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2005年06月19日
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テーマ: ニュース(95822)
カテゴリ: 時事問題
住民運動のチラシでこんなのをみたことがある。〇〇が建設されると私達は毎日死に直面した生活を強いられ…と。いったい死に直面する生活を強いるほど危険なものって何だろうと、あらためてチラシをよくみると、その〇〇というのは葬儀場。それも環境汚染などが心配される火葬場はまた別のところにあるらしい。それでも住民が反対している理由をみると、葬儀場があると雰囲気が暗くなるとか、「今日は子供だった」とか「まだ若い人だった」とか、そんなことが話題になることがたまらないとか、そんな理由であるらしい。なるほど、たしかにそれも表現のしようによっては「死に直面した生活」といえないこともない。

なぜ繁華街や住宅街の中に葬儀場を作ることに住民がこれほど反対するのであろうか。どうもこれは死を最大のケガレととらえ、ケガレたものはひたすら日常生活から排除して見えないふりをしたがる日本的感覚と関係あるのかもしれない。欧米の映画やニュースなどでは街中を棺桶を中心とした葬儀の行列が通る様子などがよくでてくるが、日本では屋根のついた霊柩車の車も嫌われるようだ。実際のところ、葬儀場の建設についての住民意識が他の文化圏ではどうなっているのか、気になるところである。

好むと好まざるをかかわらず、今年あたりから日本の人口は減少に向う。出産よりも葬式の方が頻繁に行なわれる社会がくるのである。我が家の近くの病院でも、この4月から小児科と産科が消えた。ホテルでも結婚式よりも葬儀を重視するところが増えたようである。街では結婚式場帰りの人よりも、葬儀帰りの喪服の方が目につく時代がくるだろう。葬儀社も成長産業で、その広告だってもっとみかけるようになる。あのホテルはお葬式の広告でよくみかけるから使いたくない…なんていうこともいえなくなる。日本は今後未曾有の高齢社会を迎えるというが、高齢のその先には死がある。「死に直面した生活」は真っ平御免、繁華街や住宅街の真中に葬儀場があるのは非常識だなんていうことだって、そのうちきっといえなくなる。






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最終更新日  2005年06月19日 08時57分48秒
コメント(12) | コメントを書く


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Re:葬儀場建設反対運動におもうこと(06/19)  
日本でも昔は、葬式の行列にぶつかるということがあったのではないですか。
土葬ですから、行列で山の墓場にむかったのではないでしょうか。 (2005年06月19日 09時19分57秒)

こんにちは。  
ぱぱもこな  さん
過剰なまでに縁起にこだわるとそうなってしまいますね。
死んだら『鬼籍に入る。』といいますね。
つまり、死ぬと鬼になるということですね。

同時に鬼は神にもなるわけですが。

また、口にしない、目にしないことによって不幸を防ぐといった『物忌み』の思想もまた強く存在します。

最悪の事故を想定すること自体を、
『お前は事故を起こすのか!』
と捉えられる。

この平安時代のような思考法が、未だに支配しています。

物忌みなんでしょうね。
(2005年06月19日 10時22分06秒)

Re:葬儀場建設反対運動におもうこと(06/19)  
はなびら  さん
それはとりもなおさず、自宅の価値が下がると考えるからでしょうね。・・地域に少しのお返しをしたいと考えている業者もいるようですね、バザーとかお楽しみ会みたいな。 (2005年06月19日 10時53分12秒)

Re:葬儀場建設反対運動におもうこと(06/19)  
きざし昇  さん
おはようございます。

 日記を拝見して、高齢化社会の現実的な風景をイメージすることができました。

 なるほど、成長産業の色合いが変わるのですね。

 規制緩和で、自動車教習所で大型自動二輪免許が取得できるようになって久しいですが、これなんかも少子化に生き残りを考えた教習所の運動があったと聞いています。
 これからの変化を観てみたいと想います。
(2005年06月19日 11時21分28秒)

Re[1]:葬儀場建設反対運動におもうこと(06/19)  
七詩  さん
小川のジョージさん
かってにトラックバックをさせていただきました。
挨拶もなしに・・・すみません。 (2005年06月19日 13時42分10秒)

Re:こんにちは。(06/19)  
七詩  さん
ぱぱもこなさん

>物忌みなんでしょうね。
それをある評論家はケガレ思想とコトダマ信仰と評しています。目にしない、口にしない、考えないということですね。ちなみにハンセン病なんて怖い病気のことも日本人は考えないようにした。そこで患者を島かどっかに隔離して、きれいさっぱり彼らのことは忘れてしまった。感染しないことが確認されても。彼らのことは「ないもの」として誰も考えない。国家による監禁が営々何十年も続いた理由です。もちろん家族も社会もマスコミも共犯でしたね。
(2005年06月19日 13時46分14秒)

死を遠ざけたい民族  
DEERS  さん
養老孟司が「バカの壁」で書いていたけど
日本人というのは、死を遠ざけたい民族なんだよね。
ちなみに我が家のすぐ近くに
葬祭場があります。焼いてます。
最初心配したけど、臭ってきませんよ。 (2005年06月19日 15時40分03秒)

Re[1]:葬儀場建設反対運動におもうこと(06/19)  
七詩  さん
はなびらさん
地価が下がるということはあるでしょうね。
もし持ち家の近くに葬儀場ができたら…やはりいやかもしれません。 (2005年06月19日 17時23分10秒)

Re[1]:葬儀場建設反対運動におもうこと(06/19)  
七詩  さん
きざし昇さん
誤解されそうなのですが、今後の高齢社会で案外最大の成長産業は「宗教」ではないかと思います。いくら死を遠ざけたって、それは向こうからやってくる。自分はそんなもの必要ない強い人間だなんていう人もいるでしょうが、やはり死の問題に正面から応えるのは宗教しかない。若者や中年向けの超能力や現世利益をうりにした宗教ではなく、死や病の不安に応える宗教が出てきそうです。 (2005年06月19日 17時26分50秒)

Re:死を遠ざけたい民族(06/19)  
七詩  さん
DEERSさん
死を遠ざけたって向こうからやってきます。
死を遠ざけたはずの日本人が世界に先駆けての未曾有の高齢社会を迎える。そんなとき、日本人の死生観はどう変わっていくのでしょうか。興味あります。 (2005年06月19日 17時29分10秒)

Re:葬儀場建設反対運動におもうこと(06/19)  
由巳ゆみ  さん
原発でもゴミ処理場でも、誰かが犠牲?にならなければならない施設ってありますよね。
何を隠そう、うちの家から500m先には高濃度のダイオキシンが発見されたゴミ処理場がありますが、昔から住んでいるので家族全員気にしていません(これはこれで問題か…;)。でも、今からさめざめと泣く黒い人たちを毎日見なければならない葬儀場が出来るとしたら、やはり反対すると思います。
京都の件は、建てる側もあらかじめ住民と話をきちんとしていなかったので、余計こじれたんでしょうね。 (2005年06月19日 19時43分44秒)

Re[1]:葬儀場建設反対運動におもうこと(06/19)  
七詩  さん
由巳ゆみさん
そうですね。葬儀場の建設に反対する理由のひとつもその町の雰囲気が暗くなるということのようです。 (2005年06月20日 00時57分27秒)

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