青い空 と 風が吹く場所

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2007.09.03
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 アメリカ・ラスベガスに到着後20時間、インペリアルパレスHでテキーラサンライズを飲みながらカジノに興じ、あっという間に100ドルすってしまった。ルーレットのディーラーと会話をしながら、バニーガールが無料で持ってくるお酒でいい気分になってしまう。トランクが届いた安心感もあり、チップを上げながらテキーラサンライズばかり飲んでいた。
 初日でラスベガスにいると、お金がすぐになくなるので、こればかりは避けたかった・・・
 日本から多めに700ドルを換金して所持しているが、これからの旅行を考えると、初日でホテル代と賭け金で150ドルの使用は予定外であった。 アルコールが周り、部屋で眠り煮に付いた後、睡眠時間6時間で起床。熱いシャワーを浴びる。ラスベガスのホテルは、カジノで儲けを出している為、泊まる料金は比較的安い。ドリンクもバニーガールから貰えば、チップのみで済む。相棒も200ドルすっていたみたいだ・・・
 気持を切り替え、朝の3時まだ真っ暗な中、ホテルをチェックアウトする。車に荷物と買込んだ水を積み込み、車を持ってきたボウイにチップを渡す。「モンキーマジック」のアルバムを流しながら、ストリップに出る。深夜の為、車の台数は少ないが、眠らない街ラスベガスだけあり、街中はネオンで明るい。昼間のストリップは大渋滞でゆっくりしか進めない。
ストリップからトレジャーアイランドHを左折し、ルート15に入る。
 アメリカのハイウェーは制限速度70マイル(時速110キロ)ぐらいであるが、車の台数が少ない時間帯は、スピードを上げて走っていくのが当たり前のようだ。ラスベガスから遠のくと砂漠の真ん中、漆黒の闇に解けるように車のライトが吸込まれる方向に進んでゆく。
 カーナビは無い為、いつも地図を助手席の相棒に見てもらい旅をしている。ラスベガスから北上し、セントジョージを経由しセダーシティに向かう。荒野やウエスタンという言葉が似合う道を走り続け朝の6時にセダーシティに到着する。
 田舎の町だ・・・ハイウェーを降りるとすぐにガソリンスタンドが在った為、給油並びに朝食の為、車を停める。アメリカではコンビニエンスストアーとはガソリンスタンド併設が当たり前なのだ。20ドルで給油し、暖かいコーヒーを飲む。現金を先払いして、セルフで給油するのがこちらでの私の習慣。朝日が昇り始め、青紫の空が白んでくる。 

 ルート14が突き当たるとルート89に合流する。更に北上を進め、ブライスキャニオン国立公園があるふもとの街へ、ハイウェーとは違う田舎道が果てしなく続く・・・荒々しい岩がそびえる中、レッドキャニオンをスルーし、ブライスという町に着いたのは9時ぐらいで在った。 国立公園ゲートで1週間40ドルのフリーパスを購入する。これで、旅で立ち寄った国立公園の入場料はカードを見せるだけで済む。 
 ブライスキャニオンの頂まで車を進める。曲がりくねった道の先、標高3000メートに達しようかというところに、レインボーポイントがある。 風化で出来たそびえる岩々を眺めながら、トレッキングに出る。2マイルぐらいのハイキングだ。 何億年もの地層が風により削られ、神秘的なモニュメントを形成する。色合いも様々だ。高いところから見渡す大地は果てしなく、ようやく旅の気分も盛り上がってくる。昨年は、道に迷ったりして、トレッキングが出来なかったが、今年はゆっくりと山道を歩く。松ぼっくりが日本の2倍はある大きさで転がっている。朝の緑の香りが清々しい・・・ 
 様々なブライスキャニオンのビューポイントを眺めながら昼に近づくと、大粒の雨が降ってくる夕立だ・・・一旦、ブライスの町に戻り、昼食を取ることにする。ガソリンスタンドで給油20ドルをしたあと、観光センターでV8と言う野菜ジュースとサンドイッチを購入する。
 V8はアメリカのフレッシュジュースの定番だが、この野菜ジュースのスパイシーHOTが大好きだ。日本では結して飲めない味である。13時を過ぎる頃には雨も上がり、再びトレッキングへ。ゲートをくぐる際に陽気なアメリカ人によい旅をと決まりの台詞を言われる。
 ブライスポイント・インスピレーションポイントで雨上がりの少し湿気をはらんだ風を全身に感じる。 この場所をアノ人にも見せたいなんて考えながら、風をあおぎ、自然の中に意識が溶け込んでいくのを感じた。ココにもナボホ族の歩んできた歴史があり、ナバホ族が崇拝する自然の神の姿があった。
 ブライスキャニオンを堪能し、ルート89へ戻る途中、レッドキャニオンの渓谷がある。岩山を開拓してきた西部の歴史が残る。赤い土壌の場所だ。相棒曰く、「いいそびえっぷりだ!」と言わしめんばかりの、荒々しい岩が空を求めてそびえ立っている。岩をくりぬいた道など、車を何度も停めながら、ルート89へ。
 今日の宿泊ポイント カナブという町を目指す。昨年迷ってたどりついた町。グランドキャニオンの北やザイオン国立公園・ブライスキャニオン国立公園に行くにはこの町を基点にした方がよいだろう。昨年泊まったモーテルにチェックインする。女の主は去年と変わらず笑顔で迎えてくれた。 モーテルから車ですぐの所にガソリンスタンドとウエンディーズがある。
そこでバドワイザーとハンバーガのみを購入し、宿に戻る。日本から持参した、やきとりの缶詰とハンバーガーで今日一日のドライブ旅行の無事に感謝し乾杯をする。テレビではスペインのサッカー中継が流れている。明日も朝早くに出るので、9時には眠りに付いた。 カナブの街から見上げる星空は、オリオン座が光強く印象的であった。 相棒はビールを4本空け、すでに眠りについていた・・・

                          「風の吹く場所を求めて・・・」





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Last updated  2007.09.17 09:58:02 コメントを書く
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