「セ、パ両リーグ誕生60周年記念試合・プロ選抜vs
大学日本代表」
。
■結局、スコア1対1の引き分けで終わったこの試合。大学代表にあって唯一の
打点を挙げたのは、法政大の 多木裕史
(1年、坂出高)だった。
6回表、走者を一・三塁に置いて、多木が放った打球はフライとなってふらふらっと
三塁手の後ろに飛んだ。これをショートの 坂本勇人
(光星学院高)が落球(記録は
安打)し、同点に追いつく貴重な1打になった。苦手の守備も3度の守備機会を無難
にこなし、チームに迷惑をかけずに済んだ。 (ホッ!)
多木、打撃はめっぽう評価が高い。今年(2009年)春季リーグ戦では打撃十傑の
堂々6位。1年生ながらベストナイン(ショート)に選出された。ただ守備(特に送球)
には難がある。春季の失策数は5。先輩投手たちからは 「エラー3つまでなら許す」
といわれていたほど。
■ボクは多木の失策で思い出すシーンがある。
それは今年(2009年)6月13日に行われた全日本大学選手権・準決勝の対関西
国際大戦のこと。平凡な遊ゴロを捕球後、多木は(ゲッツーを狙って)二塁に送球
する際、あまりに慎重になりすぎて暴投をしてしまった。慎重を期したあまり身体から
捕球→送球のリズムを完全に奪ってしまったように見えた。
その時点で、この大会3試合で4つ目の失策を記録した多木。顔は青ざめ、大きく肩
で深呼吸を繰り返していた。この多木の送球を見て、テレビ解説をしていた早稲田大・
應武篤良
監督は 「完全に送球病、イップスですね」
と断言していた。
■多木、今秋のリーグ戦の失策数はたったの「2」。 イップス
もどうやら杞憂に終わった
よう。ま、失策のことをいつまでも言っていても仕方がない。守備よりも打撃重視。それ
が多木の真骨頂なのだから。
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