登山口の駐車場には登山ポストと立派な山小屋風の小屋があり、屋内には山の歴史や花の写真、今西錦司氏の足跡などが紹介されていた。下りに使った三高尾根の三高と言う名前は京都大学の前身である三高山岳部に由来している。歴史を感じさせる名前である。
この小屋は、長浜市木之本町杉野で横山岳の登山道の整備や管理などに取り組む住民団体(杉野山の会)が、横山岳の白谷登山口に建設した山小屋であることが紹介されていた。帰ってから調べると2010年の建設とある。
http://ameblo.jp/my-you/entry-10663420517.html
杉野山の会の熱意に感謝すると共に、こうした努力が日本の山を愛する人々の力となっているのだと思った。
登山ポストの可愛い扉を開けると、入山届の用紙とコースの概略図が整然と用意されていた。これで少し安心できた。コースの表記時間から白谷本流コースを登って、下山は三高尾根を使うことにした。案内を読むと東尾根コースも魅力的な様子であった。次回、山スキーで来るときは東尾根コースを使うことにしよう。でも、お花が綺麗な山と紹介されているので、今の春の時期が最も良いようである。
白谷本流コースには経ノ滝や五銚子ノ滝を経て横山岳西峰に至ると表記されていたので、滝見物が楽しみであった。しかし、道には残雪が多く残っていて運動靴では歩き辛かった。結構な難コースに感じたが、五銚子ノ滝の高巻きにはロープが設置されていたので助けられた。駐車場にはマイクロバスなど十数台の車があったが、頂上に人影はなかった。少し遅い時間であったので登山中、人には会わなかった。下山は三高尾根から鳥越峠に降りた。急峻な下りで滑りやすく、こちらにもお助けロープがたくさん設置されていた。
ところで山小屋内の掲示物を読むと横山神社があったと図示されていた。山岳霊場の山としての歴史があるのである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%AA%E5%B1%B1%E5%B2%B3
帰ってから調べるといろいろな報告が目についた。写真など丁寧に紹介されていた。動画も良かった。https://www.youtube.com/watch?v=--yiuI-OTM0