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ただその先が違う。ネタバレになるが、立派な青年に成長した息子が実は…主人公の子供だったということになっており、こうなると、最大の復讐をやったのは主人公ではなく、その恋人だったのではないか。主人公を陥れた仇の一人である恋敵は傲慢な貴族で剣の名手と改変されており、最後はこの手の映画のお約束のチャンバラシーンで主人公に敗れるのだが、なんかこちらの方が気の毒にみえてくる。
本では主人公が三人の仇を追い詰めていくあたりが面白いのだが、映画ではこのあたりはでてこない。やはり連続ドラマくらいの分量がないと無理なのだろう。現代日本に舞台を置き換えたドラマ版は、このあたりうまく原作の筋をとりこんでいるようで、こちらもみてみたい。
それにしても、この物語に限らず有名な原作で、映画やドラマがあると、原作をよまずに、もともとこういう話だったと思う人もいるのかもしれない。今もあるかどうかわからないが、かつては大人向けの名作を小学校高学年くらい向けにリライトした本がよくあった。その多くは後で読んでみると全く印象が違った。「こういうものだ」と思って読まずにきたものも原作を本で読むと意外におもしろいということはよくあるのかもしれない。
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