窓の外へ

窓の外へ

2009年12月26日
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カテゴリ: 音楽
先日オルガニストさんのピアノを、遠くからちょこっと小耳にはさむ機会がありました。
まるでそれはアップライトピアノの音ではなく、壮大なオルガンでした。
全ての声部がはっきりと立体的に聴こえ、ピアノの音かと思うほどそれぞれの音が伸びていました。
「楽器」というものは、演奏者のイメージを伝える「道具」であるのだなあ、とつくづく感じました。

それと同時に、岡本佳津子先生の「ルスカヤ」を思い出しました。
岡本先生は、私の通っているカルチャーのバレエ教室の本部、井上バレエ団の代表で、日本を代表するバレリーナのひとりです。
その時たまたま岡本先生とお話しする機会ができて、「発表会は何を踊るの?」と聞かれ、「ルスカヤです。」と答えたら、「ルスカヤね。」とおっしゃり、ほんの4小節くらいを口ずさみながら、何気なく「ルスカヤ」の動きをされたのですが、その瞬間、時間も空間もすべてが変化して、ロシアの、天井の高い、きらびやかな宮殿と、着飾った人々、そういったたくさんのものがいきなり私の中にイメージされて出来上がりました。実物の先生はジャージに近い格好なのに…。

アーティストの創り出す世界というものは、つくづく凄いものだなあと思いました。
見えないものまで見せてしまう力、聞こえるはずのないものまで聴かせてしまう力、まるで魔法のようです。

「人間」というのは、どこまでも創り出すことのできる、すごい存在だなあと思います。





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最終更新日  2009年12月26日 15時02分46秒
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