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それは一昨日の、まもなく4時になろうかという時だった。
いつもならとっくに学校から帰っている頃なのに…と少々気にかけ始めた時、タイミングよく帰宅してきたしょうやん。
「今日、帰りが遅くなったのには理由があるのさ。」私が聞こうと思っていた矢先に先回りされたのだ。
「下校途中でさ、スッゴイ喧嘩が始まってさ!大変だったさ!」としょうやん。
「えっ、しょうやんも喧嘩したの?」
「ん~、よくわからないけど…、男子3人が激しい殴り合いになって、女子と一緒に喧嘩を止めようとしたんだけど全然言うことを聞かないんだよ」少々興奮気味のしょうやん。
「で、だれか怪我とかしなかったの?」と聞いてみると
「…多分」としょうやん。
「何で喧嘩になったの?」
「それがさぁ、A君が今日遊べる?って聞いてきたとき、最初、みんな遊べるって答えたんだけど、しょうやんはそろばん教室に行かなくてはいけないことを思い出して遊びをキャンセルしたんだ。そしてB君もキャンセルしたら、A君が激しく怒り出したんだよ。そしていつの間にか、A君がC君を攻撃して、だんだん激しくなってきて、最後には3人とも大喧嘩さ。」
(この日は同じ学年の男子4人、女子3人が一緒に帰っていたらしい)
「何で?、遊べないって言ったのはしょうやんとB君でしょ?なのになんでC君が攻撃されるわけよ?」原因はしょうやんでは?と思い、納得がいかなかった。
「そうなんだけどさ、なんだか分からないのさ!C君もかなり激しく戦っていたさ。でもC君は途中から怒ったように、ドンドンと足音をたてながら先に行ってしまったのさ」
と、とりあえず喧嘩の一件を聞いたのだが、この時は喧嘩が少々行き過ぎたのかななんて思っていただけだった。
翌朝、B君のお母さんから昨日の一件の話があった。しょうやんは、B君と一緒に登校しているのだ。
「ねぇ、昨日のこと聞いてる?」とB君のお母さん。
「あっ、何か喧嘩したみたいですね」と私。
「やっぱり~、昨日C君、大泣きして家に帰ったらしいの。うちの子がA君に殴れだの蹴れだの言われて、やっちゃったみたいで。しょうやん君はその様子を見ていたらしいから…」とB君のお母さんは不安そうな表情を見せた。
私はしょうやんから聞いたことをそのままB君のお母さんに伝えた。
そして今朝、C君のお母さんから電話があった。やはり、一昨日の喧嘩の件だった。C君としょうやんは同じクラスで、時々遊びに行ったりしていたのだ。C君のお母さんもそばで見ていたしょうやんから何か聞いていないかと尋ねられた。
C君が泣きながら帰って来て、一件をC君から聞き出したのだが、分からない部分が多く、また喧嘩の内容も過激すぎて学校側からも注意を促して欲しいということで、担任の先生に報告されたらしい。さっそく昨日、A君の担任の先生と、C君の担任の先生を交えて、A君とC君で話し合いが持たれたらしい。その詳細はC君の連絡帳に書かれていたそうだ。
C君のお母さんの話では、しょうやんの話の通り激しい喧嘩だったようで、C君は相手の攻撃により、崖から半分くらい落ちたらしい。(しょうやんはそんなことを言っていなかったのだ) A君とC君は1・2年の時に同じクラスでよく遊びに来ていたけれど、怒り出すとC君のお母さんが見ている目の前で、やはり激しいパンチをするのだとか。C君のお母さんは溜まっていた思いを私に話して、少しすっきりした様子で最後は穏やかに電話を切られた。
平和主義のしょうやんだが…こういう時どうすればいいのだろう…。
危険な喧嘩が始まったら、やはり止めるなり、近所の人の助けを求めるなり、何かをしなくては大変なことになってしまう。そのことを、どう教えればいいのか…難しい問題である。