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2014年01月19日
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難病、記憶喪失、交通事故…と韓国ドラマにはだいたいこの三つが物語の鍵になるものが多いが「カインとアベル」もこの三つがちゃんと入っている。そしてまた、主人公達のドラマの背景に親世代の物語があるというのも、あの冬ソナをはじめとして多くの韓国ドラマの特徴だが、「カインとアベル」にも、やはり親世代の事情が背景にある。
ドラマの冒頭からいきなり主人公が砂漠で銃撃されるところから始まるが、これは「グリーンローズ」と同様、退屈しがちで説明的な導入部はあとまわしにして、いきなりピンチの場面を見せて、その後、回想で説明するというパターンである。主人公は天才医師で、中国で拉致襲撃され、記憶喪失になって脱北者として韓国に戻った後、記憶を取り戻しながら拉致襲撃の復讐をしていくという話である。背景には大病院の相続をめぐる医師兄弟の葛藤があり、「カインとアベル」という表題もそれを暗示する。
物語はジェットコースター展開で、なぜ砂漠で頭を銃撃された主人公が生きているのかなどつっこみどころはたくさんあるのだが、途中からぐいぐい引き込まれて見た。主役のソジソプはビジュアル的にはそれほどよいとも思わないのだが、兄役のシンヒョンジョンとの鬼気迫るくらいの演技対決はものすごい緊迫感であったし、「復活」でもヒロインを演じたハンジミンが今度は素朴な脱北女性の役を演じていてとてもよい。死んだはずの恋人にそっくりな人物の出現(実は死んだと思われた本人)に驚愕するという場面は「復活」にもあったが、そのシチュエーションの違いを見事に演じ分けているあたりは単なる容姿がうりの女優ではないだろう。
つっこみどころもあり、荒唐無稽なところのあるドラマに説得力を与えるのは俳優の演技力だ。
小生としては愛された弟よりも、父にも女性にも神(運命)にも愛されなかった兄の方に最初から最後までシンパシーを感じた。

日本のドラマは…というほど日本のドラマをみているわけではないが、荒唐無稽といってもよいジェットコースター型のストーリー展開は韓国ドラマの特徴なのかもしれない。そしてまた、本作も主人公は天才医師という設定だが、主人公も平凡でちょっと情けないと言ったタイプよりも、常人よりもはるかに優れた人物が好まれるようだ。そういえば半島の人気物語「春香伝」でもヒロインが才色兼備なのはもちろん、男性主人公も科挙首席合格の秀才であった。
日本ではそういうのはあまり人気が出そうにない。






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最終更新日  2014年01月20日 00時29分12秒
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