今年は正月明けまで、積雪が少なかったが1月半ばから雪が多くなった。4月に入っても寒い日が続いたり温くなったりと寒暖の変化も大きかった。昨年、三方岩岳(1736m)に山スキーに出かけたが、雪が少なく苦労した。そこで今年はリベンジすることにした。昨年より半月遅いが、ゲート入り口の残雪は1メートルほど、雪の豊富さがよく分かる。
山スキー仲間のM.Kさん、山スキーが初めての A.Mが一緒した。前日遅くに白川郷ホワイトロード料金所まで行って仮眠。
翌早朝、昨年通りのコースで尾根に上がったが、天気がよく眺めは素晴らしい。さらに尾根上をシールで登るとホワイトロードと合流する所に出た。すべて昨年と同じコースなので気が楽である。
山スキーに慣れていないA.Mさんのことを考えて、M.Kさんの判断で、2人は1586.3m地点にて行動を終了することにした。こちらは天気が良く、時間に余裕もあったので、三方岩岳を目指すことにする。私たちも昨年は1586mのピークで断念しているので気負いと嬉しさが沸いてくる。一旦下ってから、正面に見る三方岩岳の岩の姿は素晴らしい。懐かしい野谷荘司山へ続く稜線もよく見える。
頂上手前のトラバースを心配していたが、雪が緩んでいるのでエッジが取りやすく安心できた。先行者がトレースしたところを辿らせてもらった。頂上に登ると達成感が沸いてきた。気持ちの持ちようで眺める山の景色も違ってくる。
下山は白山白川郷ホワイトロードと合流する所までは快適に滑れたが、徐々に木々が増え、ブナ林の樹木下が大きく抉れてツリーホールができているので、コース取りを慎重に行う。
帰りの道中は白川郷から156号線を南下し、大白川温泉しらみずの湯に寄って帰った。のどかな満足できる楽しい山スキーと温泉であった。


