いたので、投げられてよかった」と話したが、目立ったのが松中のバット。両左腕
から二塁打を放ち、「うちのエース2人ですから。調整段階とはいえ、いい練習に
なりました」と気をよくしていた。(時事通信)
松中信彦
、現役選手唯一の三冠王経験者ながら、「短期決戦に弱い」とか様々な
風評が広まったこともある。ボクが松中のことを一番記憶しているのは、残念ながら
プレーではない。ある時、彼が発したコメントだった。とても的確な内容で、ボクには
とてもインパクトがあった。
それは今からちょうど2年前、2007年1月のことだった。
翌08年に行われる北京五輪に向け、当時の 星野仙一
氏は 「金メダル以外いらない」
と盛んにデモンストレーションを繰り広げていた。
マスコミは星野人気を煽る一方だった最中、松中は冷静に星野ジャパンにクレーム
をつけた。「 勝ち負けよりも、アマの選手にもぜひ国際大会の経験をさせてほしい。
実際に出場してみないとわからない貴重な体験ができ、今後プロやWBCに進むとき
の肥やしになる
」。
松中が言っていたことは「五輪はアマチュアのもの」であり、「勝った負けたは二の次」、
「アマチュアの選手にとって数少ない国際大会の経験の場」であり、「アマチュアの選
手に出場させてほしい」という真っ当な願いだった。
新日鉄君津で社会人野球を経験した、松中ならではの的を射た発言だったし、ボク
は非常に賛同できたものだった。
※エピソード
松中、2007年の有馬記念で1着「マツリダゴッホ」を含む3連単を当てて話題になった。
実はボクも3連単ではないけれど、同じ有馬記念で「マツリダゴッホ」を当てていた。
松中信彦
(八代一高-新日鉄君津)
<八代一高時代>
※現在は秀岳館に校名を改称している。
■チームメイト■
後にプロに進んだ選手はいない。
甲子園に出場した熊本工高・ 塩崎真
(現・オリックス、東洋大中退-新日鉄広畑)。
また、同じく熊本工高の 高波文一
(現・オリックス)が2学年下にいた。
■甲子園のライバル■
甲子園には出場していない。
<余談・・・新日鉄君津時代>
※現在は市民球団「かずさマジック」に改称している。
松中が在籍した当時の監督は、「短所を修正するより長所を伸ばす」指導方針の
應武篤良
氏(現・早稲田大監督)。松中をはじめ 渡辺俊介
(現・ロッテ、國學院
栃木高-國學院大)ら計6人の選手がプロ入りを果たした。
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