入間市の塾 愛夢舎からのメッセージ

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愛夢舎 塾長

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カテゴリ: 愛夢舎ヒストリー

【第25章】へもどる

かつての生徒であった 中島 からのハガキは、
ただ 「お元気ですか?」 というだけの内容だった。
しかし、郵便配達員さんの心遣いに
運命的なもの を感じた 佐々木 は、
中島に連絡をとり、数年ぶりに会うことにした。

所沢で待つ 佐々木 小田切 鎌田 の前に現れた彼女は、
当時よりいくぶん大人っぽくなったものの、
基本的に、以前と変わらぬ雰囲気だった。

中島は、浪人中であった。

偏差値70の有名大学付属高校に合格を果たしたものの、
中島はそれを蹴って、都立高校に進学した。
彼女の高校は、地域ではトップクラスのところであったが、
公立高校の限界か、多くの生徒が浪人する結果となる。
彼女もまた、自分の愛する塾が崩壊し、勉強の場を失い、
現役での大学進学は成らなかったのであった。

所沢で、ひとしきりお互いの近況報告をし、
中島の現状を知った佐々木らは、
彼女に最大限の協力をすることを約束した。

「彼女の今の姿には、自分たちにも責があるやも・・・。」

 佐々木はそう考えたのかどうか・・・。

程なく、愛夢舎で勉強する中島の姿が見られるようになった。
ただ、彼女は授業に参加したわけではない。
「授業」は、受験勉強においては、
その苦労をやわらげるための「麻薬」のようなものである。
「授業」で、楽しく、分かった感を感じ、理解のきっかけをつくり、
あとは自分で復習、問題演習を繰り返す。
結局、
得点力を伸ばすのは、自らの努力にほかならない。

授業を受けずとも、
ひたすら問題集、参考書と向かうだけで、
十分学力は身につく。


強靭な忍耐力 が必要になるだけ。

中島は、ひばりヶ丘在住であった。
にも関わらず、武蔵藤沢まで毎日のように足を運び、
ほかの生徒と関わらないよう、奥の部屋でコツコツ勉強をすすめる。
佐々木、小田切らが授業の合間に様子を見に来て、
まとめて不明点を質問する。

家や図書館でもできそうな方法であるが、
中島にとって、佐々木らの見守る中で勉強すること自体が重要だったのかも知れない。
だとすれば 彼女の「時計」もまた、動き始めた と言える。

3月。
中島は浪人生活にケリをつけ、
大学に進学することになった。

 と同時に、新たな先生、
「中島先生」 が誕生した。

どういうわけか、愛夢舎に通う生徒たちは
教育関係の仕事に興味を持つようになることが多い。
いつの頃からか、中島も塾での勤務を希望するようになっていた。

 素養があるかという点と、授業ができるかという点は、
また別の次元の問題だ。
しかし「素養」という意味で言えば、
中島はある意味、佐々木らの教育理念を体感し、
誰よりも理解している一人であった。

中島は、愛夢舎初の時間講師として、
長く勤務することになった。

また、これを皮切りに、
愛夢舎では時間講師の採用を行うようになっていく。

2008年の現在に至るまで、
中島を含めて4人の時間講師が勤務してきた。

東京大学を卒業し、法科大学院に通いながら、
何年も司法試験の合格を目指す者。

商社就職の内定を勝ち取った後、
卒業までの残りの時間を、人と接し、
自分を育てることに充てた大学4年生。

そして、中島同様、
愛夢舎で受験勉強をすすめ、
やはり学校教員を志望し、
大学入学と同時に勤務をはじめた卒業生。

タイプはそれぞれ異なったが、
佐々木が採用を出す共通点がある。

それは 自らが夢に挑戦していること
生徒に夢を実現することを語るのに、
自らが夢を持つことは、佐々木にとって最大のポイントである。

採用に至らなかった者も数多くいた。

一旦、愛夢舎の教育理念にあこがれをもち、
「こんな教育が理想だったんです!」と、
目を輝かせてやってくる。
しかし、現実の姿を見ると、
「自分には、これは重すぎて、とてもできる自信がありません・・・。」と、
数回の見学で辞退していく。

佐々木の方から不採用を言い渡したことは、
実は、一度もない。

見ればみるほど愛夢舎が好きになっていく。
そういう人たちが、講師として勤務に入る。
共通しているのは、夢を追う人たちであること。

愛夢舎は、講師採用においても、来るものをこばまない姿勢をとっている。

~【第27章 そして、彼は去っていった】につづく






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Last updated  2010.05.10 13:37:54
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