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中学3年生の頃、ボクたちのブームは、喫茶店でコーヒーとシナモントーストを食べることだった。30年以上も前の事なので、当時としてはかなり生意気な中学生だったといえる。家の近くに「ロ・アール」という喫茶店があった。夫婦で店をやっていて、旦那さんがマスター、奥さんが接客をしていた。この夫婦がまた何とも言えない味をだしていて、微笑ましかった。客がいても平気で夫婦げんかが始まることもしばしばだった。マスターは殆どしゃべらない寡黙な人だった。中学生が茶店に出入りして、生意気だ! って感じで、いつも睨みをきかせていた。奥さんは愛想がよくて、いつも微笑みかけてくれる。そんな家庭的で、どこにでもある街の喫茶店だった。サイフォンで入れるコーヒーが、インスタントになれたボクの口にはとても新鮮でまるで違う飲み物のように思えるほど、美味しく感じたのを今でもハッキリと覚えている。その店のブレンドは、モカをベースにした少し酸味と苦味のまじりあった当時としては珍しいブレンドだった。マスターが豆のブレンドをしているのをこっそりと覗いて、大体の配分を覚え、ストレートの豆を何種類か買って帰り、自分でブレンドをして楽しんでいた。食パンもパン屋さんに頼んで、焼きたての一本(3斤分)を購入して、喫茶店と同じように厚切りにし、自分でシナモントーストを作って食べるのが、日曜日の朝の楽しみだった。今から思うと、結構生活を楽しんでいた気がする。インターネットも携帯もない時代でも、情報はしっかりキャッチして自分なりに工夫したりしていた気がするのだ。そういえば、当時食べた焼きたてのバケットの美味しかったこと!その味以上のバケットを未だに食べていない。クラシックが流れる喫茶店でコーヒーとシナモントースト。音楽の趣味が少し広がった時代だった。
December 22, 2006
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最近昼のワイドショウなどでもクラシック音楽を取り上げているのが多くなっている。これは「のだめ」効果なのでしょうかね。マンガで人気の「のだめカンタービレ」のドラマ化で、マンガではリアリティのなかったクラシックの楽曲が、画面の中で実際に流れることにより、その親しみやすさが身近に感じられたのだという事でしょう。理由はどうあれ、クラシックに興味を持つことは悪いことではないわけで、それによる効果は期待できそうです。マンガの中では、それぞれの曲は具現化されていないだろう。読む者の心の中で勝手に奏でられる旋律は、それぞれの心の中で思いのままに流れている。それがドラマの中では、それは実際の楽曲として見る者の五感に作用する何かとしてそこに現れるのかもしれない。全ては些細なきっかけから始まり、深まりはそれぞれが自由に色づけていけばいい。どれだけ色づけに時間を掛けるかによって、その味わいはより深い色合いを形作っていくという事だろう。といったご託を並べても、あまり意味がないのかも知れない。楽しむ心があれば、何かが始まり、何かが変わる。きっとそれだけでも、十分なんだ。
December 18, 2006
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何気なくテレビをNHKにすると、何処かで聞いたことがある「詩」が聞こえてきた。Do not stand at my grave and weep,I am not there, I do not sleep.I am a thousand winds that blow;I am the diamond glints on snow.I am the sunlight on ripened grain;I am the gentle autumn’s rain.When you awake in the morning hush,I am the swift uplifting rush Of quiet birds encircling flightI am the soft starshine at nightDo not stand at my grave and cry.I am not there; I did not die(訳は「千の風になって」で検索していただくと色々でてきます)追悼の場面でよく読まれる詩だ。この詩を巡る旅を木村多江さんがすると言う構成だ。彼女自身の体験とオーバーラップさせつつ、アメリカからイギリス・アイルランドへ。現地の人たちとのふれ合いの中で、それぞれの「千の風になって」を感じ取る。この詩は、アメリカの先住民の女性が作ったといわれているそうですが、アイルランドでもいいつたえられていたり、作者不明とされていたり、ホントの所はどうなんでしょうね。スーザン・オズボーンが歌う「千の風にになって」キャサリン・ジェンキンスの歌う「千の風になって」リベラと言う少年合唱団が歌う「千の風になって」(「いつもあなたのそばにいるから/Do not stand at my grave and weep」という曲名)曲はそれぞれ違いますが、詩は同じだそうです。番組の音もいい感じでした。心に残る曲と詩です。タイムドメインで聴くと格別です。色々な人に影を落とした色々な出来事。受け止める力をもらえそうです。
December 17, 2006
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