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2008年01月02日
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テーマ: ニュース(96827)
カテゴリ: 雑感
元日の各紙を読み比べてみたが、あの「千と千尋の精神で」のような面白い社説はあまりない。ただ産経新聞の社説でGNH、つまりグロスナショナルハッピネスについて述べているのがやや興味深かった。
この記事によると、ヒマラヤの小国ブータンではGNHというものを提唱して国際的に注目をあびているのだという。GNPは生産の総量で国力を測るものだが、GNHというのは幸福の総量に価値を置く概念であり、背景には「足るを知る」仏教経済学があるのだという。
たしかに物にばかり価値を置くGNPという概念には疑問を感じることもあるし、ましてやその一人当たりGNP、つまり国民所得の順位が国民の幸福度の順位のように語られると、ちょっと違うのではないかと思う。物より心、物質より精神というGNHの考え方には説得力がある。
ただ、こうしたことが国民からではなく、国王から提唱されているとなると、「ちょっとまてよ」といいたい。上からお前達は物はないけど幸福だと言われているのなら、それは「将軍様は百戦百勝の鋼鉄の霊将でここは地上の楽園だ」と宣伝されている東アジアの極貧の収容所国家とどう違うのだろうか。
「足るを知る」ということが上から提唱されているのは、江戸時代に「上見て暮らすな、下見て暮らせ」と権力者が農民に呼びかけたのとどう違うのだろうか。
物より心ということは否定しない。
だけどその心のありようは国民の側が決めるもので、国家や権力が上からどうこういうのはおかしい。
悪い冗談かもしれないけど、そのうち「教育再生会議」とかでGNHの考え方を学校教育に取り入れろなんてことをいいだす委員がでるかもしれない。
貧しいからといって国や社会に不満をもってはいけない。








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最終更新日  2008年01月02日 18時34分39秒
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Re:GNH~グロスナショナルハッピネス(1/2)   
陳澤民  さん
たしかに、眉に唾をつけて聞くべきですね。
精神、心には絶対という基準はありません。
それをエライ人が『善導精神』で何やかやと言い出すと、碌なことはないですね。
もっと困るのは、すぐそれに追随して、提灯をふるアホがいることです。 (2008年01月02日 13時16分11秒)

Re[1]:GNH~グロスナショナルハッピネス(1/2)(01/02)  
七詩  さん
陳澤民さん
心には絶対的基準はないですし、ましてや上から決めるようなものでもない。以前よく「国民運動」というのがありましたが、あれも特定の価値観や生活態度を政府がよびかけるような話で「余計なお世話」でしたね。 (2008年01月02日 21時21分17秒)

一理あるかも  
しろたん0606 さん
話が外れたらすみません(-.-;)
家に約40年前の大分国体の写真がありますが…
幸せそうなんですよねー…何か、子供とか鼻垂らしたりしてるんだけどきらきらしてて…
幸せと物質は必ずしも比例しないってのも一理あるかなと。
まぁそれをインフラ整備しない言い訳にしちゃいけませんけどね。
政府は最低限の整備はしなくちゃいけません。
が、アメリカに代表される即物的な現世利益の物質優先主義では早晩立ち行かなくなるのは明らかですし…
日本も「豊か」という言葉の指す所が変わって来ている気がします。
物だらけの片付いてない部屋の中でまだ新しい物を欲しがってる。
三丁目の夕日とか、懐かしい時代の作品が流行るのも立ち行かなくなりつつある昨今の裏返しかもしれませんね。 (2008年01月02日 21時23分53秒)

Re:一理あるかも(01/02)  
七詩  さん
しろたん0606さん
それはそうですね。ただ、その価値観は一人ひとりの個人が決めるもので政府や行政が上から旗振るようなものではない。
30年代がかがやいてみえるとしたらそれは「共同体」があったからでしょう。多くの人は農村から都市にでて来ていて、農村にはいつでも歓迎してくれる親族がいた。正月には祖父母や従兄弟とこたつを囲んで雑煮やみかんを食べたりした。
近所は近所で地域のつながりがあって向こう三軒両隣とぶつかったり仲良くしたりの人間模様があった。「バスどおり裏」や「水道完備ガス見込み」の世界です。
会社は会社で擬似家族のようなつながりがあった。自分の会社は「わが社」で社長は「うちのオヤジ」。会社がつぶれでもしない限り、突然辞職を強要される心配もなかった。
(2008年01月03日 08時08分34秒)

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