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人口減少社会は同時に高齢者の比率の高い高齢社会でもある。一億総活躍という掛け声がなくとも、働く高齢者は増えている。とくに65歳以上の高齢女性の就業者の増加が著しいという。介護、福祉だけではなく、小売でも、元気であれば女性の方が障壁の低い業種が多いのかもしれない。高齢者が加害者となる交通事故も問題視されているが、生活のために働かざるを得ない高齢者の事故というものもあるのではないか。単に免許返納を促せばよいというものでもない。
東京都ではマスゾエ知事が辞任し、小池都知事が誕生した。それに伴いオリンピック費用の問題が噴出してきたのも印象的だ。当初のみつもりよりも、1.5倍とか、せいぜい2倍になるとかならまだわかるけど、10倍以上に膨らむとはどういうことなのだろうか。費用のかからない五輪だというので、都民も賛同したのであって、兆単位の金がかかるとなると、五輪の開催自体を見直すということも選択肢なのではないか。閉会式では安倍マリオは都知事よりも目立っていたし、国には五輪担当大臣までおかれ、実行委員会には財界人や元官僚も名を連ねている。これで国が金を出さないというのも変だし、かといって、東京以外の道府県民にしてみれば開催を決めたのは東京ではないかという意見もあるだろう。それにしても実行委員長には元総理が座っているが、なぜ、この人が実行委員長なのかどうしてもわからない。レガシーだのアスリートファーストだのを金科玉条にして湯水のように税金が使われてはたまらない。
事件ではやはり相模原の障害者施設で起きた殺傷事件が印象に残った。犯人は20代の青年で、実際に施設職員として重度障害者の世話を行なってきた人物であった。事件を契機に措置入院制度の見直しなども検討されているというが、犯人にとっては、福祉施設を解雇された後、措置入院の処置をとられたことが、逆に犯行の引き金になったというような気がしてならない。措置入院後の援助、というか監視を強めることが、こうした事件の防止に役立つという気はあまりしない。それよりも、この事件には、老人福祉施設での入所者投げ落とし事件や、真相は不明だが終末期医療現場での点滴殺人と、同質の背景があるのではないか。
以上、おもいつくままに書いてみたが、高齢化、格差拡大、マスコミの影響力低下など、今までもあった傾向がより鮮明になった一年であったように思う。来るべき年が希望に満ちた幸多いものであるように、心より願っている。
どうかみなさまよいお年を…。