東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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聖書預言@ Re:説教要約 1266(08/08) 『JDファラグ聖書預言』でネット検索すれ…
2007.05.10
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「真理に基づく愛(1)」

                     ヨハネの手紙、第二、1~13節

 新約聖書の原語であるギリシャ語には、愛と訳される言葉が4つ
あります。エロース(恋愛、夫婦愛)、ストルゲー(情愛、肉親愛)、
フィリア(友愛、朋友愛)、アガペー(聖愛、神的愛)です。前者
の3つの愛は、真理とは関係なく、相手を好きになることですが、
アガペーは、真理に基づく愛です。そこで聖書が教えている真の愛
(アガペー)について考えてみましょう。

一、愛と真理(1~3節)――真の愛(アガペー)は「好き
になること」ではありません


 「好き」とは、好みとか嗜好ということであり、理論や理屈に関
係なく、またその対象の善悪や正邪や美醜を問わず、ともかく自分
の心に適い、気に入りさえすればよいものです。それは「蓼食う虫
もすきずき」という諺によく表われています。この「好み」は、神
と真理に基づくものではなく、それらと何の関係もないものです。

 聖書が教えている愛は、好きとか好みとか嗜好ということには全
く関係がありません。それは、「真(まこと)をもて汝らを愛す」
(1節、文語訳)と記されているように真理をもって愛することで
す。言い換えれば「愛は……不正を喜ばずに真理を喜びます」(第
一コリント13章6節)とあるように、相手の不正を喜ばず、その
人の真理を喜ぶ愛です。

 ですから好きであるから愛していると思ったり、嫌いであるから
愛していないなどと考えてはなりません。好きであっても愛してい
ないことや、また反対に嫌いであっても愛していることはあり得る
のです。私たちは、すべての人を好きになる必要はありませんし、
また好きになってはならない人々も大ぜいいます。しかしすべての
人を真理をもって愛さなければなりません。

 もし私たちが好みによって人を愛するなら、自分の好みにあって
いる人の言葉には、間違っていても聞き従い、反対に自分の好みに
あっていない人の言葉には、真理であっても聞き従わないという罪
に陥ってしまうでしょう。

二、愛と戒め(4~6節)――真の愛(アガペー)は「感情
が高まること」ではありません


 私たちは、ある人々に対して、かわいそうに感じたり、哀れで、
慕わしい感情の高まりがあったりしたので、愛があると思ったり、
反対に何の感情の高まりもないので、愛がないと考えたりしてはな
りません。

 真の「愛とは、御父の命令に従って歩むことで」す(6節)。
それは、第一に神とその戒め(命令)を知ろうとする知性的なも
のであり、第二にその戒め(命令)に従おうとする意志的なもの
です。その当然の結果として、「私は、みこころを行うことを喜
びとします」(詩篇40篇8節)とあるように、神を知り、神の
戒め(命令)に従う喜びや感情が伴うことでしょう。

 ですから「神を知る知識」(コロサイ1章10節)と、その神の
戒め(命令)に従う意志が先行しない単なる感情の高まりは、決
して真の愛ではないのです。

三、愛と反キリスト(7~11節)――真の愛(アガペー)
は「八方美人になる」ことではありません


 愛は、清濁併せ飲んだり、すべての人に賛成したり、御機嫌を
とったり、へつらったりして、すべての人の味方になることでは
ありません。イエスは「あなたがたは、神にも仕え、また富にも
仕えるということはできません」と言われ(マタイ6章24節)、
ヤコブも「世を愛することは神に敵することである」(ヤコブ4
章4節)と述べています。

 この世は、神と悪魔、正義と不義の決戦場であり、人間はどち
らかに属さなければならず、中立は許されません。私たちは、真
理に属する者として罪と世と悪魔に敵対し、旗幟を鮮明にしなけ
れば、決して真の愛を持つ者ではないのです。

 愛の使徒ヨハネは、この夫人に対して偽教師を「家に受け入れ
てはいけません」と警告しています(10節)。これを私たちに当
てはめるなら、「罪を憎んで人を憎まず」という言葉のように、
私たちは人を憎んではなりませんが、真理に属する者として、あ
くまでも罪を憎んでいることを何らかの言葉や態度で示さなけれ
ばならないことを教えています。

 しかし、この真理に基づき、神の戒め(命令)に従い、旗幟を
鮮明にする愛は、ただ信仰と聖霊によって与えられるのです。





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Last updated  2007.05.11 08:31:32
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