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2007年04月20日
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テーマ: ニュース(96828)
カテゴリ: カテゴリ未分類
温家宝の演説に熱烈に拍手をおくる国会議員をみていると、なんか日本には中国崇拝DNAのようなものがあってそれのなせるわざかしら…なんてつい思ってしまう。なにしろ温家宝も演説の冒頭でいっていたように稲作、文字、思想と日本文化の根幹を形作る多くのものはもとはといえば中国に淵源をおくものなのだから。今の日本人が中国を崇拝しているかどうかはさておくとしても、江戸時代に限ってみれば、インテリの中国崇拝というのはけっこうあったらしい。そりゃ武士階級の正式な学問といえば漢学だったし、無理もないといえば無理もないが、はだはだしきは中国を「聖賢の国」とよんでいた人もいたらしい。四書五経はいずれも中国の書物であるが、あれほど人倫についての深い省察を行っている人々だからさぞ聖人や賢者も多いだろうという発想である。

しかしよく考えてみるとこれには別の考え方もできる。史料などで「○○を禁ずる」という文献があれば○○を行わなかったというよりも、禁ずる必要があるほど○○をする人が当時は多かったとよむのが普通である。人倫に対する深い省察を行った書物が出たのは、逆に言えばそれをする必要があったからではないか。そんな観点から異議を唱えたのが国学者たちである。日本の古典などを読んでいると、忠誠とかいさぎよさとか敗者への思いやりとかいった行動の美しさを感じることが多いのだが、中国の古典にはあまりそうしたものは感じない。それどころか日本では想像もできないような酸鼻きわまる残酷な話も多いし、人を喰らうような話もやたら多い。日本でファンの多い三国志ですら妻を殺してその肉を玄徳に食べさせ、玄徳もそれを感謝して食べたなんていう場面がでてくるほどである(もちろん吉川版ではこのエピソードは省かれている)。

中国が実際のところ聖賢の国だったか、それとも国学者達の方に理があったかはさておくとして、日本は中国とほどよい距離で海に隔てられている。それゆえ昔から憧憬を抱く人は多かっただろうし、あの温家宝来日でせっせと宿所におしかけたりした議員先生にもどっかにそんな感覚があったのかもしれない。どうでもよいけど、外国から見ると、日本では、米国大統領よりも温家宝の方を熱烈に歓迎して熱狂しているようにみえたのではないのだろうか。





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最終更新日  2007年04月20日 07時20分47秒
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