることを教えている……」「あっ、なるほど……そうやって組織の効率を 悪くするんだな……。 フム……フム、なんか面白そうだな……この話……」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/06/19
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◆人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 聞き上手ってどういう事だろう? [下] <Renewal>「さっき君が言った 『相手が話している事を正確に理解する』という 君の答えにも……、実はやや異論があるんだ……」「ええっ??? まさか、まさか、 間違って理解しろってわけですか……(ー_ー)」「ははははっ……、そんな事はないよ。 君の言っている事は、言葉としては、 それはそれで正しいんだが………………。 真の聞き上手はね、話下手の人の話も、 きちんと理解する人だと思うんだよ……」 「話が下手な人…………?」「うん……だから、ここでは、 相手の言葉だけを理解するんじゃなくて、 言いたい事を……類推しながら……」「……なんか、滅茶苦茶難しくありませんか……? それって……(ー_ー)」「聞き上手な人は、 『君の言っている事はよく分からない。 もう少し、ちゃんと話してくれ……』 等という、セリフは絶対に吐かないってことさ……」「…………!」「話の下手な人からも……良い話を聞きとる…………。 これも……聞き上手なんだよ……」「……先輩」「おいおい、そんな深刻な顔をするなよ…………」 「……だって……先輩、 それだと、聞くって事……は、話すことなんかよりも 遥かに難しく、大変な能力を必要とする事では ないですか……?」「うん、良い視点だね。……そうかもしれないぞ……。 相手の意図をキャッチする能力だからね……」「一般には話の上手な人は、賢く見えたりレベルの高い人に 見えたりしますよね……。 『弁が立つ』等とも言います。 そういう人が、政治家なんかにもなっているような……、 そんな気もします……が……」「うん……それで……」「でも、さっきからの先輩の話を聞いていると……、 聞き上手の人の方が、もっと優れた人達のように 思えてきました……」「……なるほど……。賢い指摘だな……。 君は、とても大事なことを指摘しているかもしれないぞ……。 『聞く』という字だけで無く『聡明』にも『聖人』にも『恥』 にも『職業』という字にも『耳』が入っているよ……」「……!!!」 「聞くという字は、『聴く』とも書くが……、 十四の心を耳で聴き取れってことだろう…………。 ははははははっ……(^。^)」「『聞く』は『問う』にも通じますね…………」「……!! そうそう、良き問いを発することが物事を理解する上で、 とても大切な事なんだ……」「……確かに……。 聡明な或る先輩にお会いしますと、 私に暫く喋らせておいてから、 次に的確な問いが返ってきます。 懸命に考えてその問いに答えている内に、 だんだん自分の意見が整然となっていったりします」「その方は、とても聞き上手な方だな……。 故に物事を深く理解されているだろう。古来より 『学問』という言葉は『問い』を学ぶということなんだよ。 問う力をつければ後は自然に能力が備わっていくわけだ……」 「……良い事を聞きました。 ……ホントに良い事を聞きました。 一日中、子供を怒鳴り回っている、 ウチの女房に教えてやりますよ…………」「君の所は案外子供さん達が 聞き上手なのかもしれないな……。 ははははっ…………ヽ(^。^)ノ」「…………(-_-) もう…………」「いずれにしても真の聞き上手の人は、 極めて少数なんだろうな……。 我々凡人には、届かない世界かもしれない。 しかし……しかし、 やっぱり、少しでも成長したいもんな。(^-^)」「そりゃーそうですよ。 死ぬまで成長……ですもんね……(^。^)」 <完> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/06/13
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 聞き上手ってどういう事だろう? [上] <Renewal>「聞き上手って……言葉があるよね。 良く聞くでしょう? 意味……、分かるかな……?」「ええっ? 聞き上手? そんなの……上手に聞くって事に決まってるでしょう……」「ははははっ……単刀直入やな……。 それは、答えになってないよ。……具体的には……?」「具体的ね…………? まぁ……、相手が喋っておられる間は、兎にも角にも 静かに聞くというのが基本かな……。(^-^) そして言われている事を正確に理解するって、 ことじゃないですか……ね……」 「フム……標準的な答えだな。……標準的だ。 ……なんか物足りないよなぁ……?」「物足りないですか……? 何が……どうして……?」「うーん……、私流の考えでいくとだね……。 ホントの聞き上手は『話させ上手』のことなんだな……」「話させる…………? (゜_゜)」「うん……まずは話されている言葉を通じて、 相手が言いたい事を理解するわけだ……、 簡単ではないけどね……」「……話されている言葉の奥にある、 言いたいこと……っていう訳ですか……」 「……そう、言葉になって出てきていない相手の意思を、 出し易くするというか……、 引き出すというか………………」「……引き出す……!! (゜_゜ )」「うん……、けっして黙って聞くのでは……なくて、 適切な相づちや、質問をして……相手の話を膨らませるのさ」「膨らませる…………うーーーん…… ( ̄~ ̄)」「話の意図を、より深く理解するために、 相手の話の表現を豊かにする……。 その手伝いをするみたいなもんさ……」「うーん、……なるほど、分かるような気もします。 『今、言われた事は……こう理解していいんですね』等と、 聞き返すと……相手の話がより充実したりしますね……。 違う表現で言い直されたりもする……」 「うん……だから、君がさっきから言っているように……、 必ずしも相手の話を静かに聞くだけが聞き上手とは、 考えていないのさ……。 もちろん相手が喋れなくなる程にチャチャを入れるのは、 論外だけどな……はははっ(^。^)」「なるほど……話を誘導するわけですね……」「誘導……?……うーん、ちょっと違う……」「違いますか……?」「それを言うなら……触発するわけだ……」「……触発……?……刺激ですか?」「話し手の心の奥に秘められている言葉や、 概念を引き出す努力をするわけだ」「引き出す!!」「ウン……まっ……限界はあるがな……」「……!!!!」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/06/12
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 成功を予測するか?・失敗を予測するか?[下]「……しかしお前……敢えて聞くがな……。( ̄ー ̄) 自信満々で、セーフと思って行ってみたら、 アウトだった時は、ショックが大きいんじゃないか? ……なっ、……だろう? 強がるなよ……。ガックシくるはずだよ……」「……だから、さっきから言っているように 『アウトだったか』……で、終わるんだ。ホントに。 プレイに完璧なんてない。 すぐ受容する……(-_-)」「もう……、偉そうに……。<`ヘ´> 俺だったら、そう思って歩いたんだったら、 余計にガックリくるがなぁ~」「だから、言ってるじゃないか……。 お前は、悪い状況を受容するのに、 時間がかかるタイプの人間なのさ……」 「だから、準備思考しながら……歩くって……言うか<`~´>」「それ以外、あるか……? でも、それが悪いって、言ってるんじゃないぞ。 それぞれの個性だ……」「でも、お前の話を聞いてると『セーフだ』と思って 歩いた方が良さそうじゃないか……」「……バカ言っちゃいかん。 その前にする事があるだろうが……」「……?」「何聞いてたんだ……?さっきから……俺の話……。 悪い状況に対して、即座に受容できる心の訓練が要る……」「あっ、そういう事か……。その方が対策がスムーズか?」 「持ち越し苦労をしないで切り替えも早い……」「……うーん、……なるほど」「オイ! ゴルフに限った事でもないぞ……これって」「うん、俺も今、それを考えていた、経営や、管理にも 似た事が言えそうだな……」「…………だろう!」「うん……? しかし、待てよ。 経営管理の場合は、常に最悪の事態も想定して事に当たらねば ……と、いう考えもあるが……?」「ははははっ……当たり前だ」「だろう……それじゃー、この話は当てはまらないって 事になるな…………」「はははっ……バカバカ、当てはまるよ。 だって、お前が言っているのは、 経営管理のプランの段階の話だろう……」「……プラン……?」 「そう……『プラン・ドゥ・シー』の経営管理サイクルの、 『プラン』だ……。 当然、計画を立てるという事は、 経営の先を見通すものとして重要な位置づけにあるから、 あらゆる状況を想定して考える必要がある」「……そうだよな」「リスクの高いものに関しては『事前の策』『次善の策』を、 準備しておくことも極めて重要だ……」「見ろ見ろ……悪い結果も予測する訳じゃないか……」「しかし、今、話しているのはゴルフの現場、 ……つまり『ドゥ』……実行段階の話だ。 ……実行に当たっては計画を信じ、 プラス思考で事に当たらねば、成るものも成らない………」 「計画段階は大いに迷い、……実行に、迷いは禁物か……」「分かって来たじゃないか……。……でも、それだけで俺は、 ポジティブ思考してるんじゃないぞ……」「えっ……どういう事だ?……まだなんかあるのか?」「ゴルフはな、例えばハーフラウンド9ホール周る間、 できるだけ気持ちが安定している方が良いわけだ……」「それは、分かる……気持でショットが変わるもんなぁ」「だから、たとえ1秒でも悪い状況は想像しない……。 計画通りという、感覚で前に進むんだ……」「……!」 「例えばだ……、 ハーフ9ホール中に、きわどい球が幾つかあって、 それが、結果的に全てセーフだったとしよう……」「ほぅ……」「お前の場合は、それでも数回悪い状況を想像して、 心を乱しているという事になる。不必要に……。 結果、助かっている訳だから……、必要のない感情の起伏は、 俺の場合より、遙かに多い事になる……」「まっ、それはそうだが……。ついてるついてるって、 乗りに乗ってるかもよ……(^。^)」「乗りも感情だ……肝心な所で、落とし穴になる事がある……」「(;一_一)……。じゃー全てが、アウトだった場合は……?」 「……同じさ。 俺は即座に受容するが、お前は沢山の時間を掛け 受容している。……だから、気持の安定している時間は、 遙かに俺の方が長い……」「うーーん……難しいな…………」「要は、全体の事を考えて、現場現場の心の在り方を 決めるってことだ。 時々刻々の平常心が、とても大切ってことだよ。 野球の大谷選手なんかこれを実践しているようだ」「あっ、なるほど…………確かに……。 …………性格との戦いだな……俺なんか……」「ははははっ……、そんなの当たり前じゃないか。 一事が万事、性格との戦いだ…………はははっ」「ははははっ…………だな(^。^)」 <完> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/05/17
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 成功を予測するか?・失敗を予測するか?[上]「ティショットを、バァ~ンと打つだろう……なっ」「何だいきなり……。ゴルフの話か?」「OB杭の方向にボールが飛んで行ったとする……」「なるほど……そりゃーアウトだ。ははははっ……。 まっ、いつもの事だがな (^。^) 俺はいい当たり程、スライスする……曲がる (-_-)」「そこでキャディさんは言う『危ないかもしれません』……と、 すまなさそうに……。 いずれにせよ、プレイイング4で特設ティから打ち直しだから とにかく行ってみましょう……って、事になる訳だ……」「フン、フン……なかなかリアルだな。 ……で、何だ……?何が言いたい?」「OB杭の辺りまで歩いて行く訳だ。200ヤード程……な」「うん……飛んでいればな……ははははっ……(^-^)」 「問題はその時にどう考えながら歩くかなんだ。 『セーフだ』と考えるか『アウトの線が強いなぁ』と 考えて歩くか……。 現時点では……分からない結果に対して……」「なるほど……ポジティブとネガティブ……か……」「そう単純じゃなく、もう少し複雑な話をしようとしてるんだ」「そうか……、まっ、いいや。俺は『アウトの線が強いなぁ』 と考えながら歩くなぁ~」「俺は、全く逆だ……」「……だろうなお前は……。 (能天気だから……ひひひっ(-。-))」 「そこでだ……聞こう。お前は、なぜ悪い方を予測するんだ?」「だって、助かっていた時に、2倍嬉しいじゃないか……」「うん……。しかし、逆にアウトの時は……?」「そう思いながら歩いて来たんだから……諦めも早いわな」「なるほど……、そういうことだな。……分かった……」「……ん? 何が分かったって……?勝手に分かるなよ」「お前は悪い結果を受け入れるのに時間がかかる性格だな。 いわゆる持ち越し苦労症で、悔やむタイプだな……。 だから、前もって時間をかけて心の準備しながら歩く……」「うーん……ナニナニ、そんな風に考えた事はないが……、 じゃーお前は悪い結果を、すぐ納得できるのか……?」「もちろん、できる。(^ム^)」「お~~お、簡単に言ってくれるよ……(;一_一)」 「だってお前、考えてもみろよ。 スポーツのプレイに完璧なんてないだろう。 セーフがあればアウトもある……」「うん、理屈はな……。 理屈はそうだが、……しかしお前、 ……残念!!って気持あるだろう……。 悔やむ気持ちが…………」「ほとんど、無い!!」「ホントか? カッコつけるなよ……」「要するに仕方ない事なんだ……、アウトはアウトだ。 次の事を考えなきゃならない……。 変に心を残すと、次のショットにまで影響が出るんだ……」「うん?……うん、確かに、それは……そうだが……」 「俺は、あくまで『セーフだ』と考えて歩くから、 仮に、セーフの場合、事態が計画通りに進展しているという 安定した満足感を得られる」「……安定……?」「お前は、助かって良かった良かった……と、 いわば、感情的な喜びだろう……。 それも……心が揺れる……。感情だからな……」「……確かに、有頂天になって、次のショットでトップして、 結局……大叩きってケースあるよなぁ……」「ゴルフはメンタルなスポーツだから、 なるべく一喜一憂しない方が良いんだ……」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村=========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/05/16
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 疑問は放置せず すぐに調べよう!!「前々から思ってたんだが、君の資料の中のこの単語は 一体何と読むのかね……? 発音も意味も分からない。 分かるように書いて頂きたいもんだ……! <`ヘ´>」「えっ、これ……?(゜_゜ ) ???……。これですか? あなた、これ……分からずに読んでたんですか……?」「そんな事を言ってるんじゃないよ。 こんな訳の分からない言葉を、資料で使う事自体が、 おかしいんじゃないかって言ってるんだよ。 ……会社の公的文書に……」「お言葉ですが…………、この言葉は半年以上前から、 この会議資料で使っているんですが………?」 「だから……、だからおかしいって言ってるんだよ。 みんな分からなくて困ってるんだから……」「えっ?……みんな……?そんな声、聞きませんが……?」「……みんな黙ってるだけだろう……! …………少なくとも私は理解しかねる! (-"-)」「今さら……デスカ? ……あのうー……、どうして、見た時、 すぐに調べなかったんですか?」「また、そう言う。どうやって調べたらいいのよ。 ウノム語らしいじゃないか……。 訳が分からん……」「ご存じじゃないですか……そうですよ。 ……ちゃんと辞書ありますよ……。 すぐ、私に聞いて貰っても良かった……ですが……」「辞書なんて無いよ。そんな聞いた事も無い言語………」「えっ……?探されました……?探してないんでしょう? 会社に無ければ、本屋に行ったって良いじゃないですか……。 ちゃんと、あります……」「本屋って言ったって、どこの本屋にあるのか、 その本屋はどこにあるのか分からないじゃないか……」「もう……そんな事…………。 (一_一) 職業別電話帳って、ご存じないんですか? おたくの職場……電話ありません?」 「そんな事言ってるんじゃないよ。 万人が分からないような言葉を使うべきじゃないって 言ってるんだよ……もう……。 君の所の職場の人間は、みんな……こうだ」「万人……? あなたが知らないだけのようですよ……。 最近、世界的に一般用語になってる言葉なんですけど………」「…………!!」「インターネットで調べて貰ってもすぐ分かったと思いますよ」「……第一、いちいちそんなもの調べる時間なんてないよ。 それでなくても忙しいのに………やってられないよ………」「えっ? 6ヶ月もあったのに…………ですか……?」「………………君たちの様な専門職場では、 スタンダードかもしれないけど、 我々一般向けには日本語に訳して表現すべきだろうが……?」「……………………???」「意味が分からなくて、みんな困ってるんだから…………」「えっ? そんなこと聞きませんけど……。 アンケートの答もちゃんと返って来ていますし……。 それにしても、今頃になってどうして聞くんですか? 何故、もっと前に我々に尋ねて頂けなかったんでしょう?」 「一度、電話したよ……」「……一度……」「……したけど会議中だったじゃないか……。 ……そんなことより、どうして日本語にしてくれないんだ?」「……一体、ロンドンやカリフォルニアを どう訳せっていうんですか? それと一緒なんですよ。 外国で生まれた固有名詞なんですから………」「えっ?そうなの……?」「少し、腹が立ってきました。 <`ヘ´> ちよっと、尋ねて頂ければ良かったですね………。 言わして頂きますけど、物事を調査しようという 気持ちは無いんですか……?」「…………」「分からないって叫んでりゃ仕事が進むのでしょうか? それとも、我々の部門は独善的であると言って批判 していれば手柄になるんですか……?」「そんな事はない!! 重要問題だから提起しているだけじゃないか……」「重要問題なら、半年も放ったらかさないで下さいよ。 ホント……電話あるでしょう? 電話。 ………頼みますよ、まったく………(-_-)」「………………(@_@;)」 < 分からないことを調べもせずに放置している人間は多い。 そんな集団はコミュニケーションが滞る > 1.問題があるなんて思っていない。--→ 深海 2.問題に気付かない。--------→ 水面下 3.問題に気付くが指摘しない。----→ 水面辺り 4.問題を指摘する。---------→ 三流 5.問題に気付き解決策を出す。----→ 二流 6.問題を発見し素早く解決する。---→ 一流に近い 7.問題を未然に防ぐ。--------→ 一流人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ====================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/04/26
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 顧客の利益を作りだす営業こそ……営業 <Revival>「もしもし……大村です」「おっ、田中だ。ご苦労さま……今どこからだ?」「……まだ、現地にいます…………」「そうか……えらい遅くなったな。でっどうなんだ?」「部長…………残念ながら、入札……負けました」「負けた…………?………………(ー_ー)」「ええ、今までお客様の感触は良かったんですが……」「どこに負けたんだ?」「D社です……」 「なに!! (゜_゜ ) D社の提案は、むしろお客様が危ないって、 言ってなかったか?」「そうです。その通りです。数ヶ月先には行き詰ります」「うーーーん、D社を選ばれたか……お客さんは……」「部長、もうどうしようも無いので今から戻ります」「……で、お客さんは何と言っておられるんだ」「えっ?それは知りません。 ウチに決めてくれそうな口ぶりだったのに……、 こんな結果ですから……少し、頭に来てます」「なに!! 担当の課長さんにご挨拶して無いのか!!」「えっ?部長!ウチは負けたんですよ。D社に……。 橋村課長は、ウチを蹴ったんですよ……。 腹が立ちます」 「ふざけるな! お前たちは今まで何をしてたんだ!! 橋村課長の所の仕事がより上手くいくように、 お手伝いしようとしてたんじゃないのか?」「それは、そうです。 でも、もう結果が出て、ウチは負けたんですから……」「じゃかましい!!! <`ヘ´> 勝ち負けなんかどうでも良い。 お客さんは詳しくないから、お金で判断したりされるもんだ。 しかし、お前たちは本気で橋村課長の仕事が 今後うまく行く様に、考えて尽くしていたんじゃないのか?」「……そうです。 そうですけど……もう終わりました」「バカ!!終わってない。 橋村課長に謝って来い!!!」「謝る……???。こっちは犠牲者ですよ」 「バカかお前は、今回の3社の提案の中で、3年後を考えた時、 最も機能・性能・コストパフォーマンスが良いのは どこのシステムだ。 ウチのシステムだろうが…………」「そうです。部長!一時的に価格は高いかもしれませんが、 長い目で見たら絶対にそうです。 ……でも、橋村課長は、ウチを捨てたんですから……」「ホントにバカやなお前は。その位の気持ちでお客さんを サポートしていたのか? お前が悪い!! 正確な決断を下せるように、 お前がご指導しなければならなかったんだ。 橋村課長を誤らせたのはお前の責任だ。 謝って来い……!」「…………」 「おまえ、この件は真剣勝負と言っていたよな?」「…………」「D社には悪いが、トラブルが起こるのは目に見えている……。 丁重に、説明の力不足を謝って来い!!」「部長、分かりました…………。 営業は物を売る事じゃなかったですね……。 スミマセン……。 お客様の利益を作り出すことでした。 私の失敗です…………。 これから、若いのと一緒にお会いして、力不足をお詫びし、 これからも、無償で助言する事をお約束してきます……」「よし!!頑張れ……というのもおかしいがきちんとしてこい」「部長、待って頂いているのにすみません。 大分、遅くなりますから……今日はお帰り下さい」「バカか……お前は。どうしようもないバカやな。 可愛い部下が大事な勝負をしているのに……帰れるか? 例の店でご馳走揃えて待ってるからな。 朝までには帰って来い。 ははははははっ…………」「…………はい!分かりました。(^。^) 出来るだけ早く戻ります」 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村====================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2023/04/12
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [13完] <Renewal> <前回>優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ[12]前田「……まっ昼間っから、それも会社の中でですよ……。 まさか、セックスの話ですか……? (ー_ー)」阿武「……と思うでしょう? (^。^) それがどうして、どうして……、お客さんによっては、 この種の話が好きで好きで堪らないという方も いますから……ご用心。 必要に応じて……又、自分の話術の実力に応じて 使い分けるって事でしょうかね。 これこそ、生兵法は怪我の元です……」 前田「……私、苦手ですねぇ……(^_^;)」阿武「前田さん、あなたは苦手に挑戦するタイプでしたよね。 ははははっ……(^-^)」前田「……ウッ!!」阿武「逆の見方をすれば、この話材でお客さんと話をするレベル というのは、相応の親密度といいますか、 信頼関係に基づくもののようですね。 相手の方だって、社の幹部が多いでしょうから、 そうとう深い人間関係にならないと、 まず出て来ない話題ですね……」前田「セクハラとの関係もありますよね。 ウーン、なるほど……。 まっ、私は『君子危うきに近寄らず』で参ります……」阿武「ははははっ、それはそれで良いかも……。 易しい話材では無いし『虎穴に入らずんば虎子を得ず』と いうレベルのものでもありませんからね……。 まっ、この手の話を好きな方が、出してこられたら、 『勉強します』って感じで聞き役に回れば良いでしょう。 ただ、相手の方があなたを相当に信頼されているという ことは、忘れないようにしなくっちゃね……」 前田「……ですね。はい、肝に銘じます!」阿武「最後の『仕事』は……、 仕事そのものについての軽い話題と言うことです。 ……相手のお仕事に興味を持っていればよく使える 話材でもあります。できたら、質問形式にして 教えを乞う……という姿勢が良いかと思います……」前田「分かりました……」阿武「………そして最後が……衣食住。衣食住に関わる色々な 話材を普段から準備しておくと良いでしょう」前田「……特に『食』に興味があります。最近、グルメ感覚の 話題が多いですよね……」阿武「……ナルホド……そうですね。『健康』との絡みも ありますし……ね。テレビでも、グルメ関連は、 多いですね。……只ね……この話材は注意が要ります」前田「えっ?」 阿武「『味』は思想・宗教等と同じです……」前田「……ああ、なるほど……。 極めて独自的というか個性的なんですね」阿武「押しつけがましい……のは、タブーです。 『あんな美味しいもの嫌いなんて……』等と、 バカな表現を、ついついしがちですからね……」前田「うーん、奥が深いなぁ………。 いやー、色々と……。 ………良い話を有難うございました」阿武「どう致しまして………、 そのカード、名刺入れにでも、 忍ばせて、時々見ながら使って下さい……。 『木戸に立ち掛けせし衣食住』という風に、 暗記してると良いでしょう」前田「ほんとに、オマジナイみたいだ……」 阿武「では、前田さん。新天地での健闘を祈りますよ。 また、お会いしましょう……では……」前田「ホントに、良い物を頂きました。 ありがとうございます。(^。^) 『キドニタチカケセシ衣食住』……(^-^)」 <完> 【長期の、ご愛読に感謝いたします。 誠にありがとうございました。】人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/12/29
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [12] <Renewal> <前回>優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ[11]前田「『ケ』は健康なんですね。 よく出会いがしらに『お元気ですか?』とか、 『お元気そうで……』って言いますから、 健康というキーワードは良く分かります……」阿武「最近はね、年輩の方は皆さん、けっこう生活習慣病に 関心がありますし……、食事制限などで減量を試みて おられるかただって多いですよね……」 前田「ああ……それは、凄く感じます……」阿武「……まぁ、この話材は、年輩のかたなら自然と 出てくるものと言ってもよいでしょうね……」前田「テレビの番組だって、健康をテーマにしたものが 多くなりましたよね。……コマーシャルも……」阿武「そうそう、面白い川柳を教えましょうか……。 かなり、古いヤツですがね……。(^-^) 『成人病 病院よりも みのもん太』はははっ……」前田「凄い、昔……人気でしたよね……。ははははっ……」阿武「高齢化社会がもっと進展していきますと、 益々顕著になるでしょうね。何でも『健康』って付けると 売れるような傾向さえあります。特に食品……ね」前田「ああ、それそれ……聞いた話ですが海水浴シーズンに、 浜辺で売れ残ったサンダルに『健康サンダル』って 銘を打ったら、たちまち売り切れたそうです」 阿武「……ほう、それは凄い。 ……で、何で健康に良いんですか……?」前田「いえね……、表面が少し凸凹していましてね足の裏を 刺激するって訳ですよ。……そんなつもりで出来た サンダルじゃーないらしいんですがね……。 単なる滑り止め……が、『健康』に化けるんです」阿武「ははははっ……、面白い話ですね。 でも、ウソでは無いんですよね。『環境』と云う字も 似たようなところがあって、商品にくっつけると、 流通し始めるらしいですよ。 『環境』とか『エコ』とかね……」前田「……なるほど、分かります」阿武「まっ、前田さん、……最近は、ダイエット名人の重役さん なんかも増えてますから『健康』は、けっこう出しやすい 話材かな……?」 前田「……ですね。阿武さん……それは良いとして次の『セ』 ですが、ビジネスの場でセックスの話題ですか……?」阿武「充分にあり得ますよ。これは諸刃の剣ですがね………。 俗にいう『落ちる話』レベルのものから近年では 精力剤情報とかね………(^。^)」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/12/26
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [11] <Renewal> <前回>優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ[10]前田「『カ』は……家族? ……ですか…………家族??」阿武「そう………家族ですよ! (^-^) 『キドニタチカケセシ衣食住(木戸に立ち掛けせし衣食住)』 も、六番目の話材……家族 まできましたね」前田「家族って……あのう……自分の家族ですよねぇ?」阿武「ええ、そうですよ。ふふふふっ……。(^_^ ) 今、前田さんが、ちょっと妙に感じられたように、 仕事の場で、家族の話題なんて……通常の感覚では、 ちょっと無い事ですよね……。あんまりありません」 前田「親しい友人や会社の同僚にだって家族のことは、 そう簡単に話すものではありませんもんねぇ……」阿武「ええ、だからこの話材は、相当近しい感覚を持った お客さんとの間で……ということになるでしょう……」前田「………ですよね。でなきゃ、ちょっとあり得ない……」阿武「しかしね、逆にそんな相手だったら、 人間関係もほぐれているし親しい訳ですから、あまり、 話題に困るということも無いわけです……」前田「そう言えばそうですねぇ……(^。^)」阿武「……だからこの話題は、 自分の喜怒哀楽の感情に素直な時に、 自然と出てくるものであった方が良いのでしょうね。 うまくはまると効果的な関係を作れます……」 前田「……と、言いますと?」阿武「ええ……例えば『どうしたんだ何時に無く元気無いな』 等と声をかけて頂く事なんかあるじゃないですか……」前田「ええ……まぁ……」阿武「そんな時、無理に隠さずに……、 父母の病気が気になっている事とか……、 子供の受験が気になっているとか……、 家族ではありませんが親友の家の不幸の話とか……、 ふと、もらしてしまうという感覚ですかね……。 わざわざ売り込む事でもありませんから………」前田「普通は隠したい事ですね。 お客様に……見破られたら、恥ずかしい位です。 心の動揺を見透かされるんですからね」阿武「だから、話材として決して作戦的に使うというものでは 無いと思います。 口に出す場合も、相手の気持の負担にならないように 話すことが大切で、くどいのは危険ですね……」 前田「本当に、相手と、タイミング……によりますねぇ……」阿武「まあ、お客様の家族と、自分の家族の共通点とか、 類似点とか、接触点とかの情報が入った時に さりげなく合わせてみるくらいが良いでしょう……」前田「結果良しに、こだわらない感覚が良いかな?」阿武「……ですね。他の例で言えば……、 お互いの子供の学校が一緒とか……、 父母の出身とお客さんの出身に類似点があるとか……、 家族の趣味や特技や、クラブ活動などに共通点があって、 お客様が、その事に強い関心を持っておられる 場合とか………」前田「ああ、ああ、そんなことはありそうですね。 お客様にも、自分の家族の事を積極的に話される方も ありますからね」阿武「以前に、ゴルフ場で歩きながらお客さんと話している時に たまたまその方の奥さんが関西だと分かりましてね。 我家も同じケースだったので、話が盛り上がって、 結果奥さんの事を詳しく知ることが出来た……ということ がありました。 それ以来その常務さんと、とても親しくなりましたよ」 前田「なるほど……よく分かります……。 ゴルフ場という、気持の良い自然空間の中では、 リラックスして、様々な柔らかい話題になるでしようね」阿武「……ゴルフ接待はね……奥が深いんですよ」前田「……ほとんど終日時間を取られ、効率は悪いですがね」阿武「あなたの言う……効率の悪さも、結構プラスになります。 なにしろ、特に具体的な用件があるわけでもないのに、 ほぼ、一日一緒にいるわけです。営業訪問時等のように、 向かい合ってるタイミングは、食事の時くらいで、 後は、勝手気ままな体制です。場合によっては、 行きと帰りは、狭い車中で一緒。飯も一緒、風呂も一緒。 ショット姿は、相手に対して後ろ向き。おまけに、 一応競技(勝負)ですから、けっこう本性も出てくる。 かなりの確率で、親しくなりますねーーー」前田「!! なるほど、そんな風には考えませんでした。 リラックスして、家族の話が出てくるかもしれませんね。 なるほど……。 他に、阿武さんは、この話材について、 どうやってこられました?」 阿武「……そうですね。私の場合は差支えない範囲で積極的に 話題に出しましたね。……というのも、若い頃に尊敬して いた或る社長さんからこんなことを言われたんですよ。 『家族の話題の少ない奴は、淋しく死ぬ』ってね。 これが妙に頭に残っていましてね……」前田「いや、でも、分かる様な気がします。 営業の場で話すかどうかは別として……」阿武「ははははっ……、私、淋しく死にたくないなぁって思って、 よく、話すようになりました。ははははっ……。 まあ、『カ』は、このくらいにしておきましよう…カ」前田「私は、この話材は不得手な感じがします。 『カ』につきましては『カー(車)』の話材でやらして 頂きます」阿武「おお……! ナイス、応用……です (^-^)」前田「阿武さん、……でっ? 次ですが……」阿武「はい、後はですねぇ。 『ケ』は健康のケで、 『セ』はセックスのセ、 『シ』は仕事のシです。 ………あとは、衣食住 ですからね……」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/12/22
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [10] <Renewal> <前回>優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ[9]阿武「ええ、そうです。 『人間関係のもつれは、必ずほぐれる』という 自信を持つ事こそが大切です……。 信じる事が大切……。 ………人間をね (^。^)」前田「…………(-.-)」阿武「一般的に……関係の修復ができないと言っている 人達が居ますねぇ。 彼らは、多分に急ぎ過ぎている場合が 多いと思いますねぇ……」前田「………ですかねぇ……」阿武「詐欺師などの社会的な犯罪者達は別として、 営業活動を悪意でやる事なんて無いでしょう……。 普通はね……。 良かれと思って、懸命にやった事で結果が 出ないわけでしょう? ……当然ね……」 前田「……まあ、そうですね……」阿武「知人の話材から起こってくるトラブルは、 おおよそ、ちょっとした感情的なものが 主ですから……」前田「……ナルホド」阿武「考えられないほどの、大損失につながるような事は 少ないと言って良いでしょうね……」前田「……ですかね……」阿武「たとえ、もつれても、あくまでも仕事ベースなんだし、 ……時間で洗い流すことは十分可能です……」前田「………ウーン」 阿武「まあ、人間相手の仕事は何事も信じる力が大切ですがね。 すくなくとも、10年は相手の方と付き合うつもりで 取組んだら、大抵の修復は大丈夫ですよ……」前田「待つわけですね……氷解を。……ウーン……10年」阿武「友人に、そういう奴がいます。 ……約10年近く誠意を尽くして許しを乞いました……。 相手の方の心の氷解を待ちました……辛抱強く……」前田「……で?………メデタシ、メデタシですか?」阿武「……勿論です。 今や、彼だけでなく、彼の部下も含めた、 営業マン二代にわたっての貴重なお客様になっています。 誠意は必ず通じます………」 前田「……凄いや……」阿武「なにも、私は、『10年かけろ』といっているわけでは ないので間違えないで下さいよ。(*^。^*) ……誠意を持って時間をかければ、人間関係の修復は 可能だから、臆病にならないように……ということです。 失敗を恐れないように……って事です」前田「……でも、結果として、修復できなかったら……?」阿武「前田さん……、それは、その時考えましょうよ……。 悔いが残らないほど誠意を尽くしていれば、 きっと、トラブルはトラブルでは無くなって いるでしょう……」前田「うーん、阿武さん、このテーマは奥深いですねぇ……。 慎重に、そして勇気を忘れないように取り組みます。 ………さて次の『カ』ですが」阿武「『カ』ですね。家族の……『カ』です。 (^-^)」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/12/19
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [9] <Renewal> <前回>優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ[8]阿武「そうです……『知人』です。その字の通り知っている人。 お客様との間で、お互いに共通の知人なんかがありますと、 つい、気持がほぐれるものですよね。 時によっては話も弾むものです……」前田「ウーン……阿武さん。 これは……しかし、逆もありますね……。 その共通の知人と相手の方との間柄が良くない場合は 大変でしょう……ねぇ……」阿武「そうそう、それはそうです……。流石だなて。 これは十分気をつけなければいけませんね………。 相手の方との関係の善し悪しを見極めてからにしないと、 危ないですね……」 前田「しかし阿武さん、難しいですよね……そこのところが」阿武「うーん……、そうですねぇ。 話題の主がお互いの会社以外の方だったら、 危ないと思った瞬間、ちょっと知ってる程度で、 詳しくは分かりませんという事で、 話を切ってしまえば良いのですが……。 問題は……訪問している会社の人の場合ですね……」前田「……です」阿武「……その会社で、相手の方より地位が上の人だからと 思って話題にした瞬間、白けるといったケースは 少なくありません……」前田「……諸刃の剣とは、この事ですね」阿武「だから、こっちから切り出すのには、 難易度の高い話材といえますね。 相手の方との関係が分かってからにするのが、 無難でしょう……ね」 前田「………私なんかは不器用だから、 あまり切り出さない方が良いみたい………」阿武「そんなに、ビビる必要はないですよ……。 ただ、準備が必要なことは確かです」前田「……準備ですか……」阿武「でもね、準備が必要なもの程、努力が必要ですから、 効果も期待できるという面も見逃せませんよ……」前田「準備って言われましてもねぇ………」阿武「他からの情報の収集ですよ……」前田「他っていいますと?」阿武「……ウン、差し支えのない範囲で、 他の企業の上層部の方と接触のある時に、 話題を出してみるんですよ……」 前田「えっ?……別の会社で、……ですか??」阿武「はい、そうです。 あなたの営業活動のお相手は、 大抵企業の上層部の方が多いですよね……確か……」前田「それって、A社で、B社の話をするってこと……?」阿武「はい」前田「そんな……えーーー? ……突然ですか?知らない人の話を……?」阿武「いやいや、まさか……それは無理です。(^。^) 色々とお話をしている時に……たまたま話が出る事って あるんじゃないですか?」前田「ええ……まぁ………?」 阿武「……例えばK電力の部長さんと話している時にですよ、 相手の方のお話の中に……もしかしてS銀行の話題が 出たりする事なんかあるじゃないですか?」前田「ああ……ええ、ええ、あります……そういう事ですね」阿武「それに『今、どんな会社回ってるの』って……、 相手が聞いて来られる場合だってあるでしょう……?」前田「ハイ、ハイ……」阿武「まあ、人様に関する話ですから、 無防備に他社の事を話すわけにはいかないでしょうが、 ……差支えない範囲で、気になっている会社の事を、 出してみたって良いじゃないですか?」前田「……ナルホド……うーーーん」阿武「そういう話題になった時にですよ……すかさず 『S銀行さんのM部長にお世話になっているんですよ。 ご存知ですか?』ってな具合に尋ねる事は できますよね。……さりげなく………ネ」 前田「……なるほど、……さらーっと……ですね」阿武「そうするとね、少なくとも四種類の情報のひとつが 得られることになります……」前田「四種類……?……フム……四種類ですか?」阿武「たまたま相手の方が、良くご存知の場合でね、 その上、良い関係を結んでおられるケースと、 ……お付き合いはあるけれども、 関係が余り良くないケース………」前田「……それから、あまり関係が深くなくて、 関係が良くも悪くも無いケース……ですね? ……もうひとつは?」阿武「ご存じないケース……ですよ……はははっ(^。^)」前田「あっ、そうか、……その時は空振りですね」阿武「いやいや、どうしてどうして、 内野安打位にはなるかもしれませんよ………」前田「安打……?」 阿武「例えばね『―――M部長は、存じ上げないが、 Y常務ならじっこんにして頂いてるよ……』 なんていう情報が貰えるかもしれない……」前田「……あっ、なるほど……」阿武「……ねっ、そして、まさかの事に、 そのY常務がM部長さんの上司だったりして、 ………はははっ」前田「……フーム………ナルホド~~」阿武「………よくご存知の場合だと、プラス・マイナスに 関わらず、情報は得られる事になりますね」前田「ウーン……どうせなら、プラスの時が良いですね。 やっぱり………」阿武「いやいやどうして……、マイナスの時だって決して 捨てたもんじゃありませんよ。 『あの部長相手じゃ……君も色々大変だろう?』 なんて、同情して頂いたりして…ネ」 前田「ええっ………、まさか……」阿武「……でもね、大切な事は、 そんな時決して一緒になって悪口を言わない事です。 ……それから、安易に肯か無いことが大切だね………。 『仕事ですから……』とか 『――随分、鍛えて頂いています……』 位にしてね……」前田「……『いえいえ結構良い部長ですよ』は……ダメ?」阿武「ははははっ……、ダメ、ダメ、ダメ……避けましょう」前田「……事実であっても……デスネ……」阿武「……そう、要らぬ反論は不要です。 それぞれの価値観ですからね……。 お客様と議論をしようと言う話ではありませんからね。 情報を頂ければ、それがその方の主観であっても、 十分参考に出来るものです……」前田「うわー……ヤバイなぁーーー。 どっちにしても、私、 一緒に乗っちゃいそう……ですよ……」 阿武「それは、ダメ、ダメ……。……わかりますね。 うっかり誉めたりしてごらんなさい。 相手が気分を壊される可能性が大きいから……、 もう、ワタシャ知りませんよ(^-^)」前田「………」阿武「さりげなく対応して、できるだけ早く話題を 切りかえるのが賢明でしょう……ふふふふっ……」前田「阿武さん、こういうアプローチは、営業に熟練して から使った方が良いみたいですね。 俗に言う『生兵法は怪我の元』っていうか…、 取り返しのつかないことになりそうです……」阿武「うん、営業に熟練というより『人生に自信』かな? まあ………『虎穴に入らずんば虎子を得ず』とも 言いますから………ある種、勇気も必要かな……」 前田「……うーん、……人間関係のヒダの様なものが理解 できているレベルでないと……危険ですね………」阿武「はははっ……危険とまで言うのはオーバーかな……。 ねぇ前田さん……、人は何事につけても失敗を 繰り返しながら成長していくものだから、あんまり、 臆病になっても前に進めませんよ……」前田「………ええ、しかしねぇ……」阿武「まあ、営業マンは会社の代表でもありますから、 何でもかんでも、自己流っていうかマイペースという わけにはいかないでしょうね。 会社の利益も大切ですからね………。 その時の営業のステータスとか、 規模に応じて使い分けていったらどうですか? ……最初の内はね」前田「うーん。……ですね」 阿武「………ただ、基本的にはね、もつれた人間関係は、 自分に誠意さえあれば、必ず修復できるという自信 だけは失わないようにしたほうが良いですね………」前田「……でしょうか?」阿武「うん、……中には『覆水盆に帰らず』っていうような ケースもあるでしょうが………それは、むしろ希で、 大抵は、時間さえかければ何とかなるものです」前田「……ですかね?」阿武「……但し、自分に悪意さえ無ければ……ね」前田「悪意……ですか…………?」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/12/15
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [8] <Renewal> <前回>優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ[7]前田「『木戸に立ち掛けせし衣食住』の四番目の『タ』は、 旅の『タ』……ですか、旅行ですね……。 ……旅行か……。 結構好きな方が多いんでしょうねェ。 海外旅行とか……」阿武「そうですね。 ……この話題は好きな方に絞って出した方が効果的かな? 旅行に興味のない人は、殆んど乗ってきませんから……」 前田「うーん、……と言われましても、……ですね。 お客様が、旅に興味をお持ちかどうか? ……ちょっと、分かりませんよぅ………」阿武「そうですねぇ……確かにねぇ……(-_-) ……と言ってしまえば、それ迄ですね。(;一_一) 前田さん、前田さんは営業のプロなんだから、 そこが工夫のしどころなんじゃないですか……(^-^)」前田「……来たーーーー(>_<)・・・・・」阿武「ははははっ……、まぁ、社内旅行みたいな話題から 解きほぐしていきますかね」前田「……! ……なるほど自分の会社でもいいし、 お客様の場合でも差し障りの少ない話材になりますね。 ……メチャクチャ羽目を外した話題とか……」 阿武「はははははっ……、それも、程々が良いでしょうね。 社内旅行も、近年、あまりやらなくなりましたね……。 テレビの旅番組みたいなものから誘導して、 興味の度合いを計るってのも、 良いかもしれません………」前田「……旅番組って?昔やってた水戸黄門とか…?」阿武「ははははっ、前田さん……、ははははっ……、 ユーモアありますね。その調子なら大丈夫でしょう……。 確かに『水戸黄門』って……旅番組でもありますね」前田「……でしょう……? (^-^)」 阿武「昔はですね『水戸黄門漫遊記』ともいって、 まさに、旅もの映画だったんですよ……。 最近は、往年の歌手とか、お笑い芸人とかが、 地方巡りや、歴史探訪などの旅番組をやっていますね」前田「へぇーー、そうなんですか? 阿武さん……海外旅行って、けっこう自慢話に近くなる 場合が多いんでしょうね………。 まぁ、黙って聞いていれば楽ですけど……」阿武「そうですねぇ……。人によりますが……、 自慢したくなる人が多いでしょうね。 人によってはそんなに、しょっちゅう行く所でもないし ……ある意味、夢が叶ったような面もありますからね」前田「……使うお金だって、半端じゃありませんし……」 阿武「特に、年配の方はね……。 若い方はけっこう気軽に行く時代になりましたね。 でも、前田さん、黙って聞いてちゃいけませんよ。 羨ましそうに、自分も行きたいなぁっていう気になって、 ………聞かなくちゃー……。素直に……。 そうすりゃー顔もそんな顔になってきます。 自慢する方も満足です。羨ましがられたいんだから……」前田「私……海外旅行に……あんまり魅力感じ無くて……。 まぁ……スイスとかだったら、マジにそんな顔に なりそうですけど………ふふふっ……」阿武「はははっ……そうですか。 まっ、この話題はわざわざ用意して持っていくと いうよりは、その場の雰囲気に応じて出す、 という様な事でしょうかね……」 前田「……でも、土産なんかは、準備が必要ですよね……」阿武「……なるほど、なるほど、そうですね。 旅と土産は、縁深いものですもんね。 しかし、これも深く考えると、悩ましくなります……」前田「……やっぱ、小物が無難ですか?」阿武「ウーン……、接待費等使ってない、見るからに、 プライベートに買ってきたというレベルが、貰う方も 受け取り易いですね。ちょっと、気の利いた、 お洒落感覚の小物でしょう……」前田「……千円前後ですか……?」阿武「金額はこだわりませんが……まぁ、そんな所でしょう。 あくまで、プライベート感覚で渡すんですから……」前田「……珍しい物とかが良いでしょうね」 阿武「そうね、物理的価値よりも、情報的価値とでも言い ますかね……。俗に言うウンチクのあるものとかね。 ……心理的には、旅先で自分の事を思い出してくれた という事だけでも相当に嬉しいものですからね……」前田「違和感無く渡せる様になるには、 それなりのおつき合いが必要ですね……」阿武「それは言えます。 だから、ちょっとしたお礼気分を絡めると良いですよ。 いつも無理に時間を空けて貰っているとか……、 約束の時間に遅れた事があるとかだったら、 お詫びを一言添えて渡すと『いいよ、いいよ……』と 言いながら受け取り易いですね。 ………ちゃんとわきまえてるなという認識も 持って貰えます……」 前田「……営業って、何でも材料として活かせるんですね。 たとえ、失敗でも……」阿武「……営業……究極は……人情ですから」前田「うーん。……人情……<`~´>……か」阿武「……では『チ』に進みましょう。 『チ』はね、知人のチです……」前田「知人ですか……? (゜_゜>)」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/12/12
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [7] <Renewal> <前回>優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ[6])前田「『小さな親切有難う』っていうタイプの方だったら、 その情報をたとえ先にご存知であったとしても、 『我社の事を気にかけてくれて有難う』って感じに なりますもんね……。 こっちとしては、やや恥ずかしいですが……(^_^;)」阿武「そういう事ですね。 ……まあ、営業に限った事ではなく、 『部下の管理』をとってみても……、 人と人とが接触する場合の、最も大切な事のひとつは、 相手をよく理解して対応する事ですよね……」 前田「ええ……確かに……」阿武「……まあ、当然といえば、当然のことですがね……。 営業の仕事の場合は、ひとつ間違うと取り返しのつかない 事になったりします……」前田「『おっ!これだ。良いものを見つけた!!』っと思って、 ニュース記事を持って行ってですよ。 『ああ、それ…、それなら別ルートから一週間前に 情報入手してるよ』なんて事になるとガックリきます。 ……スミマセンと言って引っ込める時の辛さ……。 あ~~あ……哀れです(^_^;)」阿武「ええっ?……またまた、それは、もったいない……」前田「えっ?もったいない? ……じゃーどうするんですか?」 阿武「前田さん……普通に考えましょうよ。普通にねっ……。 そんな時、あなた素直にどう感じますか? ………あなただって、一生懸命探し出して、 そして、けっこう早くて新しい情報と思って 持って行ったんじゃないんですか……?」前田「それは当然ですよ。 まさに、ホットニュースのつもりですよ……」阿武「でしょう?……で、……正直言って、 相手の方をどう感じますか……?」前田「いやー、さすがだな……。 情報が早い……、さすがにプロだなーって思いましたよ。 やっぱ違うなぁって……」 阿武「……でしよう?……ですよね。 そこです!! その感動の気持……、そのあなたの新鮮な気持ちを、 そのまま相手の方にぶっつけなくっちゃ、 もったいないですよ……(^-^)」前田「うっ!」阿武「これはゴマスリでもなければ、わざとでもない。 作り事ではないでしょう? ……真心から相手に尊敬の念を伝えられる素晴らしい チャンスじゃないですか? ……ねっ、前田さん」前田「うーーーん……ナルホド……」阿武「これは、凄いや、さすがにプロだなぁ~、と……、 素直に思うのであれば、どうも差し出がましい事をして しまってスミマセンって……、 これまた素直に謝る事も出来ますよね……」 前田「……素直に……デスネ。 ……素直に」阿武「そう……素直に……。(^。^) 第一ねぇ、それで、その資料をすぐに引っ込めてしまう なんていうのは、そりゃー無いですよ……。 いかにも、中身を真剣に読んでいない証拠みたいな もんじゃないですか………」前田「…うっ………鋭い!」阿武「……お節介を詫びたら、記事の中身について、ひとつや 二つは質問したいですねぇ……。 『素人だもんでここの所が、良く理解できないんです。 ぜひ教えて下さい』 といった具合にね……」 前田「……そうかぁ…………。 そーーーか、チャンスでもあるんだ……(^。^)」阿武「……誰しも、自分の仕事や専門分野に興味を持ってもらう 事は嬉しいものです。 きっと、喜んで教えて頂けると思いますよ……。 それでこちらだって勉強になるし……、 言う事無しじゃないですか……」前田「………なま半可な読み方をしていて、 呆れられる様な質問すると逆効果かな…………?」阿武「まっ、門外漢ですから仕方無い面もありますがね……。 ……一番恐いのは、形式的にお付き合いして、 それを先方から見破られる事ですよね……」 前田「………お客さんの仕事の中身を少しでも理解できたら、 それは、そのまま、その方のご苦労も分かるって 事ですもんね………」阿武「ふふふふっ……おでん屋のママさんみたいに、 なってきましたよ……ふふふふっ (^。^)」前田「お客様を理解できるチャンスでもあるんだ…………」阿武「そうそう、全くその通りです……。 さっきも言ったように、実務に入る前の会話というのは 相撲の仕切りと一緒で、先ず気を合わせる事が 大切ですからね………。 相手の方を理解するという事が、その原点になるのは 当然の事ですね………」 前田「………自分の上司との関係だって、 似たような事が言えるなぁ………あっ、下の者とも、 一緒だ………」阿武「ねっ、そうでしょう………対人関係の基本は、 何事も共通しているんですよ………」前田「フム………。………深いですね…………。 うーーーーん。 …………では。 次の『タ』に進んで頂きましょうか?」阿武「はいはい…………。『タ』はですね……。 ……旅のタです。(^v^)」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/12/08
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [6] <Renewal> <前回>優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ[5])阿武「ふーん、それはたいしたママさんですねぇ……。 もともと知的な方なのかなぁ……?」前田「優しくて控えめで、温かい……完全におでん屋の 『ザ・女将さん』なんですけどね。(^-^) ……どうも、以前は或る大手企業に勤めてたらしいという 噂は、聞いた事がありますが………」阿武「なるほど……」 前田「つまり……、とあるお客さんがですよ……、 『最近xxの仕事で忙しくってねぇ……』なんて、 言われる訳ですよね。 すると……そのママさん、xxが何の事なのか、 大まかに分かるってわけですよ。 プロだなあって思いましたよ……。 もちろん私には、xxの意味は分かりません……」阿武「……うーん、プロですねぇ。 決して自分から話し掛ける為に、勉強されている訳では ないという所が凄いじゃないですか……」前田「……ねっ、凄いでしょう。 ……プロです」阿武「けっこう、はやってる店なんじゃないですか?」 前田「それはもう、いつも、常連さんで一杯ですよ。 食べ物が中心の店ですから、回転も速くて、 なかなかの店です。 ……ママのそういう面を知っているのは、 偶然遭遇した僕くらいのもんですけどね……。 ママさんに固く口止めされました。 恥ずかしいからって……」阿武「味のある話ですねぇ。 顧客対応とは、かくありたいですね……」前田「ホント………奥が深いですよね……。 あっ、私ばっかり喋ってしまいました。 スミマセン……。話を進めて下さい」阿武「はい、分かりました。 お客様への情報のサービスという面では、 よくやられる方法に、 お客様に関連ありそうな記事等を、 コピーしてお届けするってのがありますね……」 前田「……あります、あります」阿武「最近は、電子メールが発達しましたが、これはやっぱり 先方に持参して、フェイス TO フェイスの機会を作る 為に利用するのが良いでしょうね……」前田「ええ、ええ、比較的簡易に出来る訪問方法なんで 私の先輩もよくやってるんですが、 ………失敗も多い様です……」阿武「……ん?……と、いいますと……?」前田「はい、相手の方ってその道の専門家じゃないですか……。 それはもう良く勉強されているし、情報を取られる タイミングも早い訳ですよ……」 阿武「……ああ、ああ、なるほど、持って行ったのは良いけど、 相手は既にご存知だったって事ですね。……でもね、 大抵の場合は『当然ご存知だと思いますが……』と言って 渡しますがね……」前田「それは、当然そうなんですが、こう………何と言うか、 ……プライドの強いお客様なんかが 『当然知ってるワイ、大きなお世話だ』って感じに なったりするんですよ………」阿武「……ああー、相手を間違えちゃった……のか。 これは、重要なチェックポイントですよね。 ……少なくとも『小さな親切有難う』っていうタイプ の方に絞らなければ……ね」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/12/05
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [5] <Renewal> <前回>優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ[4])前田「阿武さん、次の『ニ』ってのは、何ですか……?」阿武「ああ『ニ』ですね……、これはニュースの『ニ』です」前田「ああ、ニュースですか。これは分かりやすいです。 様々な事件とか事故とか、又、政治面・経済面とかの ニュースなんかですね……。情報といっても良いかな?」阿武「まっ、そういうこと……(^-^) 幅広く『情報』と言っても良いでしょう……様々な……」前田「阿武さん、私、この話材が一番かと思ってましたよ」阿武「えっ……? ……ああ、なるほど、気候や道楽の話題に比べて、 話題の重要度が高いと思ったわけですね……」 前田「ええ、直感的に……」阿武「理知的に捉えると、確かに前田さんの言う様になるかも しれませんね……。 このアイデアを考えた人は、『気を合わせる』という事に 重きをおいて、多分に感覚的な面を 意識したのでしょうね……」前田「なるほど……わかります。 時候の挨拶がトップなので、老若男女を問わず、 なに人と言えども、自然に入っていけるな……とは、 思いました」阿武「ニュースも、さっきあなたが言われた新聞掲載の 事件や、政治・経済情報などのジャンルの他に 文化・スポーツ関係もありますね」 前田「はい、ミュージックCDの売上とか……、 世界的なアーティストの来日とか……、 スポーツ行事各種……」阿武「相手の方の好みに合わせて、話題を出すと、 もっと効果的でしようね。 ……カラオケ好きの年輩の方には、 最近のヒット情報とか、……はははっ……(^-^)」前田「有名人の訃報とか、犯罪事件なんかも………」阿武「まぁ、新聞をよく読んだりテレビのニュースや、 インターネットを通じて、情報を仕入れておくことです。 暗いニュースは、その時の営業の状況によっては 避けた方がよい場合がありますね……」前田「以前に、大先輩から聞いた話ですが、 当時のY乳業の不祥事について話を出したら、 相手の部長さんの親戚の人が、Y社の上層部の人だった ……とかで、ちょっとドキッとした事があったそうです」 阿武「そうそう、そういう事もありますからね。 あまり良くない話は、相手が切り出されてからにした方が 良い事も多いですね……」前田「新聞・雑誌の情報といえば、行きつけのおでん屋の ママさんに凄い人がいましてね……」阿武「ほう………?」前田「開店前の時間に接待の関連で飲んだ、ツケを払いに 行った事があるんですよ。 そしたら、丁度、本屋さんが配達に来てましてね」阿武「本屋さん………?」前田「ええ、ウチの事務所にも配達してくれる本屋なんです。 カウンターに置いてある雑誌を見て、ちょっと違和感が ありましてね……」 阿武「ほう………、どうして?」前田「それがですね『エコノミスト』とか『財界九州』 後は、設備技術関係の何とかいう、科学技術的な 月刊誌が2、3冊……、後は、経営関連の月刊誌 だったんです……」阿武「ほう………? 確かにおでん屋さんのカウンターでは、 ちょっと珍しい物かもしれませんね……」前田「ええ、それで、帰り際に聞いてみたんですよ。 旦那さんは、技術関係の方ですかって………。 ご主人に頼まれているものと思ったんで………」阿武「おっ……なるほど」 前田「そしたら、ウチには旦那は居ないけど、 お店の旦那様の大半が、近所の設備技術研究センターの お偉いさんだからって……いう答えなんですよ。 ……びっくりしました」阿武「……ママさんは独身だったんですね。(^-^) ……で、その研究センターのお客さんが店で読むわけだ。 独りで来られた時なんかに………ね」前田「いえいえ、違うんです。 ママが読むんですって………」阿武「えっ?そんな専門書……意味が分からないんじゃない? ちょっと、失礼な言い方だけど……」前田「ええ……、そう思ったんですけど、 失礼だから言いませんでした。言えませんよね…(^_^;)」 阿武「何なんでしょうねぇ……?」前田「ママさんが言うにはですね……、 ……あくまでもママさんの言葉ですよ……」阿武「フンフン……」前田「『自分はバカだけど、大切なお客様の仕事位には 興味を持ってないと失礼ですもんねぇ。ほほほっ……』 ……ですって……」阿武「………ほうー (゜_゜>)」前田「………そして、もう一つ……、 『お客さんが話される言葉の百万分の一でも理解したい ですもんねえ……』って言われたんですよ……」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/12/01
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [4] <Renewal> <前回>優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ[3])阿武「前田さん、乗って来ましたね。ふふふふっ(^。^) さて……では次にいきましょうかね。 次は「キ・ド・ニ・タ・チ・カ・ケ・セ・シ・衣食住」の 『ド』ですね。…………これは道楽のドです。 この逆が……昨今のIT界で流行っていますね?」前田「えっ…………?……逆?」 阿武「道楽の逆……つまり、ドウラクの逆……クラウドです。 ははははははっ……(^u^)」前田「またまた、阿武さん……何かと思えば……(^○^)」阿武「ふふふふっ……、楽しくいきましょう。(^-^) 道楽は今風にいえば趣味とでも言いましょうかね……?」前田「ナルホド……『キ……気候』の次は『ド……道楽』 趣味に関する話題……と言う訳ですね」阿武「そうです。 最近の趣味の話題のポイントは何といっても ゴルフでしょうねぇ。 営業の場での趣味に関する話題の70%以上は ゴルフ関係とも言われています」前田「……まだまだ男性社会ですからね……」 阿武「どうしてどうして……、 女性だって会社で上役になってくると、 ゴルフをやっている方が多いんですよ。 健康的なお付き合いの手段ですからね」前田「そう言われてみればそうですね。女性も、宴席よりは、 ゴルフの方が、付き合いやすいですね……」阿武「そしてね、傑作なことにゴルフの話題の、80%以上は、 自慢話とも言われていますから心しておく必要が ありますよ。ははははっ……」前田「自慢話……? そうなんですか?最近のトーナメントの話題や、 応援している選手の話ばっかりかと思ってました……」阿武「……当然、そういった活躍しているプレイヤーの話も ありましょうが……、やはり、何と言っても 皆さんは、自分自身がプレーヤーですから……ね」 前田「そうなんですか? ……お客様が、陽に焼けておられて、 左手の甲が白い場合は要注意ですね…ははははっ……」阿武「そう、レフティの方は、右手ですね……。ふふふっ……。 特にね、有名なゴルフの達人っておられますよね。 ……つまり、自他共にうまいと認められている様な 方については要注意です。ゴルフの話題を出さないと、 失礼になる位の、重たい意味があります。 情報を集めておく必要もあります」前田「へぇぇぇぇ~~~、そうなんですか……? 自分も、ある程度やってないといけませんね。 耳学問だけでは、とても話を合わせられないでしょう?」阿武「うーん、やっているにこした事はありませんが……、 やってない場合は仕方ありませんから……、 勉強するしかありませんね……。 よく自慢をされるお客様には、聞き上手の方が良い場合も ありますよ」 前田「大事なお客様に、ゴルフ狂の方がおられたりすると、 結構大変だな。 ……僕はゴルフやりませんから………」阿武「うーーーん……。まあ、ボチボチ頑張って下さい。 旺盛な好奇心と興味さえ持っていれば大丈夫です。 ………他には、釣りや、ドライブ、カラオケ、テニス、 盆栽等々いっぱい趣味の領域はあります……。 最近はパソコンやインターネットも、趣味的な言い方を するようになってきましたね……」前田「……プロ野球なんかはどうでしょう?」阿武「………うーん、相手を選んだ方が良いでしようね。 人によっては、その方が、どの球団のファンかを 知っておかないと大変な事になる場合もありますよ」前田「熱狂的ファンもあるし、巨人ファンとか、アンチ巨人 とか、色々とややこしい側面もありますからね……」 阿武「そうそう、結構ややこしいんですよ。 ……だから、それなりの情報が必要ですね」前田「………情報……?」阿武「ええ、……お客様の会社で親しくなった方に、 周辺の上司の方々の状況を聞いておくと良いでしょう。 特に、勝ち負けにこだわるタイプの方は要注意ですね」前田「あーあ、煩わしいなぁ……………ふぅ (ー_ー)」阿武「えっ? 煩わしい? ……営業を志願していて……? それを言うなら色々と工夫の余地があって 面白いなぁ、……でしょう?」 前田「あっやー……一本取られました。 いけない、いけない。そうでしたね………反省……」阿武「ふふふふっ……猿になりましたね。はははっ(^○^) 昔からですね、営業活動時に、宗教と政治の話はするな と言われています。信教の自由、思想の自由は基本的 人権ですし、結構、信念に近いものですからね……。 私は、最近、相手によっては。プロ野球や、サッカー の話題なんかも、これに近い場合があると思ってます。 色々な状況を把握するまでは、避けた方が良い話材 でしょうねぇ……」前田「そうですね。気をつけましょう。 逆にいえば、うまくはまった場合は 効果抜群なんでしょうけどね………」阿武「……! まさに、その通り……。 前田さん分かってますねぇ……(^。^)」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/11/28
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [3] <Renewal> <前回>優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ[2])前田「真夏であれば、 さしづめ『毎日熱いですねぇー』ですかね……。 そういえば、公式の会合などの挨拶の冒頭にも よく使われますねぇ。 本日は晴天に恵まれまして云々とか、 お足もとのお悪い中……とか……」阿武「そうそう、本格的な話や、会話を始める際のいわば 前置詞的な例としては極めて一般的ですね……。 落語とか、講談なんかでも『まくら』ってのが、 ありますね。(^-^) 慌てふためき焦って、対峙するなり本題に入ったり すると『突然やって来て藪から棒に何ですか……』 ……なんて、言われかねませんよね」前田「……ナルホド……そうですね。 間合い……が、要りますね…………」阿武「あとは、時と場所に応じて、色々と工夫をして、 『台風の被害はありませんでしたか?』……だとか、 『この暑さで何人か倒れたそうですね』とか……」前田「『どうも、これだけ雨が降らないと水不足の心配が 出てきているみたいですね』だとか…ですね(^-^)」阿武「そうそう、その日、その時の状況に応じて 脹らませて下さい……。気候は、自然でもあります。 太陽や、月や、星の話材も、時を得ておれば……、 良いものになるでしょう」 前田「なるほど、毎日の新聞とかも、そういう視点で読んで おくという事ですね? そうすると言葉が豊富になる……」阿武「前田さん、あなたとても良いセンスしてますねぇーー」前田「……えっ?」阿武「私が、やる事のイメージを話したら、 あなたは、もう、準備のイメージに入ってる……。 それはとても大切な事なんです」前田「…!!」阿武「……もう少し話を進めますとね……、 これは、この後説明するすべてのキーワードについて 言える事なんですが………………。 お客様と対峙した時に、こちらサイドから無理して、 話のイニシァティブを取ろうと頑張らないことも 大切なことなんです」前田「……!!」阿武「……話がうまく噛み合わなかった場合なんかに、 かえって引っかかってしまって、 話材が枯渇してしまいかねませんからね……」 前田「はぁ~~……そうは言われてもですねぇ……。 一対一で座っている場合なんか、 こっちがリードしないと座が白けて しまいかねませんよ……」阿武「ええ……確かにそういう場合もあります……ね。 まっ……相手の方にもよりますがね……。 ……できるだけお客様に喋って頂く工夫をすると良い でしょうね。 言い換えれば聞き上手になるということかな………」前田「聞き上手……デスカ?……難しいですね (ー_ー)」阿武「前田さん、勘違いしないで下さいよ。 こっちが営業を仕掛けに行っている訳ですから、 当然、本題に入ったら積極的に話す必要がありますよ。 当たり前ですね……。(^-^) ……ただ、本題に入る前の会話というのは、 例えていえば『相撲の仕切り』の様なものですからね。 『気を合わせる……』のが、最も大切になりますね」前田「……相撲の仕切り……ですか。 あれは気を合わせているんですね」阿武「昔……、相撲もラジオで実況放送してましたけど、 『気、合わずして仕切り直し……』ってのは、 アナウンサーの定番セリフでしたよ。 なんせ、制限時間なんてありませんでしたからね」 前田「ええっ!!仕切りの制限時間ってなかったんですか?」阿武「そうそう、お互いの闘う気持ちが一致してから、 立つってのが、相撲の基本でしたからね。 審判が……相撲の場合は行事さんですが……ゲームの スタートを宣言しない武道やスポーツって、 他には無いのじゃないかなーーー」前田「そう言われれば……そうですね。 『ハイ!始め!』とか言いませんね。 そうすると、中々気の合わない場合なんか、 延々と続いたんですね…………」阿武「ははははっ……もちろんです。 お客様との関係と似てるでしょう……? ははははっ……(^。^)」前田「……お客様があまり、喋られない場合とかは……」阿武「そうですね……。 反応も薄い……とかね……。 そんな場合は誰でも苦労しますよね…………。 まぁ、出来るだけ、こっちの話を質問形式にしていくと いう事でしょうかね……。 相撲でも、相手があんまり立たない場合なんか 眼や動作でけしかけていましたよ」 前田「……質問形式…?………尋ねるわけですか?」阿武「ええ『今朝は通勤時の雨、凄かったですねぇ。 お陰で、びしょ濡れになってしまいまして……』 なんて先に言うんじゃなくて『今朝は通勤時大雨でしたが 課長さん大丈夫でしたか?』等と、問いかけると 良いんじゃないでしょうか……」前田「あっ、なるほど」阿武「……すると、場合によっては、今朝の通勤時の大奮戦 の話が聞けるかもしれないし……、 また、課長さんのお住まいや、通勤手段などを知る事も できるかもしれませんよね……副産物として……」前田「ふーん、そういうことですね。 ……なるほど……。 それで『ハイ』とか『イイエ』とかしか、 返されないような、そんな場合には、 こっちから少し話を出すか、早急に本題に入るように 進めるかでしょうね………」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/11/24
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [2] <Renewal> <前回>優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ[1])阿武「ああ、丁度良かった……前田さん、取りあえずこれは、 私からの、栄転へのはなむけです」前田「えっ?阿武さんからぁ…… (^。^) 感激!!! ありがとうございまーす……。 ん……?……カード?」阿武「ええ、そこに印刷されている事、読んでみて下さい」前田「…… キ ド ニ タ チ カ ケ セ シ 衣 食 住……??」 阿武「そう……そうです。 (^。^) 名刺入れにでも忍ばせて使って頂けると嬉しいです……。 内容は今から説明しますけど…… 『木戸に立ち掛けせし衣食住』という風に 覚えて頂けると良いですよ……(^○^)」前田「阿武さん……なんかまるで、オマジナイみたいですね?」阿武「これはね、昔、或る営業のベテランが考え出したもので、 お客様との話題、話材のキーワードなんです……」前田「……話題の……?」阿武「そう……営業担当の人って、どうしても様々なお客様と、 話をするチャンスが多いですよね。 話す事が仕事の半分以上かもしれない……」 前田「ええ、特に私のような販売営業の場合は、 お客様の巾も広くて、多種多彩な方々とお話しを しなければならないようです……」阿武「客先を訪問して、仕事の話に入るわけでしょうが……、 よっぽど急いでいる時以外は、いきなり仕事の話には 入らないじゃないですか……」前田「……それはそうですね。 むしろ、こっちに時間の無い時なんか 『早速ですが……』って、わざわざ前置きして 内諾を得てから、 仕事の話に入る位ですから……ね」阿武「そうそう、そうですね。 (^。^) 我が国の商習慣では特にその辺りに、 なかなか無視できない重みがあります。 ビジネスの話に入る前…………、言ってみれば、 ウォーミングアップ的な会話の時なんかに、 このカードに書いてある事をキーワードのヒントとして 活用して下さい。 ……けっこうイケますよ」 前田「確かに……営業の時間的な効率からみますと、 無駄な会話の様にも感じられるんですが……。 信用とか信頼、親しみの醸成といった視点からは、 けっこう大切な時間なんですよね……」阿武「取り扱う商品にもよりますがね……。 その商品の働きや性能を、説明して理解頂くのに かなりの時間を取られる様なもの……、つまり、 お客さんにとって難しい商品、或いは非常に高額の物、 はたまたアフターフォローが重要な鍵になるような物。 そういうものは、商品というより、 その前に、販売会社や人物をチェックされるんです……」前田「……ホント、そうですね。 阿武さん……これ有り難いです。 けっこう、相手によって話を切らさないように しなければとか、何から話し始めようかなんて 戸惑うもんなんです……」 阿武「……ですよね。そんな時少しは助けになると思います。 会話として、比較的よく話される順番に 整理してあります。 営業活動以外でも、お互いの人間関係を円滑にする 助けになると思いますよ……(^-^)」前田「えーと、阿武さん、でも、これ、意味が…………?」阿武「あっ!失礼、失礼。説明しましょう。 ……まず、トップの『キ』は、気候のキです。 時候の挨拶という言葉があるように、もっとも ナチュラルな話材です。 つまり『良いお天気ですねぇ……』……とか、 『よく雨が続きますねぇ……』……とかね……」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/11/21
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [1] <Renewal>前田「こんにちは!! 阿武さん聞いて下さい! このたび念願の営業担当になりました!! (^。^)」阿武「(^。^) やぁ、こんにちわ。 ……らしいですねぇー。前田さん! 希望が叶って良かったですねー。頑張ってね!!」前田「はい!ありがとうございます (^_^) 頑張ります!」阿武「……しかし前田さん……あなたのその言葉使い……、 いつもながら清々しくて、なーんか良いですねぇ……。 営業の仕事には持って来いですよ……」前田「えっ……? (゜-゜ ) ……何が? (゜_゜ ) ……何でしょう?」阿武「いやー……、私もちょくちょく御社に出入りさせて貰って いますけどね。大抵こんな場合はね……、 営業に替えられたとか……、飛ばされたとかって表現を 使うじゃないですか?……人事異動の事を……ね」 前田「あっ、なるほど……そういうことですか……。(^。^) でも……私の場合は希望が叶ったんですから……。 そのまんまなんですよ(^.^)」阿武「それは、確かにそうなんでしょうが……。 やっぱりあなたの考え方っていうか、 姿勢の良さもあると思うなあ……。いつも前向きだもん……」前田「うーん……そんなもんですかねぇ……。 僕には当たり前の事ですけど……ね」阿武「御社の中を、あっちこっち動いていますとね、 色々な方の異動の話に接する事が多いんですよ。 でも、そんな場合に、前田さんみたいに 『何々担当になりました』っていう言い方をする人は 少ないですよ。 ほとんどいないと言ってもいいです……」 前田「だって、なりましたから……ね。 ふふふふっ……。 『そのまんま前田』です。 ははははっ……(^。^)」阿武「ははははっ……面白い。 前田さん、しつこいようですが、 厳密に言うと企業の中での話ですから、 営業部門への異動を命ぜられたんでしょう?」前田「はい、理屈っぽく言えば、それはそうなんですけどね。 しかし自分の仕事ですからねぇ……、 いちいち命令されたって言うのも、 ……なんかこう逆にピンときませんよねぇー……(-.-)」 阿武「……ウン、前田さんはそこが清々しいんだな。 私は好きですねぇ。 生き方に主体性を感じるじゃないですか。 ……飛ばされたなんていう言い方は操り人形みたいだし 嫌々異動した感じが……アリアリですもんね……」前田「ははははっ……いつもの阿武さん流の 『嫌ならば辞め給え』ですか? ……ははははっ……」阿武「いや、そこ迄言うつもりはありませんが………(^_^;)」前田「みんな、言い方が習慣になってるって所もあるんです けどね。まぁ……中には嫌々ながらって人もいます。 ……実際はね。 異動にも色々な形がありますから、 すべてが希望通りという訳にはいきません………」阿武「企業ですからね………。 みんなが満足ってのは、難しいでしょうね。 しかし、一度受諾したからには前田さんのように 清々しくあった方が、本人の精神衛生の為にも、 また友人や家族にとっても良いと思いますがね……」 前田「……確かに……。 ……でも人それぞれ事情もあるし性格だって、 違いますから……ね」阿武「確かにそうですね……。 会社の中で気持ち良く生きる、 ……或いはより良く生きて行くって……、 結局、自分の性格との戦いかもしれませんね」前田「……!」阿武「……そういった事が、前田さんは無理なくごく自然に できていて、素晴らしいと思いますよ……。 まさに営業という仕事に向いた、 姿勢ではないでしょうかねぇ……」前田「……ありがとうございます。 営業……志願兵ですから、気合を入れてやります。 わくわくします」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/11/17
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(『負けん気』と『勝気』)最終章 <Renewal UP> <前回>視点・焦点(若い者は年長者より優れている)大多「知識は一つの情報ですが、 その情報の質、量、伝達スピードと、どれをとったって、 過去と現在とでは比べようが無いくらい進んでますよね」唐知「脳の進化も全体的には、早いんでしょうなぁ」大多「今の若い人にそういう認識がありますかねぇ。 ……なぁ、備前くんよ……」備前「眼からウロコ…………でありまーす。ヘヘッ……(>_<)」大多「しかし、まぁ……えらく神妙だな……備前。 負けん気の強い備前にしては珍しい……」備前「ヘッヘッヘッ。( ̄ー ̄) 自慢じゃ無いけど『負けん気』じゃ誰にもヒケは とりませんからね………(^-^)」唐知「ヘェー、備前さんは、負けん気が強いんですか?………」 備前「あっ、(ー_ー) いやーな予感………………」唐知「大多さん……、負けん気の強い人と一緒に仕事をする時は 気をつけた方が良いですよ……(^。^)」備前「ほらっ、来た、来た…………(-.-)」大多「じゃー唐知さん、まさか、負けたいと思う人の方が 良いということですか……? (^○^)」唐知「いえいえ、とんでもない。そうじゃありません。しかし、 どちらかといえば攻めるときは『勝ち気』な人を 起用した方が良いかもしれませんね……」 備前「えっ……?『勝ち気』……? 『負けん気が強い』のと一緒じゃないですか。 ………また、またぁ……(^。^)」唐知「それがね……(^ム^)微妙に違うんですよ。 備前さん、あなた、負けたくないんでしょう……?」備前「そうです。 どんなことがあっても負けたくありません」唐知「じゃあね……。 勝負しなけりゃいいんですよ…………。 勝負しなけりゃ、勝ちも無いかもしれないけど、 負けも絶対にありません。 …………絶対負けません」備前「………!」 唐知「勝ち気な人は、勝ちたいから、 ほとんど勝負を避けることはありません。 勝負しないと勝てないからね……」備前「………………?」唐知「備前さん、あなた、9勝1敗と、10勝15敗の どちらに高い価値を見出しますか……?」備前「そうですねぇ……。 やはり、9勝1敗の方ですねぇ。 勝率が、抜群に良いですから…………」唐知「そうでしょうね。負けたくないんだからそのはずです。 でもね、勝ち気な人は勝ち星の多い方に価値観を見出す 例が多いんですよ……。 小さい子供と相撲をとったことがありますか? 負けても、負けても、何十回負けても仕掛かって来る、 それも泣きそうな顔してね、それで、可哀相になって、 一回だけ負けてやると、勝った勝ったといって、 まるで、全ての勝負に勝ったかのように喜んで、 自慢する子がいるでしょう? あれは勝ち気な子ですよ。 とにかく、何回負けたかよりも 勝ち星に興味が集中するわけです……」 大多「でも、一般的にはその二つのタイプは 見分けがつきにくいですねぇ……」唐知「ええ、……確かにそうです。 ただ、勝ち気な人は、負け過ぎるキライがありますから、 その辺を注意して、勝負の開始そのものに ブレーキをかけなくてはいけない場合があります」備前「負けん気の強い方は?」唐知「事前に『危ない、負けそうだ』と予知した勝負に関しては やらない傾向があるようですね……。 やらなければ、負けずに済むわけですから……。 案外……優秀と言われている人にこのタイプが多いので 注意する必要があります。 『この勝負は、やらないことに必然性がある』といった、 理論武装にその優秀な頭脳を使い込む傾向があります。 そんな時は、後ろからポーンと背中を押して、 勝負に向かわせる必要があります。 もちろん、やるべき勝負の場合ですがね………」 大多「……どうだね。備前君」備前「うーん…………………。 自分のことは分かりませんね。 でも確かにそういう連中はいますねぇ…………………」大多「……ひとつの人間の特徴だから、良い悪いというよりも、 『持ち場、持ち場で、持ち味を……』ってことかな」備前「…………でしょうね……」大多「話を戻しますが先程唐知さんが言われた、 SEへの応援歌は、まさにその通りですね……」 唐知「えっ?……ああ、そうですねぇ……、 繰り返しになりますが……、 システムエンジニアもエンドユーザーに対して、 極めて的を得た、本質を突いた問題提起が出来るように なっていったら、より質の高い良い仕事が 創造出来るのでしょうね。 …………又、本人もすごく成長するでしょう……。 そして仕事が、もっと、もっと面白くなるのかも しれませんね…………」大多「……そうなると素晴らしいと思います。 我々も心して進まねば…………。 今日は長時間、どうもありがとうございました」唐知「いや、いや。どうせ、毒舌唐知の独断と偏見ですから 聞き流して下さい。 モヤモヤのときほぐしに、少しでも役に立てば幸いです。 じゃー、又、お目にかかりましょう」 <完> ※ 長い間のご愛読ありがとうございました。 m(__)m 『問題提起』という名の落とし穴 に ご用心!!人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/11/14
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(若い者は年長者より優れている) <Renewal UP> <前回>視点・焦点(的を得た質問は相手をクリエイティブにする)備前「もぅ………馬鹿にしないで下さいよ。<`ヘ´> 我々SEにとっても興味深い話だなぁと思って聞いていた ところですから…………」唐知「そうですねぇ…………。 考えて見れば、システムエンジニアも、 エンドユーザーに対して極めて的を得た問題提起が 出来るようになっていったら、もっと質の高い、 良い仕事が創造出来るのかもしれませんね。 又、本人もすごく成長するのかもしれません。 そして仕事が、もっと、もっと面白くなるのかも しれませんね…………(^。^)」大多「全くです。的を得た質問が出来るようになっても……、 それだけでも素晴らしい事です……」備前「うー--ん、やっぱり先輩達は違うなぁ……。 こりゃー、何年たっても叶いそうにないや……((+_+))」大多「そんな事はないよ、備前……。 若い方が年長者より優れているに 決まってるじゃないか……(^。^)」唐知「大多さん!!! (゜_゜ ) いやはや、いやはや………(^。^) (^○^)」 大多「何ですか?(>_<)唐知さん大声で……! びっくりするじゃありませんか……(゜-゜ )」唐知「いゃー、あなたは素晴らしい!!! 実に良い事を言いますねぇ…………」大多「…………?」備前「もう……、後輩に向かってお世辞はやめてください……。 そんなありもしないことは言って頂かなくて結構ですよ。 ほんとに……………」大多「……ふふふふっ ( ̄ー ̄)」備前「……何を言われるやら……。(ー_ー)!! 我々はいつも……、職場でも、飲み屋でも、 先輩、上司にやられっ放しというのが、 厳しい現実ですから……。 まぁ…………若い奴は、とうてい勝てません……。 未熟でございます…………ふぅぅ (;一_一)」 大多「そうーか……。ふーーーん……。 じゃー、やっぱり年長者の方が優れているか………。 なーるほどな。 しかし、まぁ、考えてみりゃー変な話やなぁ……」唐知「大多さん何が変だと言われるんですかな……。(^。^) ふふふふふふふふっ…………(^.^)」備前「…………? (゜_゜ )!」大多「備前が言っている事を、逆さに表現すりゃ、 若い方が劣っているという事でしょう。 ……ということは、総合的に見て人間の歴史は、 年を重ねるほど悪い方向に向いていくという事に なりますよね……。 ところが、それがそうなっているようには 見えないんだよなぁ。 けっこう、発展してきてるんだよなぁ……。 人類は……。 昔から……」 唐知「ふふふっ……以前は若い人が優れていたんでしょう。 備前さん達の代から、どんどん、どんどん悪くなって いくという事じゃないですか……。 ねぇ……。 はっはっはっは…………(^○^)」大多「どんどん、どんどん悪くなって、 果ては滅亡するということか……。 案外、そうかもしれませんねぇ。 いや、ほんとに……。 ふふふっ……。 …………うーん、ほんとにそうかもしれんなぁ」備前「わかりました。 わかりましたよ。 もう勘弁して下さいよ。 もう……ご両人共きついですねぇ…………」 唐知「まぁ、年長者は年の差で勝つことが出来たり、 勝った様に見せることも出来ますからね……。 年の差というのは主に経験の差ですから、 経験をベースにしたテーマなんかでは圧勝ですかな」大多「いえいえ、確実に知的能力で勝つ場合も結構多いですよ。 ケースバイケースといったところでしょう。 ……また、人にもよりけりですね。 あっ、すみません。 これは当たり前の前提でしたね。どうも……。 ………………スミマセン」唐知「いや、分かってらっしゃれば良いですよ………」大多「若い人と話している時に、時々ふぅ~と思うんですが、 自分が彼くらいの年齢の時よりも、 断然しっかりしているなぁと感ずる時がありますよ。 ……でも、わざわざそんな事を口に出すわけでもないし、 黙ってりゃ現時点の蓄積差で何とか出来ますからね。 備前には、そこんとこが分かってないということか……」 備前「ふぅー………。 まぁ、はっきり言って謙遜もあるんですけど…………。 よーーーーく、分かりました。(ー_ー)」唐知「人類は言葉や文字を使って、 経験を蓄積して後世につないできたのが凄いですね。 今の日本人はこの世に誕生してから17~8年で、 微分積分の概念を理解し習得することが出来ますね……」備前「…………?」唐知「ところがこれを経験則だけでいくと、たとえば、 神武天皇から数えても、……西暦で数えたって、 何千年もかかってるんですからね…………」大多「…………!」唐知「現代は、蓄積されてきた財産を使って、 たった17年ですよ……。 こと程左様に新しい人類の方が過去の経験の蓄積を使って どんどん優れていかなきゃ嘘ってもんですよ」 大多「知識は一つの情報ですが、 その情報の質、量、伝達スピードと、どれをとったって、 過去と現在とでは比べようが無いくらい進んでますよね」唐知「脳の進化も全体的には、早いんでしょうなぁ」大多「今の若い人にそういう認識がありますかねぇ。 ……なぁ、備前くんよ……」備前「眼からウロコ…………でありまーす。ヘヘッ……(>_<)」 <新章に続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/11/10
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(的を得た質問は相手をクリエイティブにする) <Renewal UP> <前回>視点・焦点(上司との議論に・負けてはならない[3])大多「唐知さん、今日も色々とありがとうございます。 反省も含めて考えさせられるお話しばかりです (^_^;)」唐知「まぁまぁ大多さん、いつもの独断節ですから………。 ところで大多さん……。 先程、私、良い問題提起は質の高い解を導き出す、 といった意味の事を話しましたけど、 先輩、上司との付き合いの中でも、 良く体験する事じゃありませんか……?」 大多「えっ、どういう事でしょう…………?(゜_゜ )」唐知「あのね……、 何故だか理由は……よく分からないんだけど、 その方と話をしていると……自分の頭の中がすっきりと 整理されてきて、様々な新しい発想が浮かんで来るという 経験はありませんか」大多「…………」唐知「上司の方との間ではもちろんですが、 ユーザーとの間でも十分起こり得る事ですよね」大多「相手の方の言葉に、触発されるといったような事 ですかねぇ……?」 唐知「ええ、もちろん、そういった事もあるでしょうね。 また、不思議な事に、相手の方が発する質問に次々と、 ただ無心に答えているだけで、 自分の中の未だ未整理の混沌としたものに、 ある種の秩序が生まれてきて、 知らず知らずのうちに頭がすっきりしてくる…………、 そうすると、次のステップの思考に移れると いうような事ですよ。 ……まぁこのぅ、 自分がですね、創造的になれるという訳です。 ねっ、経験あるでしょう?」大多「…………!!」唐知「………無ければ……大多さん、 相当に人間関係が貧困と言わざるをえませんよ……」大多「アリマス、アリマス、あ・り・ま・す………。(^_^;) まいったなぁ。 こりゃ、なんだか、脅迫されたみたいですね…………。 確かに、ありますよ。 私の場合、そういった方を、心の中で、 師と仰いでいるようです……」 唐知「なるほど……師とねぇ……。うん……。 先生ですか……。 良く分かります……。 素晴らしく聡明な人というものは、 実に効果的な質問をしてくれますよね。 まさに、言葉の中にキーワードが溢れている訳です。 本当に良い先生に巡り合った気分ですよね……」大多「時には、同僚や後輩との間でも、 こんな経験をした事があります……」唐知「なるほど、そうですか……。 大多さんは、相当に頭が柔らかいですね……」備前「僕は、固いですか?」唐知「いえいえ、そんなことは言ってません。(^-^) 書物や、雑誌や、ラジオ・テレビ等の中にも、 人が棲んでいるわけですから、そういう人達との間でも 同じ様なことが起こりますね。 結構、日常の事として、身近にそんなチャンスが ありますから、目を皿にしたり……、 耳をラッパにしておきませんとね……」 備前「うーん………………、なるほど」大多「備前!えらく神妙やなぁ。珍しいこっちゃ……( ̄ー ̄)」備前「もぅ………馬鹿にしないで下さいよ。<`ヘ´> 我々SEにとっても興味深い話だなぁと思って聞いていた ところですから…………」唐知「そうですねぇ…………。 考えて見れば、システムエンジニアも、 エンドユーザーに対して極めて的を得た問題提起が 出来るようになっていったら、もっと質の高い、 良い仕事が創造出来るのかもしれませんね。 又、本人もすごく成長するのかもしれません。 そして仕事が、もっと、もっと面白くなるのかも しれませんね…………(^。^)」大多「全くです。的を得た質問が出来るようになっても……、 それだけでも素晴らしい事です……」 <新章に続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/11/07
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(上司との議論に・負けてはならない[3]) <Renewal UP> <前回>視点・焦点(上司との議論に・負けてはならない[2])備前「いえね……、 『言いたい時に言いたい事がきちんと言えて、 なお且つ決して角が立たない』 と言われる様になれって、 しょっちゅう大多先輩に言われているんですけど………」大多「はははっ……、結構言いたい事言ってる方じゃないか? ええっ!!備前……(゜_゜)」唐知「……って事は、角が立つわけだ…………。 ねっ……。(^。^)」備前「実は……それと、逆なんですが………、 相手を尊敬するとなかなか本音の意見が言えませんねぇ。 全部自分の考えの方が劣ってる様に感じますからね……」大多「……なるほど……」備前「でも、一般的に考えたら、 誰だって素晴らしい先輩や上司のこと、 尊敬しますよねぇ……」 唐知「うーん………、きわどい問題提起ですねぇ。( ̄ー ̄) 上の方を尊敬するということは、 健全な職場では普通に見られる状況ですもの……ネ。 ただうまく言えませんが……、『尊敬』の気持ちは、 同一の組織に所属していて、 且つ、同じ目的に向かっている場合には 『両刃の剣』といえるかもしれません……」備前「…………両刃の剣……?」唐知「ハイそうです。良い面と悪い面が存在するという事です。 考え様によってはあの『オーム真理教事件』も、 教祖に対する尊敬の念の異常な昂揚が生み出した悲劇かも しれませんものね。 ……いえ、誤解しないでくださいよ、尊敬する事が悪いと 言っているのでは決してありませんから……」大多「それはわかっています。でも唐知さん、 いつになく今日は表現が柔らかいですねぇ……。 いつもは、ほとんど断定的にものを言われるのに……、 今日は『感じる』とか……『しれない』とかが 目立ちます……」 唐知「うーん、かもしれません……。 あっ、また言いましたね。(^。^) はははっ……かなり深くて、そして大切な問題について 話をしているからかなぁ…………(-_-)」備前「唐知さん自身は、 『尊敬の問題』をどう処理されているんですか? 」唐知「……そうですねぇ……。共通の目的に走っているとか、 共通の利害があるとかの関係の方は、 絶対に尊敬しない様に心がけています……。 私自身の、コンサルという仕事柄もありますが、 自分の任務を全うする為でもあります」備前「そんな事が、実際に可能なんでしょうか……?」唐知「いやいや……どうして……、 極めて難しいですよ……。 感性の範疇の事ですからね……。 うーん……と唸って尊敬しちゃうわけですからね……」 備前「…………ですよねぇ……」唐知「……まぁ、その様に一生懸命努力しているという程度に 解釈して下さい。 言い換えれば、知性の力で自分の感性をチェックする クセをつけているというような事です。 うん……、そう言った方が正確でしょうかねぇ………」備前「相手の方の欠点とかも……真剣に見るんでしょうね……」唐知「……素晴らしい方だ……と、ピリピリッときたら……、 できるだけ、その方の短所・欠点を探す様にしています」大多「逆にですよ……。 尊敬できないような人とは真剣に付合いたくない、 といった感覚もあるわけですから、 こりゃー大変なことですよ……」唐知「まぁ、そういった微妙な関係の方に対しては…………、 好きになってしまうことですよ……」 大多「……好きになる……?似たようなものですね」唐知「……似て非なるものがあります……。 好きな者同志なら喧嘩だってしますよね。 自分の我を張る場合も、もちろんあるでしょうが、 相手のことを思うあまりに、してしまう喧嘩もあります。 喧嘩が出来ればチェック機能は働くんですよね……」備前「……一応、戦いですからね…………」唐知「上の人が、万が一間違った道を選ぼうとしている場合など 敢然と突っかかっていけますからね。 その事が、たとえ決定打にはならないとしても、 抑止力としては働くでしょうからね……………。 まぁ、なんですねぇ。 尊敬している人とは喧嘩できませんものね…………」大多「…………フム……」 唐知「…………そうか……そう言えば…………私は、相手と 喧嘩出来るかどうかで『尊敬』と『好き』を区分している ようだなぁ………。 確かに……。 今、わかった…………。 うーん……良い質問をありがとうございます」大多「なるほど……好きになれ…………か」備前「面白いですね。なんとなくわかりますよ……」唐知「私が、こんな風に難しく言って、こだわっているのも、 下の者が上の人と対等感のある議論をして、 テーマの曖昧さを正す必要があるからです。 実際に、あちこちで見られる現象です。 さて、この話は、この位にしましょうか……(^。^)」 <新章に続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/11/03
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(上司との議論に・負けてはならない[2]) <Renewal UP> <前回>視点・焦点(上司との議論に・負けてはならない[1])大多「唐知さん、 下の者はトップから話を聞く時に、 先入観があるんではないかと思うんですが……」唐知「フム……先入観ですか? ( ̄ー ̄)」大多「はい、つまりトップの言う事に対して最初から 『どうせこういうことだろう』と決めてかかっていると いう面があるような……。 私は現在トップではありませんから類推ですが……、 トップもその辺りやりにくいんじゃないかと 思う事があるんですよ……」 唐知「……確かにありますね。 これも部下の持つ、いわゆる警戒心のなせる技でしょう。 親子の間でも似たような事ありますね。 ……厳しいようですが、上の方が対策すべき課題ですね。 下の者の持つ遠慮や恐怖心をどのように取り除くか……」大多「部下にも問題ありますね。 結局のところ曖昧に聞いて、持ち返ってから、 ああじゃないこうじゃないって類推して、 結果……外れて、パー……。 そして怒られる……。てなこと…………。 まったく、骨折り損のくたびれ儲けってヤツ……」唐知「あのね……、これは大事なことですから……、 あだやおろそかに…聞かないようにして下さいよ。 ふふふふっ…………(^.^)」大多「えっ(゜_゜>)……さて、何でしょう?」 唐知「あのね、上という字には下に一棒『床』があるでしょう。 だから、下が良く見えないわけですよ。 一方、下とゆう字は上に一棒『天井』があるから、 上がほとんど見えない訳。 上と下とが話す時は、『中』の気持ちになって 話さなきゃね。 中という字は、棒が上下に突き通っているから、 よく上下の意志が疎通するという話…………」大多「ははははっ……これはなかなか(中々)面白い……」備前「はははは……、これは使えますね。 今度係長に報告する時は、先にこの話をしてから 報告する事にしよう……。 はははっ……」唐知「まぁそういった事ですから、色々難しい状況の中で、 まず担当スタッフが、しっかり踏ん張らなくては いけません……」大多「上位の方の権威や権力に対し、遠慮したり……、 理不尽に負けたりしないように……ですね」 唐知「そうです、そうです。 そういう負け方をしたんじゃ意味がありませんからね。 ……課題が具体的になるどころか、 ……不正確になってしまったり、 客観性の乏しいものになってしまいかねません」大多「唐知さん、その為にも、普段からのTOPとの コミュニケーションがとても大切なんですよ……。 仕事と割り切って、ちゃんと意見具申ができるような 関係を、作っておかなくちゃなりませんから……。 言い換えれば本物の信頼関係を持っておく必要が あるわけです…………」唐知「ほうー……、大多さん、なかなか深い所を突きますねぇ。 ………さすがだ……。 今、言われたことはとても大切な事です。 コミュニケーション作りという目で見たら 酒の席なんか決して馬鹿にはできないんですよ……」大多「……全く、そうですね……」 唐知「一般的にもいえることですが……この課題は、 なるべく感情を交えず……相互に虚心坦懐にクールな 議論がやれるかどうかが、ポイントですよね。 それが結果の良し悪しの分かれ道でもあります」備前「ちょっと、耳が痛いですねぇ……」唐知「うん……?……どうしました?」備前「いえね……、 『言いたい時に言いたい事がきちんと言えて、 なお且つ決して角が立たない』 と言われる様になれって、 しょっちゅう大多先輩に言われているんですけど………」大多「はははっ……、結構言いたい事言ってる方じゃないか? ええっ!!備前……(゜_゜)」唐知「……って事は、角が立つわけだ…………。 ねっ……。(^。^)」 <続>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/10/31
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(上司との議論に・負けてはならない[1]) <Renewal UP> <前回>視点・焦点(正しい答えより・・実行できる答え[4]唐知「例外は当然です……。ただ言える事は、 企業の第一線の運営に関する問題解決というのは 『実行可能な道順を提示する』という事であって、 論理的に正しい答えを並べ立てても遠回りにしかならん、 ……という事を教えてやらなければいけませんね。 そしてその道順は、誰でもない自らが 設計すべきものだという事もですね……。 ……設計ですよ。 設計です。……描くのとは違います」大多「うーん……。 唐知さんが言いたい趣旨は、分かるような気がします」唐知「まぁ昔から、私の話は独断と偏見だと、 言われていますから、何事も、そういうケースが多いと いう程度に理解しておいて下さいな……。(^-^)」大多「……ユニークさを理解できない人たちが、 独断とか偏見とか云うのでしょう。 私は面白い切り口としてお聞きしていますよ。(^_^)」 唐知「それは有難い……。(^。^) 確かに、大多さん、貴方が先程指摘された様に、 企業内の評論家タイプの人達に対して、 色々と教えると言ったって空しい事かもしれませんね。 元々、人の生まれ持つセンスの問題かもしれませんしね」大多「さわさりながら……、 会社としては、あらゆる要員を戦力化する事も、 大切な事のひとつですから…………」唐知「まさに、その通りですね!!(^。^) 提起された問題の中身を、能力のある人達がよく吟味して より正確な表現にする。……そうする事によって、 実効性のある答えが出て来やすい様な……、 そんな仕事の場面にセッティングしていく事が、 非常に大切なんでしょうね…………。 ……ねぇ……備前さん、いかがですか?」 備前「えっ。(゜_゜>) はい……確かに……言われる通りだと思いますよ。 そういったリーダーシップをとりたいですね。 会社の中に棲んでいる評論家的人達の数は、 それほど多くは無いのかもしれませんが、 何といっても彼らは論客を自認している場合が多い ですから、周りが振り回されてしまいがちです。 何ともまぁ、みっともない話ではありますがね……。 今、唐知さんが言われた事には……含蓄があります」唐知「しかしねご両人さん……。 この事は『言うは易く行うは難し』で、 別の面で相当の労力と知恵と勇気を必要とされる事が 多いと思っています」大多「えっ?『テーマの具体化』がですか?…えー? それは、また、何故?…………デスカ?」唐知「特にですねえ、特に問題や課題の提起者がTOPである 場合には顕著です。 大体においてそういう立場の人は、大まかな言い方を するのが常ですよね。 方向だけを示すといった…………」 備前「…………!」唐知「……テーマの具体化という作業は、 かなり突っ込んだ議論が要求される仕事ですが、 その突っ込んでいく過程で、 TOPのプライドや『面倒くさい』と思う気持ちと 戦わなければならなくなるケースがあります。 はっきりいって、やや、感情的になり易いキライが あるわけです……」大多「それでなくても、TOPクラスの方に対しては 質問がしにくいですからね…………」備前「あんまり、聞き返しますとね、こちらの理解力を 疑われるんじゃないかと……、 警戒したりするんですよね。上からは常に能力を 判定されていると考えますからねぇ……」 唐知「そういう気持ちが働くのが通常でしょうね。 特に、優秀な上司だと、まるで見透かされるような気が すると言う人もいます。 しかし優れた上司ほど部下の持ち味を見出して、 適材適所に生かしていきたいと思っているものです。 善し悪しを云々というよりも、 部下の持つ特徴や色合いを見てるんですけどね。 ……まぁ、下とすれば錯覚しますよね」大多「蛇に睨まれたカエルの様なケースだってありますよ……」唐知「ははははっ……。(^。^) 私のコンサルとしての経験から言いますとね、 面白いことにですね……上の者の説明の仕方が悪いから、 聞いている下の者が分からないというケースが、 実際には結構多いんですよ……」大多「……!!」唐知「特に、その上司特有の言葉と、非常にユニークな 言い回しで話す人に、顕著にあらわれます……。 また、やたら話の中にカタカナが多い人もわかりにくい ですね……。概念を共有しにくいですからね。 例えば、『プレッシャー』という言葉。 話している局面、局面で、日本語で表すと 『緊張~恐れ~ヒビリ』など、多種多彩になります……。 大和言葉で喋って欲しいと迄は、言いませんが、 ……せめて漢字かひらがなで喋って欲しいですよね……」 備前「ヤマトコトバ…………? 」唐知「ああ……聞き慣れないですか? ……万葉集等で使っている言葉とでもいいますかね……。 分かり易く言えば………。 漢字の音読みを除いた訓読みの世界に近いかなぁ……。 備前さんは若いから違和感があるかもしれませんね」備前「ええ、初めて聞きました…………」唐知「学校(ガッコウ)と言わずに、……マナビヤ。 道路(ドウロ)と言わずに、……ミチ。 生活(セイカツ)と言わずに、……ナリワイ。 結局(ケッキョク)の代わりに……ツマルトコロ。 武士(ブシ)の代わりに、……モノノフ。 微笑(ビショウ)の代わりに、……ホホエミ。 これはちょっと違ったかな……。ははははっ……。 まぁ、こんな感じですよ。 ここまでは要求しません…」備前「………なるほど………」 <続>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/10/27
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(正しい答えより・・実行できる答え[4]) <Renewal UP> <前回>視点・焦点(正しい答えより・・実行できる答え[3]唐知「そう、人災です……。 適当に振舞って……課題を見て見ぬ振りをする人等は、 もちろん論外ですがね。 『テーマの曖昧さ』にこそメスを入れるべき局面で、 その『曖昧な舞台』が大好きで『抽象』という名の 扇をかざして、やたら華麗に踊りたがるクセの人が いませんか……? そういう人には十分に気をつけなくてはいけませんよ」大多「『華やぎ流』の踊りですか。ははははっ……。(^。^) 今言われたように、解決策を実施に移すプロセスが、 全然見えない答えを、いつも出してきて、 平然としている連中は確かに存在しますよ。 大体において、心構えとか方向性とか、あるべき論が、 とうとうと謳ってありましてね、 俺は素晴らしい答えを出したんだから、 後は実行できない連中が頭が悪い……なんていう顔を してますよ。 逃げ回っている人よりは少しはましなんでしょうが……」備前「うーん……しかしですね……大多先輩! 我々のような技術系の仕事の職場では、 今言われている様な責任の曖昧さは、 ほとんど見受けないですよ」大多「……」備前「仕事の性格上の違いなのかなぁ……。 まぁ、管理系の仕事の分野にそういう人が多い様に 感じます…………」 大多「うーん。そうかなぁ………………。 うーん…………、まぁ、確かにその感はあるかな。 しかし唐知さん、彼らが抽象的な解決策を模索するという やり方は間違いなんですかね?」唐知「いえ、全部が全部、そうとは言い切れない面もあります。 例えば、参謀本部的な部門ですね。 一般的には戦略企画部門とでも言いますかね。 そういった部門でのビジョン形成のプロセスだとか……、 構想計画を立てるプロセスなんかでは、 十分に存在するアプローチ方法ですから、 あながち間違った行動とは言えません」大多「フム……計画業務向きの手法なのかな……」唐知「……ただ、企業のラインの第一線の部門であれば、 ちょっと困りますねぇ。 きっと、良い結果に結びつかず、 問題は解決しないんじゃないですかね。 当然、良い評価もされないでしょう……」 大多「只、そういう連中を見ていると、 仕事の進め方うんぬんの問題というよりは、 何かこう本人達の性格というか、 長年の考え方の癖の様な……そんな気がしますがネェ。 それも、かなり頑固な…………」唐知「うーん……。 先程から何度も話しておりますように、 これは問題提起の仕方にも、おおいに原因がある訳です。 提起する方の罪と……、このままでは抽象的で駄目だと 見破れない罪とでも言いますかね……。 しかし、一方でですよ。一方で個々人の問題解決への、 取り組み方という面から見ると、多くの場合、彼らは 実業の世界を生き物として動態的に捉えていない、 むしろ統計手法をベースにした静態的分析論を好む きらいがありますね……」備前「しかし唐知さん……、 それは、どちらも大切なんじゃないですかね……」唐知「…………」 備前「……話が少しずれてません……? 流れや動きを読んでから答えを出すにしても……、 ある時点とかあるエリヤとかに絞って、分析するにしても ……大切なのは、対応策の具体性とおっしゃりたいんじゃ ないんですか……?」唐知「その通りです…………。(^。^) 大多さん、あなたは、なかなか油断ならない後輩を お持ちですね……。 今、備前さんが言われた具体性という言葉をですね……、 もう少し、唐知流に噛み砕くとしたら、 再三言ってますように『素早く実行に移せる策』と いう事でしょうね」備前「……(^-^)」唐知「社内にしても、市中にせよ、現場は刻々動いて いますよね。そして、その動きの一番底のベースの ところで人の持つ意志の力が大きな力を振るっています」 大多「……意志の……チカラ……デスカ?」唐知「そう……。 俗に言う『5W2H』ってありますよね。 『Who』『Where』『What』『When』『Why』 『How』『Heart』なんですが…………」備前「ええっ!!『Heart』……? 『How much』じゃないんですか?」唐知「ふふふふっ……、唐知流です(^-^) この『Who』と『Heart』なんて、 結果の良し悪しに対して、実に大きな影響力を 発揮しますよね。 つまり、『誰が』やるのかという事、 どんな『決意』でやるのかという事、 これらは問題を解決するのに極めて大きな 要件となります」 大多「!!……なるほど」唐知「例えば、営業や研究開発といった分野の課題では、 特に誰にやらせるかがポイントになる事が多いですね。 適正な人材を選び出す事が勝負になりますね。 こういった、数字やデータに出てきにくい要素を、 よく折り込んで考えなければならないケースも、 多いんですよね……」大多「確かに評論家的なタイプの人達は、 その辺が弱いという面はありますが、 例外もありますよ…………」唐知「例外は当然です……。ただ言える事は、 企業の第一線の運営に関する問題解決というのは 『実行可能な道順を提示する』という事であって、 論理的に正しい答えを並べ立てても遠回りにしかならん、 ……という事を教えてやらなければいけませんね。 そしてその道順は、誰でもない自らが 設計すべきものだという事もですね……。 ……設計ですよ。 設計です。……描くのとは違います」大多「うーん……。 唐知さんが言いたい趣旨は、分かるような気がします」 <次論に続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/10/24
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(正しい答えより・・実行できる答え[3]) <Renewal UP> <前回>視点・焦点(正しい答えより・・実行できる答え[2]大多「むしろ、問題が複数の部門間にまたがっていたり……、 異なった部署相互に関係の深いもので、責任の所在が はっきりしないようなケースが、延び延びになって、 なかなか解決しないようですね……」唐知「大多さん、その認識は甘いですよ。 普通の組織ならそういう範囲も、ちゃんとカバーする 職位を作っているはずです。 ほら、総括とか調整とかいった、上長を補佐する 職位をね……。 あるいは、筆頭課長に位置づけるといった具合にね。 それも無い場合は、ひとつ上の共通の部門長の責任に なっているはずです」大多「うん……、確かに唐知さんの言われる通りかもです。 しかしですねぇ……、 それは会社の組織の運営をきちんと厳密に やっている場合の話のようですよ……。 実態は………といえばですね、組織はごくおおまかに 運営されていますからね。(^u^)」唐知「……!!」大多「『組織運営のコツは、 四角い重箱に丸いフタをする様なものが良い』 等と言う人もいる位です……(^-^) 隙間があるのが……うまくいく……という考えです。 解決策の質を問う前に、放ったらかしにされている 課題が、多いようですよ……」 唐知「…………うーん……大多さん。その言い方……、 局面によっては一理あるなぁ……。 確かに…………。( ̄ー ̄) しかし通常は企業では『信賞必罰』が大切な事ですから、 おおまかな運営ではなく、きちんと責任を全うするように しなければ……健全経営にならないと思います」大多「責任……ですか。 うーん、唐知さん、けっこう曖昧ですよ。(^-^)」唐知「困ったことに…………、 そうかもしれませんね。 問題解決の在り方を云々する前に、 問題が放置されることを防がなければなりませんかね」大多「ハイ……多分……」 唐知「徹底して責任を追及しないのは、 企業でいえば全て上層部の怠慢と言って 良いでしょうね」大多「……全て……ですか?」唐知「そう完全に……上の責任問題です。 考えてみて下さい。 賞も罰も上層部の権限で決めて、 それを実行に移すのですからね……」大多「……それはそうですが……」唐知「……実際に徹底した信賞必罰政策を実行しますとね……、 社員の士気が低下するといった副作用が起こったり、 人間関係のもつれ現象等が発生してくる場合があります」大多「……確かに。 『賞』に媚びたり、『罰』に怯えたり……」 唐知「これらを、上手に処理していく自信を持てない人達が 上層部に多い結果……徹底しないわけです。 ……逃げる上層部が多くなっています……」大多「………………」唐知「俗っぽい言い方をするなら、 『法律にゃー滅法強いが、喧嘩の仲裁は苦手』なんていう 人達が、結構上層部に座っている企業が多いですからね。 …………困ったことです……」大多「……うーーん」唐知「まぁ、堅苦しい組織論は横に置いて考えてもですね……、 身近で発生している問題に気付かない人がいるのは、 その種の能力がその人に不足しているわけですから、 それはある程度仕方ないでしょう。 そして、その人達は、多分その能力に見合った報酬しか 貰っていないはずです」 備前「…………!!」唐知「しかし……気付くレベルの人達は、上の方に居て、 当然その解決を期待されているはずだし、ちゃんと、 それに見合う報酬を受けているはずです。 だから『放置の罪』で糾弾されねばなりません! 問題の解決策等という以前の……課題です」大多「ひゃー……、厳しいなぁ唐知さん。……いつもながら」唐知「いやいや、どうも。 お褒めにあずかり光栄です……。 そして私が言いたいのは、その事が組織の責任であると 同時に、人災でもあるという事です。 いや、むしろ、人災のケースの方が多いかもしれないと いう事です……」大多「仕組みの問題というより……人災……ですか?」唐知「そう、人災です……。 適当に振舞って……課題を見て見ぬ振りをする人等は、 もちろん論外ですがね。 『テーマの曖昧さ』にこそメスを入れるべき局面で、 その『曖昧な舞台』が大好きで『抽象』という名の 扇をかざして、やたら華麗に踊りたがるクセの人が いませんか……? そういう人には十分に気をつけなくてはいけませんよ」 大多「『華やぎ流』の踊りですか。ははははっ……。(^。^) 今言われたように、解決策を実施に移すプロセスが、 全然見えない答えを、いつも出してきて、 平然としている連中は確かに存在しますよ。 大体において、心構えとか方向性とか、あるべき論が、 とうとうと謳ってありましてね、 俺は素晴らしい答えを出したんだから、 後は実行できない連中が頭が悪い……なんていう顔を してますよ。 逃げ回っている人よりは少しはましなんでしょうが……」 <続>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/10/20
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◆ ? 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(正しい答えより・・実行できる答え[2]) <Renewal UP> <前回>視点・焦点(正しい答えより・・実行できる答え[1]大多「なるほど。野球でピッチングのコツをと問われて……、 バッターの打ちにくい所に、相手の苦手な球を投げれば 良い、なんて答えるようなもんだ。 ……答えでも何でもない。 政治家や、評論家の論法には……多いですね」唐知「大多さん乗ってきましたね。……面白い例えです」備前「……僕は、乗りが悪くてすみませんねぇ……(ー_ー)」唐知「いやいや……。まぁまぁ備前さん……(^。^) まぁ、こんな風に冷静に考えさえすれば、 変だと気付く訳ですね。 しかしですねえ…………、問題は……、 それなりの地位やキャリアの人が、 それなりの顔をして、 毅然とした口調で、 胸を張って言いますとね、 なーんか、凄い見識のように錯覚するから、 ……不思議なんですよ」 大多「……一種の暗示なんですかね? テレビで観る、xx専門家の中にその手の人が 居ますね」唐知「『売上高を伸ばすには』って、言われて、 『近在の経済圏の中で大手優良の顧客を絞り込み、 社が保有する技術との整合性を取りながら、 長期型の大規模案件を受注するようにしたら良い』 等と応えるのと同類ですね」備前「…………!!!」唐知「まぁ、言ってみれば諸悪の根源は、 問題の出し方そのものが曖昧なところにある訳ですから、 まずそこに気付くのが重要だと思います」 大多「……考えてみれば『売上高を伸ばすには』 というテーマに汎用的で実効性のある答があれば、 どこの会社もとうの昔に実行して成績を上げてますよね」唐知「ええ、そういう事でしょうね……。(^-^) 取扱っている製品、 その会社が保有している技術、 営業マンの実力、 その市場での競争力、 その時点の景気動向……その他、 どの要素をとっても、 ひとつひとつが大変な重要項目だし、 それぞれの事情によって、問題の色合いは大きく違う はずですよね。 色合いの違う物を沢山含んだ課題をゴチャゴチャにして、 抽象化しては解決は遅れるのは当たり前です…………」大多「うん、これは、よく分かるなあ……。 何年たっても、ちっとも前に進まない様な問題なんかは、 この範疇のものなんだな。 ……結構ありますねぇ。いつまでたっても、 問題だ、問題だって騒いでるヤツが……」 備前「要員不足の問題なんか、まさに顕著ですね。 人の数の面にしても、具備すべき専門性の面についても、 ちっとも前に進まない……。 人が欲しい、欲しいと言い続けるだけ………」唐知「同じ問題をですね、半年も叫んでいたらこれは大変です。 その問題が存在する事も勿論大きな問題でしょうが、 もっと大変なことは周辺の人間が無能という事でしょう。 気付いていて直さないというのは、気付かないより 罪だと思いますね」備前「これは厳しい。職務怠慢ですか……」唐知「そう『咎めてそれに倣うは、罪また甚だし』です。 それに、組織上解決する事を仕事として与えられている 人が必ず存在するはずです。組織内にね……」大多「うーん、しかし唐知さん、組織上で解決の役割が、 はっきりしているような問題は、解決が比較的前に 進んでますよ。任務を全うしないと叱られるという事が 分かっていますから……ね」 唐知「……」大多「むしろ、問題が複数の部門間にまたがっていたり……、 異なった部署相互に関係の深いもので、責任の所在が はっきりしないようなケースが、延び延びになって、 なかなか解決しないようですね……」唐知「大多さん、その認識は甘いですよ。 普通の組織ならそういう範囲も、ちゃんとカバーする 職位を作っているはずです。 ほら、総括とか調整とかいった、上長を補佐する 職位をね……。 あるいは、筆頭課長に位置づけるといった具合にね。 それも無い場合は、ひとつ上の共通の部門長の責任に なっているはずです」 <続>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/10/17
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