あま野球日記@大学野球

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2008.01.05
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カテゴリ: サッカー
サッカーをナマ観戦したのは10数年ぶりのことだ。


高校サッカー準々決勝、遠野高(岩手)-高川学園高
(山口)。



岩手はボクの故郷、しかも昨年は岩手代表の
盛岡商高が全国制覇をしている。ラグビーでは盛岡工高
がすでに敗退したため、あまり興味のないサッカーでは
あるけれど、遠野高選手たちを応援するため、勇んで
さいたま駒場スタジアムに出かけた。




試合開始から防戦一方の遠野。たまにカウンターで敵陣
に攻め入るものの、中盤から相手ゴールまでが遠い。
高川学園のディフェンスが常に5~6人いるのに、遠野
の選手は3人ほどが敵陣にいるだけでは、なかなかパス
がつながらない。結局、偶然に頼るように中盤から長い
パスを蹴り上げるしか術がない。


遠野、何度も何度もピンチを凌いだものの2点を失い、
0-2で敗戦。国立競技場には、もう一歩のところで届か
なかったしょんぼり


高川学園、強豪と聞いていたが、ボクにはその校名は
まるで記憶にない。旧校名が多々良学園と聞いて、初めて
合点がいった。確かにパスの精度の高さなど、残念ながら
遠野より上手だったように思う。




遠野高のある遠野市といえば民話 『遠野物語』 と、そこに
登場する河童が有名。


先日、日刊ゲンダイにコラムを連載している作家・ 五木寛之
氏が民族学者・ 柳田國男 氏の著書『遠野物語』について
書いていたことを思い出した。


そもそも遠野地方に語り継がれていた民間伝承を、柳田國男
氏が筆録したのが『遠野物語』。だが、柳田氏があまりに
優れた文章でもって昇華させた完成度の高い作品であるため、
それまで語り継がれきた自由度や雑多性がなくなり、逆に
住民たちの手から離れてしまう矛盾を残してしまったと書いて
いて、ボクにはとても興味深かった。




試合終了後、高川学園高・ 白井三津雄 監督の表情を見た。
白髪だらけの頭髪と、クチのまわりに伸び放題の白い無精髭。
それはまさに『遠野物語』のような民話に登場しそうな人物の
容姿で、白井さんが遠野高の監督だったなら、マスコミ向けに
格好の話題が提供できたのに・・・なんて思ったりして・・・


※写真は、遠野高が敗退して肩を落として帰途につく河童クン。




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Last updated  2008.01.05 19:33:34
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