愛ことば･心の散歩路

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2019/04/02

^-^◆　新しい元号が「令和」となって

(26)

テーマ：自分らしい生き方・お仕事(37664)

カテゴリ：しみじみと…………

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　　　　^-^◆　新しい元号が「令和」となって(^-^)

「新元号が発表されたね。(^。^)」

「うん『令和』だね。　(^-^)
　万葉集にある『初春の令月（れいげつ）にして
　気淑（よ）く風和（やわら）ぎ　梅は鏡前（きょうぜん）の
　粉（こ）を披（ひら）き　蘭は珮後（はいご）の香（こう）を
　薫（かお）らす』
　との文言から引用されたらしいな……」

「『令和』には、人々が美しく心を寄せ合う中で、
　文化が生まれ育つ、という意味が込められているんだってよ」

「麗しいな…………。しかし、珍しいな……」

「えっ？何が珍しいの？」

「ひらがなで三文字の年号が珍しい…………。
　逆に、だから……ひらがなで三文字になるかも……と、
　思ってたよ」

「なになに……？どういうこと？詳しく聞かせてよ」

「以前に、日本の元号にひらがなで三文字のものが
　少ないことに気づいて調べたことがあるんだよ」

「ひらがな何文字かってのは、意味があるのかな？」

「発音という意味じゃ、大いにあると思うよ」

「……確かに……、よく言葉に出てくるからね……」

「１６８１年が『天和（てんな）』なんだが、
　それ以降約３４０年間に、三文字の年号は『令和』を入れて、
　８回しかないんだよ」

「その間に、どれくらいの数の年号が存在するの？」

「３２の年号が存在する……。平均四つにひとつが三文字だ。
　そういう意味では、Ｔ・Ｓ・Ｈに次ぐ、
　四つ目の三文字なんだけど……」

「適切ではないと思うけど、おおよそ４２年に一回、
　三文字があるんだね……」

「江戸時代には、ひとつの年号の期間が短いのもあるけどね。
　『天和』から『明和』までが、８３年。次の『文化』までが、
　４０年。次の『弘化』迄が４１年何だが……何と、
　次の『嘉永』迄は、３年なんだよ……」

「またまた、良く調べたもんだな……」

「『嘉永』から『元治』迄が、１６年、『明治』迄は３年。
　それ以降、ずっと無かったんだよ……１５０年以上…………」

「『大正』『昭和』『平成』……か、……なるほど……」

「なっ……(^。^)　それで、もうそろそろ三文字だろうと、
　待っていたって訳……ふふふふっ…………」

「語呂ってのも大切だから、こういうのって大体周期的に
　変わってくるんじゃないかな。１５０年以上ってのは、
　空き過ぎだな……。
　うん？　待てよ……(-_-)」

「……ん？　何だ…………？」

「犯人が分かったぞ！」

「犯人？」

「けっこう、三文字年号に浸ってたんだよ我々は……」

「どういう意味だ？たいしょう、しょうわ、へいせい……だぞ」

「犯人は『昭和』だよ。発音的には、三文字に近いじゃないか。
　『しょ』『う』『わ』だよ」

「なるほど……、それで三文字に対する飢えが満たされたか？」

「飢え……とは面白い。それにもっとあるぞ……」

「何だよ？」

「『戦後』だよ。
　ずっと、戦後何年って使い続けてきたじゃないか。
　年号みたいなもんだよ。これでも三文字に満たされた……」

「ははははっ……、なるほど、面白いな」

「いやはや、酒の肴くらいにはなる話かな…………」

「五月から『令和元年』だ。心機一転、張り切って行こうぜ！」

「そうだな、三文字の『明治』も、『戦後』も大復興隆盛の
　時代だった……」

「フム…………（ "^ ∇ ^" ）」

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