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今回のキャンプで一番不安だった部分は火付けだ。

これまで、キャンプ部では設営を担当していたため、火付けに関してはキャンプ部メンバーに着いていったという印象があった。

つまり、火付けを一人で成功したという体験がないため、未だにこの部分がひっかかり自立したキャンパーだという意識が芽生えない要因となっていた。

故に、自分をモラトリアムキャンパーと称す一因になっている。

前回キャンプでは、キャンプメンバー全員の継ぎ木をしてファイヤースターターのみで火付けをして焚火の楽しさに気づいた!

また、同時に上手く火を維持できない悔しさも覚え、キャンプ後に焚火のやり方について学び、前回より焚火の知識は十分な状態で今回のキャンプに臨むことができた。

ただ、ここで一つのジレンマがあった。

それは、キャンプはキャンプ経験者による知識の披露の場にしないことだった。

ましてや、キャンプ初心者の人にブッシュクラフトを押しつけ、火付けに手間取ってる姿を見せたら



そのため、調理に必要な火は必要最低限の手段で火がつくように準備して行った。

最初の火付けは、バーナーとチャコールスターターで行った。

バーナーの火力は安定しているため、炭への火付けは容易であった。

しかし、バーナーは高出力であるが火口が狭いため、面ではなく点で炭を熱するため時間がかかり効率が悪い。

やはり、薪がほしい。

薪で得られる焚火での安定火力がほしい。

メンバーはこの時点で薪で焚火をすることにも好意的であった。

そのため、急遽薪を使用しての火付けに変更した。

前回、キャンプの反省点を踏まえて、薪は予め大中小に仕分けした。

小さめな薪が全体的に少ない印象を受けたので、モーラナイフを使ってバドニングを行った。

薪の並べ方は逆V字に配置し、V字の開口部に枯草や枝や藁などをいれた。



しかし、ここで一つ問題が発生した。

充填式のガストーチを使用していたのだが、充填口とガス缶の形状が合わない。

つまり、ガストーチが使えないのだ。

ここで、ライターという選択肢もあったが遊び心で5〜10分くらいはファイヤースターターをチャレンジしても良いかなと思った。

俺はファイヤースターターを取り出し、着火点に一枚のティッシュを用意した。



それを見ていた友人が、「面白そうやらして」というので渡した。

最初、友人は火花を出すのもやっとな状態で、たぶん着かないだろうな〜と思いながら、車に荷物を取りに行った。

車から荷物を取り戻ると「着いたよ」と嬉しそうに友人が言った。

見ると、火は大きくなりV字の中心部の火は周囲の薪に安定した火力を提供していた。

俺は、「これからが勝負だよ。」と言い継ぎ木を怠らないように火を育てた。

火を育てる時は、予めバドニングで仕分けしていたこともあり、思ったより容易だった。

もちろん、朝露の影響などなく湿気がない中でのコンディションもプラスに働いたことは言うまでもない。

まさかの思わぬ形での火付けに俺も驚きを隠せなかった。

また、火付けの事前準備や舞台装置が機能したことは素直に嬉しかった。

前回、キャンプ後からの勉強が無駄じゃなかったんだなと思った。

それと、同時にまたしても最初の火付けを逃したので、まるでテストで94点を取ったような気分だった。

あと、ちょいで100点。

だけど、火付けに成功した友人にはファイヤースターターの魅力が十分に伝わったようで、その点にはキャンプ伝道者としては大満足できた。

結局、日中は友人がつけた火を絶やすことなく、過ごすことができ、火付けにはほぼ満足の結果となった。

セルフ反省会(2日目火付け)に続く。





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Last updated  2019年11月07日 08時06分23秒
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